ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。前回から切ったのでちょっと短い内容となります。

VS災いの器ディンルー。楽しんでいただけると幸いです。


VSディンルー

 激突する、バラの繰り出したディンルーと俺を下ろして突撃したウカ。ヤバい相手だからか言うことを聞いてくれている、行ける!青銅の角と拳が鍔迫り合いとなる中で、バラは一枚のディスクを取り出し袖…の形をしている何かの機械に挿入して袖の小型キーボードを叩く。

 

 

「ディンルー、わざマシン86だ。有利になる確率87%。使え」

 

「ウカ!ニトロチャージ!」

 

「いわなだれ」

 

 

 まず素早さを上げるべく炎を纏わせ拳を叩き込むウカに対し、空中からいわなだれを放ってくるディンルー。するとウカは上がった素早さを使って大きくバックステップ、大きく腕を振り回して身構えると、まるでインファイトの様な動きで岩を殴り砕いて行く。お前、インファイト覚えてなかったはずなのにすごいな!?

 

 

「しびれごなだ!」

 

「カタストロフィ!」

 

 

 両手を腰に合わせて自分の身体から湧き出した黄色い粉を玉状に集め、発射するウカ。対してディンルーは闇の衝撃波を放って対抗、しびれごなを吹き飛ばす。

 

 

「嫌な技を覚えているな。じわれ!」

 

「お互い様だろ!とびかかる!」

 

 

 俺ごと始末をつけようとしたのか、じわれを繰り出してくるバラとディンルー。ウカがディンルーにとびかかるのと同時に俺も側転でじわれを回避。命中率の精度の低さは伊達じゃない。

 

 

「いちげきひっさつ技ばかりに頼るのもいいが、狙いどころは考えないとな!」

 

「普通の人間はそうポンポンとポケモンの技を避けられないものなのだがな?……そうか、お前は。ラウラである確率87%」

 

「お前……俺の記憶についてなにか知ってるのか…!?」

 

 

 弾き返されたウカが俺の傍で構えて睨み合ってた中で、バラが口にした俺の名前に反応する。まだ名前は言ってない筈なのに俺の名前を知っているということは記憶を失う前の俺を知っているのか…!?

 

 

「そうか、そういうことか。同一人物である確率100%……残念だったな、私はお前については詳しくは知らない。だが……安心しろ。ブルーフレア団の敵であることは確かだ」

 

「…お前を捕まえる理由が増えたな。ローキック!」

 

「じだんだ!」

 

 

 前の技が外れると威力が大きくます技、じだんだが襲いかかるもウカは素で耐えて駆け抜け、スライディングして蹴りを叩き込んでディンルーを転ばせる。なんか、大事な誰かを思い出しそうな攻撃だったが今はそれどころじゃないか。

 

 

「いわなだれ」

 

「とびかかる」

 

 

 ディンルーの放った岩の雪崩を、炸裂する前に突撃、渾身の拳を叩き込むウカ。効果は抜群、ってことはあくタイプかエスパーかくさか……それと恐らくじめんタイプの複合か。とにかく、こちらが優勢だ。

 

 

「しびれごな!ニトロチャージ!ローキック!とびかかる!」

 

 

 しびれごなを玉状に纏めて放射して、それをディンルーが頭を振るって防いだところに、炎を纏って突撃し加速した拳を青銅の頭部に叩き込み、たたみかける様に足払いして吹き飛ばし、それを追って跳躍して身を捻り、回し蹴りを叩き込んでディンルーを地面に叩きつけるウカ。戦闘不能らしく、バラは忌々しそうにボールに戻した。

 

 

「……了解。持ち帰ることを優先。シロデスナ。すなあらし!」

 

 

 耳に手を当てて誰かと通信していたバラが次に繰り出してきたのはシロデスナ。出た瞬間自分の身体をばらけさせて砂嵐に変貌、ウカごと俺を飲み込んだ。

 

 

「ぐっ…ウカ、離れるな!アイアールの時みたく襲ってくるかも…」

 

「今の戦力でチヲハウハネに勝つのは不可能。次会った時にはいただくぞ。離脱!」

 

 

 すると砂が吹きつけていたかと思えばシロデスナをモンスターボールに戻し、靴底から炎を噴射させて空を飛び離脱するバラ。あれは追い付けないか。

 

 

「…逃げられた。おちつけウカ、これはお前の勝ちだ」

 

 

 悔しがる様に地団太を踏むウカを宥めつつボールに戻す。また当分は言うことを聞いてくれなそうだな。すると小道の先からマトイさんとモスノウがひょっこり顔を出した。

 

 

「ラウラさん、大丈夫!?」

 

「そっちこそ、姿が見えないんで心配してましたマトイさん」

 

「あのブルーフレア団を名乗った連中……私から校長にお伝えしておくわ。リーグにも伝達されると思う」

 

 

 そらとぶタクシーをスマホロトムで呼びながらマトイさんはそう伝えてきた。これで少なくともオモダカさんには伝わるかな。

 

 

「あ、そうだ。調べたいことがあってアカデミーの蔵書を利用したいんだが…」

 

「いつでもいらっしゃい。貴方もアカデミーの生徒だもの、遠慮することないのよ」

 

「…コネで入ったようなもんですけどね」

 

「関係ないわ。私の親友、レホールの生徒の一人でしょ?そろそろ彼女の授業もあるからぜひ参加してあげて」

 

「…ぜひ」

 

 

 何故か気に入られてて怖かったりするんだがな、あの先生。そうこうしていると、イキリンコに引かれたそらとぶタクシーがやってきて、マトイさんはそれに乗って去って行った。

 

 

「…さて。ハイダイさんやアオキさんにも苦戦したし、バラ相手にもだいぶ押された。……アイアールが来るまで修行するか、暴れたらわかりやすいだろ」

 

 

 げんきのかけらときずぐすり等で回復し、手持ち全員を繰り出す。ぼむんだけ見知らぬポケモンたちに怯えて俺の後ろに隠れてしまい注目を集める。

 

 

「レクス。ダーマ。レイン。ジャック。ケプリべ。そしてウカ。紹介するよ、新入りのぼむんだ。ウカは言うことを聞いてくれないし六匹目として加入する。仲良くな」

 

 

 俺がそう言うと頷いてくれる手持ち達。…ちょっぴり頭が寂しい気もするがこれが今の仲間だ。一緒にジムを、ヌシを、スター団を、そしてブルーフレア団を……乗り越えよう。




シロデスナで勝てたんじゃねと思いますが、なんか通信を受けてバラは撤退しました。通信の相手はブルーフレア団のボスですとだけ。

ピンチの時だけ手伝ってくれるウカ。実力を発揮。レクスが蹴りメインのスピード重視だとすれば、拳メインのパワー重視となります。同じとびかかるなのにだいぶ違いますね。しびれごなをかめはめ波みたいに撃つのも特徴。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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