ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。ネモって純粋だけど数多の実況者に恐怖抱かれているのは少し笑う。

今回はチャンプルタウンへの道中。楽しんでいただけると幸いです。


VSヌメラ

「俺はここで自分を鍛えて行くぜ。お前ら気を付けろよ!」

 

「うん、またねペパー!」

 

 

 ペパーと別れ、ロースト砂漠をコライドンに乗って駆け抜ける俺とアイアール。西2番エリアに抜けて東へ向かう。目的地は次のジムがあるチャンプルタウンだ。

 

 

「そういえばなんだけど。あのエスプリとかいう襲撃者、もしかしたら……」

 

「もしかしたら?」

 

「シロデスナを使ってコライドンを奪おうとしてた女の人と言動が似てたなって」

 

 

 そう言ってアイアールが説明したのは、俺がアイアールと別れてスター団にカチコミしてる間の話。緑色の髪でゴーグルをつけた青装束の女性がシロデスナを用いてコライドンの入ったボールを強奪しようとしたらしい。確かにエスプリと似てるって言うか同じだな。

 

 

「…もしかしたら同じ陣営なのかもしれないな。それにしてもまた青か」

 

「また?」

 

「スター団にもいたんだよ、青いサングラスをつけた奴らが。ほら、オーリム博士が言ってただろ?」

 

 

――――《「ああそうだ、もうひとつ。青いサングラスの一団には気を付けたまえ。見つけても近づかないことだ。コライドンを失いたくなければな」》

 

 

「ああ、そういえば言ってたね」

 

 

 コライドンのハンドル(?)を握りながら感心したように頷くアイアール。お前忘れてたな?

 

 

「でも緑色の髪の女性はゴーグルだったし、エスプリはヘルメットだったよ?蒼くも無かったし」

 

「その女は青装束だったんだろ?エスプリのヘルメットは青く光ってた。無関係と断じることもできないさ」

 

「でもそうだとして……何が目的?コライドンとウカを狙ってたみたいだけど」

 

「……珍しいポケモンのハンターとか?」

 

「でもサングラスかあ、思い出すなあ」

 

 

 コライドンを走らせ西2番エリアを駆け抜けてパルデア十景のひとつ、列柱洞に入りながら懐かしそうにするアイアールに首を傾げる。なんか懐かしい要素あったか?

 

 

「私、カロス地方出身なんだけどね。カロスでサングラスと言えばフレア団なんだ」

 

「フレア団?」

 

「うん。おy………知り合いが入ってたんだけど、赤いサングラスが特徴の赤いスーツの集団なんだ」

 

「赤」

 

「うん、赤。青とは違うんだけどなんか思い出して……」

 

 

 フレア団。フレア団……聞いたことないな。記憶がないだけかもしれないけど聞き覚えがある感じがしない。だけど今、アイアールのやつ少し言いよどんだか?気になるが……聞かないでおこう。

 

 

「フレア団ね……それのパチモンかなにかかアイツら」

 

「パチモンにしては凄い科学力だけどね、空飛ぶブーツとかあのボディスーツとか。あのジャンプ力も多分そうだよね?」

 

「…だな。人間はあんなに……………いや待て」

 

 

 跳べる奴、俺知ってるわ。いやでもまさか……。

 

 

「誰か心当たりでも?」

 

「サニアって言うんだが……よく思い出してみれば体型も似てたな」

 

 

 そう言えばアイツもチヲハウハネに興味を示していた。まさかエスプリとサニアは同一人物か?いや考察の域を出ないが……

 

 

「とりあえずポケモンセンターについたらポケモンリーグに報告した方がよさそうだな」

 

「博士が連絡してないかな?何か知ってるっぽいけど」

 

「…いや、あの博士は多分何も言わないと思うぞ」

 

 

 俺達にしか連絡してない、それこそ息子であるペパーにも。そんな気がする。

 

 

「あ、見えてきたよ。チャンプルタウン!」

 

「結構でかいけどシティじゃないんだな」

 

 

 夜の暗闇に街の光が見えてきた。あれが目的地で間違いなさそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「夜だってのに活気ある街だな」

 

「食事できる店が多いみたい?どうする?」

 

 

 コライドンをボールに戻して二人で歩く。子供だけでこんな時間に歩くのもどうかと思うが気にする人は少ないみたいだ。

 

 

「カレー屋はないのか!?」

 

「えーと……ガレット、コンポート、ラタトゥイユ、キッシュ、ポトフ……カロスの料理もあるなあ」

 

「パエジャ、トルティージャ、アル・アヒージョ、エスカリバダ、ピンチョス、アロス・コン・レチェ、セビーチェ、……何語?」

 

「麻婆豆腐に杏仁豆腐、青椒肉絲(チンジャオロース)、ノノクラゲとキュウリの酢の物、ラーメン……カレーは無さそうだね」

 

「ローリングドリーマー……寿司屋か。そんな気分じゃないんだよな…てか同じ名前の店何個あるんだよ」

 

「あ、串のトリコだって!このピンチョ・モルノってやつ食べよう!」

 

「それにするか……」

 

 

 路地裏で見つけた店で美味しく腹ごしらえをして、とりあえず宿を取って一晩明かすことにした。すぱスパイスを食べたから少しはましだったが今日は疲れた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

《ロトロトロトロト……》

 

 

 翌日。二人でジムに向かうと、アイアールの電話に着信。相手も確認せず電話に出るアイアール。聞こえてきたのはネモの声。

 

 

《「もしもしアイアール?それにラウラ!わたし、わたし!ジムまわってるー?今どこジム…?」》

 

「げ。ネモ」

 

《「げ。とはなんだ、げ。とはー!今どこにいるかなーって電話しただけなのに」》

 

「お前場所を知ったらすぐバトルに来るだろ…」

 

「チャンプルタウンだよ」

 

「お前話聞いてたか?」

 

 

 素直に答えるアイアールにツッコむ。電話の向こうでネモが不敵に笑うのを幻視した。

 

 

《「あ。意外と近め!ちょっと顔を見に行こうかな!バトルしよ!」》

 

「二言目にバトルしよはやめろとあれほど……」

 

 

 思わずメイドとして窘めていると通話を切りやがった。あんにゃろ。

 

 

「上等だ。進化して真の力を得た蟲ポケモンたちで叩きのめしてやる…!」

 

「ラウラも結構バトル好きだよね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 数分後。一応ジムテストを始めずにロビーで待っていると、どこにいたのかすぐに駆けつけたネモ。なんか他の参加者がゲッとした顔でそそくさと隠れ始めたのは笑う。有名人なんだろうな、色んな意味で。

 

 

「あ、いたいた二人とも!ジムバッジは2つ目……4つ目?いや見たことないマークだな、2つだね!ラウラは5つ……やっぱり違うや、同じく2つ目!いい感じ!3つ目のジムはここを選んだんだね!かなりの強敵だよここのジムリーダーは!」

 

「ノーマルタイプと聞いて嫌な予感はしてるよ」

 

 

 なんだろうな、ノーマルタイプ使いにいい思い出が無い気がする。記憶ないけど。ころがる。なまけ。かたきうち。うっ、頭が…。

 

 

「二人なら大丈夫!とは思うけど、ジム前の練習として!私と1回勝負しよ!二人とも!」

 

「うん、私も強くなりたい。しよう!」

 

「望むところだ」

 

「わっ、嬉しい!珍しくラウラもやる気漲ってる!それじゃあ決まりね!まずはラウラから!さっそくバトルコートにいこう!」

 

 

 その後、アイアールはネモの手持ちは見ないで正々堂々戦いたいとのことで間食を食べに行って、俺とネモはバトルしていいと言われた街の外に面する街道にて向かい合う。

 

 

▽ライバルの ネモが 勝負を しかけてきた!

 

 

「いくよー!まずは新顔のご紹介!ヌメラ!」

 

「じゃあ俺もだ。行くぞバサギリ!」

 

 

 最初から本気だ。やってやる!




ラウラの考えは「連中はフレア団のパチモン」「エスプリの正体はサニア」とのことですがどこまで当たってる事やら。ちなみにアイアールがカロス出身は既に初登場の時に明かされている出自です。カロスと言えば前作のあの子ですが…?

※ポケモンセンターに着いたらリーグに連絡すると言ってましたが飯とかネモとかのせいですっかり忘れてる2人。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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