IS×World Trigger 作:ガイストは男のロマン
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「……では、この要求を受け入れます」
「そんなっ……!そしたら私の人生は……!」
「黙れ!そもそも貴様の愚行が原因だろう!連れて行け!」
「「はっ!」」
「待ってください!私がこんな事でムグググググッッッッ!」
ボーダー会議室にて、1人の女性が屈強な男性2人に猿轡を口にはめられて俵担ぎされる。同時にスーツの女性が一礼します。
「では失礼します。要求通りこの女の人権は全て剥奪します」
「ムグググググ!グググ!」
女は喚くがスーツの女性、IS委員会幹部の女性は一礼して部屋を後にする。
「……さて、IS委員と話し合いも終わったので、烏丸隊員に対する罰を告げさせて貰う」
「はい」
会議室の1番奥に座る城戸司令の言葉に俺は頷く。
何故こうなったかを話すと、例の男性に対する適性検査で俺はISに適合したのだ。今でもあの時の衝撃は忘れない。
しかし適合してからISを解除したら、係員の1人が強い女尊男卑の考え持ちで、俺を拘束する為にISを起動して俺の足を折ろうとしたのだ。
よって俺はやられてたまるかとばかりにトリガーを起動して、ISのスラスターをぶった斬り、機動力を削いだのだ。
で、そのまま強制解除させるべく、スコーピオンを振ろうとしたがそのタイミングで他の係員が止めに入り、IS委員会とボーダー上層部の耳に入り、俺に対する正当防衛が認められて今に至るのだ。まあボーダーのバックには束さんと唯我グループがいるから当然だろう。
結果として、俺はIS学園に入学する事が決まったが、ボーダーに籍を残す事、身内の保護についての権利をボーダーに移譲する事、俺の足を折ろうとした馬鹿女に生き地獄を与える事を約束して貰ったので良い結末となった。
ちなみに俺は最初IS学園に入学するのを拒否したかったが、束さんから「男性の幅広い戦闘データが欲しい」「入学する妹を陰から守ってほしい」と頼まれたので入学することを決めた。ISのデータがボーダーの遠征や防衛に役立つなら仕方ない。
何にせよ、幾ら向こうに非があるとはいえ、ボーダー隊員でない人間にトリガーを使ったのは隊務規定違反であるので俺にも罰が与えられるのだ。
「烏丸隊員。ペナルティとして個人ポイントを3000没収、及び1ヶ月の防衛任務とランク戦の禁止だ」
「随分軽いですね」
太刀川隊のB級降格や俺の太刀川隊除籍も覚悟していたので、俺からしたら無罪に近い。
「というか無罪で良いでしょ?あんなカスに使われるISを救ったんだし、何なら束さん特製のIS20機でIS委員会本部を吹き飛ば「束?」な、何でもないですよ〜」
束さんが恐ろしいことを言おうとしたが忍田本部長が睨みつけると冷や汗をかきながら撤回をする。俺は知らないが、昔束さんは忍田本部長にボコボコにされたらしく忍田本部長には逆らえないんだよなぁ。
つかこの人は最前線を退いたんだよ?今でもウチの隊長や最強のIS乗りの千冬さんより剣技を持っているし。
「そこまでにしてもらう。私個人としては正当防衛で無罪で良いと思うが、組織の長として形だけでも罰を与えないといけない。それとトリガーの没収はしない。護身用として所有するように」
まあ生身の人間にISを使おうとしたからな。正当防衛と思って当然だろう。
「了解しました。それで俺はボーダーに身柄を預けましたが、その間に何をすれば?」
「それは私から説明するわ」
背後から声が聞こえてきたので振り向くと金髪美女がいた。
「加古望、呼ばれて来ました」
やってきた金髪美女は加古望。A級6位加古隊隊長でISにおける日本の代表だ。千冬さんが引退した事で代表入りした人だ。ISの戦闘記録を見る限り世界の代表の中ではまだ下位だが、代表候補生とは一線を画している。
「来たか。呼んだのは言うまでもないが、烏丸隊員についてで、IS学園に入学する事が決まったのでクロニクル隊員と共に入学まで指導して欲しい」
やはりそうか。場合によっては男性操縦者を狙う輩がいるだろうし、護身の術を身につけるのは絶対だからな。
「加古了解。2ヶ月弱ありますし、代表候補生と戦えるくらいを目標とします」
「すみません。わざわざ手間をかけて」
防衛隊員や代表者の仕事もあるのに俺のせいで迷惑をかけるなんて申し訳ない。
「別に気にしなくて良いわよ。日本政府からは恭弥君を鍛えろって命じられて、普段の代表の仕事を削って貰ったわ。それで処分はどうなったの?」
「個人ポイントの没収と1ヶ月の防衛任務とランク戦の禁止です」
「じゃあみっちり訓練出来るわね。早速今日からやる?」
「お願い出来ますか?」
善は急げ、思い立ったが吉日というからな。
「決まりね。じゃあお昼を食べてからやりましょう。丁度炒飯が出来たし、クロエも作戦室にいるわ」
ピシィィィィィィィィィィィィィィィィィ
加古さんの言葉に空気が凍りつく。加古さんの作る炒飯は8割が絶品だが残りの2割はクソ不味いのだ。我らがA級1位隊長の太刀川さんのみならず、ブリュンヒルデの千冬さん、天災科学者の束さんですらノックアウト出来る激物は俺を何度も医務室送りにしている。
「折角だから3人もどうです?」
加古さんは部屋にいる束さんと城戸司令と忍田本部長に誘いをかける。
「い、いや〜、束さんはぽんきちに呼ばれてるから遠慮しとくよ」
「……私はこれから日本政府との会談があるから遠慮する」
「私も嵐山隊と打ち合わせがあるから無理だな」
3人とも逃げに入る。俺に予定は……ない。
「あら残念。じゃあ恭弥君。行きましょう」
俺は加古さんに引っ張られて会議室を後にする。出る際に束さんが敬礼をしてきてぶっ飛ばしたくなったのは仕方ないだろう。
俺は絶望全開になりながらも加古さんに引っ張られて加古隊の作戦室に入ると、既にそこには先客がいた。
「よう恭弥。楽しい楽しい昼食にしようぜ……」
「眠気が吹き飛ぶくらいの味かもね……まあ意識も吹き飛ぶだろうけど」
「……来世でも仲良く過ごしましょう」
我らがA級1位部隊隊長の太刀川さん、B級11位諏訪隊銃手の堤さん、束さんの娘で俺の弟子でエンジニア兼A級2位冬島隊万能手のクロエ・クロニクルが絶望感全開で食卓という名前の処刑場で待機していた。
(完全にお通夜ムードだな……いや、当たりが出る事信じ……無理だな)
ハズレ炒飯の常連の太刀川さんと堤さんがいるし死ぬ事を考えておこう。来馬さんが居れば期待出来るのに……
俺は僅かな希望に縋りながら食卓の近くに腰を下ろす。そして暫くするとキッチンから加古さんがやってくるが……
「お待たせ〜、チョコレートサーモン味噌炒飯よ」
名前だけでハズレとわかる炒飯を運んでくる。畜生……IS適合者に選ばれたり、ハズレ炒飯を食べるなんて今日は厄日だな。
「「「「…………頂きます」」」」
俺達は胃に力を込め、神に祈りを込めて炒飯を口にする。
気がついた時には4人で並んで医務室のベッドで寝ていた。
キャラ紹介
クロエ・クロニクル
〔PROFILE〕
ポジション:エンジニア兼万能手
年齢:不明
誕生日:不明
身長:153
血液型:AB型
星座:不明
職業:中学生
好きなもの:家族、鍋、当たり炒飯
〔FAMILY〕
義母
〔RELATION〕
篠ノ乃束←義母
烏丸恭弥←師匠
冬島慎二←隊長
当真勇←チームメイト
真木理佐←チームメイト
加古望←炒飯……
〔PARAMETR〕
トリオン 7
攻撃 8
防御・援護 10
機動 7
技術 7
射程 3
指揮 4
特殊戦術 2
TOTAL 48
〔TRIGGERSET〕
主トリガー
スコーピオン
テレポーター
シールド
グラスホッパー
副トリガー
ハウンド
バッグワーム
シールド
エスクード
個人ポイント
スコーピオン:9082
ハウンド:6093
束が入隊してから2年くらい経過してからどこからともかく現れて、束と行動を共にするべく入隊。
スコーピオンの適性が高い事から束は恭弥か自身のチームメイトの迅に鍛えて貰おうと考えたが、迅だと尻を触る可能性があると睨み、恭弥に頼み込む。
恭弥からスコーピオンとハウンドの使い方を習い、独自で支援能力を高め、真木のスカウトと恭弥の後押しで冬島隊に入隊。ランク戦では冬島のガードや当真の釣り狙撃に貢献する。戦闘中は青と白のゴスロリ系ドレスを着ている。
料理の腕は壊滅的でゲルや炭を量産するほどに料理が下手。束は一切気にせず食べているがクロエ自身はそれにいつも心を痛めている。 束が加古のハズレ炒飯を食べて昏倒してから一層料理に対する努力を深めるようになった。
所有IS
黒鍵
束が作成した生体同期型のISで電脳戦特化タイプ。
武装などは一切なく、素の戦闘能力は皆無。
現実世界では大気成分を変質化させることで、電脳世界では相手の精神に干渉することで相手に幻影を見せることができる。
チェスピース
束が作成した実戦タイプのIS。世界各国が第二世代のISに力を入れる最中に作られた第三世代のIS。2年前に開発されたものでありながら現存するISの中ではトップクラスのポテンシャルを持つ。
黒と白のカラーで、胸部装甲に冬島隊のエンブレムが描かれている。
最初の第三世代という事もあり、安定性を重視していて攻撃、防御、機動、支援などあらゆる要素でハイレベルの理想的なバランスタイプ。
特徴的な武器はISの手以外の場所から生やせる『スコーピオン』、言うまでもなくトリガー技術を参考にしてISに組み込んでいる。
遠征の際は必ず持参してピンチになったら使用する傾向がある。
入学後の構成を考えているが、ISのキャラが原作で過激だからどう構成を練ってもアンチネタが出てしまう……それはおかしいのか?
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おかしい
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おかしくない