ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。そういやきずなへんげのデメリット書いてなかったなと気付きました。マトイ戦は半ば無双だったし必死だったからノーカンにしてください。

今回は目覚めたユウリVSアイアール。楽しんでいただけると幸いです。


VSインテレオンⅢ

「ってラウラ、メイドさんだあ!激写激写…ってあれ、私のスマホロトムはー!?服もなんか寝間着だしー!?」

 

 

 起きるなり騒がしいユウリ。一週間はかかるはずなのに三日も経たずに起きやがったコイツ…バケモンかなにかか。あと寝間着じゃなくて病衣だ。

 

 

「スマホロトムというかお前の服がそもそもなかったからコイツで我慢しとけ」

 

「え、つまり私裸だったってこと?ラウラのスケベ!」

 

「絶好調だなお前」

 

 

 言いながら俺の二つ目のスマホロトムを浮かして手渡す。今は中身空だが連絡手段にはなるだろ。するとネモが意気揚々と口を開いた。

 

 

「とりあえず服は私の服を着ればいいよ。メイドたち、着せてあげて!そのあとバトろう!強いんでしょ、ユウリ!」

 

「え?寝起きの相手にいきなりバトル申し込むとか頭私なの?喜んで!」

 

「自覚しているようで何よりだ」

 

 

 バトルジャンキーは惹かれあう。ユウリとネモの相性は抜群の様だ。バーベキューを皿に並べながらペパーが笑う。

 

 

「なんというか…すげーやつだな。ラウラ、お前の嫁」

 

「凄い奴なんだよ。こっちはマリィがすごいみたいだが」

 

 

 いやまあ、驚いた。こっちの世界のユウリもダンデも倒してガラルのチャンピオンにマリィがなったらしい。バタフライエフェクトってやつか?するとそうこうしているうちにメイドたちに着せられたのか、グロリアを思わせる高そうなワンピースを着たユウリが屋敷から出てきた。

 

 

「えっと、私全然覚えてないんだけど。なんか趣味じゃない格好でラウラと戦ってたの覚えてる!あのあとなにがあったか知らないけどラウラが無事でよかった!記憶も戻ってるみたいだし!ところでここどこ?」

 

「俺の取り戻した記憶が正しければ異世界のパルデア地方らしい。帰る方法は多分ダフネが知ってる」

 

「パルデア地方ってムツキが四天王にスカウトされた?」

 

「そっちでもそうなのか?こっちではパルデア四天王だぞあいつ」

 

「へえ、それはぜひ戦ってみたいな!ねえみんな…ってそうだ、新しい子が三匹いるんだった。紹介するね。テツノブジンとトドロクツキと、テツノオロチ!」

 

「ミライドンお前、そんな名前だったのか…」

 

 

 そう言ってユウリがインテレオンとアーマーガアとセキタンザンとお馴染みの面子に続いて繰り出したのはリラさん曰くパラドックスポケモンと呼ばれる個体三匹。グロリアだった時の記憶はあるみたいだな。トドロクツキはダウンしているが不憫な…。

 

 

「ミライドンってテツノオロチのこと?いいね、呼びにくいと思ってたんだ。そう呼んでもいい?」

 

「アギャアス!」

 

「ごめんね。エスプリにされてたとはいえあんなことして。これからも一緒に戦ってくれる?」

 

「アギャ!」

 

「いい子だね、ミライドン!」

 

 

 そういやミライドンは前にグロリアと戦った時はいなかったな。エスプリにされてた時に捕まえたのか。仲が良くて何よりだ。

 

 

「ところでそこの三人はラウラの友達?私はユウリ!ラウラのライバルで旦那さんだよ!」

 

「おおう、自分を旦那さんっていうなんてクレイジーちゃんだぜ…あ、俺はペパーだ。ラウラには相棒のマフィティフを助ける手伝いをしてもらった仲だ。よろしくな!」

 

「私はネモ!ラウラのライバルで雇い主だよ!さあバトルしよう、すぐバトルしよう!」

 

「私はアイアール、ラウラと一緒にパルデアを旅した相棒だよ!」

 

「雇い主?一緒に旅?相棒?」

 

 

 するとハイライトを失った目でこっちを見てくるユウリ。やめて、お前のこと忘れてたんだから許して。あとネモは分かるがアイアールは何でそんな喧嘩腰なんだ!

 

 

「へー、そうなんだー。ネモごめんね。でも私、ラウラの相棒だっていうアイアールの強さを確認したいなー、旦那として!」

 

「あっちのガラルでは最強らしいけど、ハッコウシティで私に負けそうになったの忘れてる?」

 

「あれは勝負がついてないからノーカン!もしかして今度こそ負けてラウラの前で恥をかくのが怖い?」

 

「こっちの台詞だよ!ツキカゲ!」

 

「グロリアと私を一緒にしてもらったら困るな!インテレオン!」

 

 

 バチバチと火花が散る幻視が見える程睨み合うユウリとアイアール。繰り出されたツキカゲとインテレオンは共に溜め息を吐いている。お前らも大変だな…。

 

 

「そっちこそ、前の私と一緒だと思わないでね!きずなへんげ!かげぶんしん!」

 

 

 そしてツキカゲはきずなへんげ。硬質化して実体を得た分身を次々と生み出し、体当たりさせていくがインテレオンは紙一重で舞うように回避。ユウリの指示なく次々とねらいうちで撃ち抜いて破壊していく。

 

 

「相手にとって不足無し!インテレオン、みずのはどう!とんぼがえり!ねらいうち!」

 

 

 みずのはどうを形成し、それをサマーソルトキックで蹴り飛ばしてツキカゲの目の前まで飛ばすとねらいうちで撃ち抜いてツキカゲにダメージを与えつつみずのはどうを破裂させて追加ダメージを与えるユウリ。手持ちを全員出している状態でのとんぼがえりは、トレーナーの元に帰って他の手持ちと交代すると言う効果が発動しないテクニックだ。相変わらずとんでもないな。だが甘いな、きずなへんげは声を出すことなく意思疎通して指示できるとくせいでもある。その証拠に、撃ち抜かれたゲッコウガは結晶化して砕け散る。偽物だ。

 

 

「残念!それもかげぶんしん!今だよ、たたみがえしで打ち上げて!つじぎり!」

 

 

 下から水流の壁を吹き上げてインテレオンを空中に打ち上げ、さらに水の壁を複数周囲に作り硬質化、四方八方から斬撃を叩き込むツキカゲ。空中ではさすがのインテレオンも回避できず、なすすべなく切り刻まれていく。ユウリがただのトレーナーならこれで負けてたんだろうな。

 

 

「やるね…でも、壁を蹴る反射角度を読めば…!右後ろ、みずのはどうで受け止めて!」

 

「なっ…!?」

 

 

 ユウリの言う方向にインテレオンが形成したみずのはどうに飛び込んでしまい拘束されるツキカゲ。トレーナーとしてのアイアールも天才だが、ユウリもトレーナーとして天賦の才を持っている天才だ。攻撃技のみずのはどうを防御と拘束を同時に行うとかどんな発想だ。

 

 

「ぐっ…そんなもの、ツキカゲ!」

 

「ふいうち」

 

 

 何故か苦しそうなアイアール。みずタイプ故にすぐ抜け出そうとするツキカゲだったが、その瞬間、長い尻尾の一撃が腹部に突き刺さり動きが止まる。アイアールも一瞬意識が飛んだようだ。…まさかきずなへんげって…。

 

 

「そういうことか。ねらいうち、連射」

 

「があ!?」

 

 

 さらにみずのはどうに閉じ込められたまま水の弾丸で滅多撃ちにされるツキカゲと、それに反応して体を跳ねさせるアイアール。これ以上は不味い。

 

 

「その力、強力だけど…シンクロしている故に貴方もダメージを受けるんだ。本人も知らなかったみたいだけど。まだやる?」

 

「これぐらい…なんてこと、ない…って、ラウラ?」

 

 

 挑発するユウリ相手にまだ戦おうとするアイアールを、手で制して止める。ツキカゲももう限界だ。

 

 

「やめておけ。それ以上は倒れるぞ。今回はユウリの勝ちだ。きずなへんげは使いどころを考えような」

 

「ううっ…完敗、です…」

 

 

 そう言ってふらっと倒れそうになるアイアールを受け止めるのと同時に、ツキカゲのきずなへんげも解けて倒れ込む。少し休ませないとな。

 

 

「すっっっっごく強いねユウリ!次は私!私が戦う!」

 

「そこは空気を読もうぜ生徒会長…」

 

「うん、いいよ!ミライドンの強さを試したい!」

 

「そしてそんなネモと波長が合うんだなユウリ!?おみそれちゃんだぜ!」

 

「ペパー、ツッコミご苦労」

 

 

 その後、バカどもは滅茶苦茶バトルをした。




爆誕。ネモのお嬢様服を身に着けラウラのスマホロトム(二代目)を装備しパラドックスポケモンを連れたユウリ。

きずなへんげはサトシゲッコウガと同じでダメージシンクロがあります。ユウリの攻撃は「相手が苦しむ箇所に攻撃して怯ませる」ことに特化しているので効果的でした。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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