ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。ネルケで全回復するかそのままで行くか滅茶苦茶迷った結果がこちら。

今回はラウラVSグロリア。楽しんでいただけると幸いです。


VSセキタンザン

「アーマーガア!アイアンヘッドですわ!」

 

「スレッドトラップ!」

 

 

 グロリアと名乗ったブルーフレア団の幹部であるお嬢様の指示したアーマーガアの頭突きを、咄嗟に繰り出したダーマの糸の盾で防ぐ。レクスとジャックとレインがオルティガにやられ、ぼむんも満身創痍。体力満タンなのはダーマとケプリベ、そしてウカだけだ。相手は恐らくフル六匹。どうにかしないと。

 

 

「ラウラ!俺のことはいいから逃げろ、こいつはやばい!」

 

「そうはいくかよ、これから仲間になるかもってんだ。見捨ててたまるか!」

 

「ラウラ…」

 

 

 オルティガが逃げろと促してくるも一蹴して後ろに庇う。オルティガみたいないいやつを見捨てられるか。やるぞ!

 

 

「ダーマ、はいよるいちげき!」

 

「そんなの当たりませんわ……むっ」

 

 

 反撃に下からの突き上げを叩き込むと訝しむグロリア。スレッドトラップのすばやさダウン効果だ。これならひこうタイプとも渡り合える。

 

 

「ドリルくちばしで無理矢理剥がすのですわ!」

 

 

 すると回転して突撃しながら、体に纏わりついた糸も吹き飛ばしてすばやさ低下を解除するアーマーガア。そんなのありか!?ダーマは紙一重で回避する、危なかった。

 

 

「くそっ、いとをはくで空中戦だ!」

 

「させませんわ。ちょうはつ」

 

「嘘だろ!?」

 

 

 灯台の上に糸を伸ばしてアーマーガアの頭上を取ろうとするが、ちょうはつされて不発に終わる。

 

 

「とどめですわ、ブレイブバード!」

 

「そこだ、カウンター!」

 

 

 勘違いされやすいがカウンターは変化わざではなく物理わざ。ちょうはつされようが繰り出せる。反撃の一撃を受けたアーマーガアはブレイブバードの反動も相まってダウン。ちょうはつの効果も切れる。

 

 

「やりますわね。だけど…これはいかがでしょう?ストリンダー!」

 

 

 繰り出してきたのはストリンダー(ローのすがた)。まただ、何故か懐かしい感覚。インテレオン、アーマーガア、ストリンダー…この並びを俺は知っている。

 

 

「オーバードライ…」

 

「ヤレユータン!さいはい!」

 

 

 すると、突如割り込んできたヤレユータンが手にしたグンバイを振るった明後日の方向に放たれるオーバードライブ。

 

 

「何者ですわ!」

 

「俺はネルケ!ラウラの仲間だ!」

 

 

 そこにやってきたのはクラベル校長、もといネルケ。遠くからここまで投げるとかなんて強肩だ。

 

 

「ラウラ!今、回復を!」

 

「いい。こいつは敵の追加を予期していなかった俺のせいだ。なんとかする」

 

 

 ネルケが回復しようとしてくるが断る。いつだって体力全快で戦えると思う方がおかしいんだ。なんとかしてやる。

 

 

「そうか……わかった、オルティガは任せろ。俺が守る」

 

「ありがたい。交代だ、ケプリベ!」

 

 

 遠距離メイン相手には不利なダーマをネットボールに戻し、代わりにケプリベを繰り出す。

 

 

「いい心意気ですわ。でも容赦はしませんことよ!オーバードライブ!」

 

「むしのさざめき!」

 

 

 電気を纏った音波と音波が激突する。何とか隙を作ってあの技を…!

 

 

「じんつうりき!」

 

「むっ、ヘドロウェーブで押し流しなさい!」

 

 

 地面をじんつうりきで砕いてストリンダーを打ち上げるも、合わせた両手の間から毒の奔流を放って吹き飛ぶ地面を受け止めて宙に浮き、そのまま飛び降りてくる。

 

 

「空中だと逃げ場はないだろ!じんつうりき!」

 

「ばくおんぱですわ!」

 

 

 空中のストリンダ―目掛けてじんつうりきを叩き込むも、なんと爆音の衝撃波を放って相殺してしまう。攻守ともに優れてるな、くそっ!ここしかないか。

 

 

「さいきのいのり!」

 

「オーバードライブ!」

 

 

 そのまま着地して電撃を纏った音の衝撃波を放ってくるストリンダーだがしかし、ケプリベはしっかり役割を果たして戦闘不能となる。代わりに出したのは、ぼむん。

 

 

「まきびし!」

 

 

 満身創痍なれど脚先の砲口から放った複数のまきびしの弾丸をストリンダーに叩き込み、戦闘不能にする。よくやったと言う間も無く燃え上がりながら出てきたそれに押し潰され、戦闘不能になるぼむん。…最悪なポケモンを持ってやがる。

 

 

「ヒートスタンプ。わたくしの対ラウラ用ポケモン、セキタンザンですわ」

 

「ほのおでいわとかむしタイプに対する殺意高すぎないか?」

 

「貴方が強すぎるのがいけないのですわ」

 

「お前と戦うの初めてのはずなんだがな?」

 

「…そうですわね。わたくし(・・・・)もラウラと戦うのは初めてですわ。…あら?なら私は何時貴方に負けたのかしら」

 

 

 少し考えてから俺の言葉に頷く様に答えてから首をかしげるグロリア。なんだ?今の。

 

 

「お前も記憶喪失かなにかか?」

 

「そうかもしれませんわ。だけど貴方に負けたことだけは覚えている。貴方と戦えと魂が叫んでいる!これぞ、セレブリティなド!根性ですわ!」

 

「……不思議だな。お前はそうじゃないだろと俺の魂も叫んでいる、その滅茶苦茶な言葉も懐かしさを覚える。行くぞ、ダーマ」

 

 

 ダーマを繰り出し、セキタンザンを相手に身構える。一撃でもまともに受けたら終わりだ。

 

 

「弱点を突きますわよ!いわなだれ!」

 

「スレッドトラップで跳ね返せ!」

 

 

 セキタンザンが吠えて虚空から出現させた岩雪崩を糸の盾で受け止め、跳ね返して攻撃するダーマ。物理の遠距離技ならなんとかなる。

 

 

「じしんですわ!」

 

「い、いとをはく!」

 

 

 するとその場でセキタンザンが四股を踏んだかと思えば地面が隆起し、次々と土柱が剣山の様に飛び出してきて、いとをはくで灯台の壁に逃れるダーマ。それ本当にじしんか!?物理版だいちのちからじゃないか!?…と思ったが、なぜか納得してしまう。このじしん、俺は知っている。

 

 

「逃がしませんわ!ボディプレス!」

 

「スレッドトラップ!」

 

 

 さらにその重量級のフォルムに似合わぬ身軽さで跳躍し、押し潰そうとしてくるセキタンザンのヒップアタックを糸の盾で受け止めながら落下、地面とセキタンザンにサンドイッチにされるダーマ。ググググッと糸をたわませて何とか受け止めている。

 

 

「そのままヒートスタンプですわ!」

 

「カウンター!」

 

 

 そのまま燃え上がって押し潰そうとするセキタンザンだったが、それの発動を狙ってカウンターを発動。殴り飛ばし、同時に黒焦げになり崩れ落ちるダーマ。ダブルノックアウトだ。

 

 

「もう三匹もやられてしまいましたのね…やっぱりラウラはそう来なくちゃ!…ですわ!」

 

「よく言うよ。こっちは残り二体だ」

 

「残りはさいきのいのりで復活させた一匹だけではなくって?」

 

「悪いな。七匹目がいる。卑怯とは言うまいな?ウカ」

 

 

 そう言いながらウカを繰り出すと、やる気に満ちているのか大きく頷いてくれた。…もしかしてフリッジジムのバッジを手に入れたから言うことを聞くようになったのかこれ。

 

 

「なるほど、そういうことでしたの。そう言えば報告にありましたわね。卑怯とは言いませんわ。…わたくしも大概卑怯ですので」

 

 

 そう言って両手に握った二つのタイマーボールから繰り出されたのは、サーナイトの様なエルレイドの様な、だけど光沢を帯びた鋼鉄のロボットの様なポケモンと、メガボーマンダの様な三日月を思わせるシルエットだが鳥の様な印象があるポケモン。

 

 

「どちらから戦いたいですわ?テツノブジン。トドロクツキ」

 

「…なんだそれ?」

 

 

 いやこっちも大概だが…本当に何だそれ?




ネルケの回復を拒み、ぼむんとケプリベとダーマをやられながらもアーマーガア、ストリンダー、セキタンザンを落とすラウラ、ウカを出陣。

そして登場、トドロクツキとテツノブジン。決して共にいるはずのないポケモン二体が揃っているその理由とは。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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