もしぼっちちゃんに幼馴染がいたらというif   作:いっちゃゆ

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もしぼっちちゃんに幼馴染がいたら

5年後

 

ジャーン

 

ある病室にギターの音色が響く

 

「これ最近できた曲なんだよ。リョウさんの自信作なんだ」

 

目の前には未だに目を覚まさない湊の姿

 

「もう、兄さんが起きなくなって5年だよ」

 

ひとりはあの事故からほぼ毎日お見舞いに来ては、こうしてギターを弾いている

 

結束バンドのメンバーも必ず週に1回は来ている

 

結束バンドはあれからもライブや新曲制作をしたり、ある時にはドラマやアニメの主題歌などを任されガールズバンドでは知らない人がいないくらいの成長を遂げていた

 

「兄さん、私たち明日はじめての武道館に立つんだ。兄さんに見せたかったけど間に合わないや。あ、そろそろ行かないと兄さんまた来るからね」

 

ひとりがギターケースを背負い病室を出る

 

ピクッ

 

「あ、後藤さん」

 

「あ、先生」

 

「毎日お見舞いなんてご苦労さまです」

 

「いえ、こちらこそ兄さんのことをもう5年もみていただいてるので」

 

「ですが、後藤さんのギターでいつか起きるかもしれないです。私達も彼が目覚めるよう努力します」

 

「ありがとうございます。じゃあ、また」

 

「はい。明日の武道館見に行きますから」

 

「はい。ありがとうございます」

 

ひとりは歩いていった

 

「院長。彼女が鳴上さんの?」

 

「うん。もう5年だよお見舞いから帰る時の彼女の悲しい顔を見るのは」

 

「5年ですもんね...」

 

「さ、そろそろ私たちも戻ろう」

 

「そうですね」

 

ん?なんだここ...

 

どこかの街?

 

でも、見覚えが

 

クソ、思い出せない

 

歩き出した

 

ここは駅?

 

駅名は、下北沢駅?

 

聞いたことが

 

それに、この聞こえる音はなんだ?

 

歌声とギター、ベース、ドラムか?

 

音が聞こえる方に向かう

 

ここは、スターリー?

 

この場所と名前、知ってる気がする

 

この中から音が聞こえる

 

ガチャ

 

入ると、

 

演奏しているのは、女性が4人

 

誰だっけ、思い出せない

 

「結束バンドです!1曲目、ギターと孤独と蒼い惑星!」

 

演奏がはじまる

 

っ!

 

思い出した

 

この下北沢もスターリーも、結束バンドも

 

喜多ちゃん、虹夏、リョウ、そして、ひとり

 

はぁはぁ

 

走って手を伸ばす

 

その瞬間、視界が真っ暗になる

 

「ん、」

 

目を開くと、知らない真っ白な天井

 

「ここは、病院?」

 

がんばって体を起こす

 

「目を、覚ました?」

 

知らない声が聞こえる

 

横を見ると白衣を来た男性

 

「えっと、あなたは?」

 

「あ、あぁ、申し遅れたね。私は、この病院の院長だよ。かれこれ5年はキミの治療をしていたよ」

 

「5年?そうだ。おれ確か車にひかれて...」

 

「そう。キミは5年前にひき逃げされ5年間意識不明だったんだ」

 

「5年ですか...」

 

鏡を見ると少し、老けた気がする

 

「あ、1つ聞いていいですか?」

 

「何かな?」

 

「結束バンドってバンドは今も活動してますか?」

 

「あぁ。ガールズバンドでは知らない人がいないくらいに有名になってるよ。私もよくライブを見させてもらってるよ」

 

「あいつら、そんなにデカくなったのか。よかった」

 

「さて、キミが目を覚ましたことを伝えないとね」

 

院長は、スマホで電話をかけた

 

その時、テレビから声が聞こえた

 

「さぁ、今日は話題のガールズバンド、結束バンドの武道館に来ているのですがすごい人数です!」

 

「武道館ってマジか...」

 

30分後

 

「先生、湊のことで話ってな、?」

 

星歌が病室に入り目をキョトンとしている

 

「久しぶり星歌さん」

 

ガバッ!

 

星歌は湊を抱きしめる

 

「バカ野郎!私を庇うなんて、ホントに、心配かけやがって!」

 

泣きながら言う

 

「星歌さんがいなかったら虹夏が悲しむから」

 

「バカ、お前がいなくても悲しい奴らはいる」

 

「耳がいたいです」

 

星歌が落ち着くまで待った

 

「で?なんで急に目が覚めたんだよ」

 

「なんかギターの音が聞こえて、それから夢だけど下北を歩いててスターリーに入ったら結束バンドが演奏しててそれで目が覚めた」

 

「ほんとに夢だな」

 

「やっぱり後藤さんのおかげか」

 

「どういうことですか?」

 

「後藤さん。キミが事故にあってからほぼ毎日来てギターを弾いてたんだよ」

 

「そんなに、あとでお礼言わないとな」

 

「あいつらにも謝っとけよ」

 

「そういえばおれを轢いた奴は?」

 

「...お前の元メンバーの1人だ」

 

「そうですか...」

 

「今はもう逮捕されて塀の中だ」

 

「...」

 

湊は少し落ち込む

 

「湊くん」

 

「はい」

 

「本来なら許可できないが、今日は彼女たちの晴れ舞台だ。私は、急用が入ったから行けないが星歌さんと行ってきなさい」

 

チケットを差し出す

 

「これ、あいつらの」

 

「先生、外出していいのか?」

 

「本来ならダメですが、特別です。車椅子は使わないといけませんがね」

 

「なら湊行くぞ」

 

「じゃあ車椅子頼みます」

 

「おう」

 

車椅子で押されながら5年ぶりの下北沢を見る

 

「あまり変わってないですね」

 

「変わったのは年齢だけだ」

 

「そっか星歌さんももうアラフ、」

 

「車椅子ぶん投げるぞ」

 

「ごめんなさい」

 

「そういうお前もアラサーだろ」

 

「うぐっ気分は学生なのに」

 

「でも、お前が目を覚ましてよかったよ」

 

「おれが寝てる間なんかありました?」

 

「結束バンドは順調に活動してる。あとは、スターリーが有名になったことだな」

 

「そういえばひろ姉たちは?」

 

「あいつらもメジャーデビューしてるしよく結束バンドと対バンしてる。あいつの酒癖は相変わらずだけどな」

 

「更にひどくなってそう」

 

「どうする?ライブまでまだ時間あるけど」

 

「じゃあスターリーに行きたいです。PAさんまだいますか?」

 

「あぁ。いるよ」

 

スターリー

 

「戻ったぞ」

 

「あ〜店長湊くんどうでし、たか?」

 

「ぶい」

 

車椅子に座りピースをする

 

「ふふっおかえりなさい」

 

ガクッ

 

「驚かないんかい」

 

「いえいえ十分驚いてますよ〜」

 

PAさんも昔とあまり変わっていなかった

 

強いて言えば露出が少なくなったことくらいか

 

「それより動いて大丈夫なんですか?」

 

「実は、あいつらのチケットもらってな。このあとみんなで行くぞ」

 

「あらあら。連絡しなくていいんですか?」

 

「おれが起きたって知ったら演奏に集中できないでしょ?」

 

「まあそうですね」

 

ガチャ

 

「星歌さん来ましたよ〜」

 

「お、来たか」

 

「話って、」

 

「姉ちゃん...」

 

「み、湊?う、う、うわーん!」

 

「グホッ!?痛い痛い!」

 

雪が湊を抱きしめる

 

「だって、だって〜」

 

星歌さんの時のようになだめた

 

「なるほどね。それでこの後ひとりちゃんたちのライブに行くと。もちろん私も行くよ」

 

「姉ちゃんも行くのかよ」

 

「当たり前。あんたの体はまだ起きたばっかりなんだから」

 

「まぁ、確かに」

 

「雪のチケットはあるよ」

 

星歌さんが取り出す

 

「さっすが星歌さん〜」

 

「そういえば父さんと母さんは?」

 

「あの2人ならまだ海外よ。さすがにあんたが寝たきりになってからは定期的に来てるけどね」

 

「よし。そろそろ行くか」

 

「あ、もうそんな時間か」

 

「じゃあ行きましょう!」

 

湊の車椅子を雪が押す

 

武道館

 

「でっけ〜。ホントにあいつらここでライブするのかよ」

 

「本当に挨拶しなくていいのか?」

 

「そうだよ。その方がひとりちゃんたちも安心でしょ?」

 

「いいって。おれがいなくなってからのあいつらを見たいから」

 

「わかったよ。なら行くぞ」

 

車椅子席のある見えやすい場所に行く

 

「うわぁーすげぇな」

 

「あいつらカッコよくなってるからちゃんと見ろよ?」

 

「ツンツンツンツンデレの星歌さんが言うなら間違いないね」

 

「病院に戻すぞ」

 

「ごめんって〜」

 

暗くなる

 

「もうはじまるね」

 

歓声が起きる

 

シャンシャンシャンシャン!

 

ハイハットのカウントから曲がはじまる

 

「ギターと孤独と蒼い惑星」

 

歓声が巻き起こる

 

「この曲まだ続けてたのか」

 

「あぁ。あの時とは大違いだ」

 

すげぇ。全員昔と大違いだ

 

喜多ちゃんはギターボーカルが前より安定してる

 

リョウは昔みたいに1人で突っ走らず支えている

 

虹夏は完璧に安定しているビート

 

ひとりは完全にこのバンドの要になっている

 

「すげぇ、すげぇ!」

 

曲が終わる

 

うおおおお!

 

そしてすぐに2曲目がはじまる

 

「星座になれたら」

 

あの時のトラブルもなくひとりのギターソロが炸裂していた

 

「最高じゃねえか」

 

そして曲が終わりMCがはじまる

 

「みなさ〜んこんにちは〜結束バンドです!」

 

歓声が起こる

 

「私たちにとっては、はじめての武道館なんですけど、やっぱりライブは最高ですね!こんな大人数の方々に応援して頂いて凄く嬉しいです!」

 

「喜多ちゃんほらほらあれ」

 

「あっはい。そうですね。おっほん、実は、私たちがここまで成長できたのはある1人の仲間のお陰です。それは結束バンドをずっと支えてくれた男の子です」

 

「喜多ちゃん...」

 

「その子は、5年前に事故にあってからずっと目を覚ましてません。ホントなら今日のライブも見せたかったんですけどね。でも、彼がいたから私たちは今ここに立ててます。私たちはそんな彼のことを絶対に忘れません。それじゃあ次の曲、忘れてやらない!」

 

曲がはじまりその後もライブは無事に終わった

 

控え室

 

「いや〜なんとか上手くいったね〜」

 

「うん。みんな安定してた」

 

「ひとりちゃんもギターソロすっごくよかったよ!」

 

「えへへ。私たちの晴れ舞台ですから」

 

コンコン

 

「はーい」

 

ガチャ

 

「結束バンドさん。伊地知星歌様がいらっしゃってます」

 

「あ、通してください」

 

しばらくすると星歌がやってきた

 

「よっお前ら」

 

「お姉ちゃんどうだった〜?」

 

「悔しいが完璧だ。あの頃とは大違いだな」

 

「それ高校生の時でしょ〜」

 

「店長。ご飯奢って」

 

「もう店長じゃねえだろ。てか金あるだろ」

 

「あれ?そういえば雪さんと先生はいないんですか?」

 

喜多ちゃんが不思議そうに聞く

 

「あぁ。入っていいぞー」

 

「はーい」

 

雪が返事をする

 

車椅子を押されながら控え室に入る

 

「よっ」

 

「え?」

 

虹夏がキョトンとしている

 

リョウに喜多ちゃんにひとりも

 

「なにキョトンとしてんだよ。おれだよおれ」

 

「実は、こいつちょうど今日、目が覚めてな。無理言って連れてきたんだ」

 

「5年ぶりだなお前ら」

 

「ひっぐ、うっぐ」

 

「ん?」

 

「に、にい、にいさん、うっく、ひっく」

 

「み、みな、みなと、」

 

「ゔわーん!お兄ざ〜ん!」

 

4人が飛びつく

 

「今日起きたばかりだから!?痛い痛い痛い!」

 

ギュー!

 

「ゔわーん!兄さん兄さん兄さん〜!」

 

「湊くんのバガ〜!」

 

「バカ、バカ、バカ!」

 

「お兄ざんのバガ〜!」

 

「ちょ!?星歌さんに姉ちゃん止めてー!」

 

「心配させた罰だ。しっかり受けろ」

 

「そうね。5年ものだから」

 

「オワタ...」

 

4人がやっと落ち着き少し話した

 

「はぁ、痛かった」

 

「ご、ごめんね。兄さんが突然あらわれたから...」

 

「そうだよ!ずっと寝たきりだったのに急にあらわれるんだから」

 

「湊。借金はチャラね。そのくらいの時間だった」

 

「はぁ。わかったよ。心配させて悪かったな」

 

「お兄さんもしかして今日のライブ見てたんですか?」

 

「ん?あぁ見てたぞ」

 

「ど、どうだった?」

 

「文句なし。完璧中の完璧だ。もうお前らに上からいえねぇよ。一言で言うなら、すっげぇカッコよかった」

 

「あはは。そんなストレートに褒められるの久しぶりだね」

 

「湊」

 

「ん?」

 

リョウが手を出す

 

「おかえり」

 

「あぁ、ただいま」

 

リョウと握手する

 

「あ、ずるいです!私も!」

 

喜多ちゃんが上から手を握る

 

「ほら虹夏先輩も!」

 

「もうしょうがないな。ほらぼっちちゃんも」

 

「は、はい!」

 

「ライブお疲れ様でした!」

 

おー!

 

「こうするのも久しぶりだな」

 

「だね〜。あ、喜多ちゃんいつものイソスタ!」

 

「そうですね!」

 

「イソスタ?」

 

「あ、うん。喜多ちゃんが結束バンドのライブ終わりの写真更新してるから」

 

「じゃあおれは、退くから早く撮れよ」

 

「お兄さんも撮るんですよ?」

 

「いやいや。こいつ誰だで終わるだろ」

 

「大丈夫ですよ〜MCのエピソードのこと書くから」

 

「ほらほらせっかくなんだしさ」

 

虹夏が車椅子を押す

 

「あ、ちょ!仕方ねぇなあ。つうかおれ真ん中で良いのか?」

 

「大丈夫。その方が感動物になる」

 

「リョウは相変わらずだな」

 

「照れる」///

 

「褒めてねぇよ」

 

右にひとり、左に虹夏、後ろにリョウと喜多ちゃんが並ぶ

 

「はい撮るよー」

 

「はいチーズ!」

 

パシャ!

 

その後、結束バンドのイソスタには「MCでも話した大切な仲間が目を覚ましました。私たちはこれからも突き進みます」と文が添えられた写真が投稿された

 

数ヶ月後、おれは病院を退院し結束バンドの所属するレーベルに就職しマネージャーになった

 

ガチャ

 

帰宅したが、

 

「にしても、わかってたけどバカみてぇに忙しいな...」

 

それもそうだ。結束バンド一人一人のスケジュール管理、ライブのスケジュールの打ち合わせ、ラジオの収録、バラエティ番組、音楽番組、その他もろもろの管理

 

「なめてたぜ...」

 

ドサッ

 

そのままソファにダイブした

 

「えへへ、今日は兄さんにカレー作ってあげよ」

 

ガチャ

 

「兄さんいる?」

 

すーすー

 

「寝てる。あはは私たちのマネージャーは疲れるよね。よいしょ」

 

湊の頭を膝にのせ、撫でる

 

「ん、ひとり?」

 

「あ、起こしちゃった?」

 

「いや大丈夫」

 

「えへへ。ねぇ、兄さん」

 

「ん?」

 

「わ、私と、兄さんはまだ恋人の関係なのかな」

 

「ごめんな。忙しくて時間とれなかった」

 

「ううん。私たちの為に動いてくれてるんだもん」

 

「ならひとり、明日どこか行くか」

 

「うん。行こう」

 

翌日

 

時間もたちすっかり夜になった

 

「ひとり、久しぶりにスターリーに行かないか?」

 

「え?でも、急に行ったら星歌さんに、」

 

「大丈夫だって」

 

ガチャ

 

「あれ?真っ暗なのに鍵あいてる。星歌さん何やってんだよ。ちょっと呼んでくるからひとり、そこで待っててくれ」

 

「う、うん」

 

兄さんが目を覚ましてからは私たちのことで大変そうだ

 

私と、兄さんは付き合ってるけどあまり2人でいれないことが最近は多い 

 

兄さん嫌になってないのかな

 

パチン!

 

急に光がついた

 

「えっ?」

 

「ひとり」

 

後ろを振り返ると湊の姿

 

「兄さん?」

 

「長い時間待たせてすまない。ひとり、おれはお前のことが大好きだ」

 

「う、うん」///

 

「ひとりのおかげで目を覚ませた。ひとりのおかげでおれは今、結束バンドのマネージャーが出来ている。この長い間でひとりのことがよく分かった。そしておれは、」

 

ごくり

 

「ひと、いや後藤ひとりさん。おれと結婚してください」

 

後ろから花束を出した

 

「うん!兄さん!」

 

涙を流しながら湊に抱きつく

 

「おっと。待たせたなひとり」

 

「もう、ホントだよ」

 

「おめでとー!」

 

パンパン!

 

クラッカーの音が響く

 

ぞろぞろと人が入ってくる

 

虹夏やリョウに喜多ちゃんや星歌や雪、きくりやPA

 

「に、虹夏ちゃんにそれに皆さん!?な、なんで?」

 

「いや〜湊くんに頼まれてね〜」

 

「兄さんに?」

 

「うん。湊にぼっちと結婚したいから手伝ってと」

 

「お兄さんロマンチックですよね〜」

 

「う、うるせぇ」

 

「湊、あんたひとりちゃんを泣かせたら許さないからね?」

 

「姉ちゃん。わかってるよ」

 

「私もだ。ぼっちちゃんを絶対に幸せにしろよ」

 

「星歌さんまで...わかってますよ」

 

「うぇーい!祝いに今日は飲むぞー!」

 

「ひろ姉もう飲んでんだろ!」

 

きくりが湊にくっつく

 

「あらあら。湊くんもすっかり大人ですね」

 

ギュッ

 

「に、兄さんは、わ、私のですから...」

 

「がはっ!」

 

「み、湊くんがキュン死した!?」

 

「兄さん!?」

 

「ねぇひとりちゃん。そろそろお兄さんのこと名前で呼んだら?」

 

「あ、昔からのクセでつい、」

 

「ほら、もうこれからずっと一緒にいるんだから」

 

「じゃ、じゃあ、み、湊くん」

 

「ぐほ!」

 

「あーこりゃダメだね」

 

「に、兄さん戻ってきて〜」

 

「結局、いつも通りだねぼっち」

 

「これが父さんと母さんが出会ったお話だよ」

 

「へ〜お父さんもお母さんも変だね」

 

「だから、母さんと結婚できたのかもな」

 

「も、もう。昔の話は恥ずかしいんだから」

 

「まあ良いじゃないか。そういえば今日はふたり達が来るんだったな」

 

「うん。そろそろかな」

 

ピーンポーン

 

「お姉ちゃーん。義兄さーん」

 

「いらっしゃいふたり」

 

「あ、ふたり叔母さんだ!」

 

「お〜おっきくなったね〜」

 

結婚して数年が経ち元気な娘も産まれた

 

結束バンドは全員人生のパートナーを無事に見つけ虹夏や喜多ちゃんにはおれたちと同い年の子供がおり

リョウは現在妊娠中だ

 

そのため今は、バンド活動を休止している

 

最初はサポートを入れて続けるか迷ったがリョウの強い要望があり休止とした

 

だが、まさかあのリョウが結婚するとは全員驚いた

 

まぁ、あいつもよく考えたのだろう

 

「お〜いぼっちちゃーん!湊くーん!」

 

「お、来たか虹夏」

 

「私もいますよ!あ、リョウ先輩大丈夫ですか?」

 

「大丈夫。郁代ありがとう」

 

「あ、皆さんいらっしゃいませ」

 

「ひとりちゃん昔みたいに横断幕はないのね」

 

「あ、あれは、」

 

「こーら喜多ちゃんからかわないの」

 

「はーい」

 

全員でリビングに入り椅子に座る

 

「さて!これから結束バンド休止からの活動作戦会議をはじめます!」

 

「お〜」

 

パチパチパチ

 

「なんか見たことある景色」

 

クイッ

 

「ん?」

 

「楽しいね」

 

「あぁ。最高にな」

 

終わり

 




遂に終わりました!!

投稿が遅くなり申し訳ないです!

リアルが忙しくなっていました

これにて本作品は終了となります

2期がはじまればこの最終回と1つ前の回を非公開にし
2期のアニメ準拠で書きます

これからですが、pixivで百合を書いてみようかと考えております。

あと、リョウさん、虹夏ちゃんメインヒロインの作品を書いてみようかと考えています。

では、そろそろここまで読んで頂いて本当にありがとうございました!

また会いましょう!
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