ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。前々回と前回の口上がお気に召さなかった人もいるようで。僕個人もあんまり自信作でもないのですが、あのウソでの対抗とがんじょう騙しをやりたかったので許してください。

今回はチーム・シェダルへのカチコミ。楽しんでいただけると幸いです。


VSコータス

 アイアールもコルサ戦を無事に終えて、少し観光をしてからボウルタウンを旅立った俺達。アイアールを先に次の目的地であるハッコウシティに向かわせ、俺は真夜中の東1番エリアを歩いてスター団ほのお組『チーム・シェダル』のアジトを目指していた。こればっかりはアイアールを巻き込むわけにもいかないからな。

 

 

「ん?校長…じゃない、ネルケ?」

 

「ラウラか。そうだ、今の俺はネルケ。よくわかってるじゃないか」

 

 

 すると道の途中で待っていたらしいクラベル校長…ではなくネルケと出会う。ペパーといい俺達の動向どうやって把握してるんだろう?校長の仕事も忙しいだろうに…。

 

 

「ラウラ。まずは感謝するぜ」

 

「なにをだ?」

 

「おかげでスターダスト大作戦に加わることができた。スター団の問題とその謎を突きとめるのが俺の目的だからな」

 

「不良集団ってだけじゃないのか?」

 

 

 スター団については詳しくないんだよな。何か既にやらかしてるのか?

 

 

「いじめで多くの生徒を退学に追い込んだ……アジトに籠ってアカデミーを襲撃する計画を立てている……青いサングラスをかけたしたっぱたちによる強引な勧誘……いくつかヤバい噂はあるがあくまで噂レベル。今直面している一番の問題は団員たちのあまりにも長い無断欠席」

 

「不登校しているということか。そりゃあ校長……ネルケも無視できないわな」

 

「したっぱたちはまだいいのですが、こと5名の生徒……スター団のボスと呼ばれる生徒たちは一年以上学校に来ていない。加えて最近は一部のしたっぱたちがやんちゃを始めているようで……ポケモンの乱獲やらトレーナーを複数人で襲撃やら被害も出ているらしいのです。だから私はスター団に解散を要望しました。それを無視するならば退学してもらうほかないと……しかし返事はなかった。解散か退学かどちらかを選択する期限も迫っている……そんな折に聞こえたのが貴方のカシオペアの会話でした」

 

《ロトロトロトロト……》

 

 

 そこまでネルケが言ったところでスマホロトムに着信音。カシオペアだ。

 

 

「で、では続きはまたの機会に…お気をつけて」

 

 

 そう言ってネルケはアジトの方に走り去っていった。それを確認してから電話に出る。

 

 

《「こちらカシオペア。ラウラ、聞こえるか?」》

 

「問題ないぞ。今チーム・シェダルのアジトに向かっているところだ」

 

《「さすがだ。チーム・シェダルのボスのメロコはスター団きってのなんでも屋。どんな問題も強引に対処する。なんでも最近は資金のためにバイトもしているそうだ。恐らくメロコは我々の宣戦布告で荒れているはず。そうでなくてもボスを1人、それもまとめ役のピーニャを倒したことでスター団は警戒を強めている。アジト攻略も前回よりきびしいものになるだろうが……手段は問わない。存分にカチこんでくれ」》

 

「上等!行くぞぼむん!でんじふゆう!」

 

 

 通話を切るなりぼむんを繰り出し、脚に掴まってその頭上に搭乗。姿勢を低くして空気抵抗を減らしつつ、でんじふゆうで浮かばせ突進する。青いサングラスをかけた男したっぱと、星形のサングラスをかけた女したっぱがバリケード前に陣取っているのが見えた。

 

 

「おいなんだよ。ここはスター団のアジトだぞ!?」

 

「止まって引き返せ!でないと正当防衛よ?」

 

「やるなら俺達スター団に刃向ったことを後悔させてやる!」

 

「く、来るの!?ボッコボコにしてやる!」

 

 

 ぐんぐん近づく俺に狼狽えつつ、繰り出されたのはデルビルとシシコ。確かにぼむんには効果抜群を取れるがなめるなよ!

 

 

「パラリラパラリラってな!まきびし!」

 

 

 突進しながら前脚二本の先端を向け、まきびしを高速で射出するぼむん。寸分違わずまきびしを次々と浴びたデルビルとシシコは悲鳴を上げ、迫るぼむんから両脇に避けるしたっぱ二人。

 

 

「パラリラってなんだー!?」

 

「私達の正当防衛がー!?」

 

「止まれぼむん」

 

 

 このままだとバリケードにぶつかるので停止。俺はぼむんの頭上から飛び降り、尻餅をついているしたっぱ二人を見下ろしつつ手持ちを全員繰り出す。レクス、ダーマ、レイン、ジャック、ケプリべ、ぼむんに睨み付けられ悲鳴が上がる。

 

 

「それで、まだ戦うか?」

 

「あんた、めちゃくちゃ強いじゃん……」

 

「っていうかもしかしてスター団に喧嘩売ってる人?ラウラ?」

 

「そうだと言ったら?」

 

「ご丁寧にありがとう!こりゃ激マズだぜ!敵襲!敵襲ー!」

 

「ラウラよ!ラウラが来た!チーム・セギンの様に蹂躙されないでみんなー!」

 

「失礼な」

 

 

 バリケードを開けて叫びながら逃げて行く二人に呆れた視線を向ける。まあ、蹂躙するけどな。特にほのおタイプとかいう蟲ポケモンを舐め腐っているような奴等はお灸を据えてやる。

 

 

「なんだか知らないが、偏見だと思うぜラウラ」

 

「いたのかネルケ」

 

「見張っていたらこいつが来たんでな、引き留めていた」

 

「こいつ?」

 

 

 物陰から現れたネルケの言葉に首をかしげると、俺のポケモンたちに怯えているのかネルケの足元にしがみついているポケモンがいるのを見つけた。

 

 

「カルボウのボウジロウだ。アカデミーで預かっている」

 

「スター団と関係が?」

 

「そうみたいだ。あ、待て…!」

 

 

 するとアジトの方へ走り去ってしまうボウジロウ。…メロコの手持ちとかなんかね。

 

 

「まあいいや、カチこむぞ」

 

「程ほどにしてやってくれ。あまりに可哀想だ」

 

「手加減してやる義理はないな。ぼむん。でんじほう」

 

 

 でんじほうをぶちかまし、バリケードを破壊して吹き飛んだゴングを鳴り響かせる。蟲ポケモン六体を引き連れ中に入ると、星形や青いサングラスを身に着けたしたっぱたちの一団と、コータス、デルビル、ガーディ、シシコ、カルボウ、ドンメルといったほのおタイプのポケモンたちが待ち構えていた。

 

 

《ピィィー!ガガ…!「まぐれでチーム・セギンに勝った奴が身の程を弁えずアジトにカチこんできました!スター団の力の見せ所です侵入者を叩き出してあげましょう!」》

 

「いいぜ、かかってこい。完成された俺のチームは強いぞ!」

 

 

 エクスレッグヘルメットを被り、ジャックの背に乗り込んでレクス達と共に突撃。どこからか聞こえてくる派手なBGMをバックに激突する。

 

 

「レクスはとびかかるで陣形を崩せ!ダーマ、スレッドトラップで味方を守れ!レインはバブルこうせん!ジャックはがんせきアックスで迎え撃て!ケプリべはじんつうりきで援護!ぼむんは空中からまきびしだ!」

 

 

 がんせきアックスのステルスロックとまきびしとじんつうりきで陣地を作り上げつつ、とびかかるで敵の陣形を崩し、バブルこうせんとがんせきアックスで迎撃。致命傷になりそうなほのおタイプの攻撃はダーマが防ぐ、即席のフォーメーション。こちらは致命傷を負うことなく、嵐の如くしたっぱのポケモンたちをひたすら迎撃。そのうち、怖気づいたしたっぱの一部……主に星形サングラスの一団が逃げて行く。

 

 

「あいて、いてっ、まきびしで足の踏み場もねえ!?」

 

「ギャラドスかバンギラスかこの女!?」

 

「だ、誰か逆鱗に触れちまったのか!?謝れ!謝るんだ!」

 

「か、敵う訳がねえ!ボスを呼んでくるんだ!」

 

 

 するとしたっぱたちが逃げて行った奥のテントが開いてチーム・セギンのとはカラーリングや細部の形状が違う、炎を思わせるカラーリングのスターモービルが顔を出す。その上に乗るのは、頭頂部は黄色く染めていて炎の様なオレンジがかった赤色の髪をした女性だった。紫色のリップとラバー材質の上下黒色で揃えた改造制服、腿あたりまで覆う大きなオレンジ色の炎の様なブーツが印象的だ。こいつがメロコか。

 

 

「テメーか、オレらに喧嘩を売ってんのは。こっちはバイトで疲れてるんだけどな……」

 

「そりゃ悪い。一度帰ろうか?」

 

「なめてんのか。細けえことはどうでもいい。喧嘩売られたら買う……それだけの話だ。爆ぜろや」

 

 

▽スター団ほのお組の メロコが 勝負を しかけてきた!

 

 

 俺と同じ一人称か。共通点はあるが仲良くできなそうだ。

 

 

「行くぞレイン!」

 

「テメーはオレが、…はっ倒す。燃やし尽くせ!コータス!」

 

 

 スターモービルの上から投げられたクイックボールから繰り出されたのはコータス。いきなりひでりか、いいぜやってやる!




もうカシオペアもラウラがどう暴れるかは諦めた模様。スター団からも危険人物扱いされてます。ついにはギャラドスだけでなくバンギラス呼ばわり。
※バンギラスは片腕を動かしただけで山を崩し地響きを起こしたり、自分の住処を作る為山を崩したり、暴れると山が崩れ川が埋まり地図を書きかえたり甚大な被害を生み出すポケモン。

VSメロコ。蟲ポケモンの天敵の一人ですがはたして。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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