今回はラウラVSマトイの激闘。楽しんでいただけたら幸いです。
新技術、昇華技を使ってなんとか3VS4まで追い込んだ。俺はウカ含めて七体だけど最初にケプリベが半ば不意打ちでやられてるから問題ないな、よし!
「私の邪魔をするものを悉く蹴り飛ばしなさい、ウェーニバル!」
「御三家か…?クワッスの進化系か!アンタが持っていたとはな、交代だレクス!」
繰り出してきたのはウェーニバルと言うらしい、まるでエキゾチックなダンスでも踊るかのように全身を揺り動かしていながらも隙が無い、不思議な構えをするポケモンの足技に、交代したレクスの足技で対抗する。明らかに御三家のみずタイプっぽい。恐らくクラベル校長が信頼できる人間に託したと言っていたクワッスの最終進化系だろう。なんて人に渡してるんだ、騙されてたっぽいけど。
「この子はクラベル校長から託された信頼の証。私手ずから鍛えたボディーガードよ。生半可な鍛え方はしてないわ。アクアステップ!」
「力強く!かかとおとし!」
ウェーニバルの水を纏った両足でダンスをするかの様なステップを踏んでからの横蹴りを、レクスが変形させ振り上げたものを勢いよく振り下ろした右足をぶつけて拮抗する。レクスの脚力と互角だと!?なんて筋力してやがる。
「アクアステップ!」
「っ、速い!?じごくづき!」
続けざまに放たれた先程よりも速度を増したウェーニバルの蹴りを、ギリギリ突き出したレクスの脚で相殺する。さっきよりも明らかに素早さが上がっている!?
「よく反応したわね?アクアステップは使えば使うほどすばやさを上げる技。撃てば撃つほど対処困難となるわ」
「………ラウドボーンやマスカーニャに比べると地味だな」
思わずそのまま浮かんだ感想を述べると、明らかにショックを受けたかのように翼で口元を覆うウェーニバル。あ、気にしてたのか。
「チャンスだ!とびかかる!」
「ウェーニバル、しゃきっとしなさい!アクアステップ!」
好機と見てレクスに飛び蹴りを叩き込ませるも、マトイの言葉に我に返り水を纏った脚で踏み込んで高速で蹴りを放ってきたウェーニバルに弾かれる。ダメか。
「なんてひどいことを言うのかしら。ウェーニバルも気にしてるのよ!」
「それは悪かった。だがいくら素早さが上がろうが…動体視力までは蟲に勝てる道理もないだろ!こうそくいどう!」
連続で床や壁を蹴りつけ、高速で校長室内を跳び回りウェーニバルを翻弄し、四方八方から体当たりを叩き込むレクス。レクスの目は複眼だ。高速で動こうが正確に視界に捉え続ける。対してウェーニバルは普通の目だ。追い切れるわけがない。
「見る必要ないわ。全体に攻撃すれば関係ない。フェザーダンス」
するとその場で腰を振って翼を振るい、踊り狂うウェーニバル。青い羽毛を散らばり、不味いと思った時にはもう遅く、壁に穴が開いているとはいえ室内なのもあって高速で移動していたレクスはそれに触れてしまう。
「オボンのみを食べなさい。アクロバット!」
そして攻撃力を減少させる羽毛に触れてしまったことで勢いが下がったレクスに、効果抜群の素早い身のこなしの鋭い蹴りが叩き込まれるも、もう片方の左足を振り上げてウェーニバルの首を締め上げるレクス。さすが、指示しなくても自分で判断して使ったか。
「昇華技、レッグツイストだ!」
それはじごくづきとかかとおとしの昇華技「レッグツイスト」。変形する脚を持つレクスならではの、コブラツイストの様に締め上げる足技だ。ギリギリと締め上げるレクスと、翼をレクスの脚にかけてもがくウェーニバル。このまま気絶まで追い込め…!
「ローキックで軸足を払いなさい!」
しかしローキックで右足を払いのけられてレクスは転倒、解放してしまう。決まらなかったか。だが、呼吸して酸素を取り込んでいる間に攻撃力が下がったレクスは交代させてもらう。
「交代、ジャック!」
「っ…アクアステップ!」
「がんせきリッパー!」
交代して繰り出したジャックが床を蹴り高速で右、左と動いて斬撃を叩き込んでウェーニバルの蹴りと相殺、弾いたところに真後ろから両腕の岩斧を高速で横に振るう。背後から強烈な二撃を叩き込まれたウェーニバルは吹き飛んで崩れ落ち、戦闘不能となる。よし!あと二体!…そのうち一体にして切札はガブリアスとしてもう一匹は何だ…?
「ここまで追い込まれるとはね…
「キ……ル……!」
そうして繰り出されたのはいつぞやの全身雪の様な真っ白い細い体躯の獣の姿をした、口先には2つに割られた古びた剣が一対の牙の様に生えているポケモン、災いの
「カタストロフィ!」
「素早く!つるぎのまい!」
放たれた闇のエネルギーを防ぐようにつるぎのまいを指示するも、突きぬけて直撃するジャックが大きく怯む。あくのはどうみたいな技か?
「がんせきリッパー!」
「せいなる……つるぎ」
攻撃力を上げた上で連続で斬撃を叩き込まんとするが、牙になっている剣から光の剣身が伸びて一閃。一撃でジャックは吹き飛ばされ、崩れ落ちる。せいなるつるぎ、コバルオンたち三剣士の専用技だったのがもう当たり前に他のポケモンも使ってくるなこの野郎。だがジャックの防御力なら一撃は耐えれたはずなのに……そんなに攻撃力が高いのか?
「知らないなら教えてあげる。カタストロフィは相手の体力を半分削る技よ。そこの効果抜群、ひとたまりもないわ」
「なるほどね。なら喰らわないようにするか。リベンジだ、レクス!」
以前、パオジアン相手に新技まで披露してしてやられた経験のあるレクスに交代する。やる気十分だ。
「こおりのつぶて!」
「こうそくいどう!」
まるでマシンガンの様に連射される氷の礫を、高速で校長室を駆け廻り回避しながら当たりそうになるものは蹴り返していくレクス。パオジアンも蹴り返された氷の礫を宙返りで回避しながら氷の礫を乱射。次々に校長室の備品が破壊されていく。………あとでクラベル校長に怒られるなこれ。
「レクス、力強く!かかとおとし!」
「つるぎのまい、せいなるつるぎ!」
クルクル空中を回転しながら脚を大きく振り上げて急降下したレクスの振り下ろした右脚と、首を大きく振り回したパオジアンの振るった牙から伸びた光の剣が激突。しかしつるぎのまいで火力の上がったせいなるつるぎに力負けして空中に弾かれるレクス。
「とびかかる!」
「っ、カタストロフィ!」
しかし天井を蹴って一回転、飛び蹴りの体勢となり急降下して強烈な一撃をパオジアンに叩き込む。
「ここまで追い込むなんて、さすがはラウラさんね。でもこの子に勝てるかしら。ガブリアス、テラシンカ」
そう言ってガブリアスを繰り出すと、懐から虹色の宝石が中央に埋めこまれた黒い菱形のブローチ、メガブローチを取り出して掲げ、溢れだした虹色の光とガブリアスの胸元から溢れだした虹色の光が繋がり、虹色の繭に包まれて、さらにそれが結晶化して砕け散り、ガブリアスはメガガブリアスとも違う攻撃的な姿に変貌。俺とレクスは身構える。
「あの時とは違うぞ。行くぞ、レクス!」
「さあ、水と氷の蒼さに沈みなさい」
レクスの昇華技は「レッグツイスト」変形する脚で相手の首を締め上げるというえぐい技です。
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