リリカルに龍があらわる   作:ヒキニックニク

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オマタセシマシタ


弐拾弐

 

レジアスを管理局に帰してから10日

グレアムが素早く動いたことにより無事にナカジマ家とメガーヌの娘が地球に越してきた。

家は月村姉が用意したマンションに住むことになっている。

それと、プレシアによる夜天の書復元が無事に終わりリインフォースが消えなくて済んだ。

八神たちは涙を流しながら喜んでいた。

完全復活したリインフォースにまた戦いたいと言ったら

 

「私は二度とお前とは戦いたくない!!」

 

って断られてしまったので戦いたそうにしていたシグナムをボコって遊んだりしていた。

プレシアが一段落ついたので俺とイナホの家を建てるために業者と話し合いをする。

建てる場所はテスタロッサ家の裏にある約200坪の空き地だ。

業者に話し合って決めていた家の間取りや外観を伝えて図面を書いてもらい工事をお願いする。

業者との話し合いが終わった後、俺とイナホはゼストたちを連れて月村家にやってきた。

 

「はじめまして、私が月村家当主の月村忍です。今回は妹であるすずかの護衛を受けていただきありがとうございます」

 

月村姉はゼストたちに挨拶をする

 

「こちらこそ仕事をいただけて感謝しております。」

 

ゼストが代表して感謝を伝える

 

「それでは詳しい説明をさせていただきます。」

 

月村姉の話をまとめると、どこかの組織が月村家を狙っているのですずかを守って欲しいとのこと。

学校の送り迎えや外室の時の護衛と屋敷の警護をしてほしいとのことだ。

 

「何か狙われる理由はわかりますか?それがわかれば狙ってくる輩の行動がある程度わかるのですが」

 

ゼストの質問に答えにくそうにしている月村姉。

 

「月村姉、あんたらが狙われてる理由は人では無いからか?」

 

「ッ!!?どうしてそれを」

 

「龍を舐めるなよ?そんぐらい気配でわかる」

 

月村姉妹からは人とは違う気配がしており控えているメイドは人の気配がしなかった。

 

「ゼストたちはお前らを命がけで護るしこっちのことは全部知ってんだろ?隠し事はなしにしようぜ?」

 

俺がそう言うと観念したようにため息をついた

 

「はぁっ、わかったわ。でもこのことは絶対に外には漏らさないでほしいの」

 

「安心しろ。ゼストたちは元軍属だぞ?秘密保持はおてのもんだ」

 

そう言ってゼストたちを見ると3人は頷いて答えた

 

「私達月村家は吸血鬼なの。って言っても純粋では無いから人より少し丈夫で長生きってだけだけどね」

 

人ではないとわかっていたがまさか吸血鬼だったとわな。

 

「ってことは、月村家を狙ってるのはバンパイアハンターとかか?」

 

「それも組織の中にいるわ。後は財産目当てのゴロツキと私達を人体実験したい裏の学者達も」

 

どこの世界にも学者達(変態共)がいるんだなぁ。

 

「そいつらを纏めているのが私の叔父である月村勝治よ」

 

「まさかの身内が犯人!!」

 

「ええ、恥ずかしい話なんだけど私の一族は仲が悪いの。人として普通に暮らしていく穏便派と人間は自分たちの家畜だと言う過激派に分かれていて叔父の勝治は過激派のトップで私は穏便派のトップ。ここまで言えばわかるでしょ?」

 

「お前の叔父は月村家を過激派で統一したいわけか」

 

「それどころか叔父は世界を我がものとしようとしてるわ」

 

は?世界征服とか企んでんの?

 

「どうやって世界征服するんだよ?」

 

「私達は擬物でも吸血鬼。眷属を作ることができるの。私達の眷属になったら寿命が100年ぐらい伸びるのよ。叔父はそれを使って世界の権力者を自分の思い道理に操ろうとしてるの」

 

まさかの事実に俺は少し頭が痛くなった。

 

「いっそのことその組織潰してしまえば早いのではないか?」

 

話を聞いたゼストがそう提案してくる。

俺もその案に賛成だよ。

 

「えっ!そんなことできるの?」

 

「相手が何人いるか知らんがコイツラならできるだろ。何なら俺が殺ってもいい」

 

「貴方か殺ると街に被害が出そうで不安なんだけど?」

 

「そこはプレシアあたりに結界を張ってもらえば大丈夫だろ」

 

俺たちの意見を聞いて月村姉は考えている。

 

「確かにあなた達の案が成功するれば私達は安心して暮らす頃ができるわ。でも失敗した「失敗はねぇ!」らってすごい自信ね?」

 

「こっちにはエース級の魔導師が3人もいるし、俺もいる。失敗する要素がない」

 

「隊長はそうだけど、私とメガーヌは違うわよ?」

 

クイントがそう言うが俺と殺り合って生きてるんだからエース級でいいだろ?

 

「そんで?どうすんだ?あんたが決めろ。俺たちはそれに従ってやる」

 

「潰してくれるのならお願いするけど、どうやって奴らをおびき寄せるの?」

 

「餌を用意して食いつかせるしかねぇだろ」

 

奴らは月村姉を手に入れたがっているが、月村姉の周りはガードされているため手が出せない。

そこで奴らの狙いは月村妹になる。

月村妹をさらって人質にするのが一番効率的な手段だからだ。

 

「そこで、イナホを月村妹の影武者にして誘拐させる。」

 

「えっ!でもイナホちゃんじゃすずかと背丈が違うし胸の大きさだって違うからすぐにバレるわよ?」

 

確かに月村妹とイナホじゃ全く違う。

だが!皆さんお忘れでしょうけどイナホは変身魔法が使えるのです!!

普段はケモミミと尻尾を隠すために使っているのだが、イナホの変身魔法は他者に変身することができるのである!!流石狐、化かすのはお手の物!!

前に面白半分でアリシアに変身してテスタロッサ家を騙せるか試したことがある。

アリシアとフェイトは騙すことができたがリニス、アルフの使い魔ズには匂いでバレ、プレシアには一瞬でバレた。

プレシアになんでわかったのか聞いたら「私が娘を見間違うわけないじゃない!」って言われた。

他にも高町家でなのはに変身して試したら士郎と恭也には速攻でバレた。

バレた理由は「自分たちがなのはを見間違う訳がない!!」とプレシアと同じ理由だった。

八神家のメンツで試してみた結果、匂いと魔力でしかバレないことが判明した。

そのことを月村姉に説明をした。

 

「向こうに魔導師がいない限りバレはしないし、イナホの戦闘能力なら捕まっても対処できるだろ」

 

「それなら大丈夫そうだけど」

 

「なんかあんのか?」

 

「私達は一応吸血鬼だから多少の魅了が使えるの。その魅了でイナホちゃんが操られたらって思って」

 

「私はご主人様以外に魅了なんかされません!!」

 

イナホは月村姉の発言にご立腹のようだ。

 

「実際にかけてみればいいじゃねぇか?それで魅了されちまったら違う作戦を立てればいい」

 

「そうね。じゃあイナホちゃん、私の目を見てくれる?」

 

「はい」

 

イナホと月村姉は目を合わすと、月村姉の目が赤くなりイナホに命令を下す。

 

「ハクリュウ君に思い切りビンタして大嫌いって言いなさい」

 

それは、イナホが絶対にやらないこと。

この命令をイナホが聞いたら魅了されたことになる。

部屋の中に緊張が走る。

 

「そんなことしませんし言いません!!」

 

イナホは魅了されなかった。

よかたぁ。もしされてイナホに大嫌いなんて言われたらショックで立ち直れないところだった!

 

「これでさっきの作戦で行けるな」

 

「ええ。全て任せっきりになってしまうけれどお願いするわ。決行はいつかしら?」

 

「そうだなぁ、こっちも色々と準備したいから一週間後ってとこかな。準備ができるまではゼストたちは当初の予定道理月村妹の護衛をしてもらうのと、イナホは月村妹に変身する練習だな。」

 

「かしこまりましたご主人様!」

 

「俺たちも了解した!」

 

俺は帰ってプレシアに協力を仰ぐために月村家で話あった内容を話した。

 

「何で護衛の仕事を貰いに行ったのに組織壊滅の話になるのよ!!」

 

何故か怒られた。解せぬ

 

「俺が言い出したんじゃなくてゼストの案だよ!」

 

俺がそう言うと、プレシアはキッとゼストを睨む。

睨まれたゼストは、スッと顔をそらした。

そんなゼストの態度にプレシアはブチギレて、デバイスを鞭に変えパジンッ!と床を叩く。

 

「二人共そこに正座しなさい」

 

「「えっ?」」

 

「早くしなさい!!」

 

パジンッ!パジンッ!

 

鞭を振り回しながら怒るプレシアに逆らえず二人揃って正座で3時間説教されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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