ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。とりあえずジム、ヌシ、スター団を一つずつ相手して節目となります。アンケートによればラウラ以外の視点を読みたい人が多数なのでとりあえず順番に入れて行きたいところ。

今回はスター団チーム・セギンへのカチコミ。楽しんでいただけると幸いです。


VSヤミカラス

「はいはいストップ!」

 

 

 進んでいくとバリケードの前で止められた。星形のサングラスをかけた男したっぱと、青いサングラスをかけた女したっぱがバリケード前に陣取っている。

 

 

「この先、僕たちスター団あく組……通称チーム・セギンのアジトです!」

 

「そそ。不法侵入とか勘弁してほしいわけ。犯罪よ?わかってる?」

 

「ごめんね。帰ってくれないなら追い返さないといけないんだよ」

 

「こうちょ……ネルケは下がっていてくれ」

 

「了解だ。気を付けろよ」

 

 

 ネルケを下がらせ観察する。見た所強そうではない。青いサングラスの方は余裕を感じるのはよくわからないが、少なくとも強そうではない。俺はレクスとダーマとレインとジャックを繰り出し傍に侍らせる。

 

 

「うるせえ。突貫させてもらうぞ」

 

「ええ!?もしかしてだけどアンタ、ラウラ!?」

 

「スター団に喧嘩を売って指名手配中な奴だったり?」

 

「そうだと言ったら?」

 

 

 指名手配されてるまでは知らんが。後でカシオペアに文句を言ってやる。

 

 

「正直すぎてびっくり!迎え撃つぞ後輩!」

 

「アンタが何者だろうと帰んな!さもなくば私達に負けていけ!」

 

「試合じゃないからな。ルール無用で暴れるぞ!」

 

 

 繰り出されたのはヤミカラスとニューラ。俺のポケモンたちを見てなめてかかってるならいい度胸だ。

 

 

「ヤミカラス!ついばむ!」

 

「ニューラ!アイススピナーだ!」

 

「レクス、フェイント!ダーマ、カウンター!レイン、バブルこうせん!ジャック、がんせきアックス!」

 

 

 ヤミカラスをレクスとダーマが、ニューラをレインとジャックが即座に戦闘不能にする。2VS1は卑怯?知らんな。今からこれ以上の数を相手にするんだ、コンビネーションを培う糧となれ。

 

 

「蟲の癖に強くて生意気ぃ~!」

 

「しゅ、瞬殺……」

 

「蟲の癖になんだって?」

 

 

 青いサングラスの女したっぱの胸ぐらを掴んで引き寄せ睨む。やっぱりお前の様な奴らが多いよなあ?スター団は。

 

 

「ひ、ひい!?放しなさいよ!お、お疲れ様でスター!」

 

「ああ!?先輩を置いて行くなよ後輩!?」

 

「アジトに帰って仲間に連絡するだけですー!先輩は時間稼ぎしなさいよね!」

 

 

 俺の腕を振り払って逃げる女したっぱ。残された男したっぱは腰が抜けてしまった様だ。

 

 

「お、お疲れ様でスター……あの、許してください。あの子最近入ったんだけどかなり態度が悪くてですね……へへっ」

 

「お前も蟲を馬鹿にするか?」

 

「そんなことは微塵も!そ、総動員で襲ってくるから逃げるなりなんなり頑張ってくださいね?」

 

「おう、全滅させる」

 

「こわぁ…」

 

 

 そのまま恐怖が限界を迎えたのか気絶してしまう男したっぱ。か弱い奴だな。

 

 

「…ラウラさん。あとでお話ししましょうか」

 

「漏れてますよ先生」

 

「ごほん。……感心しないなラウラ?」

 

「そもそもテーブルシティで蟲を馬鹿にされたから全滅させるって決意したからな」

 

《ロトロトロトロト……》

 

 

 ネルケのお小言に返答しているとスマホロトムに着信が。

 

 

 

「おっ、カシオペアか。もしもし?」

 

《「…見張りに対処できたか。さすがだ。そこを根城にしているのはスター団あく組チーム・セギンのボス、ピーニャ。スター団のまとめ役でBGM担当でもある」》

 

「BGM担当?」

 

《「士気を上げるBGMはお手の物だ。ピーニャの奏でるBGMでしたっぱやポケモンたちは実力以上の力を発揮するだろう。頭が切れるピーニャは宣戦布告にも動じず、むしろ待ち構えているはずだ。したっぱでこちらを消耗させてから襲ってくるだろう。計算高いタイプには正攻法で攻めるのが有効だ」》

 

「ああ、どっちにしろしたっぱは全滅させる予定だ」

 

《「頼もしい限りだ。あなたの実力ならば心もへし折れるだろうな。スター団壊滅も早まる。準備ができたらゴングを鳴らしてチーム・セギンにカチこんでくれ。大作戦開始だ!」》

 

「おう。ジャック。ぶち壊せ」

 

《「へ?」》

 

 

 俺の指示を受けてジャックががんせきアックスを発動、バリケードを破壊して吹き飛んだゴングを鳴り響かせる。カシオペアは呆気にとられていたが慌てて電話を切った。普通に鳴らすのはカチコミとは言わんだろ。

 

 

《ピィィー!ガガ…!「何者かが身の程を弁えずアジトにカチこんできました!スター団の恐ろしさを思い知らせて追い出してやりましょう!」》

 

「へえ、追い出すだけとは優しいな?」

 

 

 吹き飛ばされたスピーカーから鳴り響く音声に不敵に笑っていると、ネルケが話しかけてきた。

 

 

「ラウラ気を付けろ。スター団は団ラッシュという特殊な勝負を好む。一言でいえばポケモンの技、ふくろだたきみたいなもんだ。ポケモンの体力が減ったら俺がサポート役として回復するから安心しろ」

 

「なら手加減はいらないな。いくぞお前ら!」

 

 

 レインを肩に乗せ、ジャックの背中に乗り込みダーマとレクスを先導に突撃する。立ちはだかるは星型のサングラスや青いサングラスを身に着けたスター団したっぱの手持ち。どこからか聞こえてくる派手なBGMをバックに、ヤミカラス、ヤミラミ、ゾロア、マメバッタ、コマタナ、ニューラ、スカンプーの軍団と、俺の蟲ポケモンたちが真正面から激突する。

 

 

「ダーマ、いとをはく!レクスに繋げ!レクスはこうそくいどう!レインはねばねばネットで遠距離攻撃を潰せ、ジャックは近づく奴を片っ端から斬り払え!」

 

 

 ダーマが糸を繋いだレクスが高速移動して次々とポケモンたちの足に糸をひっかけて行き引っくり返していき、それを逃れたポケモンたちもレインとジャックが仕留めて行く。

 

 

「これ以上好き勝手させるな!相手は蟲だ!ヤミカラスを守れば…!」

 

「おうよ!ついばむ攻撃!」

 

「つばさでうつ!」

 

「おいうち!」

 

「あくタイプの癖して素直だな!ダーマ、スレッドトラップ!レクス、にどげり!」

 

 

 突撃してくるヤミカラスもダーマがスレッドトラップで絡め取り、レクスのにどげりで仕留める。

 

 

「げげーっ!?」

 

「ギャラドスかなにかか!?」

 

「ひい!?暴れ出したら止められねえ!?」

 

「こ、こいつは無理だ!俺達じゃ敵わない!ボスを呼んでくるんだ!」

 

「逃がすかよ!ジャック、れんぞくぎり連打だ!」

 

 

 逃げてボスを呼ぼうとするしたっぱのポケモンを始めに連続で斬り飛ばしていく。すると奥のテントが開いてそこからとんでもない物が出てきた。

 

 

「おいおいおいおい!うちの可愛いしたっぱたちになにしてくれちゃってんの!?」

 

「…それがスターモービルか」

 

 

 紫を基調とした派手な装飾の、先端に単眼と口があるデコトラの様な何か。なんか側面とボンネットにポケモンぽいのがついているが、それ以上にミラーボールや色とりどりに輝く装飾、派手なBGMを轟かせるスピーカーが目立つ。スター団のシンボルが描かれた旗がたなびいていてスター団のものだとアピールしていた。その上に乗るのは、ツンツンと尖った黒髪に白い帽子を被り、パソコンを手にしたDJ風の服装の男だった。あれがボスか。

 

 

「セギン・スターモービル!実戦投入は初めてだけど僕達スター団の切札さ。ド派手にやってくれるじゃん!侵入者ことラウラくん!だっけ?僕はピーニャ!a.k.a.DJ悪事!まあ好きな方で呼んで!」

 

「じゃあDJ悪事さんよ。俺に潰される覚悟はいいか?」

 

「聞いてた以上に生意気だね!潰れるのは君さ。鎮魂歌(レクイエム)流してあげるよ。さあ!パーティーのスタンバイだ!永遠にチルアウトさせてやるよ」

 

 

 そう言ったピーニャはヘッドホンから流れるBGMを耳に流して精神統一すると、タイマーボールを構えてきた。俺も全員ボールに戻して構える。

 

 

▽スター団あく組の ピーニャが 勝負を しかけてきた!

 

 

「行くぞレクス!」

 

「頼んだよコマタナ!」

 

 

 そして俺の繰り出したレクスとコマタナが体当たりで激突する。こうして俺と初めてのスター団ボスの対決の火蓋が切って落とされた。




スター団にギャラドス呼ばわりされるラウラ。スター団よりよっぽど悪党やってます。※ギャラドスはきょうあくポケモンとも呼ばれ、この世界では「鬼!悪魔!」の意。

オーリム博士の言及していた存在も登場。なにはともあれピーニャとの激突です。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。

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