IS×World Trigger   作:ガイストは男のロマン

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第40話

 

 

 

『織斑、凰。クロニクルが加勢に行くから、やられないように引き気味に戦え』

 

「わかった!」

 

「了解!」

 

千冬の命令に一夏と鈴は返事をする。

 

いざ代表戦が始まるってタイミングで門が開き、トリオン兵が3体も出てきた際は2人に焦りが生まれたが、クロエがやってくると聞いて安心感が生まれる。

 

「というか一夏、アンタの専用機ってボーダーの管理下に置かれたんでしょ?近界民を倒せないの?」

 

「無理。アイツらを倒すにはトリオンって特別なエネルギーが必要なんだけど、正式に入隊したわけじゃない俺の白式には含まれてないんだよ」

 

「りょーかい」

 

鈴が頷くと同時に3体のトリオン兵が背中に装備されたスラスターを噴出させて、距離を詰めてくる。

 

そして両手からレーザーや光弾を無数に放ってくるので2人は上下左右に回避する。すると1体は射撃に徹して、2体がこちらに殴りかかってくる。

 

2人は雪片と青龍刀でガードするが、その衝撃は強く30メートルくらい後ろに吹き飛んでしまう。

 

すかさずトリオン兵は射撃を仕掛けると、2人は当たる直前に体勢を立て直して回避する。

 

「アイツ、腕が太いから予想はしてたけど、凄いパワーね」

 

「何発も食らったら雪片も折れちまいそうだ……こっちは射撃重視で行くか」

 

「そうしましょ!」

 

言いながらそれぞれが構えを取った時だった。

 

ピットから物凄いスピードでクロエが飛んできて、人型トリオン兵の1体に肉薄する。トリオン兵は両腕で顔をガードしようするが、そのタイミングでクロエは軌道を変えてスラスターをスコーピオンで斬る。

 

それによりスラスターを破壊されたトリオン兵は地上に落下して、地面に落下するとクロエにエネルギー弾を放つ。

 

『遅くなりました』

 

クロエがエネルギー弾を回避しながら通信を入れてつつ、ハウンドを放つ。ハウンドは空を飛んでいる2個体の片割れの腕に当たるが、ダメージはない。

 

「問題ないわよ。で、どうすんの?」

 

『敵の装甲は厚いので一撃必殺の武装を持たない私が倒すには多少時間がかかります。その間に敵が外に逃げたらマズいので、先ずはスラスターを破壊します。織斑様は地面に落下した個体の気を引いて、鈴様はハウンドが当たってない個体の気を引いてください。全てのスラスターを破壊した私が各個撃破します』

 

『わかった!』

 

『りょーかい。隙があったらあたしの方でもスラスターの破壊を目指してみるわ。見た感じ、外装はトリガーとは無関係っぽいし』

 

『お願いします。では行きましょうか』

 

クロエの言葉にアリーナ内での戦端が切り開かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ!」

 

ドパッ!ドパッ!ドパッ!

 

掛け声と共にベルセルクの引き金を引いて弾丸を放つ。対する人型トリオン兵は両腕でガードする。弾丸は腕に凹みを作りはしたが破壊には至ってない。

 

この弾丸は射程を犠牲に威力と弾速を底上げしてるのに全然ダメージがないのは予想外だ。相当のトリオンが注ぎ込まれているのだろう。

 

疑問に思っていると向こうはこちらに腕を突き出して、腕に装備されたガトリング砲が襲いかかる。俺は空を飛んで避けると向こうも空を飛んで追いかけてくる。

 

しかし機動力はこちらが上なので後ろに回り込み、頭部を切り付けるが、傷はついても破壊には至らない。

 

(コイツ、硬過ぎだろ)

 

頭部と腕しか攻撃してないが硬過ぎる。正直スラスターや遠距離武装についてはスペックが高くないから問題ないが、トリオン兵そのもののスペックが桁違いだ。多分戦闘用トリオン兵だと思うが、コイツがモールモッドのようにウジャウジャ出てきたらヤバいぞ。

 

(しかしこのトリオン兵についてある武装……こっちの世界のIS関係者が近界に情報を売ってるだろ)

 

トリオン兵の装備を見た感じISの装備だ。スラスターについてもアメリカのISのスラスターに似ているし。

 

そうなるとアメリアのIS関係者が何らかの形で人型近界民と接触をして技術を提供して、IS装備を纏ったトリオン兵を作ったのだろう。

 

あり得ない話ではない。束さんはトリオン技術をISに組み込んだのだ。トリオン技術が発展している近界民がトリオン兵にISの装備を組み込めてもおかしくない。

 

(そうなると今回は装備のデータ収集が敵の目的だな)

 

 

そう思っていると振り向きながら、こっちを殴ろうとするので回避して弱点の目にスコーピオンを投げるが、目の周りにシャッターのような物が現れて弾かれる。つくづく面倒なトリオン兵だな。

 

『恭弥さん、下がってください!』

 

ここでセシリアから通信が入るので後ろに下がると、セシリアのブルーティアーズのビットがトリオン兵のスラスターを破壊して地面に落下する。

 

『ナイスだセシリア』

 

俺はチャンスと思い落下するトリオン兵に向かい、両腕で目をガードするのを確認すると同時に両足をスコーピオンで斬ると簡単に斬り落とせる。

 

『セシリア、両腕の銃火器を破壊しろ』

 

『了解しましたわ!』

 

セシリアから了承の返事が来たので距離を取ると、上空からビームが飛んできて、両腕の装備を破壊する。幾ら強大なトリオン兵でも両足を失い、装備を失ったなら硬いだけの雑魚だ。さっさと片付けて次のトリオン兵を片付け……っ!

 

そこまで考えていると別の2体の人型トリオン兵がセシリアに向けてレーザーを放ったので、俺は追撃をやめて瞬時加速でセシリアとの距離を詰めて、そのまま抱えてレーザーを回避する。

 

「大丈夫かセシリア?怪我はないか?」

 

「も、申し訳ありません。センサーには反応しなかっだので……」

 

セシリアは俺の腕の中で恥ずかしそうに謝ってくるが、センサーが反応しないって事はトリオンが関係しているだろうから、そこまで恥ずかしがる必要はないだろう。

 

「気にするな。とりあえずセシリアは俺の近くで援護しろ。先ずは死にかけの人型トリオン兵を倒して、2体のトリオン兵を……」

 

そこまで話していると太刀川さんと織斑先生がグラスホッパーを使って空を跳び、2体の人型トリオン兵に寄っている。あの2体は終わったな……

 

トリオン兵も負けじと銃火器で迎撃するが、2人は空中でありながら簡単に回避ながら距離を詰めて……

 

「旋空弧月」

 

先に織斑先生が圧倒的な速さで弧月を振り……生駒旋空で30メートル以上離れた場所にいる人型トリオン兵の上半身と下半身を泣き別れさせ……

 

「旋空弧月」

 

もう一回グラスホッパーを使って距離を縮めた太刀川さんが最後に使ったグラスホッパーによって最高到達点に着くと同時に両腰から弧月を抜き、クロスするように人型トリオン兵の首に振って刎ねる。

 

「あ、IS抜きで一撃……!」

 

セシリアは絶句するが、相変わらずウチの隊長と織斑先生は桁違いの強さだな。しかも織斑先生に至っては今後束さんのお手製の専用機を持つし、強さの上限がわからない。

 

……何にせよ俺も頑張らないといけない。

 

「セシリア、俺達も続くぞ。行けるな?」

 

「っ……はい!」

 

セシリアが頷いたので俺は死に損ないの人型トリオン兵に近寄り、スコーピオンを顔に投げて、腕によってガードさせてから、そのままベルセルクを抜いて、奴の腹目掛けて6連発撃ち込み、風穴を開けて機能を停止させるのだった。

入学後の構成を考えているが、ISのキャラが原作で過激だからどう構成を練ってもアンチネタが出てしまう……それはおかしいのか?

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