3人娘を連れて帰ってきた俺たちは、リビングに集まり今後について話し合う。
「まずは名前を教えてもらえないかしら?」
「我が名はロード・ディアーチェ」
「私はシュテル・ザ・デストラクターと申します」
「僕はレヴィ・ザ・スラッシャー!」
八神似がディアーチェで高町似がシュテル、フェイト似がレヴィだそうだ。
「それで?貴女達の目的は何かしら?」
「我等の目的はユーリを守ることだ!」
「ユーリって子はエグザミアを持っている子のことね?」
「はい。私達は彼女を守り彼女と共にあるために生み出されました」
「悪いやつはぜーんぶやっつけるんだぁ!!」
「そうなのね」
「ところで、ユーリは無事であろうな?」
「安心しなさい。腕だけは一流の科学者に任せてあるわ。もしユーリちゃんに何かあったら消し飛ばすから問題ないわ!」
それを聞いて顔が引きつっていたが3人は安心したようであった。
「さてと、次はこれからのことね」
「これからとは?」
「貴女達が今後何処ですごしていくかよ?」
確かにそうだ。
こいつらがずっと地球にいるのであれば身分証などを作り学校に行かせないと周りから怪しまれてしまうだろう。
しかし問題なのはコイツラはヴォルケンリッターと同じなので年をとらないだろう。
そうなるとずっと小学生ってことになるのか?
「私達はユーリに従います。ユーリがここにいたいと言えばここにいますし、他の星に行くのであれば私達も行きます」
「そう。それならこの話しはユーリちゃんが起きてからにしましょう」
プレシアがそう纏めた。
「こちらからもよいか?」
「なにかしら?」
「そこのハクリュウと呼ばれている者のことだ」
ん?俺?
「あの者、人ではないであろう?プレシアの使い魔でもないな?いったい何者だ?」
ほぉ、プレシアの作ってくれた腕輪で偽装してるのに人ではないと気づくとはなかなかにやるなぁ。
「そうだよなぁこっちだけ知っててそっちは知らないのはよろしくないよなぁ?」
俺はそう言ってイナホを呼んだ。
「どうなさいましたか?ご主人様」
「俺とこいつらをあの無人世界に転送してくれ」
「かしこまりました」
イナホの転移魔法でゼスト達と戦った無人世界に来た。
「何故このような場所に我らを連れてきた?」
「愚問ですよ王よ。この者は我等との戦闘を望んでいるのです」
「戦うの?よぉ〜しやるぞー!!」
3人はデバイスを構えて臨戦態勢をとる。
まぁ俺としては戦うのは吝かではないが後ろでプレシアが戦うなと無言のプレッシャーを放っている。
「戦う気はない。ここに来たのは俺の本来の姿になるにはあそこじゃ狭すぎるんでな」
そう言って俺は龍の姿になる。
「なっ!?貴様
「勝てません。王よ、私とレヴィが抑えますのでその隙にお逃げください!」
「何を言う!!お前たちを見捨てることなど我にはできん!」
「しかしここで全員倒れたら誰がユーリを守るのですか!!」
「我にとってはユーリと同じぐらいにお前たちも大事なのだ!!」
いや、戦わないって言ってるのに何で戦おうとしてるんだろうこいつら?
そんなことを思っている俺の目の前にレヴィがやってきた。
レヴィの目はキラキラと輝いていた。
「すごーい!!かっこいいー!!」
うん。レヴィってアホの子だな!
他の二人は緊迫した様子なのにこの子だけは新しい玩具を与えられた子どものようにはしゃいでいる。
その様子をプレシアは何処から取り出したのかビデオカメラで撮影しており、イナホは俺がカッコイイと言われた事に同意するように頷いていた。
この状況どうすればいいの?誰か教えてくれ!!
もうどうにもならないので俺は龍から人の姿になった。
ディアーチェとシュテルは安堵し、レヴィは残念がっていたが話が進まないのでしょうがない。
「ハクリュウの正体はわかった。お主が敵でなくてよかった」
「王に同感です。私達ではどうやっても勝てないでしょう」
「ねぇねぇ!今度背中に乗せてよ!!」
「レヴィ、話しが進まないので少し静かにしていてください」
「はーい」
シュテルの言うことを聞いて大人しくするレヴィ。
レヴィが大人しくなったので俺のことを話した。
「なるほど。プレシアが言っていたとおり管理局は信用ならんな」
「いっそのこと潰してしまったほうが良いのでは?」
「そうしたいんだがなぁ。潰したら潰したで面倒なことになるからなぁ」
シュテルの言うとおり潰してしまえばいいと俺も思うのだが、潰したら管理局が抑止力になっていたところが暴れ出して世界が大変なことになるだろう。
潰すなら管理局に変わる抑止力を用意しないといけない。
潰したらはいお終いってするのは簡単にできるが、その後が面倒になる。
いっそのことグレアムに丸投げしてしまえば良いのではないかと思うのだが、それをしたらグレアムは俺を抑止力として使うだろう。
暴れられるならそれでも良いがイナホやプレシア達が危険な目にあうのであればよろしくない。
「管理局で信用できる者を集めておいてその者に新しい組織を作ってもらえば良いにでは?」
「それが一番いい案だよなぁ」
「いっそのことお主がトップに立てばよかろう?」
「そうなったら力が物を言う世界になるぞ?」
「辞めて頂戴!アリシアたちの教育に良くないわ!!」
確かに。
アリシアたちがヒャッハー!してるのなんか想像できないし見たくない。
「まぁジェイルが言っていた最高評議会とか言う腐った脳みそ共をなんとかすれば少しはマシになるんじゃないか?」
「それが妥当ね。さてと、もう遅いから貴女達は寝なさい」
「寝床は悪いが俺の部屋で勘弁してくれ」
俺のベットは何故かキングサイズなので子供3人なら余裕で寝られる。
「ハクリュウは何処で寝るの?」
「俺は今からジェイルのところに行ってくるから大丈夫だ」
「お供しますご主人様!」
「イナホはレヴィたちの面倒を頼む。もしかしたら管理局が来るかもしれないからな」
「しかし!ご主人様お一人では!!」
「心配ない。朝にはイナホの飯を食いたいから帰って来る!うまい飯任せたぞ?」
「はいっ!!かしこまりました!!」
俺の言葉に耳がピコピコ尻尾フリフリと大喜びなイナホさん。
ジェイルがいる倉庫にやってきた。
連絡をしてあったので入口にウーノが立っていた。
「こんばんは、ハクリュウ様。ドクターより案内を仰せつかりましたウーノです」
「おう。よろしく」
ウーノの案内で倉庫の中に入る。
中にはいろいろな機会が設置されていた。
機械音痴の俺は触らない方が良いであろう。壊してしまったら大変である。
「ようこそお越しくださいました」
「おう。普段通りで良いぞ?」
「そうかい?ならそうさせてもらうよ!ここに来たのはエグザミアの様子を見に来たのかな?」
「そうだ。んで?どんな感じ?」
「エグザミアは回復のために全てのシステムを停止している。いったいどうやったらこんなダメージをあたえられるのかさっぱりわからん!!」
「こうなった原因は未だ不明なのか」
「今彼女の記録を見ているとこさ!夜天の魔導書の奥底に封印されていても外であったことは記録されるみたいだからね」
ナンバーズたちがモニターとにらめっこして原因を探していた。
「それと夜天の主を襲った者たちだが少し面倒なことをしてくれたようだ」
「ん?もしかして物凄く難しい話なら俺ではなくプレシアにしてくれ」
「ふむ。では物凄く簡単に言うと、彼女たちが未来から来たことにより空間が歪んで他の者も未来からやってきてしまっている」
「ま?」
「うん」
退屈しないから良いけどなんでこんなに問題ばっかり起こるんだろうこの街。
俺とジェイルは遠い目をして現実逃避をしていたらナンバーズがやってきた。
「お話中すいませんドクター」
「どうしたんだい?チンク」
「エグザミアが停止した原因がわかりました」
「おお!!なんだったんだい?」
「そっそれはそのぉ」
俺をチラチラ見て言いにくそうにしていた。
「俺のことは気にせずに言っていいよ?」
「はっはい!エグザミアが停止した原因はハクリュウ様の攻撃でした!」
「「はっ?」」
「こちらをご覧ください」
チンクが出してくれた映像は宇宙で俺が熱息を放っているところだった。
「エグザミアは切り離された防衛プログラムの中にいたらしくハクリュウ様の攻撃を受けて大ダメージを負ったことにより回復のために停止しているものとわかりました」
原因俺かよ!!!