今回はスター団チーム・シーにカチコミ。楽しんでいただけると幸いです。
「ラウラ!無事か!あまりに遅いからなにかあったのかと…」
「「校長…?」」
「んんっ!俺はネルケだぜ…?」
「まあ、気にするな」
準備を待っている間に合流したネルケも加え、ゴングを鳴らそうとすると鳴り響くスマホロトム。カシオペアか。
《ロトロトロトロト……「こちらカシオペア。ラウラ、聞こえるか?」》
「ああ。ちょっとスター団…から鞍替えしたブルーフレア団のバカどもに襲われたがアイアールのおかげで無事だ」
《「なんだと?……アイアールもいるのか」》
「ああ。だけどカチコミは俺一人でやるぞ。シュウメイとはダチになったからな」
《「了解した……初めましてだなアイアール。私はカシオペア、スターダスト大作戦…スター団を解散させる計画を立てた者だ」》
「あ、初めまして…」
《「機会があればあなたにも助力願いたい。それでだ。そのアジトに集まっているのは言うまでもないがスター団どく組チーム・シー。ボスのシュウメイは手先が器用な服飾担当。ちょっと…一風変わった男だ」》
あいつ服を作るのが得意なのか。あの忍者服も自作なのか?…制服以外にはメイド服しかないし、頼めばなんか作ってくれるかな。
《「本来なら予測不能なんだが……その心配はなさそうだ。ゴングを鳴らして存分にカチこんでくれ」》
「おう、任せろ。…行くぞ」
通話を切ってからアイアールたちに目配せし、ゴングを鳴らしてバリケードをどかして中に入る。スピーカーから音声が鳴り響く。
《ピィィー!ガガ…!「とうとう!うちのアジトにもスターダストなんとかがやってきました!チーム・セギン、チーム・シェダルの仇をとってみんなでかがやきましょうー!先頭の三匹だけで10分以内に団のポケモン30匹を倒せたらボスはお目見えするって伝言だ!…お願いだからバンギラスみたいに暴れないでください!」》
「そういうルールだったのか」
「ラウラ、団ラッシュを理解していなかったのか……」
「じゃあ私達は離れてついていくね」
「この数相手に立ち向かうなんて…ご武運を!ラウラ殿!」
先頭の三匹、ジャック、ぼむん、ケプリベを出して俺自身はストレッチ。ぼむんに乗り込み、右手を前に置いてしゃがむ体勢を取る。…青いサングラスが見えないな、どうやらシュウメイが手を打ったようだ。繰り出してきてるのはタマゲタケ、モロバレル、シルシュルー、タギングル、ハブネーク、ゴース、ゴースト、パルデアウパー、ドオー、ゴクリン、マルノーム、ベトベター、コンパンか。相手にとって不足無し。
「3、2、1……行くぞオラー!ぼむん、まきびし!ジャック、れんぞくぎり!ケプリベ、じんつうりき!」
俺を乗せたぼむんがでんじふゆうで突撃しながらまきびしを周囲に連続射出して次々と撃ち抜いて行き、逃れたポケモンたちはジャックが高速で切り刻み、ケプリベがハブネークを浮かばせて高速回転させ薙ぎ払って行く。
「もう竜巻かなにかだろこれぇえええ!?」
「アタシのハブネークぅ!?」
「バリケードを吹き飛ばさなかったから反省したと思ったらそんなことなかったぜ!」
「三匹だけなのに近づくこともできない~!?」
「俺たちじゃ敵わない!ボスを呼んでくるんだ!」
したっぱたちが一目散に逃げていくのを追いかける。…あれ、もう30体倒しちゃったかこれ?1分も経ってないぞ?
「…ラウラ、対多数に強すぎない…?」
「いつもよりは大人しかったな」
「こ、これがラウラ殿の実力……」
なんかついてきてる三人も慄いていた。俺、最適解を選んだだけなんだけどなあ?
「いやはや、速すぎてもはや感服でござるよラウラ殿」
するとしたっぱたちが逃げて行った奥のテントが開いてチーム・セギンやチーム・シェダルのとはカラーリングや細部の形状が違う、毒を思わせるカラーリングのスターモービルが顔を出す。その上に乗るのは忍者姿であぐらをかいて座っているシュウメイだ。
「シュウメイ、ここに推参。如何に友と言えどユーはスター団に仇なす不届き者。我がポイズンにて蝕んでくれよう」
「せっかくだ。同じ数で挑んでやる。正々堂々、試合しようか」
「望むところでござるよ。……シュウメイ!推して参る!!」
▽スター団どく組の シュウメイが 勝負を しかけてきた!
そして、アイアールたち三人やスター団したっぱたちが見守る中で、シュウメイはその場で宙返りしてスターモービルの上に着地。俺とシュウメイは同時にネットボールと、リピートボールを投擲する。ボール手裏剣じゃないのか。
「
「なんかそいつ苦手な気がするなあ!ぼむん!」
シュウメイはスカタンク。俺はぼむん。相性は……あの技を覚えているなら最悪だ。どく・あくだからケプリベ出してたら詰んでたまである。
「ポイズンで蝕めぬはがねタイプとは……食えない相手でござるな」
「よく言うよ。わかっててその選出だろう」
「ご明察。かえんほうしゃ!」
「でんじふゆうで空に逃げろ!」
その身に纏った可燃性ガスを利用して放たれたかえんほうしゃを、空に逃れるぼむん。やっぱり覚えているよな。
「まきびし!」
「ベノムショックでござる」
空中から放ったまきびしを毒の弾丸で撃ち落としていくスカタンク。なんて練度だ。
「我らスター団ボスはスター団を纏めあげ引っ張ってゆかねばならぬ者!生半可な強さじゃ勤まらないでござるよ!」
「なら真っ向勝負だ!コイツに毒は効かねえ!ヘビーボンバー!」
「ふういちでござる」
急降下しようとしていたぼむんの目の前に跳躍したスカタンクの尻尾による不意打ちが炸裂。体勢が崩れてそのまま落下するぼむん。
「落ちながらかえんほうしゃでござる」
「っ!」
自身も落下しながらぼむんに向けてかえんほうしゃを放つスカタンク。ふいうちでがんじょうが削れた、耐えられない。なら…かえんほうしゃを利用する!
「そこだ!でんじほう!」
「なんと!?」
ギリギリまで引き寄せてから、かえんほうしゃでスカタンクの視界からぼむんが消えた瞬間を狙ってんじほうを発射。かえんほうしゃを突きぬけてきたでんじほうを回避できるはずもなく直撃。黒焦げでごとんと倒れるぼむんと、痺れて落ちてくるスカタンク。
「よくやったぼむん。交代だ、レクス!」
「スカタンク、どくどく!」
そしてぼむんを引っ込めて、スカタンクの落下地点にレクスを繰り出すと慌てて指示するシュウメイ。どくまたはもうどくってのはダメージが入るまでにラグがあるんだよ!
「そんな毒で止まるような俺の相棒じゃない!じごくづき!」
そして、後ろ脚を展開して振り上げた蹴りがスカタンクの喉元に突き刺さり、崩れ落ちる。かえんほうしゃを選んでたら負けてたかもな?
「これで3‐3、イーブンだ」
「いいや、そちらはクレイジーポイズンで蝕まれている。ただの互角じゃないでござるよ―――
「…びっくりした、スターモービルじゃないのか」
出てきたのは車のエンジンの様なポケモン。スターモービルの元になったポケモンか。
「スターモービルの元となっているブロロロームとブロロンはこやつの子たちでござる。掠っただけでどくる技もある故、怯えるでござるよ」
「上等!」
猛毒に蝕まれながらも咆哮を上げ、ブロロロームと激突するレクス。勝負はここからだ。
正々堂々戦っても結果は変わらなかったよ……。
スカタンクと言えばかえんほうしゃですよね。DPのジュピターのスカタンクに返り討ちにされた人結構いると思う。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。