数日後
「さてと」
おれはバイトがあるので帰ろうとしたら
「おーい湊。今からカラオケ行くけどお前も行かないか?」
「あぁ。悪いこれからバイトだ」
「んだよ〜じゃあまたな」
男友達の誘いを断った
「湊もこれからスターリー?」
「あぁ。そっちもか?」
「うん。結束バンドの会議。虹夏は今職員室行ってる」
「じゃあおれ先に行ってるわ」
「うん。また後で」
スターリー
「ん?」
入口の前にでグルグルと歩いているひとりの姿があった
「ど、どうしよう。やっぱり兄さんに頼めば良かったんじゃ、い、いや兄さんも今日ここに来るか分からないし、あ、あと10分、15分」
「ひとり何してんだ?」
「ひゃ、ひゃあ!?」
「あぁ悪い驚かせた」
「う、ううん。大丈夫、に、兄さんはバイト?」
「あぁ」
「あ、ぼっちちゃん先に来てたんだね!」
「じゃあ会議をしよう」
リョウがぼっちの手を掴んで行った
「に、兄さ〜ん」
「病院じゃねえんだから」
「じゃあこれから結束バンド会議をはじめまーす!」
パチパチパチ
「なんでおれも参加させられてるんだよ」
「だってー湊くんいたらぼっちちゃんも安心でしょ?」
「は、はい。兄さんがいれば、なんとか」
「それよりお前ら会ったばかりだから仲良くないだろ」
「あはは、確かに」
「そんな時のためにこんなものを」
リョウは巨大サイコロを取りだした
(バンジージャンプはダメだろ)
サイコロを振ると学校の話が出た
「学校の話!略してガゴバナー」
「はい、どうぞ」
「ええー。そういえば皆さんは兄さんと同じ学校」
「そう。下高」
「2人とも家が近いから選んだ」
「そうそう。思えば湊くんとの出会いはすごかったな〜」
「そ、そうなの兄さん?」
「いや、クラス同じになっただけだろ」
「あはは〜。ぼっちちゃん家ここら辺じゃないの?」
「高校は自分のことを知らないところに行こうと」
「はい!そこまで!」
「す、すみません。高校でも基本1人でうかれた話できなくて」
「大丈夫大丈夫!リョウもあまり友達いないからね〜」
「うん。虹夏と湊だけ」
「リョウは古着屋行ったりしてるよな。たまにおれもついて行く」
「うん。湊はいいセンスを持ってる」
(リョウさんは1人でも大丈夫なんだ)
「おーい湊そろそろ手伝え」
「はーい。今行きます。おれ手伝いにいくからひとりのこと頼んだぞ」
「はーい。行ってらっしゃい」
「うん。頼まれた」
その後おれはバイトをして伊地知たちの話を聞いた
翌日
「ひとりがバイト!?」
「大丈夫だよスターリーだし、湊くんもいるしさ」
「確かにそうだけど、はぁ、迎えに行くか」
ひとりに学校へ迎えへに行くとロインを送った
ピロン
「兄さんありがとう」
「大丈夫だ」
校門前
「ねぇねぇ誰?あのイケメン?」
「ウチの制服じゃないよね。あれって下高の制服だよ」
「に、兄さん。お待たせ」
「おう。行くか」
「誰?あの子」
「あんな子いたっけ?」
「うぅ」
「気にすんな」
「う、うん」
スターリー
「星歌さんひとり連れてきました」
「店長って呼べって言ってるだろ」
「あはは、さーせん」
「その子が?」
「あ、あ、ご、後藤ひとりです」
「結束バンドのギターですよ」
「あぁ。この前のマンゴー仮面か」
「マンゴー仮面です!」
「なんで喜んでんだよ」
「あ、ぼっちちゃんと湊くん来た!」
「おう伊地知。お前らも今日からか」
「うん。リョウはあっちで掃除中」
見るとリョウが黙々とモップで床を磨いていた
「じゃあぼっちちゃんはドリンクを覚えよっか。こっちきて」
「は、はい」
ひとりは虹夏についていきドリンクを教えてもらっていたが覚えきれずギターを弾いて覚えようとした
「ギター前のライブより上手いな」
「あぁ。ひとりは多分チームプレイの経験不足ですよ。あいつずっと友達いなかったから」
「そうか。湊」
「星歌さん。なんですか?」
「お前バンドはもうやらないのか?」
「...そうですね」
「まぁお前の事情は知ってる。だからここにスカウトしたんだからな。でもバンドしたくなったらいつでも言えよ」
「ありがとう星歌さん」
「湊くんのドラムまた見たいですね〜」
PAさんが言った
「申し訳ないですけどおれは、もう」
「いえいえ無理しないでください〜」
時間もたちお客さんも入りリョウは受付をし伊地知とひとりはドリンクを販売していた
相変わらずひとりは緊張しながらだが頑張っていた
おれはPAさんを手伝っていた
「湊くん。ここは私1人で大丈夫ですから虹夏ちゃんたちとライブ見ていいですよ」
「わかりました」
おれはひとりたちのいるドリンクカウンターへ向かった
「よっお疲れさん」
「あ、兄さん」
「バイトはどうだ?」
「すごいんだよ〜ぼっちちゃんさっき頑張って1番いい接客出来たんだから」
「えへ、へへありがとうございます」
「そっかよくやったひとり」
なでなで
「兄さんありがとう」
「ほんと湊くんとぼっちちゃん仲良いよね〜」
「ぼっちと湊はいつ知り合ったの?」
「確か、」
10年前
「湊ーまたなー」
「またなー」
(あー門限すぎそうだ。急いで、ん?)
「うぅ、お、お母さん」
女の子が公園で泣いていた
「お前迷子か?」
「ふぇ?だ、だれ?」
「おれは鳴上湊!7歳だ!」
「わ、わたしは、ご、後藤ひとり、6歳」
「ひとりか。家はどこなんだ?」
「わ、わかんない」
「うーんこのままここにいても危ないし。そうだ!俺の家来いよ!もしかしたらひとりの家わかるかもしれないし!」
「で、でも、」
「いいから行くぞ!」
手を引っ張って走った
「それが2人の出会いか〜湊くん今と比べたら積極的だね」
「あの頃はわんぱくだった」
「なんで知った感じに言ってんだ」
「そ、それから、兄さんと遊んだりするようになって、に、兄さんがドラムをはじめたのも私がきっかけで、」
「え!そうなの?」
「あぁ。ひとりが中学入ってギターはじめたって聞いておれもギターを始めたんだが全然できなくてな。それでドラムにシフトチェンジした。それにその時にはもう下北沢に引っ越してたしひとりと楽器もしてみたかったからな」
「に、兄さんはバンドやらないの?」
「あ、確かに」
「バンドか...いや、今は考えてないかな」
「湊のドラム見たことないから見たい」
「また今度な」
そしてライブも終わり片付けをしてその日は解散した
ひとりはバイトを休むために風邪を引こうとしたがそれが今発動したらしい
翌日 放課後
「仕方ねぇな」
ピロン
「けほっごほっ。に、兄さんから?」
「看病に行くから欲しいものあるか?」
ピロン
「ありがとう。りんご食べたい」
「わかった。すぐに行く」
後藤家
スーパーで買い物をしひとりの家にやってきた
「そういえば1年ぶりくらいか」
ピーンポーン
「はーい」
ガチャ
「あ、お久しぶりです。湊です」
「あ、湊くん!久しぶりね今日はどうしたの?」
「ひとりさんのお見舞いに」
「そうなのね!それじゃあどうぞどうぞ」
「お邪魔します」
家に上がりひとり部屋に向かうと小さい子がいた
「ふたり?」
「あ、湊お兄ちゃん!」
「おう覚えてたか。お姉ちゃんはどうだ?」
「うーん。ごほごほ言ってる!」
「まだきつそうだな」
「湊お兄ちゃんはお見舞い?」
「あぁ。りんごも買ってきたしな。ふたりも食べるか?」
「食べる!」
「じゃあ台所借りるな」
台所に行きりんごを食べやすいように細かく切った
「よし、ふたりー皿を」
「はーい」
皿にりんごをのせひとりの部屋に入った
「あ、に、兄さん」
「よう。体調はどうだ?」
「まだ少し」
「ほら、りんご」
「あ、ありがとう」
「無理すんな。ほら食べさせてやるから」
「あ、ありがとう」
「ほい」
「あむ」もぐもぐ
「どうだ?」
「うん。おいしいありがとう兄さん」
じーっ
「なんだよふたり」
「ねぇねぇ湊お兄ちゃんとお姉ちゃんは付き合ってるの?」
「ふ、ふたり!?」
「ませてんなーふたりは。まぁひとりは美人だけどさ」
「に、兄さん!?」
「ふたりー湊くんとひとりの邪魔しないの」
「はーい」
ふたりはお母さんに連れていかれた
「まったくふたりの奴は。ひとり?」
「しゅ〜」
顔真っ赤
「わ、私とに、兄さんが、えへ、えへへ」
なんか聞こえる
「ひとりーおーい」
「あっ!な、なに?兄さん」
「そういえば結束バンドはボーカル入れるのか?」
「う、うん。虹夏ちゃんたちとボーカル探そうって話になって探そうと思ってる」
「そっか。ひとり」
「なに?」
「良いメンバー見つけるんだぞ」
「?」
「気にするな。兄のアドバイスってやつだ」
「兄さんありがとう」
「じゃあそろそろ帰るよ。また何かあったら連絡しろよ?」
「うん。またね兄さん」
ひとりの家を出て帰宅した
「ふー」
イソスタを見るとあるバンドのフライヤーが目についた
「良いメンバーを見つけろよ。ひとり」
あることを考えてその日は就寝した