リリカルに龍があらわる   作:ヒキニックニク

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弐拾壱

 

 ゼストたちを連れて地球に帰ってきた俺を待ち受けていたのはプレシアの説教であった

なんでもなんでも急にいなくなったことや俺たちが暴れた余波の隠蔽が大変であったとのこと

結界を抜けて民家がいくつか壊れたとか結界の意味ないじゃん!!

プレシアの説教を終えた後これからのことを話すためにグレアムを呼び話し合いをする

今決まっていることはゼストたちは全員死亡したことにすることだ

ジェイルから聞いた上層部が真っ黒だったことをグレアムにはなす

 

「なるほど、上層部は黒いと思っていたがここまで真っ黒だったとはな」

 

「ゼストたちは真実を知っちまったからこのまま返すと確実に消されるだろう?」

 

「そうだろうな。それか人質をとってこき使われるかだな」

 

「そんなっ!?ルーテシアが危ない!!」

 

メガーヌは今にも飛び出していきそうだったのでイナホが取り押さえた

 

「離して!!私の娘が!!」

 

「落ち着け!今お前が動けばもっと危ないことになる!!」

 

ゼストの説得でなんとか落ち着いたメガーヌ

 

「なんとかならんのか?グレアム」

 

「ナカジマ少尉の家族は訳を話して軍を抜けさせ地球にこさせることは出来るだろがアルピーノ少尉の娘をどうするかだ」

 

「グレアムが引き取ってこっちによこせばいいだろう?」

 

「そうしたいが私は闇の書の件で見張られている。此処に来るのも名目上はやてくんに魔法のことを教えるためとなっているんだ。まぁ教えているのはアリアとロッテだがね」

 

グレアムが使えないとなるとメガーヌの娘をどうやってこちらに連れてくるか

 

「俺が管理局で暴れてその隙に連れてくるか?」

 

「「「それだけはやめてくれ!!」」」

 

皆に止められた

いい案だと思ったのに解せぬ

 

「ならゲンヤ、私の夫が引き取ればいいんじゃない?」

 

「たしかに!?私とクイントは家族ぐるみで仲が良かったから怪しまれないかも!!」

 

「その案が一番自然に行くだろう。よし、私は早速動くことにするよ!」

 

「ちょっと待った!」

 

グレアムが部屋を出ていこうとするのを止める

 

「なにかね?」

 

「レジアスをどうするのか決めてないのとゼストたちの住むところがない問題が残ってる。俺の家が出来たらそこに住めばいいがそれまでの間ゼストたちの衣食住をグレアムなんとかして」

 

「なんとかしてと言われても私は地球に住むところを持ってないからなぁ」

 

「金ならあるんだがずっとどこかのホテルに個人名義で長期間泊まってるのはおかしいだろう?会社名義だったら長期出張で怪しまれないが・・・ん!!」

 

「どうかしたのですか?ご主人様」

 

「いいこと思いついた!」

 

「何を思いついたか知らないけれど悪い顔してるわよ?」

 

「安心しろプレシアどっかで暴れるとかじゃなくて使える繋がりを使うだけだ。イナホ、フェイトを呼んできてくれないか?」

 

「かしこまりました」

 

そう言ってイナホはフェイトを呼びに行く

しばらくしてイナホがフェイトを連れてきた

 

「どうかしたの?ハクリュウ」

 

「バニングスと月村に連絡をとってほしいんだ」

 

「アリサとすずかに?」

 

「なるほどそういうことね」

 

プレシアは俺が何をするのかわかったみたいだ

 

「それからプレシアには魔力を封じる腕輪みたいな物を作って欲しい」

 

「任せなさい!3日で仕上げるわ!!」

 

「悪いな夜天の書のこともあるのに」

 

「そっちはもう少しで終わるから気にしなくてもいいわ。腕輪はいくつ作ればいいのかしら?」

 

「とりあえず3つでいい。余裕があればもっとほしいがな」

 

俺がプレシアに頼んだのはワンピースに出てくる海楼石の手錠みたいなものだ

あれは悪魔の実の能力を封じるものだがこの世界に悪魔の実は無いので魔法を封じる物を作ってもらう

それをゼストたちにつけさせて肉体を鍛え覇気を学ばせようということだ

 

「ハクリュウ、アリサとすずかに連絡とれたよ」

 

「ありがとうフェイトかわってくれ」

 

フェイトにかわってもらいモニターをみる

 

「さっきぶりだな二人共」

 

「私達になんのようなのよ!」

 

「アッアリサちゃん!」

 

「用があるのはお前たちの家の当主なんだがな」

 

「パパに?」

 

「お姉ちゃんに?」

 

「おう、こいつらを雇ってくれねぇかってお願いだ」

 

俺の後ろにいるゼストたちを映す

 

「誰よその人達」

 

「管理局の元軍人」

 

「「はあっ!?」」

 

「おい!この子たちに管理局のことをバラしていいのか?」

 

「安心しろゼストこいつらは管理局のことをハラオウンから聞いている」

 

「それならいいが」

 

「ちょっと!!どういうことか説明しなさいよ!!」

 

「うるせぇなぁ。こいつらは知らなくていいことを知ってしまったから解雇されたんだよ。この世界にもそういうのがあんだろう?」

 

「それはそうだけど」

 

流石は社長令嬢、社会の闇を少しはしってるようだな

 

「働き口が無いからお前たちに頼んだ戦闘能力はそこそこ高いからボディーガードにでも使ってくれねぇか?」

 

「それならウチにこないかしら?」

 

いつの間にか月村姉がモニターに写っていた

 

「月村姉か」

 

「忍でいいわよ?っでどうかしら?ウチに来ない?」

 

「こっちは願ったり叶ったりだが何でそんなに必死なんだ?」

 

月村姉の表情には必死さと若干の焦りが見えた

 

「流石ね、隠してたつもりだったのだけど」

 

「こいつらは俺の関係者だ。隠し事があるとこへはわたせなないな」

 

俺の言葉で観念したのか月村姉は白状した

 

「最近月村家(うち)を嗅ぎ回ってる組織があるらしくてね警備を増やしたくてもその組織の者が混ざり込んでしまう恐れがあるから他に頼めないでいたの。そこにハクリュウ君の話がやってきたからちょっと必死に頼んでしまったの」

 

月村家を狙う組織。大方月村が吸血鬼だと知ってる奴らだろう

 

「私には恭也がいるからいいのだけどすずかの身辺警護を頼める人がいなくて困ってたの」

 

「そういうことなら同じ女のメガーヌとクイントがいいだろうゼストは屋敷の警護にでも使ってくれ」

 

「いいの!?ありがとう!!」

 

「こっちの準備ができ次第3人をむかわせる」

 

「わかったわ!」

 

よし!これでゼストたちの就職が決まった!

残りはレジアスをどうするかなんだが

 

「レジアスはどうするのがいいと思う?」

 

「今すぐ始末していまえばいいのでは?」

 

イナホさんは相変わらず物騒です

 

「レジアスにはメッセンジャーになってもらえばいいんじゃないかしら?」

 

「どういうことだ?プレシア」

 

「あなたの危険性とゼストたちの死亡を管理局に伝えてもらうのよ」

 

なるほどそれはいい考えだ

プレシアの考えたシナリオはこうだ

ゼストたちはレジアスとオーリスを救うために俺に挑んだが返り討ちにあい木っ端微塵に吹き飛んだ

残ったのは3人のデバイスだけ

それをレジアスに持たせて管理局に帰す

次俺に牙を向けたら管理局がなくなると思え!という伝言付きで

 

「ストライカー級が殺られたとなれば管理局も迂闊に手を出そうとしないでしょう」

 

俺たちはプレシアのシナリオどおりに行動する

まずはゼストたちのデバイスからデータをコピーする新しいデバイスはアリシアが作るらしい

次に俺とイナホが先程の無人世界にレジアスとオーリスを連れて移動する

俺は龍の姿になり〈熱息〉を適当に撃つ

撃った時におきた衝撃でレジアスとオーリスは目覚めた

 

「なっなんだあのドラゴンは!!」

 

「ハクリュウ様ですよ?」

 

「ホッ本当にドラゴンだったなんて!?」

 

俺の姿に驚愕している二人に龍のまま近づき予め壊しておいたゼストたちのデバイスを投げつける

 

「こっこれは!?」

 

「ゼストさんたちのデバイス!?」

 

「こいつらは俺に挑んで死んでいった」

 

「そっそんな!?ゼッゼストー!!」

 

デバイスを握りしめ泣き崩れるレジアス

 

「お前たちはメッセンジャーとして生かして帰してやる」

 

「メッメッセンジャー?」

 

「管理局に伝えろ!また俺に牙を向けたら管理局がなくなると思え!!!」

 

覇王色の覇気を少しだけ放ちながらレジアスに言う

 

「イナホ、飛ばせ」

 

「かしこまりました」

 

イナホはプレシアから聞いた座標にレジアスとオーリスを転移させた

これにて新年早々におきた厄介事が片付いたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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