月村家の問題を終えて5日、ジェイルと通信して3日、なんとも年明けからイベント盛りだくさんの俺とイナホは海沿いを散歩していた。
まだ冬なので寒いが家の中でじっとしてるのは飽きてしまったのだ。
かと言ってどこかの世界で暴れてしまうとプレシアからのお説教が待っているのだ。
何故か知らんがプレシアには逆らえない。母は強しと言うやつなのだろうか?
そばらく歩いていると海の方から魔力を感じだ。
あそこは確か防衛プログラムと戦った場所だったと思う。
「イナホ、なにか感じるか?」
「はい、闇の書と同じような気配がします」
俺は携帯を取り出しプレシアに電話する
「もしもし、プレシア」
「あらハクリュウ、どうかしたのかしら?」
「海から良くない魔力反応がある。今すぐ調査したい!」
俺はワクワクしていた。
もしかしたらあそこから強いやつが出てきてくれるのではないかと期待に胸を膨らませる。
「何でそんなに楽しそうなのよ!まぁわかったわ、すぐに向かうわ」
プレシアとの電話を終えた後俺はワクワクしながら海を見つめるとイナホが声をかけてきた。
「あの、ご主人様」
「ん?どうしたイナホ」
「闇の書と同じような気配なのでリインフォースさんたちも呼んだほうがいいのは?」
「確かにそうだなぁ。よし!電話してみるか」
イナホの案を受け入れてはやてに電話をかける。
「はい、八神ですが」
「ん?この声はシャマルか?ハクリュウだ」
「あらハクリュウ君、どうしたの?」
「お前たち八神家全員いるか?」
「ええ、いるけど?誰に用があるの?」
「海から闇の書と同じような気配がするからお前ら全員今から言う場所に来てくれ」
「ええっ!?それは本当なの!?」
「おう、とりあえずプレシアは呼んだからお前らも来い。来れないなら最悪リインフォースだけでもいい」
「わかったわ!皆に伝えてすぐに向かうわ!」
「場所は海鳴灯台だ」
「すぐに行くから絶対に刺激したりしないでね!!」ガチャ
「あいつは俺を何だと思ってるんだよ」
電話が切れた携帯に向かってつぶやく。
しばらくしてプレシアが来た、フェイトとリニスを連れて。
「ん?フェイトも連れてきたのか?」
「ええ、ホントは家にいてほしかったのだけどね」
「ごめんなさい、母さんの手伝いがしたくて」
そういってショボーンとするフェイトをプレシアは抱きしめる。
「なんていい子なのかしら!!お母さん嬉しいわ!!是非手伝って頂戴!」
「うん!母さんのために頑張るね!!」
さっきまでショボーンとしていたフェイトだが今は満面の笑顔。
それを見てプレシアは「うちの子マジ天使!!」と言いながらだらしない顔をしていた。
「それで、良くない魔力とは?」
プレシアたちを無視してリニスが俺に話しかけてくる。
「少し待て。もうすぐ八神家が、来たな」
こちたに向かって走ってくる八神家が見えた。はやてはザフィーラに乗っている。
「ハクリュウ!!闇の書の魔力を感じたと聞いた!ホントなのか!?」
リインフォースが物凄い勢いで聞いてくる。
「闇の書に似たなにかだ。むしろお前たちは感じないのか?」
俺の言葉に全員が急いで魔力感知をおこなう。
「確かに、かすかだけど何らかの魔力を感じるわね」
「そうですねプレシア」
「私はわからないな。バルディッシュは?」
『Sorry』
「ウチもさっぱりや」
「あたしもかすかに感じる」
「ここまで意識しないと感じられんとは、少し鈍ってしまったか」
「我も同じだな」
「私もそんな感じね」
「何だこの気配は!これではまるで!!」
魔力感知をしてからリインフォースが動揺している。
「なにか思い当たる節があるのか?」
「この感じは確かに闇の書に似ている。しかし何かが違う気がする」
「「「「「ッ!?」」」」」
やはり闇の書に似たなにかだったか。
しかしなんであんなところにあるのだろうか?
「どうする?俺が熱息でぶっ飛ばすか?」
「「「絶対にやめなさい!」てや!」ろ!!」
プレシア、はやて、リインフォースに止められた。解せぬ。
「とりあえず私達には手に余る自体だからリンディに連絡するわ」
プレシアがリンディに通信を繋ぐ。
「どうかしたのかしら?プレシア」
「リンディ、海から闇の書と同じような気配がするわ。アースラで調べてもらいたいのだけど」
「なんですって!?すぐに調べるわ!エイミィ!!」
「了解です! ッ!?これは!!」
「どうなの?」
「確かに闇の書と同じ反応ですが少し違います」
「何があるって言うの!?」
「わかりません」
アースラでも解んないらしい。
こうなったら直接見に行くしかないよな!
そう思って動こうとしたらプレシアとリニス、リインフォースからバインドをかけられた。
「大人しくしてなさい!」
「…はい」
ちっ!今は無理だな。
夜にこっそり調べに来るしかない!
「言っとくけど勝手に調べに行ったらお説教よ?」
「いっ行くわけ無いだろう?」
クソッ!なんでバレたんだ?プレシアのやつ見聞色の覇気使えんのか?
「この件は慎重に動かないといけないから今はとにかく刺激しないほうがいいわ」
「そうだな、特にハクリュウ!お前はあれに近づくな!!」
リインフォースにそう言われた。
見つけたの俺なのに解せぬ!
俺たちは一旦解散した。
プレシアはリインフォースと一緒にリンディがいるアースラにむかった。
俺はと言うとリニスとフェイトに勝手に動かないように監視されています。
プレシアが「イナホじゃハクリュウの言う事聞いちゃうから2人共お願いね」って言ったのでこうなった。
家に帰ってきたが暇なのでイナホの尻尾をモフる。
しばらくモフっていたらフェイトがやってきた。
話を聞くと4日後にバニングス家が経営するテーマパークの開業イベントに招待してきたとのこと。
なんでも海底で見つけた不思議な岩をメインとした水族館もあるらしい。
俺はどうでも良かったがイナホが興味津々だったので行くことにした。
4日後
俺たちはバニングスに招待されたテーマパークにきている。
イナホは初めて見るものばかりなのでキョロキョロしていた。
バニングスに連れられて海底で見つけた不思議な岩のところまできた。
その岩は紅い光を放っていた。
俺はその岩を見た瞬間この岩はこの前話していた闇の書と同じ気配を放っているものだとわかった。
周りを見ればイナホもプレシアもリインフォースたちヴォルケンリッターたちも気づいていたらしく冷や汗を流していた。
俺は偉そうに話しているバニングスをほっといてプレシアに念話する。
《おい、これどうすんだよ?》
《どうするって言われてもねぇ》
《深夜に忍び込んで転移魔法でどっかにやるか?》
《それがベストだけどえらい騒ぎになるわよ?多分アリサちゃんは私達を疑うでしょうね》
《理由を話せばいいじゃねぇか?》
《そうだけどあのアリサちゃん見たら言いづらいわよ》
今もドヤ顔で説明してるバニングス。
《しゃぁどうすんだ?また事件が起こるぞ?まぁ俺はその方が退屈しないでいいけどな!》
《しばらくは様子見よ。変に動かないでね?》
《了解》
バニングスの説明が終わり皆帰宅し始めた時、何かを感じた。
(なんだ今のは?何かが地球にやってきた?)
「どうかしましたか?ご主人様」
「何か面白いことが起きる予感がする」
きっと俺は今笑顔になっているだろう。
これから何が起きるのか楽しみで仕方ない。
「ホント退屈しねぇなぁこの世界は」
「ご主人様が楽しそうでよかったです!」
イナホはそう言って嬉しそうにしていた。
「さて、そろそろジェイルたちが来るだろうから出迎えに行くか」
「はい!ご主人様」
さてさて、今度は何が起こるんだろうなぁ?