ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。クリスマスのごちそう食べてたら投稿遅くなりました。

今回はイダイナキバとの決着。ラウラを助けたのは…?楽しんでいただけると幸いです。


VSイダイナキバⅡ

 イダイナキバに吹き飛ばされた俺は、誰かに受け止められたが意識が朦朧としている上に、太陽が逆光になっていてよく見えない。すなあらしまで吹いてきて、朧気な視界じゃ本当に見えない。くそっ、エクスレッグヘルメットを被ってるせいでもあるか?というかヘルメット被ってたのになんて衝撃だあのヌシ野郎。

 

 

「!」

 

 

 すると俺を抱えていた誰かが俺をそっと下ろし、イダイナキバに向けて突撃する。黒いシルエットだけ見えたそいつは、異様に長い脚で蹴り付け、一度離れてイダイナキバのこうそくスピンを避けるとその巨大な鼻を蹴り上げて怯ませる。凄い力だ。何者……いや待て、あの特徴的な脚の形状は…!

 

 

「レクス、なのか…?」

 

 

 そう尋ねるとその影は跳躍して近くの岩に飛び乗り、その姿を露わにした。一言でいうなら刺々しい黒き蟲人。オレンジ色に輝く複眼、人によく似たスタイルだが畳まれて背負っている様に見える後ろ足の異形感が凄くいい。俺の被っているエクスレッグヘルメットのモチーフとなったエクスレッグ、マメバッタ…レクスの進化系がそこにいた。

 

 

「さっき吹き飛ばされた時に進化したのか……立派になったな」

 

 

 スマホロトムを取り出し図鑑を見る。とびつくを忘れて新しい技を覚えていた。あのヒット&アウェイの動きはこれか。

 

 

「レクス、とびかかる!」

 

 

 後ろ足を変形させ、長い脚の姿に変形したレクスがとびかかって前足でイダイナキバの側面に飛びつく。暴れるイダイナキバに組み付き、ロデオの様に乗りこなすレクス。いいぞ、その調子だ!

 

 

「レクス、そのままにどげりだ!」

 

 

 組みついたまま、変形した脚で連続で蹴りつけてバランスを崩す。イダイナキバの巨体が転倒してようとしていた。

 

 

「隙あり!ヒナ!サイケこうせん!」

 

 

 その隙を突いてアイアールがヒナから放ったピンク色の光線を直撃させ、完全に転倒するイダイナキバから離れて俺の前でファイティングポーズをとるレクス。すると倒れたままこうそくスピン。独楽のように回転して俺達を砂煙で吹き飛ばしながらイダイナキバは立ち上がり、のしのしとどこかに歩いて行く。

 

 

「追うぞ!」

 

「待ってその前に回復!ラウラも治療!」

 

「お、おう」

 

 

 追いかけようとするとアイアールが引きとめてきてきずぐすりを振りかけてきた。心配かけて悪かったって。全身擦り傷だらけだから染みる…。

 

 

「オトシドリの時も思ったけどよく骨折しないね?」

 

「意識は飛びかけたけどな」

 

 

 治療を受けながら手持ちを回復する。アイアールの自分の手持ちを回復し終え、コライドンでイダイナキバの足跡を追っていく。

 

 

「ラウラ、あれ!」

 

「オトシドリの時と同じならパワーアップするってのか?ただでさえ強いってのに!」

 

 

 向かった先の岩壁を破壊し、輝く植物をもしゃもしゃと食べるイダイナキバの巨体が凄まじい衝撃波と共に赤いオーラに包まれる。やられた…!

 

 

「ドン!フアアアンド!!」

 

 

 地面に足を叩き付け、じだんだ。コライドンが引っ込み、俺とアイアールはシングとレクスを繰り出す。やっぱり正念場は相棒だよなあ!

 

 

「ちょっと待ったあ!」

 

 

 するとそこにペパーが走ってやってきた。遅いぞ。

 

 

「アイアール!ラウラ!ヌシ見つけたみたいだけどボロボロちゃんだな!?しかしこいつ、本当にポケモンなのか!?」

 

「パルデアの大穴に生息するポケモン、イダイナキバっていうらしいぞ、お前の母ちゃんによればな」

 

「大穴の……へっ、そいつはきばっていかないとなあ!踏ん張りどころだぜ!」

 

「うん、行くよラウラ!ペパー!」

 

「レクスが進化したんだ、負ける気がしねえ!」

 

 

 ペパーが繰り出したのは見たことのないポケモン。なんだそいつ、こわっ!?

 

 

「このへんで捕まえたスコヴィラン!ピリッとホットに活躍してくれよ!はっぱカッター!」

 

 

 はっぱカッターを放つスコヴィランと呼ばれたポケモン。しかしイダイナキバはこうそくスピンで跳ねのけてしまうのでその回転し終えた隙を突いてレクスを向かわせる。

 

 

「レクス、とびかかる!」

 

「シング、足場を奪って!やきつくす!」

 

 

 跳躍し、まるでとびげりでもするかの如く急降下してとびかかり脳天に強烈な一撃を叩き込むレクス。さらに下からはシングが炎を放って足場を焼いて怯ませる。いいぞ、これでじだんだはできなくなった。すると鼻を天高く振り上げてレクス目掛けて叩きつけてくるイダイナキバ。咄嗟にボールを取り出す。

 

 

「はたきおとすか!?ダーマ、レクスを回収しろ!いとをはいてスレッドトラップ!」

 

 

 ダーマを繰り出し、伸ばした糸をレクスに引っ付けて引っ張り、ギリギリ当たるところで回収。そのまま戻ってきたレクスをスレッドトラップで受け止め、グググッと引き絞る。

 

 

「スコヴィラン、かえんほうしゃ!」

 

「シングも!かえんほうしゃ!」

 

 

 アイアールとペパーのポケモンが火炎を噴きつけてイダイナキバを焼いて怯ませていく。こうそくスピンで火炎を振り払うが、その技は隙がデカいぞ!

 

 

「いけっ、レクス!にどげり!」

 

 

 スレッドトラップと己の後ろ脚のバネで引き絞っていたレクスが跳躍。凄まじい勢いで飛び出して、くるりと空中で回転。飛び蹴りの体勢となり向かっていく。

 

 

「ドン!フアアアンド!!」

 

 

 イダイナキバも鼻を振り上げ、かわらわりで対抗。レクスの脚の一撃とイダイナキバの鼻が激突し、衝撃波が砂を吹き飛ばしていく。だがそれはただの蹴りじゃないぞ!

 

 

「決めろ!レクス!」

 

 

 鍔迫り合あったまま、下に潜り込んだレクスの振り上げた脚の二撃目が顎に炸裂。イダイナキバは白目をむいてその巨体が打ち上げられ、引っくり返る。イダイナキバはそのままじたばたするも、諦めて大人しくなるのだった。

 

 

「か、勝った……」

 

「やった!三人がかりで何とかなった!」

 

「ふう、二体目からいきなり強敵ちゃんだったぜ……」

 

 

 俺達三人は自然に拳をぶつけ合い、ポケモンたちが勝鬨をあげる。それにしても、疲れた……。疲れが取れる秘伝スパイスだといいな。




というわけでついにレクスがエクスレッグに進化。イダイナキバ相手に圧倒すると言う大戦果を遂げました。かかとおとしを進化時に覚えさせるかどうかで結構悩んだ。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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