IS×World Trigger   作:ガイストは男のロマン

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第14話

 

 

篠ノ之の周りにシールドを展開して拘束をすること10分。篠ノ之が折れた竹刀でシールドの壁を破壊しようとしたが、当然壊すことは出来ずに千冬さんがやってきた。

 

千冬さんはドアに出来た穴を見てから俺と織斑に事情を聞き……

 

「……成程、篠ノ之。2人はこう言っているが、『廊下という公共の場所で生身の人間に竹刀を振るった』事について、言い訳があるなら話せ」

 

鷹のように鋭い眼差しを篠ノ之に向ける。すると先程まで散々喚いていた篠ノ之は借りてきた猫のようにおとなしい。ちなみに他の女子は千冬さんの怒りのオーラにビビり、離れた場所から俺達を見ている。

 

まあ千冬さんの言うように無関係の生徒がいる廊下で、生身の人間に竹刀を振るうなんて人としてアウトだからな。

 

「……………」

 

ダンマリの篠ノ之に千冬さんはため息を吐く。

 

「……無いようだな。今回は初回だから停学は勘弁してやる……が、今から3時間、私と組み手をして貰う。嬉しいだろう?」

 

「「「っ!」」」

 

千冬さんの言葉に俺達は息を呑んでしまう。以前1回だけ組み手をしてボコボコにされたことを思い出す。たった5分でも恐怖だった組み手が3時間……停学の方がマシかもしれない。

 

「では行くぞ。ミッチリしごいてやるから楽しみにしろ」

 

千冬さんはそのまま篠ノ之を持ち上げて俵担ぎで寮から出て行く。

 

「済まん恭弥。マジで助かった」

 

「いや、それは構わないがマジで大丈夫か?ヤバくなったら俺の部屋に来い。遠いけど」

 

「そうする。それにしても恭弥ってA級1位だったんだな。しかも戦闘服、カッコ良くね?」

 

「まあ、そうだな」

 

カッコいいとは思うが機能性より見た目を重視するのは戦闘員としは間違いだろう。

 

「そういやクロニクルって束さんの部下って事は戦闘員じゃなくて技術職場なのか?」

 

「束さんとクロエは戦闘員とエンジニアの兼任だな。ただ束さんはチームを解散してからエンジニアを、クロエはチームに所属してからは戦闘員を優先してるな」

 

「え?!束さんって誰かとチームを組んでたのか?!全然想像出来ねえ!」

 

そういや千冬さんによれば昔の束さんは興味ない人間に対してガン無視していたらしく、忍田さんに多少矯正されて冷たい態度を取るようになったんだったな。

 

「ボーダー入隊当初はかなり協調性皆無だったらしい。けどボーダーには千冬さんより遥かに強い剣士がいてな、その人が束さんをボロカスにして大分マシになったんだよ」

 

「千冬姉より強い!?嘘だ!」

 

どうやら織斑の中では千冬さんが最強の剣士って考えらしい。

 

「マジだ。記録を見るか?」

 

言いながら俺は携帯を取り出して忍田本部長と千冬さんの模擬戦の動画を織斑に見せる。そこには忍田本部長の尋常じゃない攻めに押される千冬さんが映っている。

 

そして最終的に忍田本部長が千冬さんの剣を叩き落として首に弧月を突きつけて、千冬さんが両手を挙げて降参のポーズを取る。

 

「マジか……え?ボーダーにはこんな人がゴロゴロいるのか?」

 

織斑は信じられない表情で俺と携帯を見比べる。

 

「まさか。この人はぶっち切りのトップだ。2番目から5番目に強い剣士が千冬さんに近い実力だな」

 

10本勝負で千冬さん相手に勝率を4割以上出せる攻撃手は太刀川さん、迅さん、風間さん、小南先輩の4人だが、この4人は互角と判断して良いだろう。

 

「……怪物の巣窟かよ」

 

言いたいことはわかる。俺も全体で見れば強い方だが、今挙げた5人とは壁があると思っているし。

 

「っと、話が逸れ過ぎたが、ヤバくなったら直ぐに助けを求めろ。というか今後も攻撃されるなら、最悪ボーダーに護身用のトリガーを融通が出来るか聞いてみるぞ」

 

束さん経由で頼んでみれば、戦闘用トリガーは無理でもエンジニアやオペレーターが使う護身用トリガーなら貸してくれるかもしれない。

 

護身用トリガーは武器は無いが、一応トリオン体にはなれるので篠ノ之の竹刀や木刀は当然として実弾銃も効かないので、身を護るだけなら充分役立つだろう。

 

「場合によってはそうしてくれ。とりあえずシャワー入って寝たい……ちなみに恭弥のルームメイトって誰だ?」

 

「知らん。部屋に行く前に背後から凄い音が聞こえてきたんだが……音の原因がこれとはな……」

 

穴の空いた織斑の部屋のドアを見るが、ドアに穴を作るほどの威力の一撃を人間に使うなんてマジで馬鹿じゃないのか?頼むから俺のルームメイトは篠ノ之みたいな暴力女はやめて欲しい。

 

「まあ良い。疲れたから部屋に行く。じゃあな」

 

「おう、助けてくれてありがとな」

 

織斑に手を挙げて礼を返して廊下を歩く。そして一番奥の部屋に到着する。

 

(さて、俺の部屋に住む女子は誰だ?大人しい女子であってくれ)

 

内心祈りながらノックをする……しかし返事はない。

 

「すいません。誰かいませんか?」

 

続いてノックをしながら声を出すが返事はない。どうやら留守のようだ。

 

そう判断した俺は鍵を使ってドアを開けて中に入る。とりあえず荷物をベッドに置いて、ルームメイトが帰ってきたら事情を「すみません。シャワーを浴びていました……の?」話すのがさいぜ……ん?

 

そこまで考えているとシャワールームと思われる場所から女子が出てくる。

 

バスタオルを巻いた状態のセシリア・オルコットという女子が。

 

彼女はシャワーを浴びたばかりのようで、身体からは湯気が漂っている。

 

身体にバスタオルを巻いていても抜群のスタイルは隠せておらず、剥き出しの肩と脚は健康的な輝きを持っている。更に美しい金髪は顔や首に張り付いて瑞々しさを醸し出している。

 

オルコットの身体はまるで美術品のように綺麗で思わず息を呑んでしまう。ハッキリ言おう、コイツの身体に全く反応しない男は間違いなくホモだ。

 

そんな中、オルコットは真っ赤になりながら口をパクパクして……

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

パァンッ

 

思い切り叫びながら思い切りビンタをぶちかましてきた。トリオン体だから簡単に避けれるが、今回は甘んじて受けることにした。

 

「な、ななななな何で貴方がこの部屋にいるんですの?!」

 

「いや、俺もこの部屋なんだが……」

 

「普通男女分けるべきでしょう!」

 

ごもっともです。俺もそう思いました。

 

「何か急いで無理矢理捩じ込んだ際に手違いがあったらしい」

 

「〜〜〜〜〜〜〜っ!」

 

オルコットは涙目で睨みつけてくる。まあ艶姿を見られたら当然だろう。

 

「……とりあえずアレだ。服を着てくれ」

 

「〜〜〜〜〜〜言われるまでもありませんわ!部屋から出てくださいまし……きゃぁっ!」

 

オルコットはターンをしようとしたが、焦ってきたのか自分の右足に左足を絡めてしたい、バランスを崩す。その際にバランスを崩しただけで転んではいないが……

 

パサリッ……

 

バスタオルが手から離れてしまい、床に落ち、生まれたままの姿のオルコットが目に入る。

 

高1にしては中々のバスト

 

しっかりとしたくびれ

 

丁寧に手入れされた毛が僅かにある女性器

 

それが視覚から情報として伝わる中、オルコットは更に真っ赤になって……

 

「○×♡□!△✳︎◇!♤⭐︎♧!」

 

言葉になってない叫び声を上げながら手当たり次第に物を投げてくるので、慌てて部屋の外に戦略的撤退するのだった。

 

 

 

……しかしアレだな。あのエロい光景は俺の記憶から一生消えることはないだろうな、うん。

 

入学後の構成を考えているが、ISのキャラが原作で過激だからどう構成を練ってもアンチネタが出てしまう……それはおかしいのか?

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