ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。ようやくオリジナル展開をどうするか纏まってきたので話をどんどん動かそうと思います。

今回は大空のヌシ戦。と、アンケートの結果。結構僅差であった。楽しんでいただけると幸いです。


VSオトシドリⅠ

「では私も仕事があるのでこれで」

 

「仕事って…」

 

「各地の町で蠢いている怪しい連中がいるみたいでして。四天王として調べないといけないんですよ。ここにきたのはセルクルタウンに行くついでで」

 

 

 オドリドリをボールに戻したムツキはそう言って色違いのアーマーガアを繰り出し、飛び乗って去って行った。完全に気晴らしかよ。

 

 

「バサギリのスペックだけじゃ勝てないやつもいるか…」

 

「あれがトップクラスかあ……強くならないとね、私達」

 

「ああ、そうだな。…ごめんなバサギリ」

 

 

 げんきのかけらを使うべくモンスターボールから出したバサギリは瀕死にも関わらず項垂れて落ち込んでいて。俺はその背中に抱き着いてさする。

 

 

「悪い、悪かった。お前は悪くない、俺の指示がもっと上手ければあんな奴に負けなかったんだ」

 

「グラッシャ…?」

 

「目立ちたがり屋な性格もお前のいいところだ。それを理由に捨てるアイツの方が悪いからお前は気にするな。それに、俺の指示に従って守りに徹してくれたじゃないか。ありがとな、俺の指示を信じてくれて」

 

「グラッシャー……」

 

 

 慰めているとよろよろと立ち上がり岩斧を振り上げるバサギリにげんきのかけらを与えて、背伸びして頭を撫でると気持ち良さげに唸った。これから頑張ろうな。

 

 

「手始めに絶対ひこうタイプの大空のヌシをブッ飛ばすぞ」

 

「グラッシャー!」

 

「うわあ、やる気満々。とばっちりの大空のヌシぇ。行こうか、よろしくねコライドン」

 

「アギャア!」

 

 

 バサギリをモンスターボールに戻してコライドンに飛び乗って爆走して西1番エリアの山を目指す。

 

 

「そういえばさあ」

 

「どうした?」

 

 

 颯爽と駆けるコライドンの(ハンドル)を握るアイアールの腰にしがみ付いていると、アイアールが何か思い出したように言ってきた。いきなりどうした?

 

 

「セルクルジムのバトル、ラウラの手持ちと同じポケモンなせいで言い淀んでたよね。ニックネームつけないの?」

 

「……そういうお前は?」

 

「私は下手に名前を付けるとポケモンの名前を覚えなさそうで……いつか付けてあげたいな。ラウラは?」

 

「俺は……名前を付けると手持ちのみんなだけ特別扱いしているようでな。俺は野生の蟲ポケモンも、敵トレーナーの蟲ポケモンもまとめて愛してるからな!ちょっと忌避感があるだけだ。だが……当の蟲ポケモンたちが混乱するといけないしウカだけ特別扱いするのも駄目だよな、名前付けるか」

 

 

 アイアールにしがみ付きながらボールホルダーに付けられた五つのボールを眺める。マメバッタ、タマンチュラ、アメタマ、バサギリ。それにウカ。さてどうしたものかな。

 

 

「マメバッタ、お前は今日からレクスだ」

 

 

 脚を意味するレッグからだが、王という意味もある。飛蝗は某特撮のこともあって蟲の王と言えるだろう。だからお前はレクスだ。

 

 

「タマンチュラ、お前は今日からダーマだ」

 

 

 蜘蛛ということから某蜘蛛男を連想してなのと、糸玉(いとだま)なことからだ。中々秀逸なネーミングじゃないか?

 

 

「アメタマ、お前は今日からレインだ」

 

 

 アメタマ、そして進化系のアメモース。共通する「アメ」から雨を連想してだ。ちょっと安直過ぎか?

 

 

「そしてバサギリ。お前は……ジャック、ってのはどうだ?」

 

「グラッシャー!」

 

 

 折り畳み式の大型ナイフ、ジャックナイフと切り裂きジャックから連想した。俺の懐刀であってくれ。

 

 

「うん、いいと思う!よろしくねレクス、ダーマ、レイン、ジャック、ウカ!」

 

「よし、心機一転したことだし、突っ走れコライドン!」

 

「アギャアア!」

 

 

 見えてきた。あの山の上から岩を運んで坂道に転がしている鳥が大空のヌシか。ポケモン図鑑で調べる。特徴と一致するのは、おとしものポケモン、オトシドリか。

 

 

「先に行くぞアイアール!頼む、ダーマ!いとをはく!」

 

「ええ!?」

 

 

 ダーマを繰り出し、右肩に乗ってもらい糸を崖に伸ばしてもらいそれを掴んで断崖絶壁をよじ登る。蜘蛛の糸は計算上、糸の直径が0.5mmあれば体重60kgの人間を吊り下げることができる。タマンチュラの糸なら俺ぐらい簡単に支えられる。あとは根性あるのみ!

 

 

「うおおおおおっ!」

 

「ストオオオクッ!?」

 

 

 するとギョッと驚いて慌てて俺のいる崖目掛けて岩を落としてくるオトシドリ。俺は身体を揺らし、振り子の様にして断崖絶壁を駆け回り回避しながら登って行く。

 

 

「ダーマ!とおせんぼう!」

 

 

 ダーマにとおせんぼうを指示。オトシドリの動きを無理やり止めさせ、その間に駆け上る。よし、頂上に辿り着いたぞ!

 

 

「ストオオオクッ!!」

 

「いわおとし!?」

 

 

 鳥ポケモンがそんなのありか!?と思ったけどウォーグルとかもいわなだれ使うから今更か。俺自身が避ける…!

 

 

「ダーマ、むしのていこう!」

 

 

 ぐるりと横に側転。黄緑色の光を飛ばして攻撃するが全く意味をなさない。終いには嘴で連続で(つつ)き始めて来た。ついばむか!?くっ、どうすれば…!?なんとか回転して避け続ける。すると右肩の上にしがみ付くダーマがぶるぶると震え始めた。

 

 

「どうしたダーマ!?もしかして喰らったのか…!?」

 

「ようやく追いついた!って…ダーマが輝いてる!?」

 

 

 追い付いてきたアイアールの言う通り、光り輝いて姿を変えて行くダーマの姿形が変わっていく。そして現れたのは緑色の、さらに蜘蛛っぽくなったポケモン。図鑑を向けると、進化してとおせんぼうも新しい技に変わっていた。

 

 

「ワナイダー…!ダーマ、スレッドトラップだ!」

 

 

 足の間に張り巡らせた蜘蛛の巣で嘴を受け止めるワナイダーに進化したダーマ。勝負はここからだ…!




というわけでニックネームつけることにしました。ネーミングセンスが無いけどめちゃくちゃ考えた。特にバサギリは凄い迷った。

そして大空のヌシ、オトシドリとの対決にダーマが進化、ワナイダー。レベル15と本当に初期で進化するんですよね。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。

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