織田3大軍師と恐れられた男〜女性ばかりの戦国時代で種子島で成り上がる 作:焼肉定食
目が覚めると俺、高校二年生の少年。伊藤浩介は戦場にいた
「は?」
もう一度言おう戦場にいた。
「待て。何でだよ。ここはどこだ?ってやばいとりあえず隠れるか。」
そして少年何故か冷静だった。元々冷静に周りを見る性格であるが死の恐怖からかしらないけど逆に冷静になっていた。
……というかこれ本当に戦国時代みたいだなぁ。
回避をしながら周辺を見回す。
僅かに盛り上がっているから多分伏兵がいるのだろう。
家紋を見ると織田家と今川家の戦い。
それも小競り合い程度だろうか。
「……タイムスリップか?いや。俺元々大阪にいたんだけどなぁ。ここどう見ても……愛知の尾張だよなぁ。」
俺はそしてゆっくりと考え
「まぁいっか。面白そうだし。」
考えるのを放棄した。
もう一度言おう。この少年は目が覚めたら戦場にいたはずなのだ。
いたはずなのにもはや順応している
……つーか頭が冴えているな今日。
危機感を覚えていたからか妙に脳を情報が入ってくる
俺は分かっていた。
……逃げる方が死ぬだろうと
そうやって横にそれながら
それならば適当に戦ってとりあえず陣地を捜索するか。
そしてとりあえず俺は適当に切り捨てながら近くの川へ向かう。
旗の形は今川か?
「……ふ〜ん。」
「何しているのでごじゃるか?」
「ん?」
すると忍と思われし人とであう。くノ一なのかわ木の上からその現状を見た。
「ん。なんか知らんけど騒がしいなと思ったら戦場にでくわしたからな。見学しているんだよ。」
「見学でごじゃったか。」
「そう。つーか寝て起きたらな。まぁ旅人だよ。適当に生き延びているな。」
俺はのんびりと見守る
つーか遠目で見ていると女性が兜を被っているな
恐らく女性でも戦に出れるパワレルワールドということなのだろう。
「……今川軍の負けっぽいな。しばらく見ていると地味に押されているし。」
「そうじゃのう。そういえばお主は。」
「伊藤浩介。ただの旅人。まぁ資金が尽きて困っているんだけどな。だからそろそろちゃんと居座ろうと思っていたのだけど。」
俺は適当にごまかす。未来からやってきたとか信用されないだろうしな。
「まぁこれじゃあ織田に仕えた方がいいかな。あんまり待遇は良さそうじゃなさそうだし。」
「ほう。それなら拙者も連れて行ってくれないでごじゃるか?」
「まぁいいけど。何で?」
「実は相方である木下氏流れ弾によって亡くなったのでごじゃる。」
所謂戦死であろう言葉に俺は一瞬目を見開く。
「足軽の木下氏が幹となり、忍びの拙者はその陰に控える宿り木となって力を合わちぇ、ともに出世をはたちょう、そういう約束でごじゃった。」
なるほど。所謂影と光で支え合うってことか。それは幼い頃からの友人関係であるのもそうだ。
「てか、三十文字ぐらいが限界なんだな。」
男が言うとマスクの下で五右衛門の顔がポッと赤くなる。
「う、うるさい。では拙者、ただいまより郎党“川並衆”を率いて伊藤氏にお仕えいたす。」
その言葉を聞き俺は一瞬声が漏れかける。川並衆を率いてということはこいつは蜂須賀五右衛門だろう。即ち木下氏というのは木下藤吉郎。後の豊臣秀吉だ。
「それはありがたい話だが、俺は一文無しで帰る家もない。お給料とかも出せないぞ?」
「それなら織田家につくでこざる。あそこは給料の支払いがいい。」
ふふふ、と五右衛門が忍び笑いを漏らした。
なるほど、そういう利点もあるのか。
するとトコトコと近づき俺の頭を触る。
「伊藤氏の髪の毛を一本いただく。」
五右衛門は俺の頭から髪を一本引き抜くと、胸元から取り出してきた藁人形の中にその髪を詰め込み始めた。
「何してるんだ?」
「我が宿主になっていただく契約でござる。」
ほへ〜そんな方法なんだ。忍者の主なやり方は理解はしているがこんなことがあるのかと
「伊藤氏には、わが幹として是非とも出世していただく。」
木下藤吉郎はなくなり 歴史は、変わった、つまりは知識が役に立たないかもしれない。
でも不思議と不安はなかった。
「伊藤氏合戦はまだ続いている。織田家の旗竿を持って槍働きをするがよい。」
「いや、それよりも今は織田の本陣に向かうべきだろ。戦の大半は決着した。恐らく今川方が勝つには本陣に決死隊を出すだろ。」
「決死隊でござるか?」
「多分織田軍の本陣は今結構空いてるはずだ。さっきから前線を上げすぎているからな。ただこんな小競り合いであんだけ前線に割くことになったら本陣の守りは薄くなるだろ。だからこそ急いで織田本陣に行く方がいい。なるべく邪魔されずに敵だと思われないのは見つからないのが一番だろ。」
「……それなら織田本陣に急ぐでござる。」
「先導は頼めるか?俺本陣の場所わかんないから。」
「……ふふ。本当に変わった人でござるな。」
そして俺と五右衛門は走り出す。少し遠回りをしながらも本陣の方に向かうのであった。