ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。今回はちょっとずつちらつかせていたあの要素回収回。楽しんでいただけると幸いです。


VSロトム

「あなたの強さは解けないマジック。…余裕を持って優雅に立ち回ろうとしたリップの負けね。汗とか色々でメイク落ちちゃった。なるはやでメイク直さなくっちゃケツカッチンね」

 

「ケツカッチン…?いや、喜怒驚楽エクササイズの鬱憤で勝てたようなもんだ。あんたは強かったよ」

 

 

 いやマジで。もう二度とやりたくないから絶対勝つ!って息込んでたのでかいと思う。それぐらい強かった、蟲ポケモンで有利なエスパータイプとは思えない強さだった。

 

 

「作った本人の前でそういうこと言っちゃう?自信作なのだけどそんなにお気に召さなかったかしら」

 

「いや多分俺以外には好評だと思いますよ…俺が苦手ってだけなので」

 

 

 多分ボタン辺りも苦手だとは思うが。俺達同じ陰の者だよな…?

 

 

「勝負に負けて、美しさでも…引き分けと言いたいところだけど上を取られちゃったわ。完敗よ。なんて美しい啖呵と生き様なのかしら!ラウラちゃん、あなた、イイ!すっごく、うん、最高!いずれビッグになる前にリップが囲っちゃおっかな?」

 

「だーめーでーすー!ラウラには私という先約がいるんですー!」

 

 

 リップさんに褒められているとユウリが乱入してきた。お前、嬉しいけど恥ずかしいからやめてくれ。ペパーとネモも呆れてるだろ。アイアールはなんか物言いたげだけど。

 

 

「あら、お熱いわね。アイアールちゃんだけじゃなかったのね。リップもキハダちゃんがいるからわかるわー。でもねラウラちゃん。ちゃんと向き合ってあげないと火傷しちゃうわよ?」

 

「え?それは、よくわかってますけど……?」

 

 

 グローリアビーストっていう前例があるからな……。あの時はマジで死ぬかと思った。

 

 

「うーん、リップがプロデュースしてあげたいけど今は自分磨きをやり直さなくっちゃいけないのよね、残念。おめでとラウラちゃん、ご褒美のジムバッジよ。とっておきのポーズであげちゃうわ。ほらほら、ここをこうして…」

 

「いや、あの、俺、体が硬い……」

 

 

 なんかヨガみたいなポーズで記念写真を撮った。バランスを崩して転倒した俺に対してリップさんは驚異のバランス感覚を見せてくれた。すごいなほんと。バトル以外で勝てる要素を一切思いつかないぞ。

 

 

「体幹を鍛えるのも大事よ。ポケモンちゃんの技の余波で体勢が崩れている間に戦況が激変していることもあるんだから。あ、そうだ。たしかエスパーポケモンがいたわよね。体幹を鍛えればこの技もバッチグーで使えると思うから受け取って?」

 

 

 そう言って渡されたのはわざマシン120「サイコキネシス」だ。ありがたい、次の戦いで主力になるであろうケプリベの強化になる…!

 

 

「アイアールちゃんにも言ったけどリップとのツーショット、SNSに上げちゃダメダメよ?」

 

「いや俺やってません…」

 

「あらもったいない。自分の信じる美しさを周りに示したいならネットも大事なのよ?じゃ、お疲れ様でーす」

 

 

 そう言ってリップさんはその場を後にした。………ネット、か。ナンジャモの時も思ったんだよな。蟲ポケモンのよさを広めるためにもありかもしれないって。俺、この世界じゃジムリーダーでもないし手段は限られてるんだよな。そんなことを考えていると、観客に見知った顔がいて、アイアールと話していたことに気付いた。なんで四天王がここに…?

 

 

「チリさん」

 

「おうラウラ!まいど!チリちゃんやで!アイアールも、なんやジム巡り調子ええみたいやん。どっちも痺れる強さやったで!」

 

「あ、ありがとうございます…?」

 

「チリちゃん!チリちゃん!」

 

 

 すると、チリさんがすらりとした長身過ぎて気付かなかったが足元にいた女の子がズボンを引いてチリさんの名前を呼ぶ。可愛いな。たしかこの子はブルーフレア団事件の時ちらっと会ったな。名前は確か…。

 

 

「ポピー、だったか?」

 

「おう、正解や。今回はな、この子が会いたい言うんで連れてきたんや。会うのは二回目やな。いやほんと、初対面が事件の場とか四天王の悲しい(さが)やで」

 

「お、おねーちゃんたちのポケモンもつよかったけど、ポ、ポピーのポケモンもとてもつよいとおもいますけど…!」

 

 

 なんか対抗してきた。可愛い。

 

 

「どっちが強いんやろなあ?ラウラとアイアールはトップも認めてるぐらいポケモン強いさかい。あのブルーフレア団のボスも倒してしもうたしなあ!」

 

「えーと、えーと!ポピーしてんのうだからポピーのほうがすごいのです…!」

 

 

 そうなんだよな、四天王なんだよなこの子。記憶を思い出したからわかるが子供で四天王ってポケモンの歴史的にもすごくないか?

 

 

「アッハッハ!かーわいい!。ポピーな、先の戦いで苦戦したのが納得いってないらしくてなあ。活躍した二人の強さを見たいってなあ」

 

「ポピーのポケモン、おねーちゃんたちにはやくちゃんとみせたいです!ポケモンリーグというさいこーほーのばしょでいまかいまかとまっておりますのでー!」

 

 

 照れ隠しの様にそう言ってとてとてと走り去っていくポピー。どこまでも可愛いな。

 

 

「あ、ちょ、待ちい!というわけでな、ポピーのためにもがんばったってな。ナンジャモところのアーカイブ動画も見て楽しんでるんやで。…こらポピー!チリちゃん置いてくなー!」

 

「あ、いっちゃった…」

 

 

 こちらが特に何か言うこともなく行ってしまった。嵐の様だったな。するとチリさんを見つけてからペパーの後ろに隠れていたユウリがおずおずと出てきた。

 

 

「で、お前はどうしたユウリ」

 

「いやあの、エスプリにされた私がボコボコにしてたからなんか気まずくて…」

 

「四天王全員をボコボコにしたって字面がまずすげーよ」

 

「四天王全員と同時バトル…!私もやってみたいなあ!」

 

「ネモは平常運転だね…」

 

 

 …四天王もあの動画見てくれてるのか。俺のネームド率結構すごいのか…?……前世の経験からぺーぺーの初心者の動画なんか誰が見るのかと思っていたが…やってみる価値はありそうだな。

 

 

「なあ、次の所に行く前にちょっとやりたいことが……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読み込み中

 

 

 

 

 

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 ラウラの蟲かごチャンネル 

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「このスマホロトムに向けて喋ればいいんだったよな…え、始まってる?えっと、おはこんセクト。…なんか毛恥ずかしいな。ラウラだ」

 

〈おはこんセクトー〉

 

〈おはこんセクト!〉

 

〈おはこんセクトとは…?〉

 

〈多分インセクトからじゃね?〉

 

〈あのラウラが配信すると聞いて〉

 

〈あのコラボ配信で蟲ポケモンに興味を持ちました!〉

 

「なんか知らんがそこそこ有名なのなんでだ。あ、あれで興味持ってくれたのなら嬉しいな」

 

 

 拝啓、今頃アローラで頑張っているジュリ。蟲ポケモン解説系動画配信者、始めました。




動画配信者ラウラ、爆誕。蟲ポケモンのよさを伝えるためならなんでもする女の結論。初配信の視聴者数とか登録者とかはちゃんと知らないので適当です。ちょっと多いのはナンジャモ効果。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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