ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。何時まで経っても封印の剣が全部見つからず準伝説に遭えない日々を送ってます。ネットに頼るのは負けた気になるからしょうがないね。

今回はウルガモスもどきの名前決め。楽しんでいただけると幸いです。


VSニャオハ

「こいつの名前どうするかなあ…」

 

「名前?」

 

 

 がつがつとカレーを頬張るウルガモスもどきを見ながらカレーのおかわりを渡すと、アイアールは首を傾げてまた一口食べて至福の表情を浮かべる。

 

 

「…話続けていいか?」

 

「あ、うん。名前って?」

 

「こいつだよ。放っておくわけにもいかないし保護した方がいいだろ」

 

 

 ウルガモスもどきを指差すと、カレーを口元に付けた顔を上げて首を傾げてきた。可愛いなおい。

 

 

「でも野生のままがいいんじゃ?」

 

「俺達に出会うまでろくに飯も食べてなかった奴をか?」

 

「あー」

 

 

 もぐもぐと食べながら合点が言ったらしいアイアール。食べるか話を聞くかどちらかにしなさい。

 

 

「でもこの子は保護されたいのかな?」

 

「うーん、お前はどうだ?俺について来るか?」

 

 

 そう尋ねると、ピッと右前足を上げて多分賛成の意を示すウルガモスもどき。賢いな本当に。もしくはそう教育されたのか?

 

 

「俺についてきたいってことでいいんだな?…お前カレー食べたいだけだろ?」

 

 

 そう尋ねるとコクコクと頷くウルガモスもどきの頭を思わずこづく。正直な奴め。

 

 

「ごちそうさまでした。それで、名前どうするの?モフモフ君とか?」

 

「いやそれはやめとく。うーん…なんか羽化(ウカ)したばかりのウルガモスってイメージだし「ウカ」って呼ぶか。いいか?」

 

 

 尋ねると、命名:ウカはまた右前足を上げて了承の意を示した。なんか「ウカ」っておぼろげな記憶だとシオマネキって意味もあった気もするがまあいいや、呼びやすいのが一番だろ。

 

 

「えっと…入るか?」

 

 

 モンスターボールを取り出して突きつけてみる。できればネットボールがいいんだがジムバッジが複数ないと売ってくれないんだよな…。するとウカは右前足でボールを押して自分からボールに入った。

 

 

「…よし。とりあえず腹ごしらえもすんだし、オレンジアカデミーにいい加減向かうか。ネモにブチギレられそうだ」

 

「ネモって怒るの?」

 

「いつもニコニコ笑顔だけど怒ると怖いぞ」

 

 

 一人でタマンチュラを捕まえた時に屋敷をこっそり抜け出して帰ってきた際に泣きながらブチギレられて追いかけ回されたのはいい思い出(?)だ。そんなことを話しながら近くの水辺で調理器具や皿を洗って片づけを終えて、アイアールと共に出発する。

 

 

「しかしこいつなんなんだろうな」

 

 

 プラトタウンに辿り着き、アイスを買い食いしながらテーブルシティを目指す中でウカの入ったボールを眺める。中ではポケモン用のアイスを美味しそうに頬張るウカがいた。

 

 

「ウルガモスの進化系とか…?パルデアには他の地方にいない進化形が数多くいると聞くよ」

 

「それにしては飛べないのが退化してると言うか……」

 

 

 ポケモンが不思議な生き物と言っても限度があるだろ。どちらかというとウカって名前にした通り、メラルバとウルガモスの中間みたいな姿なんだよなあ。

 

 

「そう言えばコライドンもモトトカゲに似てるって話を聞いたな。関係あるのかな?」

 

 

 そう言ってコライドンの入ったボールを取り出すアイアール。ボールの中のコライドンはジーッとボール越しにウカを見つめるが、興味なさそうにそっぽ向いた。知り合いってわけじゃなさそうだな。っと、見えてきたな。テーブルシティの入り口の巨大な門。

 

 

「あ、いたいた。おーい、アイアールー!」

 

「げ」

 

 

 門の前のポケモンセンターの傍に見覚えのある奴がいた。目を輝かせたネモだ。あいつ、まさかずっとアイアールを待っていたのか。あ。俺と目が遭った途端にさらに目を輝かせた。だよなあ。

 

 

「あ、ラウラも!二人とも、遅かったね!道中のトレーナーと戦って強くなったのかな?」

 

「お、おう。まあそんなところだ」

 

「う、うん。そだね」

 

 

 まさか二人してすぐ学校行きたくないから寄り道したとか言えないわ。

 

 

「どれぐらい強くなったのか、二人とも勝負して試してみようよ!」

 

「え、やだ」

 

「うん、いいよ!」

 

 

 俺は断って、アイアールは快く頷いた。お前はこいつのしつこさを知らないからそんな純粋に頷けるんだなアイアール。俺はこの数日間で嫌というほど味わったからな。

 

 

「さすがアイアール!そしてラウラのけち!蟲ポケモンが弱いから戦いたくないのかな?」

 

「その喧嘩買うぞこの野郎」

 

「沸点低すぎない?」

 

「俺を馬鹿にされるのはいいが蟲ポケモンを侮られるのは我慢ならん。ただし一対一だ。行くぞアメタマ!」

 

 

 ネモもわかっててわざと言ってるんだろうがそこまで言われて引けるかこの野郎。

 

 

「おっ、新顔だ!じゃあ私も新顔で…いけっ、ニャオハ!」

 

「なんか進化したら立ちそうなフォルムだな?」

 

 

 繰り出してきたのは緑色の猫ポケモン。多分くさタイプか。アメタマはみず・むしタイプだから総合的に互角か。

 

 

「ニャオハ、このは!」

 

「アメタマ、でんこうせっか!」

 

 

 ニャオハの飛ばしてきたこのはを高速で移動して回避、四肢をシャカシャカ動かして横から体当たりを浴びせるアメタマ。

 

 

「かみつく攻撃!」

 

「バブルこうせんで牽制しろ!」

 

 

 すると体当たりされた瞬間にかみついてくるニャオハをバブルこうせんで迎撃。距離を取る両者。

 

 

「つめとぎ!」

 

 

 爪を地面で砥ぐニャオハ。攻撃・命中率一段階アップか。厄介だな。だったら…!

 

 

「ひっかく攻撃!」

 

「アメタマ、あまいかおりだ!」

 

「なっ!?」

 

 

 引っ掻こうと接近してきたところにピンク色の霧の様な甘い香りを放ち、回避率をガクッと下げて動きが遅くなったところをアメタマは回避。ニャオハのひっかく攻撃は空を切る。

 

 

「ねばねばネット!」

 

「しまっ…かみついて逃げて!」

 

 

 さらにねばねばネットで拘束すると、ネモは慌てず脱出させようと試みる。だが回避率、つまり身軽さがガクッと落ちたニャオハが次の行動に移るのは遅い。

 

 

「遅い!連続ででんこうせっか!」

 

「ニャオハ!?」

 

 

 身動きが取れないところに四方八方からアメタマが体当たり。ニャオハは戦闘不能となり、アメタマが勝鬨を上げる。よしよし、よくやった!

 

 

「これでも蟲ポケモンは弱いか?」

 

「ううん。まさかあまいかおりをあんな風に使うなんて興味深いよ!さすがラウラ!じゃあ次はアイアールだね!ちょっと待ってて!アイアールとは二匹で戦いたいから!」

 

 

 ニャオハをボールに戻すと踵を返してポケモンセンターに向かうネモ。するとアイアールがこちらを向いて苦笑いを浮かべた。

 

 

「私手持ち三匹なんだけど…二匹相手にいいのかなあ」

 

「ポケモンを使う数はそいつの勝手だから別にいいと思うぞ。心配なら二匹だけで勝てばいい」

 

「なるほど!」

 

 

 まあ普通のトレーナーってせいぜい二匹が限界で、最大持てる数の六匹を同時に育成するのは相当難しいって話をネモから聞いたが。三匹使えるって聞いたら喜びそうだな。

 

 

 

 その後、ネモはテラスタルまで使ってホゲータとウパーだけを使うアイアールと戦って惨敗した。いやまあ、くさにほのお、でんきにじめんはまあ、うん。

 

 

「すごいねアイアール!将来有望だ!ラウラと一緒に私が本気で戦える相手になることを楽しみにしてるよ!」

 

 

 その言葉に、かつて一緒にいた誰かを思い出す。…ああ、同じようなバトルジャンキーを知ってる気がする。顔が思い出せないのが残念だ。




とりあえず「ウカ」と名付けました。本当の由来はモフモフしているのがゼノブレイド2の同名のキャラをちょっと思い出したからで「羽化」ってのは無理やりの理由付けだけど個人的にはしっくりきた。他の面子もニックネームつけるべきかな。

ウカはとりあえずコライドンと同じ位置のポケモンなので戦闘に参加はまだまだ後かな?理由は次回にて。

・アメタマ♀
とくせい:すいすい
わざ:バブルこうせん
   あまいかおり
   でんこうせっか
   ねばねばネット
もちもの:なし
備考:せっかちな性格。イタズラが好き。ラウラが新たに仲間にしたポケモン。実は追いかけてきたラウラにビビり散らかしていた。


次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。

ウカ以外のラウラの手持ちにもニックネームは…

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