目が覚めると俺はベットの上にいた
体を起こしてあたりを見回す
ここはテスタロッサ家の俺が借りている部屋であることがわかった
はて?俺はいつ帰ってきたのだろうか?
と言うか昨日の記憶が途中からないんだが?
プレゼント交換をして盛り上がったのは覚えているがその後は確か高町姉に飲み物をもらって・・・
ダメだ思い出せない!しかも頭痛い!!
俺が頭痛で頭を抱えていると掛け布団がモゾモゾと動きその中からイナホが出てきた
え?俺イナホと寝てたの?まぁ研究所にいたときから一緒に寝てたから恥ずかしくわないけど!
イナホはまだ寝ぼけているのかポケーっとしながらあたりを見回し俺と目が合う
「おはようイナホ」
「おはようございまふぅごしゅじんしゃまぁ〜」
ふにゃんとしながら挨拶を返すイナホ
こんなイナホは珍しいなぁ
いつものイナホは俺より早く起きて朝食の用意をしているため朝が弱いということはないのだが
やはり昨日何かあって疲れているのかもしれない
「イナホ、昨日は何かあったか?」
「ほぇ〜?昨日はごしゅじんしゃまがぁ〜・・・・・っは!?」
目が完璧に冷めたのかイナホは昨日のことを思い出して飛び上がる
えっ!?俺そんなにヤバいことしたの?
「イナホ?」
「なっ何でもありません!!私朝食を作ってまいります!!」
イナホは部屋を飛び出していってしまった
マジで何があったんだよ!!
俺は着替えてリビングにむかう
リビングにはみんなそろっており何故かプレシアは入ってきた俺を微笑ましく見ていた
「おはようハクリュウ。良く寝れたかしら?」
「良く寝れたかどうかはわからんが頭が痛いし昨日の記憶が途中からないんだが」
「頭が痛いのは二日酔いのせいよ」
「二日酔い?ってことは俺は酒を飲んだのか!?」
「そうよ。美由紀ちゃんが間違えてお酒を飲ませてしまったのよ」
なんてこった。俺は酒を飲んでしまったのか
「俺は暴れてしまったのか?」
「安心しなさい。あなたは何も壊してないし誰も傷つけてないわ」
不安そうに聞く俺を抱きしめながらプレシアは言う
良かった何もなくてホント良かった
俺が安心しているとアルフがニヤニヤしながらこちらにやってきた
「暴れてないけど面白いものが見れたよ」
「面白いもの?」
「これだよ」
アルフから渡されたビデオカメラを受け取り再生してみるとそこにはイナホに抱きついて甘えている俺の姿が映っていた
何だこれは!こんな、こんな素晴らしい体験をしていたのに何も覚えてないなんて!!
しかも何だあの恥ずかしいセリフは!
あんなのはヒロインが言うセリフだろうが!!
映像を見て恥ずかしさに悶ている俺のことをみてアルフは腹を抱えて爆笑してるしプレシアは微笑んでるしアリシア、フェイト、リニスは苦笑い。
イナホは昨日のことを思い出して顔を真赤にして尻尾を抱いて「はうぅぅぅ///」とうずくまってしまっていた
アルフは後でぶっ飛ばすとしてイナホをなんとかしないと
「イナホ!」
「はっはい!!」
ええい!男は度胸!
「あの時言ったことは俺の本心だ!掃除も洗濯もできねぇし飯も作れね!ただ壊すことしかできねぇ!俺はイナホがいないと生きて行けねぇ自信がある!」
「これだけ聞くとダメ人間よねぇ」
プレシアうるさい!!
「そんな俺でもそばにいてくれるか?」
今俺は物凄い緊張している
こんなに緊張しているの転生する前を含めて初めてのことだ
もしイナホに断られたら死んでしまうほどショックを受けて腹いせに管理局を星ごと壊してしまうかもしれない
そんなことを考えながら内心ビクビクしているとイナホが涙を流しながら抱き着いてきた
「イナホ?」
「もちろんです!離れろと言われても離れません!この命尽きるまで、いいえ!この命尽きてもお側におります!」
イナホの言葉が凄く嬉しかった
誰かからこんなにも愛されたことなんて生まれてはじめてだった
転生する前の親は愛ではなく義務と世間体せ俺を育てていたし誰かを愛し愛されることなんてなかった
俺はイナホに会うために転生したと思うぐらいにイナホのことが愛おしい
「離れろなんて言うものか!ずっと俺のそばにいろ!!もしお前を狙うやつがいたら俺がぶっ殺してやる!!」
そう言ってしばらくイナホろ抱き合っていたがプレシアによって引き離された
「はいはい。朝ごはんにするから続きは朝ごはんの後にしてちょうだい」
あまりの嬉しさにプレシアたちのことを忘れていた俺とイナホは恥ずかしくなり顔を赤くしながら席に付き朝ごはんを食べるのであった
朝ごはんを食べ終わりアルフをぶっ飛ばしてのんびりしていたらプレシアが話しかけてきた
「そういえばハクリュウ、あなたの家はどんな感じの家がいいのかしら?」
「どんな感じの家がいいのかって聞かれても俺まだいくらお金があるか聞いてないんだけど?服とかはプレシアが払ってくれたし」
「そういえば言ってなかったわね。あなたが持ってきた端末に入っていた額は50億円よ」
はっ!?50億!!そんなにあったの!!
あの研究にそんな金がかかってたなんて知らなかった
「これだけあればとんでもない豪邸が建てられるわよ?」
「そんな豪邸はいらない!広すぎると掃除が大変だろ」
俺ではなくイナホがなんだがな
「住むのは俺とイナホぐらいなんだからそんなに広くなくていいだろう」
「いいえ!ご主人様が住まわれるのですから立派なお屋敷がいいです!!」
「じゃぁ家のことはイナホに任せる。俺は何でもいいから」
「はい!お任せください!!」
「おう!任せたぞ!あっ風呂はデカいのがいいのと何処かに体が動かせる場所が欲しい!!」
「わかりました!ご主人様の意見を取り入れた最高のお屋敷にしてみせます!!」
そう言ってプレシアとイナホはどんな家にするのかを話し合いだした
家かぁ転生前はアパートだったから庭付きの家に憧れたなぁ
広い庭に大きな桜の木があれば敷地内で花見が出来るしBBQなんかもできる
そんなことを考えている時、ふとある家が浮かび上がってきた
その家は転生前に唯一ハマった漫画XXXHOLICの侑子さんが住んでいる願いを叶える店である
外装もおしゃれだったし内装も凄く好みだった
もし住めるならあんな家に住んでみたいと思ったぐらい好きな家だった
ん?待てよ?一から家を建てるのであれば再現出来るのではないだろうか?
俺は話し合っているイナホとプレシアに話しかける
「イナホ、プレシアやっぱり俺も参加する!」
「あら、何かこだわりがあるのかしら?」
「ああ、こんな感じの家に住みたいってのが浮かんだんだ」
俺はプレシアたちに侑子さんの家の説明をしていく
「こんな感じの家にしたいんだが出来るか?」
「それは業者次第だけど見た感じそんなに複雑ではないから大丈夫じゃないかしら?」
「キッチンはイナホの好きにしていいぞ」
「よろしいのですか?」
「おう。この家はイナホの家でもあるんだから好きにしていいんだぞ」
そう言いながら俺はイナホを撫でるとイナホは嬉しそうにする
「はい!ありがとうございます!!」
「後のことは業者を交えて話し合いましょう」
プレシアがそう言いこの話は後日となった