ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。オリキャラ組は最初に六匹の手持ちを決めて、それとどう出会って行くのかをプロットで書いてから執筆してます。

今回は吹き飛ばされたラウラのその後。楽しんでいただけると幸いです。


VSフォレトス

「うわぁああああああああっ!?」

 

 

 天高く空中を舞い上がる。上がったということは翼を持たない限りつまり落ちると言う事であり。

 

 

「…あー、もう」

 

 

 オージャの湖を飛び越えて眼下に雑木林が見えてきたかと思えば、俺は落下していた。思わずため息と言葉が漏れる。わりぃ、俺死んだ。なんかそんな言葉が浮かんだが、なんか生き残れる気がする台詞だ。

 

 

「っ!」

 

ボヨーン!

 

「ぐえっ」

 

 

 すると落下地点に先に落ちていたらしいダーマが糸でトランポリンを作ってくれてそれに腹から激突、引っくり返って地面に背中から激突した。た、助かった……。頭も打ったがエクスレッグヘルメットのおかげで軽傷で済んだ。

 

 

「いたた……サンキューなダーマ」

 

 

 お礼は大事。セイジ先生もそう言ってた。ダーマをボールに戻し、辺りを見渡す。ラランテス、カリキリ、フォレトス、ヘラクロス、ワナイダー………蟲の楽園かな?みんな空から落ちてきた俺を警戒しているのか一定の距離を保って近づいてこないが。とりあえずとスマホロトムを取り出す、よかった壊れてなかった。

 

 

「えーと、マップっと……随分とまあ飛ばされたな。オコゲ林道、か。とりあえず連絡だな」

 

《ロトロトロトロト……》

 

「おっ、噂をすればアイアールか。もしもし」

 

《「ラウラ!?今どこ!?チャンプルタウンに戻ったらラウラいないし、ジムテストに再度挑んでたらなんかオージャの湖から凄い音聞こえてきたんだけど!?」》

 

 

 電話に出るなりまくしたてるアイアール。チャンプルタウンに戻ってたならもう少し待てばよかったな。

 

 

「落ち着け。その凄い音のヌシは多分俺と偽龍のヌシだ」

 

《「私を置いてひとりで行ったの!?バカなの!?」》

 

「ああ、俺が馬鹿だったよ。いいかアイアール、偽龍のヌシに手を出すな。あれは今の俺達じゃ敵わない相手だ。どう見積もっても四天王クラスに強かった」

 

《「そんな強いやつと戦って、ラウラ無事なの!?」》

 

「吹き飛ばされはしたけど生きてるよ」

 

 

 腰は強打したけど。まあ無事な範疇だろう。

 

 

《「私を連れて行かないから!」》

 

「連れて行ったらどっちか死んでたかもだぞ」

 

《「とりあえず迎えに行くから!今どこにいるの!?」》

 

「オコゲ林道、らしい。蟲タイプの楽園だし六匹目探してみるからゆっくりでいいぞ」

 

《「六匹目と言えば私も捕まえたよ!アルクジラのハルクララ!」》

 

 

 アルクジラ。聞いたことないポケモンだな。でもニックネームと名前が重ならないんだが。

 

 

「…なんでハルクララ?」

 

《「調べてみたらハルクジラってポケモンに進化するのと、出会った時に何故か木に頭突きしてクラクラッてしてたから」》

 

「良いネーミングセンスだな」

 

 

 電話しながら林道を歩いて行く。うーん、ラランテスとかむしタイプじゃないけど凄い食指が動くんだがなんか俺の知らない記憶が「喧嘩になるからやめとけ」って囁いている。過去に持ってたことがあるのかな?ウルガモスもそうだったし。

 

 

「こっちも負けてられないな……あっ」

 

《「あ?」》

 

ドカァアアアアアアン!!

 

 

 次の瞬間、そそくさと逃げようとしていたフォレトスの一匹と目が遭い、だいばくはつが俺を吹き飛ばし、木に背中から叩きつけられる。痛い。エクスレッグヘルメットが無かったらやばかった。

 

 

「…すまん。電話切るぞ」

 

《「今の音なに!?やっぱり今すぐそっちに…」ピッ》

 

 

 また傷付いたとか知ったらうるさそうだから無視して電話を切り、なんとか立ち上がって駆け寄る。そこにはだいばくはつして瀕死になったフォレトスがいた。

 

 

「…ドジな奴だな。驚いてだいばくはつするってどんなヘタレだ」

 

 

 咄嗟に飛び退いたからか、制服が焦げてまた背中を強打しただけですんだ俺と違い、爆心地そのものだ。黒焦げで目を回して倒れているフォレトスを抱え上げてふかふかの草むらに置いてやる。

 

 

「…ほら、げんきのかけらだ。脅かして悪かったな」

 

 

 げんきのかけらを取り出し与えてやる。さすがにこの状態のこいつを一方的に捕まえるのは駄目だろ。ついでにレインもげんきのかけらで復活、ダーマ共々回復させていると、フォレトスが目を覚ました。

 

 

「…?」

 

「よう、目が覚めたか?」

 

「!」

 

ボッカァアアアアアアン!!

 

 

 またかよ。目を覚まして俺を確認した瞬間、涙目になってまただいばくはつしてきて吹き飛ばされたんだが。それでまた瀕死って……お前よく野性を生き残れて来たな。エクスレッグヘルメットのおかげで俺本体は無事だったが、さすがに服が焼けてあられの無い格好になってしまう。…秋服にでも着替えるか。

 

 

「ったく、世話の焼ける奴だなあ…」

 

 

 人目も無いのでその場で着替え終えてどうしたものかとフォレトスを見下ろす。……放っておくわけにもいかないし、だいばくはつさせないためには、仕方ないか。

 

 

「よっ」

 

 

 オレアからもらったネットボールを取り出し、投げつけて気絶したフォレトスを捕獲。アオキさんからもらったわざマシン「からげんき」を鞄から取り出すとスマホロトムと接続し、フォレトスに使用。スマホ画面からだいばくはつを選び、からげんきを覚えさせる代わりにだいばくはつを忘れさせる。しかしヘビーボンバー、まきびし、だいばくはつ、でんじほうを覚えていたのか………うーん。

 

 

「さすがにこんな無理矢理な形で手持ちにするのは駄目だよなあ」

 

 

 ……本人に聞いてみるか。フォレトスをげんきのかけらで復活させ、ボールから出すと不思議そうな顔で辺りを見渡し俺に気付くと踏ん張り、不思議そうに体ごと傾けて首を傾げる(?)フォレトス。やめなさいって怖いから。怯えて木の陰に隠れる姿から、だいぶおくびょうな性格らしい。

 

 

「お前のだいばくはつは忘れさせたからもう自爆する事はないぞ。おせっかいだったか?」

 

「!」

 

 

 尋ねると、体を横に振るフォレトス。だいばくはつは勝手に覚えてしまった技なのだろうか。心なしか嬉しそうな様子が可愛い。

 

 

「お前には二つの選択肢がある。このまま俺の手持ちになるか、それとも野生に還るかだ。俺について来る気があるなら、この手を取ってくれ」

 

 

 そう言って手を差し出すと、フォレトスは考えるかの様に静止すると、ふよふよと浮いて俺の手に砲身のような脚を触れて笑みを浮かべた。どうやら警戒をやめてくれたらしい。

 

 

「じゃあそうだな……今日からお前は「ぼむん」だ!」

 

 

 そう名付けると笑顔でぴょんこぴょんこ跳ねるフォレトス改めぼむん。可愛い。そんな、和んでいた時だった。

 

 

ズゴゴゴゴゴ…ッ!!

 

「ソ……!ゲ……!」

 

「ん?」

 

 

 なにか地鳴りの様な音の後に、謎の声が聞こえてきたのは。




だいばくはつを受けても痛いですむラウラ。夏服がボロボロになったので秋服にバージョンチェンジです。ヘルメットが無かったら重傷だったかもしれん。

ラウラの六匹目、フォレトスのぼむんと、アイアールの六匹目、アルクジラのハルクララ。後者は放仮ごがスカーレットをプレイ中に捕まえた旅パの子に付けてた名前です。お披露目は合流後かな。

フォレトスは構想当初からラウラの手持ちに入ってたポケモンです。理由?ポケスペ五章のフォレトスが好きだからです。可愛いよね。それはそうとあのチビは許さん。だいばくはつして出会う、はプロット初期から考えていたシチュですね。ここに持ち込むためだけにヘイラッシャに突撃させるという無茶をさせました。オコゲ林道に寄る理由がマジでこれしかなかったんや……。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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