もしぼっちちゃんに幼馴染がいたらというif   作:いっちゃゆ

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オリ主キャラ崩壊あり


デザインを決めよう!

数日後

 

「ふあーあ」

 

勘違い事件から数日が経ちいつも通りに起床した

 

「むにゃむにゃ」

 

あ、姉ちゃんいるんだった

 

雪はソファで気持ちよさそうに寝ていた

 

「朝飯作るか」

 

トーストと目玉焼きを作った

 

「姉ちゃん朝」

 

「も〜う朝か〜」

 

「飯作ってるからはやく起きろよ」

 

「ふぁ〜い」

 

姉ちゃんも席につき2人で食べる

 

「「いただきます」」

 

「そういえば湊」

 

「ん?」

 

「お母さんとお父さんまだ帰らないの?」

 

「さぁ。学費とかは毎月振り込まれるけど。今頃、2人でイチャイチャしてんじゃねーの?ハワイで」

 

言い忘れてたがおれの両親は脱サラでハワイでレストランを開いた

 

「そういえば3年前にハワイでレストラン開いたんだってね。てことは結構儲かってるってことね」

 

「姉ちゃんも結構儲かってるだろ?」

 

「まあね〜あんたも大切な人を養えるくらいの仕事に就くことね」

 

(ひとりちゃんとか)

 

「はいはい。肝に銘じておくよ」

 

ピーンポーン

 

「ん?はーい」

 

ガチャ

 

「やあ!湊くんおはよう」

 

「お兄さんおはようございます!」

 

ドアを開けると虹夏と喜多ちゃんがいた

 

バタン

 

「ちょ!?なんで閉めるの!?」

 

ガチャ

 

「なんでお前らがここにいるんだよ」

 

「今からぼっちちゃんの家でTシャツのデザインするから湊くんも誘おうと思って!」

 

「それはお前らで考えろよ。手伝うとは言ったがそこまでおれの手、いるのか?」

 

「だってー、湊くんがいれば私たちのデザインも色んな方向から意見くれるしさ。マネージャーだからバンドの方向性としてもね!お願い!」

 

「私からもお願いします!」

 

「どうせあんた暇なんだから行きなさいよ」

 

「あっお姉さん!こんにちは!」

 

「やっほ〜。虹夏ちゃんに喜多ちゃん。湊のこと全然使ってくれていいからね〜」

 

「このクソ姉貴!」

 

「じゃ〜湊くん早速行こーう!」

 

「せめて着替えさせろ!」

 

3人で2時間かけ横浜まで電車で向かった

 

ゴクゴク

 

「ぷはーっ!もうすっかり夏だね〜」

 

「ですね〜。お兄さん後藤さんの家まであとどれくらいですか?」

 

「もうすぐだよ」

 

「やった〜。湊くん道案内ありがとね」

 

「おれがいなかったらどう行くつもりだったんだよ...」

 

「えへへ。それよりなんか新鮮だね〜。ほら私たちスターリー以外で会うことほとんどないしさ!」

 

「ですね。後藤さんの家ってどんな感じなんでしょうね」

 

「あぁ。前にダンボールが狭くて家の感じに似てるから落ち着く的なことは言ってたな」

 

「えっ?ダンボールに似てる家って」

 

「ぼっちちゃんて言うことホントにおもしろいよね!楽しみだね〜」

 

「あいつそんなこと言ってたのかよ。普通の家だよ普通の」

 

「でも、楽しみですね!私、お菓子とおすすめの映画持ってきましたよ!」

 

「ちょっと今日の目的忘れたの?」

 

「もちろん覚えてますよ?ライブで着るTシャツのデザイン考えるんですよね」

 

「そう!」

 

「なぁ虹夏」

 

「今日はバンドにとって大事なミーティングだよな?」

 

「まあそうだね」

 

「ならリョウは?」

 

「あ、あはは。誘ったんだけどね。おばあちゃんが今夜が峠なんだって」

 

「えっ!?大丈夫なんですか?」

 

「よし、あいつを無理やり連れてくるから2人は先に行ってろ」

 

「ちょーっと待って待って!」

 

「おばあちゃん大変なんじゃ?」

 

「あいつのその言い訳は10回目だ。あの山田リョウはいろんな言い訳をしてくる変人だ」

 

愛犬の手術などと嘘をつく

 

ちなみに犬は飼ったことない

 

他にも生き別れの双子の妹から連絡がきた

 

お父さんが事故で記憶喪失になった

 

などしょうもない嘘をつく

 

「ったくあいつは、今度1発お見舞いしてやる」

 

「あはは。湊くんカンカンだね」

 

「でも、そんなにバラエティ豊富な嘘が出るなんて流石先輩!悪女で素敵!」

 

「今更だけど喜多ちゃんって結構ヤバイよな」

 

「しーっ!」

 

「あぁもう着くぞ」

 

そこには歓迎 結束バンド御一行様 癒しのひと時を皆様に...

 

と垂れ幕があった

 

「湊くん、ここだよね?」

 

「ここのはずだ」

 

「後藤さんの家って旅館でしたっけ?」

 

「あのバカ...」

 

「とりあえず!」

 

ピーンポーン

 

「ぼっちちゃん来たよ〜」

 

「こんにちは!」

 

「い、今開けます!」

 

ガチャ

 

ドアを開けるといつものジャージに星型のサングラスと付け髭をつけ、クラッカーを発射するひとりの姿があった

 

「い、いえーい!うぇ、うぇるかーむ!」

 

パン!

 

「いや、2発目打つんかい」

 

「に、兄さん!?今日は、虹夏ちゃんと喜多さんだけじゃ?」

 

「虹夏に呼ばれたんだよ」

 

「いや〜せっかくだから湊くんも呼んだんだよね。それに湊くんマネージャーでしょ?マネージャーの意見大事かなって」

 

「あ、そ、そうですか...」

 

(ぐわー!絶対変な女って思われたー!)

 

「でもなんだか嬉しいですね。後藤さんも今日楽しみにしてくれてたってわかって」

 

グサッ!

 

(喜多さんの優しさがすべった心に染みる!)

 

「あ、ど、どうぞ」

 

「はーい!」

 

「はい後藤さんこれお土産。御家族で召し上がってね」

 

「あ、え?ありがとうございます」

 

「映画もありますよ!」

 

「だから〜ライブのTシャツデザイン考えるんでしょ?バラバラの服よりおそろいの方が一体感?バンド感?そういうの出るんじゃない?それに」

 

「全然結束感ねえな」

 

「とか絶対言われるし。わかった?遊びに来たんじゃないんだからね?」

 

「ならさっさと決めて。ん?」

 

ひとりの部屋から異様な光が見える

 

大量の風船がありパリピのようになっていた

 

(いや本当のパリピはこんなんではないと思うが)

 

「す、すみません。全部片付けますね」

 

「あー!やっ、やっぱりちょっとは遊ぼうかな!」

 

「さ、賛成です!」

 

「ひとり手伝うぞ」

 

「湊くん!」

 

虹夏にチョップされる

 

「じゃ、じゃあ飲み物持ってきますね...」

 

「ありがとー」

 

「ひとり。おれも手伝う」

 

「あ、ありがとう兄さん」

 

台所

 

「あら〜湊くんいらっしゃい」

 

「お邪魔してます」

 

台所に行くとひとりの母、美智代さんが出迎えてくれた

 

「あ、え、えっとコップはこれで...」

 

「おい待て。誰がワイングラスで麦茶を飲むんだ」

 

「だ、だってこの方がパリピ?」

 

「パリピでも麦茶は普通のコップだろ...」

 

「なんだかこうやって見るとまるで新婚夫婦ね〜」

 

「うんうん!ひとりの将来は安泰だ!」

 

「美智代さんも直樹さんも何言って、ん?」

 

ドロ〜

 

あ、ひとりが溶けてる

 

「ほら行くぞー」

 

溶けているひとりを引っ張っていく

 

「おーい麦茶持ってき、」

 

「あっ!湊お兄ちゃん!」

 

「おっと。ふたり元気か?」

 

ふたりが足にくっつく

 

「うん!」

 

「よーし」

 

「後藤さんの妹さんなのね」

 

「あ、そ、そうです」

 

「ふたり〜」

 

飲み物を置き、座る

 

「ふたりの特等席〜」

 

ふたりが膝の上に座る

 

「仲良しだね〜湊くん」

 

「まあな。虹夏もジミヘンと仲良さそうだな」

 

「ジミヘンは元気だね〜」

 

虹夏がジミヘンを撫でる

 

「わんわん!」

 

「あ、ひとりがフリーズしてる」

 

数秒フリーズし

 

「はっ!」

 

「あっ戻ってきた」

 

「ふ、ふたり。お姉ちゃん今から大事なお話するからジミヘンと遊んでてね...」

 

「え〜つまんない〜」

 

「私は、ふたりちゃんいても大丈夫よ」

 

「うん。私も!」

 

「だ、ダメです!い、妹いたらはっちゃけられないので!」

 

「あれではっちゃけてたのか。じゃ〜ふたりまた遊ぼうな」

 

「え〜湊お兄ちゃんと一緒がいい〜」

 

「お願いします!ジミヘンと遊んでいてください!」

 

こいつ5歳の妹に土下座したぞ

 

「え〜」

 

「じゃ〜ふたり。今度泊まりに来た時にはふたりと一緒に寝るからそれで手を打ってくれないか?」

 

「あ、あと冷凍庫のアイス食べていいから」

 

「もう!しょうがないな〜!」

 

そう言うとふたりは走って行った

 

「姉妹仲良しなのね」

 

「え?今のやりとりのどこでそれ感じた?そ、それより湊くん今度はふたりちゃんと寝るって今までは?」

 

「ひとりと」

 

「なっ!?」

 

「おい引くな。しょうがないだろ布団ないんだから」

 

「お兄さん。すごいですね...」

 

「おれのことはいいからさっさとデザイン考えろ」

 

遠くから3人がデザインを考えるのを見つめる

 

「できました!」

 

喜多ちゃんのは友情、努力、勝利がモチーフよ体育祭で着るあれだ

 

「却下」

 

「お兄さん即答!?」

 

「体育祭だったら採用してた」

 

「あはは。確かに」

 

「はわわわわ」

 

「ほらー喜多ちゃんがひとりのトラウマ蘇らせちゃった」

 

「えぇ!?ご、後藤さん戻ってきて〜」

 

ガラッ!

 

「ほら本当にいるでしょ?」

 

「こんにちは〜」

 

「お邪魔してます〜」

 

リビング

 

「いやー感動だな〜。ひとりの友達が湊くん以外に来るとは」

 

「直樹さん、その言い方はやめてくれ」

 

「たくさんたべてね〜」

 

「はい!」

 

「ありがとうございます!」

 

「ひとりとバンド組んでくれてるんだっけ?」

 

「くれてるって言うか私が頼んで入ってもらったんです」

 

「ほらな音楽は人と人を繋げるんだよ。な?ジミヘン」

 

「あんあん!」

 

「この子自分の世界に入って迷惑かけてない?」

 

「あぁ。でも全然迷惑だなんて」

 

「そうそうおもしろいよね」

 

「そうなんだ」

 

「いつまでひとりの世界に入ってんだ」

 

てい

 

「あう!はっ!」

 

「やっと戻ってきたか」

 

「兄さん?いつの間にリビングに?」

 

「湊くん以外の友達が来るって聞いたとき、てっきり妄想や幻想だと思ってたけど一応写真もあるし」

 

「ひとり。家族にどう思われてんだよ...」

 

「う、うぅだ、だって」

 

その後、デザインをするつもりが遊んでしまいすっかり夕方になってしまった

 

「お、リョウからもたくさんデザイン案が来たよ〜」

 

「見たいです!」

 

「ほーらぼっちちゃんも一緒に見よ?」

 

「なにこれカレー?」

 

「今度はお寿司です」

 

晩飯どっちがいいかな?

 

「自分で考えろ!」

 

「よし、あいつ殺ってくるから待ってろ」

 

「あー待って待って!」

 

「あ、あの私のデザインも見てください」

 

ピラッ

 

そこには中学生男子の謎フォントと鎖とファスナーの描かれた控えめにいってダサい服が描かれていた

 

「いや、ださ、モガっ!」

 

「あーっと!こ、個性的だね!」

 

虹夏が口を塞ぐ

 

「お、オシャレすぎますかね」

 

「いやだからださ、ふがっ!」

 

「湊くんは黙ってて!」

 

「お前らが意見くれって言ったのに...」

 

「これだとライブ中、服の方に目が行っちゃいますよね」

 

「うん。色んな意味で」

 

「その大量のファスナーと鎖はなんなの?」

 

「あ、ファスナーはピック入れで鎖はギターストラップにもなります」

 

「意外と実用的!」

 

「じゃ、じゃあこれが採用ということでよろしいでしょうか?」

 

「却下」

 

「がぁーん!」

 

「湊くん!ぼっちちゃんにトドメ刺さないの!」

 

「伊地知先輩も...」

 

「も、もしかして私服もこんな感じかな?」

 

「あ、服はお母さんが買ってくるので違います」

 

「あ、そうなの?」

 

「1度も着たことないけど。好みじゃないから」

 

「え〜見てみたい!」

 

「私もジャージ以外の後藤さん見たことないです!」

 

「ね〜お願いちょっと着てみて〜」

 

「え、で、でも、」

 

チラッ

 

「ん?あーあーおれもひとりのジャージ以外の服見たいなー」

 

「ほらほら〜湊くんもあぁ言ってるしさ!」

 

「「お願いお願い!」」

 

「わ、わかりました」

 

「じゃー私たち後ろ向いてるから着替えたら声かけてね」

 

「わ、わかりました」

 

「なんでおれだけ目隠し?」

 

「そりゃあ男子だから」

 

「お兄さんごめんなさい!」

 

「謝られても反応に困るよ喜多ちゃん」

 

「あ、き、着替えました」

 

「よーし。せーので振り返るよ?せーの」

 

クルっ

 

「なっ!?」

 

「こ、これは!?」

 

そこにはセーラー風のリボンタイ付きのホワイトトップスに紺のロングスカートを履いているひとりの姿があった

 

「「か、かわいいー!」」

 

「素敵ー!こっち向いてー!」

 

「い、いや、写真は、」

 

「そうだよぼっちちゃんは可愛いんだよ」

 

「普段の奇行で忘れるとこでしたね!」

 

「あ、あのもう脱いでも?」

 

「あー待って待って!あれ?湊くんは?」

 

「あれ?そういえば」

 

「あ、あ、あ」

 

振り返ると立ったままフリーズしている湊の姿が

 

「み、湊くん?」

 

「ま、まさか後藤さんの発作が!?」

 

「はっ!」

 

「あ、戻ってきた」

 

「あ、えと、に、兄さんど、どうかな?」

 

「あ、あぁ。可愛いぞ?悪い。ちょっとトイレ」

 

ガラッ

 

襖をしめてもたれかかる

 

いやああああ!可愛いすぎるだろぉぉぉぉぉぉ!

ひとりって確かに可愛かったけど服でこんなに変わるもんかよ!待て、落ち着け。鳴上湊、とにかく直樹さんと美智代さんに礼を伝えよう

 

「本当にありがとうございます。娘さんを幸せにします」

 

「湊くん!ひとりは任せたよ!」

 

「今夜はお赤飯ね!」

 

あ、やべ。興奮しすぎてやりすぎた

 

その後、部屋に戻ると虹夏と喜多ちゃんは倒れネガティブ発言をしていた

 

ひとりは、塵のように小さくなっていた

 

結局デザインは虹夏のデザインが採用された

 

「いや〜ひとりちゃんたちのライブ楽しみだね〜」

 

雪がつぶやく

 

「あぁ」

 

「なによ湊?元気ないじゃん」

 

「台風がな」

 

「大丈夫じゃない?外れるって言ってるし」

 

「だといいけど」

 

翌日、台風は予想外の進路変更をし直撃した

 

「どうなることやら」

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