ラクス・クラインが住んでいるプラントにて、目を覚ましたシルヴァはキラとラクスの両名と再会する。
そしてリハビリを続ける中、自ら手にかけたライデン・ニコルとバルドフェルドとも再会し、シルヴァは左腕に新たな義手を貰い受ける。
それから地球では、アーサー及びアーカード達はフィアース計画を発展させるため、新たなモビルスーツ『バイアラン・セラフ』と、そのパイロットである「スーパーコーディネーター」の『エイヴァ・ファウスト』をスカウトすることに成功する。
様々な思惑が始まる中、ザフトは「オペレーション・スピリットブレイク」を発動し、パナマ基地からアラスカ基地「ジョシュア」へと攻撃を開始したのである.....。
それではお楽しみにくださいませ。
アークエンジェル一同は、アラスカ基地へと辿り着いたがそこでは待機ばかりを命じられ、捕虜の「ディアッカ・エルスマン」の対応もままならない程で、ウィリアム・サザーランド大佐主催の査問会議では、理不尽な問答が続けられ、マリュー達は疲弊しきっていた。
それから、転属を命じられたムウとナタル、フレイはアークエンジェルから降りそれぞれの船に乗る準備をしていた。
そして、アークエンジェルの戦力は半減し、ガンダムルアルのパイロットであるマリアと、スカイグラスパー二号機のパイロットを勤めるトールしかいなかった。
「もし戦闘になれば私がアークエンジェルを守らないとね。フレイもいなくなってしまったし」
「俺も手伝いますよ、マリアさん!伊達にスカイグラスパーに乗ってませんから!」
「ありがとうトール。支援だけでも心強いわ」
「へへっ!」
「スカイグラスパーよりコマンドグラスパーの方が良いかもね。統合複合兵装の『I.W.S.P』が取り付けられるからね」
「あー確かに。なら僕が乗りますよ!」
「お願いね」
そうして二人は会話していると、突如と基地内部にサイレンが鳴り響き、爆発音と衝撃が同時に基地を襲った。
マリアとトールはすぐさまパイロットスーツに着替え、互いの僚機に搭乗するとマリューから通信が入る。
「マリアさん、トール君。現在アラスカ基地はザフトの攻撃を受けてるわ!我々はその防衛に出ます。無理は承知だけど出撃をお願いします」
「勿論です、艦長。」
「な、なんでザフトが!?パナマ基地じゃないのかよ!」
「状況がなんであれ、行くしかないわよトール。」
「くっ!了解です、マリアさん。行きましょう!」
「ええ、そのつもりよ!」
アークエンジェルはメインゲートから出撃し、ユーラシア連邦のイージス艦隊と共に防衛任務についた。
左リニアカタパルトからルアルが出撃し、右のリニアカタパルトでもコマンドグラスパーも出撃して迎撃にあたった。
空中ではサブフライトシステムに搭乗した「シグー」・「ジン」、空戦能力が高い「ディン」までもが、攻撃を掻い潜り次々に防衛施設を破壊し、ユーラシア連邦のイージス艦隊を次々に落としていく。
だが、ルアルに搭乗したマリアが翼から折り畳まれてある「サテライトライフル」を連結し、空中MS部隊を落としていく。
「流石に数が多すぎるわ。だけどやらせはしないわ!」
「マリアさん!」
「トール、アークエンジェルの援護をお願い。私はもう少し前線に出るわ」
「分かりました。でも無理だけはしないでください!」
「ええ、ありがとう!」
ルアルの後方より現れたコマンドグラスパーの援護により、ディンを三機撃破し、マリアはトールにアークエンジェルを任せ、自身はサテライトライフルの連結を解除し、二丁に分裂させて両腕を伸ばし、かの有名なウイングガンダムゼロが行った「ローリングバスターライフル」を行い、次々にシグー・ディン・ジンを落としていき、水面に顔を出したボズコロフ級潜水空母を二隻沈めた。
「これでもまだ攻撃は止まらない。このままでは.....」
「ルアル!マリアちゃん聞こえるか!こちらムウ・ラ・フラガだ!返事してくれ!」
「え、な!?フラガ少佐!どうしたんですか!」
「よし、まだ無事だな!今からアークエンジェルに着艦するから、伝えてくれ!」
「は、はい!?。わ、わかりました!」
マリアは咄嗟の出来事に上手く反応が出来なかったが、すぐにアークエンジェルに友軍機が突っ込んでいく事を知らせると、マリューは驚愕していた。
そして、被弾した右舷カタパルトに戦闘機が不時着すると、ムウがコクピットから飛び降り、マリュー達がいる艦橋にいくとアラスカ基地の地下に「サイクロプス」が仕掛けられていることを伝えられた。
そして、ミリアリアによりトールとマリアにもその事が伝えられると、二人は連合軍のやり方に言葉を詰まらせた。
「じゃ、じゃあ!俺達は何の為に戦ってるんだよ!」
「ザフト軍を誘い込むために、友軍までも見捨ててまでそんなことをするなんて.....」
「トール、マリア!ここから撤退するぞ、いいな!」
「「了解!!」」
左舷リニアカタパルトからスカイグラスパー一号機がランチャーストライカーパックを装備し、前線にいるガンダムルアルとコマンドグラスパーに合流し、撤退するために道を切り開こうと奮闘を開始した。
マリューは友軍の艦隊に打電し、共に戦線離脱を呼び掛けるがザフト軍の攻撃は凄まじく、アークエンジェルと友軍艦隊はダメージを受けていた。
そして、ザフト軍は遂にメインゲートを突破し内部基地に攻撃を開始したのである。
「もうゲートはくれてやったんだ。こっちほ見逃してくれてもいいだろうが!」
「うおおお!ここでアークエンジェルをやらせるもんか!」
ムウとトールは同時に攻撃を仕掛け、シグーとディンを落としていき、グゥルに乗っているジンをマリアが後方からサテライトライフルを連結させて、一斉放射して落としていった。
だが、アークエンジェルの後方より因縁の相手と言うべきであろう「デュエル」がグゥルに乗って接近しており、右肩部のレールガンと左肩部のミサイルを同時に発射しダメージを与えていった。
アークエンジェルの後方にいたマリアは咄嗟にデュエルの前に立ちはだかり、アークエンジェルから距離を離していく。
「足付きぃ!今日こそ終わりだなぁ!」
「イザーク!?こんなときに」
「貴女もここで終わりだ、マリアさん!」
「まだよ、こんな所で死ぬわけにはいかないわ!」
「バスターのようにはいかんぞ!」
マリアはサテライトライフルを連結させたままビームライフルを発砲し、イザークはシールドで防ぎつつ、ビームサーベルを取り出してルアルのサテライトライフルを切り裂いていく。
ライフルを失ったマリアは頭部に搭載されている「イゲールシュテルン」を発砲し、こちらもビームサーベルを取り出して応戦を開始する。
トールとムウはアークエンジェルに近づくモビルスーツ群を、連携を取りつつ守りに入るが、アークエンジェルは次々と武装を破壊されていき推力が低下し、姿勢を崩してしまう。
「フラガ少佐、アークエンジェルが!」
「くっそー!!!」
そして、アークエンジェルの攻撃が少なくなり、一機のジンが突撃を開始し艦橋にたどり着いてしまい、アサルトライフルの銃口をマリュー達に向けた。
銃口を向けられたマリュー達は「死」を直感し、銃口が光り覚悟を決めようとしたその時だった。
突如と上空から一筋の光が現れ、アサルトライフルを破壊したのである。武器を壊されたジンのパイロットは光が現れた所を視認すると、一機のモビルスーツが現れ一瞬のうちに頭部メインカメラを破壊された。
遥か
そしてそのモビルスーツからアークエンジェルに向けて通信が入り、そこに流れてきた声は忘れもしない人物の声が聞こえたのである。
「こちらキラ・ヤマト、援護します。今の内に退艦を!」
「キラ.....?」
「キラだよ!」
「キラ.....君?」
マリュー達は「キラ・ヤマト」の声を聞き、驚きをかくせれなかった。そしてキラが登場しているフリーダムに向けてジン二機がアサルトライフルを発砲し始めた。
-SEED覚醒-
キラはスラスターをフル稼働させて、アークエンジェルから離れモビルスーツを引き付けると、フリーダムに搭載されている「マルチ・ロックオンシステム」を稼動させ、フルバースト・モードを発動し、各々のジンの腕・頭部を狙撃していった。
「くそ、何なんだよあれは!」
その光景を目撃したイザークとマリアは、フリーダムの驚愕的な火力に驚きを隠すことは出来ずにいた。
それからキラは再びマリューに通信を繋ぎ、再び退艦を呼び掛けた。
「マリューさん、早く退艦を!」
「あ.....。奥の地下にサイクロプスがあって.....、私達は囮に。作戦なの、知らなかったのよ.....!」
「だからここでは退艦できないわ。もっと基地から離れなくては!」
「分かりました!」
キラはマリューからそう告げられると、国際救難チャンネルを開き連合軍とザフト軍に、アラスカ基地にサイクロプスが発動し自爆することを知らせた。
だがそんな事に屈しないイザークが駆るデュエルが、フリーダムに向けてビームライフルを発砲するが、キラはすぐにシールドを構えて防御した。
「下手な脅しを!」
「デュエル.....!」
「いぇぇぇ!!」
イザークはビームサーベルをを取り出し切りつけようとしたが、キラは咄嗟にシールドで止め、今度はデュエルが空いた左腕でパンチをしようとするも、すぐに止められ睨み合いが起こった。
「止めろと言ったろ。死にたいのか!」
「何を!」
イザークは右肩部に搭載されてあるレールガンを、フリーダムの頭部を至近距離で発砲したが、キラの卓越な操作技術により紙一重て躱されてしまう。
そしてフリーダムの顔面に頭突きを仕掛け、怯ませてビームサーベルを振り下ろしたが、巧みに躱されフリーダムがビームサーベルを取り出しコクピットに向けた。
「うわぁ!」
「..........」
だがキラはコクピットを狙わず、デュエルの両足を切り裂き背中からキックをお見舞いした。
両足を失ったデュエルは海面に落ちる寸前に、友軍のディンに助けられ、そのまま撤退していった。
「あいつ.....何故.....?」
それからキラはマリア達と共にアラスカ基地から離れるため、アークエンジェルを守りつつ奮闘したが、遂にその時が訪れた。
突如とアラスカ基地内部から、強烈なエネルギー放射が確認されると、そこにいた全てのザフト軍及び連合軍の軍人たちの身体が風船のように爆発していった。
そしてアークエンジェル内部にも警告のアラームが鳴り響き、サイが声を荒くし、サイクロプスが起動したことを伝える。
「サイクロプス.....起動!」
「機関全速、退避!」
マリューはすぐに指示を出し、アークエンジェルのエンジンをフル稼働させると、マリア達もすぐに撤退を開始していった。
ザフト軍と連合軍も撤退を開始したが、それでも間に合わずサイクロプスを受けて爆発していく者達の姿もあった。
そして遂にはアラスカ基地は変形を開始し、大爆発を引き起こして地上に展開されたザフト軍のモビルスーツの残骸が残り、」巨大なキノコ雲」が姿を表したのである.....。
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基地から離れたマリュー達はある小島にたどり着くと、フリーダム・ルアル・コマンドグラスパー・スカイグラスパーが鎮座し、各々のパイロットが降りてキノコ雲が出ている方向へと目を向けて視線を下ろし、ムウは溜め息をついてヘルメットを投げ捨てた。
トールはミリアリアの傍へと駆け寄り、抱擁を交わして心から安堵し、マリアはシルヴァから貰ったクリスタルのネックレスを握りしめていた。
場所は変わりオーブにて.....。
モルゲンレーテの地下にあるモビルスーツ工房にて、「桃色」と「紺色」のモビルスーツが模擬戦を開始しており、そこにはアストレイ三人娘の「アサギ・ジュリ・マユラ」と、レイ・アームストロングとエリカが見守っていた。
それから模擬戦用のビームサーベルを、お互いにガードした所でブザーが鳴り響きそこで模擬戦は終了した。
二機はドッグに格納されると、各々コクピットからパイロットが降りヘルメットを脱いでエリカ達と合流した。
「まさかこれ程の腕を持っているとはな。メカニックとしてもパイロットとしても申し分ない。流石だよ、フィアさん」
「そうでもないわ。私は元々フィアースの産みの親だし、それに自分で動かしてみないと分からないから。」
「にしてもフィアさんの動きは素晴らしかったわ。お陰で『ルージュ』を強くすることも出来たし、それに貴方が直したモビルスーツもね」
「ありがとうございます、エリカさん。皆さんに少しでも恩返ししたいので。」
「戦闘用コーディネーターのアレスと互角に交えるとは.....。やはりフィアさんは並みのコーディネーターではないな。」
「レイさん、私は普通の人間ですよ。コーディネーターであろうとナチュラルであろうとね」
「それはそうだな。失言を許してほしい。」
「いいえ、大丈夫です。」
「ねぇねぇフィアさん!この後お出掛けしようよ!」
「わ、私を!?」
「そうよ。ここにいたら肌のメンテナンスも出来ないし!」
「ほらほら、早く!服も選んであげるから」
「ちょ、ちょっと貴女達!」
フィアはレイの失言を特に気にすることなく許し、エリカと後からルージュとフィアースのメンテナンスを行うことを約束した。
それからアストレイ三人娘も合流し、その場の空気は一変し明るくなると同時に、フィアは三人に連れられて待ちに出掛けていった。
残された三人は微笑ましく思い、笑顔で見送り残りの作業を終わらせにいった。
いかがでしょうか?
やっと念願の舞い降りる剣の回を書くことができました!
なるべく原作を崩さず、オリキャラ達と掛け合いを成立させて行けたのではないかと思います。
しかし、やっと後半に入れたのでどんな展開になるのかもお楽しみくださいませ!
仕事が忙しく、時間がとれませんがゆっくりと書いていきますので、よろしくお願いいたします!
いつも、いいねとしおりありがとうございます!少しでも励みになるので、感想もよろしかったらぜひ!
それではまたチャ━(★´∀`)ノ━ォ!!!