この素晴らしい世界であのクソ女神をぶっ飛ばす……! 作:ブロリーです
ーー見つけた、見つけた、ついに見つけた……!
俺の視界に捉えられたのは、艶やかな青い髪を持った、人間離れした容姿の美少女が、檻に閉じ込められている様子だ。そしてその周りで、男性二人が話して……お、なんか勇者っぽい見た目の人が檻を捻じ曲げた。
なんか日本人ぽい見た目してるしあの人も
……お、決闘でも始まるのかな? 檻を捻じ曲げだ人がもう一人の男に掴み掛かってる。うん、決闘が始まるらしい……とか思ってたら一瞬でけりがついた。あの人見た目だけなのかな……まあ良いか、俺の目的は別にあの男じゃない。俺が用があるのは女神アクアだ。
意を決して俺は彼女らのところへ向かい、一言声をかけた。
「あれ、アクア様じゃないですか! お久しぶりです!」
「……誰?」
……まさか忘れられてる?
「やだなー、俺ですよ! もしかして覚えてないんですか? あなたなら立派な勇者になれるとか何とか言ってたのに……」
お仲間であろう人達にまたかよ……という視線で見られながらも、俺は熱弁を続ける。
「あんなことしておいて忘れただなんて酷いですね……俺ですよ、広瀬佑樹ですよ?」
「あ、あー! あなたね! 覚えてるわよええもちろん!」
女神アクアはそう言うが、泳いでいる視線、慌てた態度から察するに恐らく忘れているのだろう。まあそれは良い。
「あ、一人で喋っててごめんなさい! 俺、広瀬祐樹って言います。……あの、あなたのお名前は?」
とりあえず日本人っぽい男の子の名前だけでも聞いておこう。おそらく女神アクアがこんなところいるのは、彼が原因だろうから。
「佐藤カズマです」
「あの……何でアクアさんがこんなところに? それに強そうなクルセイダー……? の方と紅魔族なんて……まるで冒険者パーティーじゃないですか」
カズマくんから詳しく話を聞くと、転生の際に、彼女の態度がムカついてこの世界に持っていける「者」として引き摺り込み、今は冒険者をしていること。駆け出しでは普通なのだが、馬小屋で寝泊まりしていること。ジャイアントトードーに丸呑みにされてトラウマを持っていること。
話している時、カズマ君は少し身構えていたが、それは先ほどの男が原因だろう。決闘になってたし。
もちろんそれを聞いた俺が怒るなんてことはありえない。むしろカズマくんを全力で褒め称えたい衝動に駆られた。まあ他の女の子もいる手前、そんな手放しに褒めることはしなかったが。
「そうですか……アクアさん、今まで大変な思いをされてきたんですね? さあ、こっちにきてください」
アクアさんの手を取った途端に、金髪の美女から肩に手を置かれる。
「私の仲間に馴れ馴れしく触れるな。貴様、何者だ?」
「別に何者でもありませんよ。ただ少しアクアさんに用があるだけです。さあ、こっちへ」
「ちょ、ちょっと!? 別に、私としては楽しい毎日を送ってるし……」
楽しい毎日を送ってる……
「そう、そこだよ。俺が許せないのは」
突然、俺の雰囲気が変わったからか、みんなが首を傾げる。もちろん当の本人であるアクアさんでさえ。
「さて、アクアさん……いいえ、女神アクア。俺から、一言だけ言いたいことがあるんですけどよろしいですか?」
「へぁ!? な……なにかしら……?」
「女神アクア……まずお前から血祭りに上げてやる」
その瞬間、俺の筋肉が膨れ上がり、見事な筋肉を持った、巨漢が、町の中に現れた。
◇
「カズマくん、女神アクアの弱点を教えてくれて助かった」
なぜ伝説のスーパーサイヤ人状態にならないかというと、あの状態はまだ制御できていないからだ。それでも30秒ほどは意識を保てるのだが、女神アクアが横にいた場合、3秒後には理性が焼き切れて血祭りにあげてやることになるだろう。それは俺としても本意ではない。だからこそ、女神アクアの弱点を使うことにしたのだ。
先ほどカズマくんが言っていたジャイアントトードーだ。なんでも、丸呑みにされて、トラウマになっているらしいのだ。これを使わない手はないだろう。ということである。ちなみに、ジャイアントトードーを大量に呼び出す方法は知っている……のだが、どうやらそう簡単にもいかないらしい。
「あ、アクアの代わりに私がどんな辱めでも受けようっ! だ、だからアクアを離して私をさっきのムキムキ状態で……くぅ……!」
俺の真横に剣が飛んできたかと思えば、顔を紅潮させた美女がこちらに迫ってきている。
見れば、紅魔族の少女と、カズマくんも一応戦闘体制だ。なんだ……それならば女神アクアを離してあげよう。離して、戦った上でカエルの口に放り込む。これが一番絶望的なはずだ。最も、そのためにはこの俺と戦ってもらわなければならない。しかし、女神アクアを離したことで、後ろの二名は臨戦体制を解除し、そして金髪美女は目を期待に輝かせている。
「お前たちが戦う意志を見せなければ、俺は女神アクアをカエルの口に放り込むだけだあ!」
その言葉と共に、俺はスーパーサイヤ人に変身する。「伝説」のスーパーサイヤ人でないことがここでのポイントだ。この形態ならば、俺は力を制御して、女神アクアだけをカエルの口に放り込むことができる。そしてどうやら……向こうも戦う気になったらしい。
「やっと戦う気になったようだな」
言うが早いか、俺は女神アクアの仲間めがけて一目散に駆け出す。だが、それを止める者が一人。先ほどは興奮していた金髪美女である。
「その程度の
もちろん、押し切る。そもそもの土台が違うのだ。人間とサイヤ人。どれだけステータスを上げようが、この差はなかなか覆るものではない。
「虫ケラが一匹、死ににきたか」
「む、虫けら!? くぅ……! も、もっと強い罵倒を!」
その言葉を聞いた途端だった。いい知れぬ寒気を感じてしまったのだ。故に俺は、全力で金髪美女を女神アクア達のところに投げ飛ばした。
「な、なんなんだあ……今のはあ……?」
心の奥底から感じた恐怖。なんてことはない、ただの美女のはず……まあいい。とりあえずまずは女神アクアだ。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! なんでそんなにアクアを狙うんだ?」
どうやらカズマくんは話がしたいらしい。いいだろう。教えてやる。この恨みの根源を。
ちなみにアクアさんは一ポイントにつき一回、後書きにてカエルに食べられます。
今日は食べられそうにないです。
お前たちが評価をすれば、俺は女神アクアをカエルの口に放り込むだけだあ!
アクア様の食べられ方
-
無理矢理押し込む
-
さりげなく押し込む
-
ゴッドブローを打たせる
-
朝から食べられてゆっくりと沈んでいく