ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。どっかのカードゲームのライディングなんちゃらを思い出すよねスターモービル。

今回はピーニャとの激突。楽しんでいただけると幸いです。


VSセギン・スターモービル

「スター団に喧嘩売るなんてキミってマジ命知らずだよ」

 

「生憎記憶知らずだ。命知らずとはちょっと違う」

 

「減らず口だね!つばめがえし!」

 

「こうそくいどうで距離を取れ!」

 

 

 振るわれたリーチ内の敵には必中の斬撃を、レクスに大きく距離を取ることで回避させる。はがねタイプは足の遅さが致命的だ。こっちの火力が足りないからそこを突く。ジャックやダーマを出そうにもコマタナの相性や攻撃力は一撃で落とされかねん。

 

 

「こっちは鈍重だってのにすばやさが厄介だね!こわいかおだ!」

 

「しまっ…見るなレクス!」

 

「遅いよ。メタルクローで攻撃上げてこう!」

 

 

 こわいかおですばやさをがくっと下げられて、コマタナに追いつかれ鋼の爪の二撃を受ける。いい技覚えてるな。

 

 

「いいね!さわりはOK!トバしていくよ、侵入者!ダメおし!」

 

「にどげり!」

 

 

 続けて繰り出された一撃を、一撃目の蹴りで弾いて二撃目の蹴りで反撃。鋭く小さい脚の一撃が腹部に入りよろめくコマタナ。

 

 

「いい技覚えてるね!つばめがえし!」

 

「フェイントからのにどげり!」

 

 

 つばめがえしが繰り出される前にフェイントで顔面に攻撃。怖気付かせて二撃必殺。四倍弱点ダメージを二回連続で受けてコマタナは蹴り飛ばされ、ゴロゴロと転がった。

 

 

「なかなかやるね!でも僕のライヴはこっから!BPM上げてくからさ!」

 

▽ピーニャは ブロロロームを くりだした!

 

「そいつが出るのか…!?」

 

 

 ピーニャが座るセギン・スターモービルが周囲を爆走、旋回し始め咆哮する。しかもいかくか、攻撃力が下げられたっぽい。厄介な。しかもライドポケモンの一種なのか、なんて速さだ。タイプははがね……いや、あく組を名乗るぐらいだ。あくタイプだろう。

 

 

「とびつく攻撃!」

 

「DJ悪事の周波数!受信して壊れちゃいなよ!きんぞくおんからのバークアウト!」

 

「レクス…!?」

 

 

 なんとかとびついて死角に入ろうと試みたが、ギャリギャリギャリギャリ!というタイヤからの金属音と咆哮による音の衝撃波を受けて撃墜されて戦闘不能となる。厄介な組み合わせだ、それに速い。

 

 

「降参するなら今のうちさ!脅かしてやれ、スピードスター!」

 

「!」

 

 

 星型の光線が俺に当たらない様にばら撒かれる。なめるなよ?

 

 

「ジャック!れんぞくぎり!」

 

 

 ズバズバズバズバッ!と、繰り出した瞬間岩斧を振るってスピードスターを叩き落とす。そして俺はジャックの背に飛び乗って掴まった。

 

 

「乗り物勝負だ!ジャック、いくぞ!」

 

「ヒューッ、やるね!だけど遅い遅い!ダークアクセル!」

 

 

 飛び出すジャック。ムクホークを翻弄したあの素早さで、セギン・スターモービルに食い下がる。タイヤにエネルギーを纏って突撃してくるセギン・スターモービルと、岩斧で鍔競り合いながら疾走する。 

 

 

「がんせきアックス!」

 

「ちょっ、君も危険じゃん!?」

 

 

 驚くピーニャ。ジャックが肉薄すると言うことは俺も肉薄するわけで火花が凄い飛び散ってくる。怖いけど、ジャックだけにこの恐怖を味わわせるわけにもいかない。

 

 

「ジャックが体を張ってるんだ、主人だけ安全圏で指示するだけとか恥ずかしいんだよ!」

 

「いや僕も人の事言えないけどさあ!?引き離せダークアクセル!」

 

 

 するとセギン・スターモービルは加速して敷地内を走り回り、遅れてジャックも追いかける。その間に俺はボールを取り出し、ボソッと口元に寄せて指示を与えてからわざと取りこぼした。

 

 

「スピードを上げるんだジャック!テラスタル!くさわけ!」

 

 

 なんとかジャックの背に捕まりながらテラスタルオーブを取り出して掲げ、テラスタル。緑色に輝く結晶化したジャックは草をかき分けて加速。セギン・スターモービルに何度も体当たりして体勢を崩す。

 

 

「おっとと……やるねえ!全力で行こうかブロロローム!ダークアクセルを維持したまま、きんぞくおんからのバークアウト!スピードスター!」

 

「斬り弾いてしまえ、つばめがえし!」

 

 

 エネルギーを纏ったタイヤから金属音を、咆哮の衝撃波を、周囲に展開させた星型の光線を、一斉に放つセギン・スターモービル。ジャックはそれを、両手の岩斧を振るって迎撃。なんとかセギン・スターモービルに並走する。

 

 

「負けるなブロロローム!」

 

「いや、お前の負けだ!」

 

「え……!?」

 

 

 瞬間、タイヤが何かに絡まって急停止、後部が跳ね上がり投げ出されるピーニャは目を白黒させ、それの正体に気付く。

 

 

「ねばねばネット!?そのアメタマか…!」

 

「なにも試合じゃないからな。そっちが車を使うんだ、こっちだって手段は選ばん」

 

 

 その足元にいたのはレインだ。さっき落としたボールに指示しておき、ここまでセギン・スターモービルを誘導した。気付かなかったようだがな。

 

 

「ダークアクセルで引き剥がせ!」

 

「やれ、ダーマ。スレッドトラップからのカウンター!」

 

 

 なんとかその場で回転して抜け出そうとするセギン・スターモービルの前にダーマを繰り出し、スレッドトラップで受け止めてカウンターの一撃を叩き込むと黒煙を噴いて沈黙した。ピーニャは呆けてしまった。

 

 

「……まあ、こんなもんかな。おつかれさまでスター。……はは、恐怖を押し殺してよくやったよ…」

 

「よくやった。レクス、ジャック、レイン、ダーマ。俺達の勝ちだ」

 

 

 テラスタルを終えたジャック、レイン、ダーマ、そしてげんきのかけらを使って復活させたレクスと拳、岩斧、脚をぶつけ合う。おっ、ジャック。手加減を覚えたか。いいぞ。レクスはしょうがない、よくやったよ。

 

 

「やれることは十分やったよねえ…新入りのしたっぱたちがいきなり従順になって順風満帆になっていた矢先だったんだけどなあ」

 

「強かったよ。今度は純粋なポケモンバトルで勝負したいな」

 

「僕もそう思うよ。まさかセギン・スターモービルが負けちゃうとはね…自分で作った掟だし潔く団を去るよ。ボスの証ダンバッジもらってくれる?」

 

 

 そう言って取り出したバッジを手渡してくるピーニャから受け取り、握手を交わす。…したっぱはともかくボスは悪い奴じゃなさそうだ。

 

 

「あーあ、これでパーティーもジ・エンドか…それにしても君のポケモンみんなヤバすぎっしょ。それってアカデミーで習ったの?覚えさせた技とか育て方とかさ」

 

「いいや、独学だ」

 

「ふーん、君ってアカデミー行ってて楽しかったりするの?」

 

「まあ楽しいかな」

 

「へえ、ふーん…悪くないか」

 

 

 学校に興味あるらしいな。くればいいのに。するとそこに、勝負を見ていたこうちょ……ネルケがやってきた。

 

 

「ネルケ。終わったぞ」

 

「そうみたいだな、いい勝負だった。それで、あんたがピーニャか?」

 

「イカした髪型の特別ゲスト?ポケモンの技だとダメおし的な?」

 

「あんたと少し話したいんだ。いいか?」

 

「なんか面倒そうだけど暇になっちゃったしOKだよ」

 

 

 ジト目で見てくるピーニャ。なんか悪いことした気分になってきた。

 

 

「わかった。ストレートに聞くことにする。このままだとあんたたち全員退学処分になるんだろ?なぜスター団を解散してアカデミーに行かないのか聞きたいんだ」

 

「そこ聞いちゃう?行かないつもりはないのよ。僕らはツレを待ってるだけ。……帰ってくるかはわかんないんだけどさ」

 

「ツレ…大事な仲間か?」

 

「マジボス。スター団で一番強いボス。トレーナーで言うトップチャンピオン的な?みんなで団を作ろうって誘ってくれた人さ」

 

 

 そんなやつがいるのか。ネーミングセンスはどうかと思うが、まあおつかれさまでスターとか言ってる奴等だしな。

 

 

「そのマジボスは今どこに?」

 

「それが分かれば苦労しないよ。一年半くらい?連絡もつかないしさ。スター団をやめずにいたら連絡来るかもって思ってたけどね。先生たちは団をやめろってうっさいし君らみたいなの出てくるし…むしろ見捨てられちゃったか…マジボス、団、解散したがってたし」

 

「解散させたがっていた?」

 

 

 ……同じように解散させようとするカシオペア。まさかな。

 

 

「マジボスやスター団がそんなに大切なのか?」

 

「そんなの当たり前っしょ。アカデミー的に言うと……宝?的な?君にとっての蟲ポケモンみたいなもんだと思うよ、ラウラ」

 

「そりゃ大事だな」

 

 

 ネルケが尋ねると笑顔でサムズアップするピーニャ。気持ちのいい奴だ。…問題があるとしたらしたっぱか?オーリム博士の言っていた青いサングラスの奴等も気になるが……まあ考えてもわからないことはわからないか。




蟲が車に正々堂々と勝てるとはさすがのラウラも思わないので絡め手で勝利。試合以外で基本ルール守る気一切ないです。文句があるなら最初に提示しろってことで。

 ジャックの背に乗るのが基本になってきたラウラ。多分スターモービルとの戦いはこれが基本になるんじゃないかな。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。

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