ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。今作最強の難敵、ナンジャモ語。ナンジャモは最推しキャラの一人ではあるんですが言語化するとかなり難しいキャラ。

今回はオフコラボ前のいざこざ。楽しんでいただけると幸いです。


VSハラバリーⅠ

 オフコラボ。ネット上でコラボレーションするのではなく、実際に会ってコラボすること、らしい。そんな説明を受けて断ろうとするも、これが俺のジムテストと言われて仕方なく了承した。それはずるくないか?なんか怒らせたかな俺。

 

 

《「それでそれで?モコたんはラウラ氏にどう助けられたのかな?」》

 

「それでだな!このラウラと来たらすごかったんだぞ!むしポケモン六匹で倍以上の数はいたケンタロスの群れをだな……」

 

〈話を聞く限りバケモンで草〉

 

〈強すぎて笑う。…え、嘘だよね?〉

 

〈つい昨日、ボウルジムで本気のメンバーを出してたらしいコルサと互角の名勝負を繰り広げてたからな〉

 

〈くさジムにむしで苦戦するぐらい弱いのか、本気のジムリーダーと互角で強いのかどっちなんじゃい〉

 

〈あのジム初心者向けだけどジムリーダーが弱いわけがないんだよなあ〉

 

〈つまりジムリーダー並ってこと?〉

 

 

 約三時間ぐらいゲームしていたナンジャモの配信にスマホロトムで声だけで参加したモコウを余所に、自身のスマホロトムにかかってきた電話に出る俺。相手はアイアールだ。

 

 

「どうしたアイアール。合流するのはもう少しかかりそ…」

 

《「今からジムに挑もうとしてたらラウラに先にとられてた件」》

 

「悪かったって。なりゆきでそうなったんだ」

 

《「なりゆきでどうしてああなるの?」》

 

「俺が聞きたい」

 

 

 どうやらアイアールも配信を見てたらしい。アイアールの性格からして配信じゃなくてナンジャモがどういう人間なのかを知りたくて観てたんだろうな。

 

 

「なら聞くが、朝起きたらいきなり目の前にいたら、アイアール。お前はどうするよ」

 

《「それは……助けるけど」》

 

「だろ?」

 

《「でもケンタロスの群れを一掃はしないと思う」》

 

「もしかして襲われたか?」

 

《「 ト ラ ウ マ に な り ま し た 」》

 

「俺がいない間になにがあった……」

 

 

 アイアール曰く、俺と別れてから真っ直ぐハッコウシティに向かっていたら、一匹のケンタロスに横から突進を受けてコライドンから投げ出されてしまったらしい。運悪くコライドンが頭をぶつけて気絶してしまい、その身一つでポケモンを繰り出しながらも次から次へと現れる大量のケンタロスから逃げ回ったとか。そりゃトラウマにもなるわ。

 

 

「バラに襲われたことといい、お前はつくづく運が無いな…」

 

《「私のせいじゃないもん!」》

 

「目の前のこいつみたいなことを言うな。……どした?」

 

「いや、あのだな…?」

 

 

 アイアールの怒声に呆れながら視線を向けると、話しかけようとしていたのか手を微妙に伸ばしながらオロオロとした表情のモコウ。その手に握るスマホロトムの画面には、怒涛の勢いで流れるコメントと、ナンジャモがモコウの袖と似た様な萌え袖?を振り回しながら狂喜乱舞していた。えーと?コメントには〈微笑ましい〉〈草〉〈パルデアのケンタロス怖いよねわかる……〉〈ラウラの圧倒的保護者感〉〈:\1500 2人の仲直り代〉〈朝起きたらモコたんは草〉〈え、ケンタロスの生息地で寝てたの…?〉〈強者の余裕すげえええ〉〈わえのドジいいぞいいぞ〉……んんんん?

 

 

「…今の会話、全部配信に載っちゃったんだが……どうしよう?」

 

《「フヒ…今をときめくコンビの痴話喧嘩!数字がシビルドン登りで超激バズりまくり!ニッシッシッシ!いいぞいいぞー!でもちょっとボク悔しいから皆の者~、慰めのコメント、してして?」》

 

〈ナンジャモかわいいやったー〉

 

〈もっと催促して?〉

 

〈かわいそうはかわいい〉

 

〈涙目の破壊力よ〉

 

〈エレキン:5000〉

 

〈無言スパチャ草〉

 

《「え、嘘っ」》

 

「なんか駄目なのか?」

 

 

 首をかしげる。モコウもアイアールも慌てているがナンジャモは喜んでるしようわからん。

 

 

《「いや悪くはないんだけど……うーん、ナンジャモに挑む時点でこうなるのはしょうがないし……あ、私家に帰ってるから先にジムして待っててね」》

 

「なんでだ!?」

 

《「いや、今のメンバーじゃちょっと不安だから昔、カロスの博士にもらった子を……ま、まあいいじゃん?じゃあね」》

 

「…なんなんだ?」

 

 

 首をかしげていると、スマホロトムを操作していたモコウが肩にパチリスを乗せながら駆け寄ってきた。転びそうになったところを受け止める。危なっかしい奴だな。

 

 

「とりあえずこれ以上流さないために電話切りましたけど……また助けられてしまって恥ずかしい…」

 

「お前すごいな。別人みたいだ」

 

「うぐっ。ああああれは、推しのナンジャモやリスナーたちと応対するために演じているだけでこっちが素です……き、気持ち悪いですよね!配信活動まで知られたくなかった……」

 

「なんでだ。どっちもおまえだろ。俺は好きだぞ、どっちも」

 

「はえ!?」

 

 

 なんか自虐し始めたモコウに物申すと顔を真っ赤にして俯いてしまった。俺またなんかやったか?

 

 

「す!」

 

「す?」

 

「すすすすすきって、いきなりそんなこと言わないでください!?私は我は人の好意に慣れてないから、そんなの勘違いしてしまいますから!」

 

 

 目をグルグルしながらそう絶叫するモコウ。演じている方の一人称出てるぞ。

 

 

「そう言われても…俺は好きだぞ、モコウのこと」

 

「ふやあ!?」

 

 

 違和感は凄かったが、ドジなところや我モードのモコウを見てモコウはモコウなんだなと勝手に納得したからな。記憶はないがちょっと安心感すらある。そう答えるとさらに真っ赤になったモコウから湯気が立ち上る。熱でもあるのか!?

 

 

「お、おい大丈夫か?」

 

「だいじょうぶ、です……と、とりあえずハッコウシティに向かいましょう!ナンジャモから連絡来るまでは私のアパートにいた方が賢明かと…」

 

「なんでだ?」

 

「ラウラさんの顔多分拡散されているので人が多い所だと……あと私、顔は隠しているので身バレは困ります…」

 

「ようわからんがわかった」

 

 

 今日はようわからんことだらけだ。ちなみにコソコソしながら訪れたモコウの部屋はナンジャモのポスターが貼られてナンジャモが描かれたコップやらとにかくナンジャモがいっぱいあって、なんか親近感がわいた。そうだよな、好きなもので部屋を埋め尽くしたいよな。わかる。俺も蟲でいっぱいにしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数刻後。俺とモコウが呼び出されたオフィスビルの6階にやってくると、そこはバトルできそうなぐらい広い空間と、撮影用なのだろうカメラやらマイクやらの機材が置いてあった。その中心で待つのは、でんきがえるポケモンのハラバリーを連れた、なんかすごいパステルカラーの少女。ナンジャモだ。

 

 

「おはこんハロチャオ!リアルでははじめまして、ラウラ氏!久しぶりモコたん!あなたの目玉をエレキネット!何者(ナニモン)なんじゃ?ナンジャモだよ!こっちは相棒のハラバリー!よろしくね!」

 

「お、おう」

 

「お久しぶりです…」

 

「ノリが悪いなー。そんなんじゃ立派なインフルエンサーになれないぞ!さっそくだけど、ジムテスト「オフコラボ」について説明するね!ラウラ氏有名人みたいだね!ちょっと調べたんだけど、最近アカデミーで早業力業なるものを生み出したのと、バサギリって珍しいポケモンがいることも聞いたよ!」

 

「あれは俺が生み出したわけじゃないが」

 

「うんうん、詳細を知らないリスナーも多いみたいだから、ボクの質問に応えながら、それを使ってここでモコたんと戦ってもらうよ!目指せ同接20万人!到達できたらジムテストクリア!わかった?」

 

「すまん。どうせつってなんだ?」

 

 

 なんだろう、滅茶苦茶大変な気がするぞ。




前回、ラウラだと知って「蟲狂いとか力業早業で有名な子だったな…」「バサギリってポケモン希少性すごいぞ…」的なことを考えてオフコラボを言ったという裏話。宣戦布告にはそんなに怒ってないけどでんき使いとして「むっ」とはなってる。

メンバーに不安があるため実家に戻ったアイアール。連れてくるのは…?

相変わらず女たらしなラウラに落ちるモコウ。この女例の記憶がないからこれを無自覚でやってるのである。ネモとかグロリアとか厄介ファン(?)もつけてるし罪な主人公である。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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