それでは、どうぞお楽しみくださいませ
空に向かって、「フィアース」のブースターを起動させて飛ぶと、瞬時にあるモビルスーツをコクピットの中側から認識した。
その機体は、赤と青の色に白色のトリコロールカラーのガンダムがモビルジンの頭部に向けて、パンチを食らわしているところだった。たちまち、ジンは怯み重斬刀を引き抜いて切ろうとするも「フェイズシフト装甲」を展開したストライクには通用せず、アーマーシュナイダーで、返り討ちにあったのであった。
(あれにキラとマリューさんが、乗っているのか。すぐさまにOSを書き換えて対応したんだな。さすがはキラ・ヤマトだよ。ってもう一機ジンが向かっているのか、流石に不味い!)
「今から、あのガンダムの所に急降下する。しっかりと捕まって舌を噛まないようにな!」
「え!ちょっ、ちょっと心の準備が....あぁ!」
俺はペダルを踏み、フィアースのブースターを最大まで稼働させてストライクに向かって急降下する。マリアは舌を噛まないように、必死に俺にしがみついて両目をとじていた。
胸に顔が当たり、その息を感じつつも地面にギリギリまで加速する。ストライクは気づいていないが、もう一機のジンが上を見上げると黒い「マント」をまとった何かがこちらにもう接近していると感じた。そして、地面にぶつかるにフィアースの脚部に搭載してあるスラスターと、肩部も同時に起動させてるが、流石に無理と判断しそのまま地面に着地する!
ドゴーーーン!
「くっ!振動が結構響くな!。マリアは大丈夫か?」
「だ、大丈夫....!あなたに必死にしがみついたから」
「ハハッ、そりゃそうだよな」
マリアが大丈夫なことを確信しつつ、フィアースは見事にストライクとジン、両者の前に立ちはだかることに成功すると、ストライクから知っている声が二つ聞こえてきた。
「な!モビルスーツがもう一機あるなんて!」
「あ、あれは『フィアース!?』一体誰が!」
二人は驚愕しつつも、俺はストライクの方をモニターで、確認するとストライクはしゃがんでおり、その手元にはミリアリア達が巨人の手に守られながら、こっちをみていた。そしてすぐにジンに視線を向けると、相手はアサルトライフルを構えて撃ってきた。だが、その抵抗は儚くフィアースの纏っているマントに一切通用はしなかった。いや、効くはずがないのである....。
それから、武器は何かあるかと調べると、マリアがモニターの方に指を指して教えてくれた。
「ねぇこれを使ってみたら?」
「こいつは....、『ツヴァイヘンダー』?。だが良いのか?」
「私は捕虜なのよ、それくれらい覚悟あるし。あなたがコーディネーターなのが癪だけど。」
「なら、行くぞ!」
フィアースのブースターを吹かせて、ジンの懐へと突入していく。ジンはアサルトライフルを撃ち続けるが、空になってマガジンを交換しようとしたところ、フィアースがマントの中から取り出したものに、ジンのパイロットは驚愕した。それは鉄の板のように見えたが、
変形して大型の「ビーム対艦刀」になり、フィアースが両手持ちにしてジンの上半身糸も容易く、切り上げて屠った。
空中に舞うジンの胴体は瞬時に爆発していった。地面には下半身だけになり倒れた。
対艦刀「ツヴァイヘンダー」を肩に構えて、ストライクに振り向くとキラたちは、ただただ息を飲んだ。
そこにたっているのはフィアースではあるが、首からしたのマントがなびいて装甲が露になると、元々白色の装甲が、黒色になっており頭部が「ケルベロスバクゥハウンド」のようなセンサーがついており、目元にはモノアイはなかったものの、赤く光っていた....。
それで、ツヴァイヘンダーを元のの形に戻して、背中にマウントしてキラとマリューさんが乗っている、ストライクの右肩に左のマニピュレーターで、接触回線を開いた。
「よく持ちこたえたな、キラ。」
「え、し、シルヴァさん!なんでそのモビルスーツに」
「説明は後だ、キラ。それよりも」
俺はいまだに警戒を解いてはいなかった。おそらくザフトの追撃部隊が、またこのヘリオポリスにきて、俺やキラの乗っているモビルスーツを狙ってくるに違いないと。そう思いながらマリアに視線を送ると、彼女は涙目になっていた。無理もない、もしかしたら今撃破したジンのパイロットはチームメイトなのかもしれない。だがこれは戦争なんだと、捕虜になった彼女には苦痛な光景になったろだろえ。
「恨むなら、今のうちにしてくれよ。悪いがこれは戦争なんだ」
「復讐に乗っかって、貴方を殺してどうするのよ....。一時の感情で動くほど、ザフトレッドになったつもりはない....」
「そうか....。すまないな、変なことを聞いてしまったな」
「な、なんで謝るのよ!」
そう、マリアと話しているうちにコロニーの山側から緑色の極太のビームが火を吹いて、瞬時に爆発をおこした。その煙の中から現れたのは、白くどこか「木馬」のように見えた戦艦。
『強襲機動特装艦 アークエンジェル』が煙の中から姿を現したのである。
(ついに来たか、アークエンジェル....。俺達が乗る戦艦がここまで来るとはな。ということは、あの二人も....。)
と思ったのもつかの間、アークエンジェルの後ろから現れたのはオレンジ色のMA「メビウス・ゼロ」と、ザフトの指揮官機専用の「シグー」が戦闘を行っていた。だがどうみてもメビウス・ゼロが苦戦している。そこで俺はフィアースを動かし、ブースターを吹かせてシグーの元へと駆ける。
「くそ、しつこいな!いい加減に!」
「ここまでだな、ムウ・ラ・フラガ!」
シグーはメビウス・ゼロに止めをさそうとするが、突如とレーダーに急接近するモビルスーツが、自分の方と来ているのがわかった。
すかさず、そのモビルスーツに振り替えると、ツヴァイヘンダーを構えた「フィアース」がシグー目掛けて振りかざした。
「なに、この機体は!?」
「ちぃ、はずしたか!だがまだだぁ!」
シグーは左腕に装備してある「M7070 28mmバルカンシステム内装防盾」を構えて見せるが、フィアースのツインアイが発光し左腕をシグーに向けて突き出すと、マニピュレーターが下がりそこから『ガトリング』が顔を出して火を吹いた。
「なんだと!腕からガトリングが出るとは!」
「これ以上はやらせん!」
お互いに、発泡したがフィアースのフェイズシフト装甲の前にはダメージにならず、代わりにシグーの左腕腕が大破した。すぐさま距離をとりこれ以上は無理と判断したのか、シグーは潔く撤退していった。
「チッ、流石はラウル・クルーゼか」
「な、なんで隊長の事を、知ってるの?」
「........、さぁな。連合の友人に聞いたんだ。」
「そうなんだ....」
彼女は不思議そうな顔をして、シグーの撤退を見送った。
それから、アークエンジェルがストライクに近づいてるのを確認して、俺もあの船に向けてフィアースを動かす。
だが、コクピットではマリアは不安そうな顔をしていた。これから降りる船にナチュラルが、沢山といるのだからと。そう思い体をビクビクと震わせていた。だが俺はすかさず、彼女に声をかけた。
「安心しろ、流石にザフトレッドの捕虜に手を出すほどバカではないとは思うからさ。」
「そ、そうかな....。凄く怖い....」
「こういっちゃあれだが、俺としては『ナチュラル』や『コーディネーター』は関係ないさ。何かある前に守って見せるよ。」
「本当に....?。根拠はあるの....?」
「俺の連れもコーディネーターだからな、俺がなんとかする。」
「うん、分かった....。」
彼女はそう言われたあと、少しでも恐怖が和らいだのか落ち着きを見せた。だが、顔は不安でいっぱいだった。すかさず彼女の右手を優しく握った。すると、あまりの出来事で目を大きくしてこっちを見たあと、俺の胸に顔を隠した。
(こいつ....、いやマリアは純粋な女の子なのか。可愛すぎるだろうが!ちくしょうめ)
と心の中で本音を吐きつつ、アークエンジェルに降りた。
そして、フィアースのコクピットからマリアと共に顔を出し、徐々に下がる左手のマニピュレーターに捕まって降りると、連合の兵士が、民間人とザフトレッドが一緒にいることを驚愕しつつも、ムウ・ラ・フラガがあの言葉を発した。
「君らが、あの二機のモビルスーツを動かしたのか?」
「ええ、そうですけど、何か?」
「君らは『コーディネーター』だろ?」
(最悪だ....。ついに言いやがったよこの人。後でとっちめてやる....)
それを聞いた、連合の兵士が一斉にキラと俺、そしてマリアに向けて銃を構えた。キラの前に俺は左手で庇い、マリアは俺の傍に抱き寄せた。
(くそ、どう切り抜ける!シルヴァ・ファウスト!)
俺は心の中で、叫びつつ真っ向から立ち向かった....。
いかがでしたでしょうか。今回は前回の捕虜にしたザフトレッドのマリアをコクピットに乗せて、戦いつつあのラウル・クルーゼを撤退させましたね。これはもはや主人公では???と思いつつも、完成することができました。次回はフィアースの武装を、書いていきます。評価はお任せにしますので、感想は書いてくださるとありがたいです。それでは、また!