一般元国民的アイドルの日記 in あべこべセカイ   作:村岡8bit

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ワイ「プロセカ二次創作さぁ……曇らせとかヤンデレとかさぁ……重い作品多過ぎるんさぁ……せや!俺がコメディ書けばいいんや!」
みたいなノリで生まれた思いつきと場の勢いで構成された怪文書。

オリ主の日記→原作キャラ視点
基本的に上の形式でいきます


プロローグ

○月✗日

アイドルを引退して暇を持て余すことにも飽きてきたので、ガキの頃から憧れだったバンドスタジオを始めることにした。

 

アイドル時代に稼いだ腐る程あるお金と、アイドル時代に培った馬鹿みたいに広い人脈をフル活用し、シブヤの通りにある土地を購入した。やっぱ持つべきは金と友なんやな。

 

機材も揃えたし、既に準備万端だ。てことで来週からおぺんします(急展開)

まぁあれよ、善は急げって言うじゃん?みたいな?

 

元トップアイドルが個人で経営するバンドスタジオ……

 

‘‘元’’トップアイドルの元っていうのがいい味出してるとは思わんかね?あ、思わない?そう……

 

ともあれ来週が今から待ち遠しい。楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 ボク、暁山瑞希には年の離れた兄が居る。

 

 お兄ちゃんは、幼い頃からどこか大人びていて……ううん、子供っぽくないって言ったほうがしっくりくるかな。お兄ちゃんはどんな人にも優しくて、太陽みたいにキラキラしていて、とってもしっかりしてるのに、どこか抜けてるところがあって……誰よりも人に好かれていた。

 

 昔のお兄ちゃんのことを両親に聞くと、二人は必ず口を揃えてとにかく良い子だったと言う。

 言うことは聞いてくれるし家事も手伝ってくれるし、妹の世話までやってのけるものだから、教育の施しようが無かったとのこと。全く出来すぎたお兄ちゃんだと思う。

 

 そんなスーパーダーリン的お兄ちゃんだけど、実は彼、アイドルをやっていた。しかもかなり国民的な存在として。

 男性のアイドルという時点でとてつもなく貴重で、重宝されるアイドル業界。というか男性アイドルがそもそも存在しない。そこに突如として舞い降りたイケメン貴公子、みたいな感じでデビュー当時は世の中を席巻していた覚えがある。

 

 デビューから間もなくスター街道を駆け上っていくお兄ちゃんを見ていると、いかに自分がちっぽけで無力な存在なのかを嫌でも認識させられた。どんどんと上に上がっていくお兄ちゃんと学校が嫌で引きこもるボク、その差は一目瞭然だよね。

 それで一時期、ボクなんて……みたいな感じで自暴自棄になっちゃってたことがあるんだけど、そんなボクを救ってくれたのもお兄ちゃんだった。凄いよね、お兄ちゃんなんでも出来ちゃうんだ。

 でも、この話は語り出すと長くなりそうだからまた今度時間があるときに話そうと思う。

 

 あっという間にアイドル界のトップへと上り詰めてしまったお兄ちゃん。テレビで見ない日は無いレベルの大スターにまでなったというのに、しかしアイドル活動を始めて数年経ったある日、お兄ちゃんは突然アイドルを辞めると言い出した。

 

 とても驚いたし焦った。ボクの知らない所で、何かアイドルを辞めたくなるくらいに嫌なことでもあったのだろうか。とても不安だった。お兄ちゃんはなんでも一人で抱えこもうとする癖があるから余計にそういう気持ちが膨張していた。

 

 何故?とアイドルを辞める理由をお兄ちゃんに聞くと

 

『飽きた』

 

の一言だけ。拍子抜けだ。まぁなんというか、お兄ちゃんらしいといえばお兄ちゃんらしい。彼は自由人だ。勿論際限なしにしっちゃかめっちゃかするとかそういうわけではなく、常識の範囲内での自由人だ。よくボクとお姉ちゃんを巻き込んで突拍子も無いことを言い出したりやりだしたりする。

 

 だからだろうか、お兄ちゃんが飽きたからアイドルを辞めるといった時も、ああ、飽きたから辞めるんだね、じゃあしょうがないねと、やけにストンと腑に落ちた。

 

 お兄ちゃんのアイドル引退宣言を受けて、世間は大いにざわついた。なんせアイドル界の黒一点が突然の引退、それも理由は明かされていない。いかにもマスコミが食いつきそうな字面だ。ファンの人々は……なんかもう筆舌し難いレベルで悲惨なことになっていた。ボクの知り合いにお兄ちゃんのリアコ勢が居たんだけど、その子もかなりむごいことになってたね。

 なお当人はことの重大さに気付かず

 

『アイドル辞めてから暇過ぎる。バンドスタジオやるわ』

 

 なんて言い出す始末だ。これはいっぺんぶん殴ったとしても文句言われないと思う。

 

 それで、気付いたときには本当にバンドスタジオ始めちゃってるし。人騒がせなお兄ちゃんだ。

 

 

 

 

「っと、ここかなー?」

 

 シブヤの大通りの一角、今ボクが目の前にしているのは、お兄ちゃんが経営するバンドスタジオだ。

 

 今日はスタジオのオープン日、そのお祝いとしてボクはこの場に足を運んでいる。

 

 お祝い、とは言ってもなにかギフトを持ってきただとかそういうわけではなく、ただ単純にボクが暇だったからちょっかいかけてやろうと思っただけだ。つまりお祝いだなんて言うのはただの建前ということになる。

 

 いやまぁ、めでたいなっていう気持ちあるよ?勿論。

 

 自動ドアが、ウィーンと音を立てながら開く。うわ、ホントにやってるよ。

 

 足を踏み入れるとそこに広がるのは縦に長い構造のロビー。右奥の方には2階に続くであろう階段が見えている。とても小綺麗な印象を受けた。タイルのようになっている床となんかそれっぽい雰囲気のある絵が掛けられている壁。天井にはシーリングファンが取り付けられており、静かににくるくると回っている。

 

「……ん?―――おー、瑞希かー」

 

 左手の方から聞き慣れた声がしてそちらの方を振り向くと、やはり居た。

 

 お兄ちゃんがカウンターを挟んで頬杖を付きながらこちらに手を振っている。

 

「お兄ちゃん、本当にバンドスタジオ始めたんだね……」

「俺は有言実行マンだから」

「逆に、お兄ちゃんがやるって言って出来なかったこととかある?」

「多分ない」

「だよねー……」

 

 アイドルの時といい今回といい、お兄ちゃんはやると言ったら必ずやる。それはお兄ちゃんの長所であり、短所でもあるとボクは思う。

 必ず最後までやり遂げるのはとても良いことだが、その物事に熱中し過ぎて周りが見えなくなることがお兄ちゃんには多々ある。

 例えばバスケットボールの試合中、女の子達が観戦していることを忘れて、服の裾を使って顔の汗を拭いたことがあるらしい。その時のお兄ちゃんはバスケットウェアの下に何も着ていなかったらしいので、服の裾を顔付近まで持っていくと、下腹部が露出することになる。

 それが思春期の女子たちには少し刺激が強すぎたみたいで、現場を見た人たちの大方が鼻血を吹き出してぶっ倒れたんだとか。

 この話はお兄ちゃんと同じ高校に通っていたお姉ちゃんから聞いた話だから、ボクが実際に見たわけじゃないんだけど、お兄ちゃんならやりかねない。絶対やる。というかもうやってた。

 

「お客さんちゃんと来てるー?」

「今日の予約は既に5件を超えている。まぁボチボチってところですな」

 

 手のひらをパーにして5の数字を表すお兄ちゃん。お兄ちゃんのこういうところ、凄くあざとくてカワイイと思う。女の子にモテモテなのも納得できるレベルの可愛さだ。

 ちなみにお兄ちゃん自身はカワイイよりカッコいい路線で行きたいらしい。まぁお兄ちゃんカッコいいんだけど、どうしてもカワイイが勝っちゃうところがあるんだよね〜。

 

「客が全く来なくなったら最悪、俺の名前使って宣伝すればどうにかなる」 

「いや絶対にやめてね?」

「えー」

 

 えーじゃないよえーじゃ!そんなんしたら大変なことになるに決まってるでしょーがッ!客は増えるだろうけども!!!

 

「お兄ちゃん、自分がとんでもないレベルの有名人だっていう自覚ちゃんと持ってる?」

「……持ってる……よ?たぶん?」

 

 絶対持ってないでしょ。自分で言ってて疑問形になっちゃってるじゃん。

 

「はぁ……先が思いやられるなぁ……」

「んー……まーなんとかなるっしょ」

「……お兄ちゃんが言うと本当になんとかなっちゃいそうだよね」

「だろー?……ん?あれ? なぁ瑞希、お前今日学校あるくね? 全く、学校はちゃんと行かないとだめだぞー」

 

 急に痛いところついてくるじゃんこのお兄ちゃん。相変わらず気だるげだから叱られてる感じとかそういうの全然無いけど。

 

 お兄ちゃんの言う通り今日は平日で学校がある。ボクはそれを当たり前のようにサボっているのだけれど………

 

「……てへっ」

 

 舌をペロッ、と出してカワイイポーズを取ってみる。

 

「んー。カワイイからいいや」

 

 度々思う。お兄ちゃん、ボクに甘すぎやしない?




11/27ちょっぴり加筆しました。


ワイ「瑞希の扱いムズ過ぎ……?せや!兄妹設定にしたろ!これは勝ったながはは」
結果→ウソ、あべこべ要素少なすぎ……?

次回予告:レオニメンバーの理性がヤバイよ。

感想評価がモチベです。もしよろしければお願いしますm(_ _)m

追記:アンケについてなんですけど、これの結果次第で物語の展開が決まります。ちなみにTSさせなかった場合執筆難易度が爆上りして作者が死にます。エタらせる気はないです。本当です。嘘じゃないです信じてください(前科n犯)

男性メンツTSしてもいい?

  • TSさせろ
  • だめに決まってんだろカス。
  • どっちでもええわ
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