【カオス】転生者集合スレ【スレ民募集】 作:あすたきさんちん
木片が、見当違いな方向へ弾け飛ぶ。予期せぬ乱入者に動揺したのだろう。
「………イッチ?」
思わずそう訊く事しかできなかった。
「おっと、今の俺はイッチじゃないよ。『レイダーニキ』とでも呼んでくれ」
「誰ですか、貴方」
背の高いシスターがレイダーニキへ詰め寄る。
「俺は豹野士狼。彼の友人だ」
そう言いながらレイダーニキは俺を指差す。
「そうですか。申し訳ございませんが今は取り込み中なので、ご退場願います」
「…………。」
「聞こえていますか?ご退場願いますと」
「そして」
『レイドライズ!』
「かかってこいよ、お前ら」
「…何なんだよ、ありゃあ」
「―――驚いたね。アレも、学園都市が作ったのかい?」
「いや…あんなの見たことねーぞ、俺は」
「なんか、どっちかって言うと悪役に見えるかも」
建宮、ステイル、上条、インデックス。
誰も知らない未知の何かを、4人は食い入るように見つめていた。
「レイダーニキ…待って下さい、俺も戦いま…!?」
痛みで震える足で立ち上がろうとした俺を、レイダーニキが静止する。
「大丈夫、コイツは俺がやる。サーベルニキは体力を温存しててくれ」
「させる訳ないでしょう、シスター・アンジェレネ!!」
「はぁい、シスター・ルチア」
完全に油断しきっていたところに、またあの硬貨袋が飛んでくる。
「しまっ………!!」
俺達に飛んできた、銃弾の如き硬貨袋は──────────────────
一人の男と、怪物によって防がれていた。
男は甲羅のような背中を使い硬貨袋を弾き
怪物はその枯れ葉まみれの体で硬貨袋を受け止めていた。
「あっぶねー、セーフ!」
男は背中の甲羅を戻して笑う。
「ありがとな、チオンジェン」
『カキシルス』
怪物は側に居た青年の持つボールに吸い込まれた。
「…まさか、貴方達は…!?」
確かめるように、呟いてみる。
「よっ、キメラニキだぜ!」
「
まるでヒーローのように。
最高のタイミングで、やって来てくれた。
──────────────────
「また厄介な増援が…!!」
「お前の相手は俺だ」
「…!!」
増援の2人を忌々しげに睨みつけるルチアの意識を向けるように、士狼が言う。
「その自信ごと、消し飛ばしてあげましょう!!」
直後、車輪が弾け飛ぶ。その大量の木片が、士狼目掛けて飛んでいく。
それに対して士狼は、避けもせず、臆しもせず。真っ直ぐ突っ込んでいった。
「なっ…?!」
木片はガリガリという音を立て士狼にぶつかるも、士狼が怯む様子は全くない。
「そんなチャチな攻撃じゃ、俺は倒れねぇよ!!」
正に猛牛の様な突撃で、士狼はルチアを吹き飛ばした。
「ぐうっ…!!」
ルチアは何とか受け身を取り、再生した車輪で反撃しようとする。その時
ヒュイイイイイイ!!という鳥の悲鳴の様な音が鳴った。
「退却命令ですか…」
ルチアは怒りが収まらない様子で一瞬だけ士狼を睨みつけると、踵を返した。
「退きましょう、シスター・アンジェレネ!!」
「あっ、えっ、はい!!」
暗闇の中へと走り去っていったルチアを追いかける様に、アンジェレネも去っていった。
「これで分かったろうよ。アレがローマ正教の
様々な感情が入り混じった沈黙の中、建宮が言った。
──────────────────
「俺ら3人は特別に先来たの。他の皆はまた後で来る」
「はぁ…それもまた、何で?」
「有能ニキ曰く『保険』だとさ。サーベルニキが危険な目に会わない様にって」
「実際お前ら命の危機だったじゃねーかよ、ヒヤヒヤしたぜ」
「すみませんキメラニキ…。で、これからの予定はどんな感じなんですか?」
「いやソレはサーベルニキ次第だよ、どうする?」
「…では、今すぐ行きましょう。場所は知ってます」
「よーしそうと決まればしゅっぱーつ!」
「レイダーニキそんな遠足じゃないんだから」
「悪い、つい…」
「おい」
「…どうしました、ステイル」
「君達…奴らに喧嘩を売るつもりなのか?」
「当たり前だろこの赤ロン毛」
「キメラニキ口悪っ」
「はぁ…まぁ僕のことはどんな渾名を付けようと構わないが、少し頭を冷やせ。奴らはこの街に少なくとも250人以上はいる。そんな大勢を纏めて相手にするなんて、無謀な自殺行為だ」
「え?250人?」
「嘘だろ?」
「…どうした?数に怖気付いたのかい?」
「いや少ないなーと思って」
「「「「……は?」」」」
「何だよ唖然としちゃって」
「そういう君達は戦力が何人いるんだ?」
「8千人の部下がいる!!」
「四災ニキややこしくなるからやめて下さい、今のは嘘です」
「えーと…
1(俺)、
2(サーベルニキ)、
3(四災ニキ)、
4(キメラニキ)、
5(サーヴァントニキ)、
6(デュエリストニキ)、
7(寿司屋ニキ)、
8(悪意ネキ)、
9、10、11、12、13(名無しのニキネキ達)…。
13人だね」
「「「「……は?」」」」
「お前ら…ゲームみたいな考え方してるだろ」
「…君達の頭の中を覗いてみたいね、意味が分からない」
「どうしたらそんな答えに至るか全く理解できないのよな」
「みんな数を数えられないの!?250人だよ?!」
「うおっボロクソ言うやん」
「いや平気だって俺らなら」
「量より質って言うしね」
「はぁ…君達は根っからの馬鹿な様だね」
「馬鹿で結構!何故なら勝てる自信があるから」
「じゃあ…そろそろ行きましょう」
「うん」
「せやな」
「行こうぜ!」
「ちょっと待て、話はまだ途中―――」
「すみませんステイル、事は一刻を争うので」
「おい待てよ漿…!!」
「…行っちゃった」
後半はスレ内での会話を意識。そのためセリフだけにしてます。
申し訳程度のスレ要素(汗)