IS×World Trigger   作:ガイストは男のロマン

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第30話

 

 

 

織斑とクロエと一緒に個人ランク戦ラウンジに向かうと、一気に注目が集まる。

 

「太刀川隊の烏丸に冬島隊のクロニクルに織斑一夏……!」

 

「IS学園にいる3人が何故ここに……!」

 

そんな風にヒソヒソ話をされるが、まあこれについては仕方ないな。

 

「おーい!恭弥!クロニクル!」

 

と、ここで呼ばれるので振り向けば、東隊のコアラと奥寺、諏訪隊の日佐人、生駒隊の海と同い年の面々がいる。多分学校帰りだろう。兄貴や佐鳥とかはいないが、バイトや防衛任務だろう。

 

「よう、久しぶりでもないが……久しぶりな感じがするな」

 

「昨年度までは学校が一緒だったからだろ。ところで織斑一夏君がいるのは千冬さんみたいに入隊するのか?」

 

奥寺が織斑を見ながら聞いてくる。

 

「今回はトリガーの貸し出しの為に基地に来てもらっただけだ」

 

言いながら俺は織斑を見る。

 

「一応織斑には紹介するぞ。前髪が角になっているのが小荒井登。チームにA級1位部隊隊長を引き入れる為に1時間足にしがみついた大物だ」

 

「へへっ、まあな!」

 

自慢そうに笑うコアラだが、見ていて結構見苦しかったぞ。

 

「で、後ろ髪が角になっているのが奥寺常幸。コアラとはコンビで、ボーダーでは「2人はコアデラ」ってキャラを通してる」

 

「後半は無視して良いからな。ま、よろしく」

 

奥寺は俺の言葉の半分を一蹴してから織斑に手を挙げる。

 

「そばかす男子が笹森日佐人。チームメイトに時たま散弾銃をぶっ放されるが頑張ってる未来ある若者だ」

 

「間違ってないけど、その紹介はないだろ。織斑君ドン引きしてるぞ」

 

でもこの前のランク戦で日佐人が荒船さんに抱きついて動きを拘束したら、諏訪さんが散弾銃で日佐人ごとぶっ飛ばしていたからなぁ……

 

「そっちのクリーム髪の陽キャラが南沢海。前のめりになり過ぎてマリオ先輩に怒られまくってもめげないメンタル強者だ」

 

「まーね!」

 

いや、ドヤ顔すんな。褒めてないからな?マリオ先輩の苦労も考えろよ。

 

「中々濃い面子だな……」

 

そう口にする織斑だが、もっと濃い人はいるぞ。太刀川さんとか束さんとか二宮さんとか加古さんとか王子先輩とか弓場さんと生駒さんとか……まだまだいるな。

 

「というか恭弥。ここにいるってことは織斑君も個人ランク戦に?」

 

「いや、織斑に対して護身用トリガーを渡してるからランク戦は無理だ。俺がやるつもりだ」

 

「マジで?!じゃあやろうぜ!」

 

コアラが手を挙げてそう言ってくるが、相変わらずのノリノリだな。

 

「あっ、烏丸先輩来てんじゃん!」

 

「マジか?!アイツISの訓練ばかりでランク戦解禁してからも殆ど戦えなかったんだよな」

 

「久しぶりにランク戦をやりたいね」

 

「私、烏丸先輩と戦ったことないし、挑んでみよう」

 

「しかも1人目もいるし、千冬さんに続いて入隊すんのか?」

 

と、ここで他の正隊員がゾロゾロとやってくる。こりゃブースに入った方が良いな。

 

「じゃあ俺は101に入るからコアラは103に入れ。他の奴ともやりたいし、5本勝負な」

 

「オッケー!」

 

コアラが頷いたので俺は101に入り、『103 弧月 5874pt』を確認してから対戦申請する。

 

同時に仮想フィールドに転送されると、少し離れた場所にコアラが転送されて……

 

『対戦ステージ市街地A、個人ランク戦5本勝負、開始』

 

アナウンスが流れる。同時にコアラがグラスホッパーを使って距離を詰めながら袈裟斬りを放ってくるが……

 

「甘い」

 

俺はバックステップで回避してから、前に出ながら右手にスコーピオンを出して振るう。

 

それに対してコアラは弧月でガードしようとするが、ぶつかる直前にスコーピオンを体内で分裂させる枝刃を使って右足からスコーピオンを出してコアラの首を突いて伝達系を切断する。

 

同時にコアラはベイルアウトする。さて、ガンガン行くとしますか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「凄え……」

 

一夏はモニターを見ながらそう呟く。個人ランク戦ステージに来てから数十分、クラスメイトの恭弥の暴れっぷりを思い知らされる。

 

 

烏丸恭弥 ◯◯◯◯◯ 8945→8996

小荒井登 × × × × × 5875→5822

 

 

烏丸恭弥  ◯◯◯◯◯ 8996→9060

笹森日佐人 × × × × × 6089→6025

 

 

烏丸恭弥 ◯◯◯◯◯ 9060→9105

奥寺常幸 × × × × × 5749→5704

 

 

烏丸恭弥 ◯◯◯◯◯ 9105→9196

南沢海  × × × × × 6482→6391

 

 

烏丸恭弥 ◯◯◯◯◯ 9196→9246

緑川駿  × × × × × 5984→5934

 

 

烏丸恭弥 ◯◯◯◯◯ 9246→9327

三浦雄太 × × × × × 6392→6319

 

 

烏丸恭弥 ◯◯◯◯◯ 9327→9362

黒江双葉 × × × × × 5314→5279

 

 

烏丸恭弥 ◯◯◯×◯ 9362→9446

荒船哲次 × × × ◯× 8491→8407

 

 

烏丸恭弥 ◯◯△×◯ 9446→9502

王子一影 × ×△◯× 8368→8362

 

 

烏丸恭弥 ◯◯×◯◯ 9502→9586

歌川遼  × × ◯×× 8741→8657

 

 

烏丸恭弥 ◯◯××◯ 9586→9640

米屋陽介 × × ◯◯× 8914→8860

 

 

烏丸恭弥 ×◯◯×◯ 9640→9686

一条雪丸 ◯ × × ◯× 9497→9451

 

挑んできた面々を蹴散らしている。偶に負けているが、5本勝負では勝っている。

 

「やっぱ恭弥は強いな」

 

「ああ。でも恭弥の個人ポイントと実力がズレているんだ?」

 

一夏も個人ポイントの量が実力だとはわかっているが、当初9000弱だった恭弥の強さは他の隊員と一線を隠しているように見える。

 

「ああ、それはISの適正試験の時、恭弥を力づくで拘束しようとしたIS乗りにトリガーを使った事で個人ポイントを3000引かれたからだな。引かれなかったら恭弥の個人ポイントは12000くらいあって、攻撃手ランキングも4位だったぜ」

 

一夏の呟きに奥寺が答える。トリガーをボーダー隊員に使うのはクビになるほどの違反行為だが、向こうがISを使ったきた事もあって軽い罰で済んだ。

 

あの場にいた奥寺は無罪でも良いと思っていたが、世間には罰したポーズを見せておく必要があったのだ。

 

そんな風に話していると騒めきが広がる。何事かと思い、一夏が周りを見ると……

 

「あぁ?恭弥の奴、来てんのかよ。久しぶりに遊ぶか」

 

獰猛な笑みを浮かべるツンツンした黒髪の男性の男性が個人ランク戦ブースに入っていく。

 

「おっ!ここで影浦先輩か!こりゃ面白いぞー!」

 

南沢がテンションを上げ、周りの隊員も期待を目に宿し始めている。

 

「さっきの怖い人は……」

 

一夏は恐る恐る質問する。一夏からしても怖かったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、A級6位影浦隊隊長の影浦雅人先輩で、現攻撃手ランク4位で恭弥のライバルだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、雪丸も倒したし、一旦切り上げるか」

 

まだ余裕があるけど、対戦の申し込みが無くなったからな。しかし5人くらいとやる予定が12人とやる事になるとは……ん?対戦申請?

 

またかと思いながらモニターを見ればスコーピオンの個人ポイントが13544の人から挑まれるが、1人しか思いつかない。

 

『よう恭弥、遊ぼうぜ』

 

やっぱり影浦先輩か。まあ久しぶりのライバルと戦うのも悪くないな。

 

「了解っす。付き合います」

 

『折角だしまた罰ゲーム付きでやろうぜ』

 

出たな、罰ゲーム付き個人ランク戦。前回は負けて真木先輩に膝カックンをしたが、あの時の借りは返そう。

 

「良いっすよ。ただし今回はやり直しの効かない1本勝負で」

 

『上等だ。じゃあ俺が勝ったら、もうすぐ防衛任務が終わる真木に対して「お疲れ様、頑張りましたね」って頭をなでなでしな』

 

それ遠回しに死ねって言ってないか?マジでぶっ殺されるかもしれない。

 

「っ……じゃあ俺が勝ったら真木先輩に対して顎クイしてから「可愛いな」って言ってください』

 

向こうの要求の酷さを考えたら妥当だろう。

 

『はっ!上等だ!』

 

ルールは決まった。後は勝って影浦先輩の勇姿を脳内永久保存するだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なんか、今烏丸と影浦先輩を殺したくなったな」

 

『え?真木ちゃんどうしたの?』

 

『何でその2人なんだ?』

 

「黙れ殺すぞ。任務中だ」

 

『『ひぃっ!』』

入学後の構成を考えているが、ISのキャラが原作で過激だからどう構成を練ってもアンチネタが出てしまう……それはおかしいのか?

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