ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。アイアールの異常さがまだあまり伝わってないようだからなんとか伝えたい今日この頃。

今回はアイアールのナンジャモ戦。楽しんでいただけると幸いです。


VSハラバリーⅢ

 とりあえずこれ以上の情報は望め無さそうだったので、アイアールと合流したこともありムツキとモコウとはいったん別れてアイアールと共にジムに行くことにした。俺は無事突破したがアイアールはまだだからだ。

 

 

「だがどうするんだ?ドーちゃんじゃムウマージで詰むぞ」

 

「ムウマージ相手はゲッコウガで行こうかなって。ラウラと違ってじめんタイプがいるだけで結構楽になると思うよ」

 

「じめん・むしがいればなあ…ツチニンがいたか」

 

「サナギラスは蟲じゃないの?」

 

「あれは蟲じゃないな。フライゴンは蟲でいいかもしれんが」

 

「むしタイプじゃなくない?基準がわからない……」

 

「シンオウの四天王はドラピオンを手持ちに入れてるからな」

 

「ドラピオンってむしタイプじゃないの?」

 

「どく・あくだ。ちなみに俺も蟲認定してる」

 

「基準が分からない……」

 

 

 ジムに入りそんな会話をしていた時だった。入り口の自動ドアが開いて誰かが走って入ってきた。

 

 

「アイアール、ラウラー!」

 

「え、ネモ?」

 

「またお前か」

 

 

 振り返ると、そこにいたのはネモだった。チャンプルタウン、いやオレンジアカデミー以来か?

 

 

「またお前かとは失礼だなあ。配信見たよラウラ!強くなったね!すっごく!実ってきた!」

 

「実ってきたはやめろ」

 

「ラウラに会いたくて立ち寄ったら、二人がジムに入って行くのが見えて、来ちゃった」

 

 

 来ちゃった、がここまで怖く言う奴はそういないぞ。

 

 

「この前は勝負できなくてごめんね。あ、全然そんなんじゃないよ!戦いたくて追いかけた訳じゃ……でもちょっとだけ勝負はしたいな……いい?」

 

「やだ」

 

「私はこれからジム戦だから……」

 

「ちょっとだけ!4匹だけでいいから!ね!」

 

 

 4匹だけでいいから、じゃない。誰もがバトルしたくて当たり前って考えてるのは知ってるが俺は自分の記憶の事でいっぱいいっぱいなんだ。

 

 

「あ、でも今の二人に合ったポケモンで戦いたいなー!ごめん!少しの間、手持ち考える時間ちょうだい!その間アイアールはジムへの挑戦おさきにどうぞー!」

 

「やらないってば」

 

「行っちゃった……」

 

 

 言うだけ言ってネモは去っていきやがった。…俺だけ逃げちゃダメ?って視線をアイアールに向けてみる。

 

 

「ダメ。また一人でヌシなりブルーフレア団に突っ込んで死にかけるのが目に見えてるよ。ちゃんと私のバトルを見ててね?」

 

「わかったよ……」

 

 

 ぐうの音も出なかった。アイアール、お前なんか変わった?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アイアールのジムテストは俺と同じくドンナモンジャTVへの出演。ただし、企画内容が違くて「街角ジェントルを探せ」なる、何故かいたネルケもといクラベル校長が隠れるので、街頭カメラで見つけ出せとかいうよくわからんかくれんぼ企画をやらされるアイアール。最後の隠れ方はずるいと思う。

 

 

「ラウラ氏の相方さんだね!相手にとって不足無し!ジムリーダーの底力、見せちゃるぞ!」

 

「ラウラの名前を出されたら、負けられません!」

 

 

 出演もしてない奴の名前を動画で出すのやめない?バトルコートでの戦いを、外周から見守る。試合運びはアイアールの優勢。いわ技で弱点を突けるジオヅムのツムヅムが進化したキョジオーンでタイカイデンを、いかくが意味ないラウドボーンのシングでレントラーを、順調に倒していく。…やっぱりアイアール、俺よりバトルセンスがずば抜けているんだよなあ。あんなに苦戦したナンジャモをあっという間に追い詰めている。そして今、対峙しているのはドーちゃんとハラバリー。ハラバリーの覚えてる技を知っている身としては「あっ」ってなった。完全に詰んでいる。

 

 

「ハラバリー、みずのはどう!」

 

「ドーちゃんのとくせいはちょすい!みず技は効かないよ!」

 

「対策ばっちりだね!?」

 

 

 そもそもアイアールの手持ちはどんな相手だろうが対応できるから初見でも変わらなかったと思うが。俺のナンジャモ戦を確認してナンジャモの手持ちやわざを確認してメモしていたのはちょっと引いた。

 

 

「ドーちゃん、じしん!」

 

「あうあ!?ボク大ピンチ!皆の者、応援してして?」

 

「行くよゲッコウガ!」

 

 

 ハラバリーを一蹴し、切札のムウマージを繰り出させたアイアールは自身の四匹目、ゲッコウガを繰り出す。4匹残した状態で繰り出されたゲッコウガに、観客席からざわめきが起こる。珍しいポケモンと言うこともあるが、見るからにみずタイプを出してきたからだろう。それはナンジャモも同じだった。

 

 

「余裕のつもり?でんきタイプ使いのボクにみずタイプで来るなんて……」

 

「ううん。この子は私が一番信頼しているポケモン。苦手なタイプに勝つぐらい余裕だよ」

 

 

 そんなアイアールの言葉に直立し腕を組んで佇み頷くゲッコウガ。貫禄が凄い。

 

 

「テラスタルいっくぞー!ムウマージ、チャージビーム!」

 

「ゲッコウガ、かげぶんしん!」

 

 

 でんきテラスにテラスタルしたムウマージから放たれたチャージビームが当たる瞬間、ゲッコウガの姿がぶれて消失。ポン!ポンポンポン!と煙と共に次々と複数に分身したゲッコウガが現れ、ムウマージを取り囲む。

 

 

「纏めて巻き込んじゃえ!マジカルシャイン!」

 

「たたみがえし!」

 

 

 アイアールの指示と共に、全てのゲッコウガがバトルフィールドを捲り上げて壁を形成、ムウマージを閉じ込めてしまいマジカルシャインは完全に遮断された光が解放されなかったために自身がダメージを受けることに。

 

 

「なああ!?ラウラ氏といい君といい突飛なことしかしないね!?」

 

「ラウラ譲りだよ!」

 

「風評被害だからやめろ」

 

 

 思わずツッコんだ。……たたみがえしって登場直後に全体技を防ぐって技だった気がするがそれを何度でも使えるようにしてるってよく考えたらアイアールの方がだいぶやばいな。つまり頑張ればであいがしらを何度でも使えるってことか?………ありだな!

 

 

「上からシャドーボール連打!」

 

「足元にたたみがえし!」

 

 

 まるでタネマシンガンの如く、シャドーボールを高速連射して次々とゲッコウガの影分身を消し去っていくムウマージだったが、本体のゲッコウガは足元に手を置いて足場をたたみがえし、その反動で天高く打ち上がる。天に舞うムウマージのさらに上空、太陽を背に急降下するゲッコウガ。

 

 

「マジカルシャイン!効果は抜群だ!」

 

「テラスタル!みずしゅりけん!」

 

 

 あくタイプ複合のゲッコウガに効果抜群のフェアリー技を叩き込もうとしたナンジャモだったが、みずテラスタルしてマジカルシャインを受け切ると巨大な水手裏剣を生成、投擲してムウマージに叩きつけるゲッコウガ。

 

 

「チャージビーム!」

 

「させるな、たたみがえし!つじぎり!」

 

 

 ふらついて落ちて行くムウマージをたたみがえしして打ち上げ、さらに高速で四方八方から斬りつけて行くゲッコウガ。滅多切りにされ続けたムウマージは技を出す間もなく打ちのめされ、崩れ落ちたのだった。

 

 

「……あいつが信頼するだけあって、やっぱり強いなゲッコウガ」

 

 

 アイアールも相当な腕だ。知識不足だったのが嘘みたいだ。……もしかしてあいつ、引っ越してくる前のカロスのポケモンにしか詳しくないとかそんなだろうか。こりゃネモとの戦いが楽しみだ。俺はお断りだが。




相変わらずのネモ。明らかに今のラウラより強いアイアール。二連続で型破りな相手に翻弄されるナンジャモ。

ちなみに最後の滅多切りはスマブラの最後の切札から。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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