リリカルに龍があらわる   作:ヒキニックニク

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拾漆

 

 大掃除が終わりテスタロッサ姉妹が人形を選び終わった後俺たちはリビングでまったりしていた

大晦日ということでテレビはこの一年を振り返るものばかりだった

それを見ているとプレシアが帰ってきた何故かグレアムを連れて

 

「おかえりプレシア。作業は終わったのか?それとグレアムは何かようか?」

 

「ただいまハクリュウ。作業は一段落ついたから帰ってきたわ」

 

「お邪魔するよハクリュウ君。はやて君たちの処遇が決まったから伝えに来たんだ」

 

「処遇?はやてたちのことはアースラ内でしか知られてないはずだが?」

 

「そのアースラに上層部のスパイが紛れ込んでいたみたいではやて君と君のことが上層部にバレてしまった」

 

「なるほどねぇ。そんで?上の連中はなんて言ってたんだ?」

 

「はやて君を嘱託魔道士にして魔法を学ばせる事が決定した」

 

嘱託ねぇ。まぁなのはとフェイトも嘱託だから大丈夫だと思う

何かあったら管理局を潰せはいいだけだしな

 

「はやてのことはわかった。んで?管理局のお偉いさんたちは俺をどうしようってんだ?」

 

俺はほんの少しだけ覇気を出し獰猛な笑みを浮かべながらグレアムに聞く

 

「ハクリュウ君については地上本部のレジアス中将が君を勧誘する事になっているから明日にでも地球に来るだろう」

 

「新年早々ご苦労なこったなぁ」

 

まぁ来るってんならしっかりとお出迎えをしなきゃいけないよなぁ

笑みを浮かべながらそんな事を考えている俺を見てグレアムは顔を引きつらせていた

 

「何となく考えている事はわかるけど此処で暴れるのはやめてちょうだいね?」

 

「安心しろプレシア。向こうが来たらイナホの転移魔法で無人世界に招待してから暴れるから」

 

「そう、それならいいわ。」

 

プレシアはそう言って安心していた

 

「ハクリュウ君、レジアス中将達と戦うのはいいが殺さず軽傷で済ませた方がいい」

 

「何故だ?軽傷で済ませたらまた来るだろう?」

 

明日は何人で来るかわからんが軽傷で済ませて帰したら今度は倍の人数引き連れて来たりとかしてめんどくさいからサクッと殺るのが一番だ

 

「もしレジアス中将達を殺したり重傷を負わせたら管理局は君を犯罪者として扱い管理局が君を取り込む為の大義名分を作ってしまう」

 

グレアムの言うことは一理ある管理局の奴らに大義名分を与えてしまえば何をしでかすかわかったものではない

 

「だがそれだと軽傷でも暴行罪や公務執行妨害とかにならないか?」

 

「そこは私がなんとかしよう。いきなり管理局の武装部隊が来たのに驚いたのと住処を守るために転移させ身を護るために戦闘行動をとったことにすれば大丈夫だろう」

 

「なるほどねぇ」

 

グレアムと話し合っていたらフェイトが話しかけてきた

 

「ねえハクリュウ」

 

「何だ?」

 

「ハクリュウってドラゴンじゃなくて人なの?」

 

「何だよいきなり」

 

「えっとね、リインフォースがハクリュウはドラゴンだって言ってたから人じゃないなら法律とかは適用されないんじゃないかなって思って」

 

・・・はっ!?

 

「そうじゃん!龍じゃん俺!!人じゃないじゃん!!!」

 

そうだよ!龍なんだから人が決めたことなんて関係ないじゃん!!!

 

「盲点だった!確かにハクリュウ君には法律は適用しない!!」

 

「流石だわフェイト!!」

 

プレシアはフェイトに抱きつきながら褒めていた

 

「しかしよく思いついたなフェイト」

 

「うん、嘱託の試験で少しだけ法律について勉強したから覚えてたんだ」

 

「フェイトは偉いなぁそれに引き換え現役の管理局員が思いつかないとは」

 

やれやれといった感じでグレアムを見る

 

「うぐっ!しっしかたないだろう!君のその姿しか見てないから人としか思ってなかったんだ!」

 

「まぁフェイトのおかげで難しいこと考えなくて良くなった!レジアス中将たちは龍の住処に無断で入ってこようとしてんだ命の保証はないことぐらいわかってんだろ?」

 

「そうだな、ドラゴンなど自然災害と同じで防ぐことが出来ない災害だな」

 

グレアムとの話し合いを終えイナホとリニスが作った夕食を食べた

やっぱり年越しは蕎麦だよな!

俺はたぬき蕎麦

アリシアとフェイトはえび天蕎麦

プレシアとリニスはかき揚げ蕎麦

アルフは肉蕎麦

イナホはきつね蕎麦

やっぱり狐だから油揚げが好きなのだろうか?

イナホが初めて油揚げを食べた時すごく美味しそうに食べていたなぁ

今度稲荷寿司とかも食べさせてやるか

夕食を食べ終えた後イナホに適当な無人世界を見つけてもらいアリシアたちとカウントダウンして新年を迎えたら今日来るであろうレジアスたちを迎える準備をして眠りについた

 

 

 

 

 

ハクリュウとグレアムが話し合っている頃レジアス中将はゼスト隊の面々を呼び出していた

 

「急にすまんなゼスト」

 

「なに、構わんさ。何かあったのだろう?」

 

「ああ、まずはこれを見てくれ」

 

そう言ってレジアス中将はゼストたちに資料を渡す

その資料に目を通すとメガーヌが声を上げる

 

「レジアス中将!これは本当ですか!!」

 

「どうかしたの?メガーヌ」

 

クイントがメガーヌに聞く

 

「この資料が本当ならとんでもない者をこの世に蘇らせてしまったことになるわ!」

 

顔を青くしながらそう言うメガーヌを見てゼストたちは余程まずいものだと理解した

 

「メガーヌ、すまないがお前が知っていることを教えてくれ」

 

メガーヌは自分が召喚する白天王から聞いたハクリュウの元となったカイドウの恐ろしさをゼストたちに教えた

 

曰くそのドラゴンは如何なる攻撃も効かない

 

曰くそのドラゴンはブレス一つで都市を更地にする

 

曰くそのドラゴンは人型になり金棒一振りで何百もの戦士を葬り去る

 

曰くそのドラゴンは無類の酒好きである

 

曰くそのドラゴンは酒癖が悪く酔っぱらっていくつもの町を滅ぼした

 

などなど

 

それを聞きゼストは驚愕しクイントは顔を引きつらせレジアスは頭を抱えた

 

「なるほどな、グレアムが言っていたことがやっと理解できたわい」

 

「どうするんだ?レジアス」

 

「どうもこうも行くしかあるまい!上からは必ず連れてくるように言われておる」

 

「話し合いができるといいんだけど」

 

「無理よクイント。このドラゴンは管理局をよく思ってないみたいだし管理局に入れなんて言ったら殲滅されるのが落ちよ」

 

どうするかと悩んでいたらレジアスの娘であるオーリスが提案をした

 

「この資料に載っているイナホと言う狐人族を使うのはどうでしょうか?」

 

「どういうことじゃ?」

 

「この娘を此方で囲いこみ彼の枷として使うのです」

 

「なるほどのぉ」

 

「わざわざ勝てない者の相手をする必要は無いと思いますよ?」

 

オーリスの提案に納得するレジアス

しかしゼストたちは納得していなかった

 

「管理局員がすることではないな」

 

「では他に何か案があるのですか?ドラゴンと戦うのは無駄死にだと思いますが?」

 

「確かにそうだが人質を使って言うことを聞か出ようとするのは犯罪者と変わらないだろ!」

 

「落ち着けゼスト!オーリスの言うことも一理ある」

 

「しかし「戦ってお主たちを失うよりましじゃ!」ッ!!」

 

「全責任は儂がとる!もちろん罪も背負う!作戦はオーリスの案で行く!!」

 

「レジアスお前!」

 

「作戦開始は13:00(ヒトサンマルマル)ゼスト隊はそれまでに準備をしておけ!以上解散!!」

 

これ以上何を言っても無駄と思ったゼストはクイントたちを連れ退室した

 

「隊長、どう思いますか?」

 

「今回の作戦は失敗するだろう」

 

「そうでしょうね。あのドラゴンと共にいる者を簡単に囲うことは出来ないでしょう」

 

「メガーヌ、クイント、他の隊員たちは志願制にする!お前たちも無理に出なくてっもいい」

 

「「隊長!!」」

 

「嫌な予感がするんだ!隊員を守るのも俺の務めだ!わかってくれ」

 

「私は軍人です!覚悟なら出来ています!!」

 

「クイントと同じく私も覚悟は出来ています!!」

 

「わかった。すまないが付き合ってもらうぞ!!」

 

「「はっ!!」」

 

二人は綺麗な敬礼でゼストに答えた

しかしゼストの嫌な予感は的中していた

オーリスの案が龍の逆鱗に触れゼスト隊が壊滅する未来をまだ誰も知らなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




メガーヌさんがどんな魔法使うか解らなかったのでルーテシアと同じにしました
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