ポケットモンスター蟲スカーレット   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。ポケモン新情報来ましたね!個人的に六角形の正体が分かってよかったです。でもお今後のポケ蟲紅の展開に関係する新設定出されるのが怖いのが本音。似た様なことをちょっと前にエヴリンレムナンツでもぼやいてた記憶。

今回はいろいろすっ飛ばしてVSライム戦。楽しんでいただけると幸いです。


VSジュペッタ

 氷漬けにされて本調子じゃないアイアールを置いてフリッジジムを先に攻略することにした俺。なんだろう、氷漬けは他人事じゃない気がする。考えるだけで体に残っている傷跡が痛む。正体不明の傷跡だが氷漬けとなんか関係あるんかな。そんなことを考えながらジムに向かっていると、ジムの方から誰か歩いてくるのが見えた。あれは……。

 

 

「タイム先生?」

 

「残念ながら違うね!タイムはアタイの姉さ!アタイはライム!人呼んでa.k.a.ソウルフルビートさ!」

 

 

 オレンジアカデミーの数学の先生、タイム先生によく似たゴールデンな装飾品と化粧がアクセントとなった黒ずくめのラッパー風の衣装の人物。この人がここのジムリーダー、ライムさんか。でもなんでここに?

 

 

「アンタがラウラだね?行方不明になってた人達に聞いたよ!アタイも手を焼いていたユキメノコを退治したんだろ?その実力に敬意を表して、ジムテスト無しで戦ってやろうってね!既に名前は登録してあるよ!」

 

「いいのか?」

 

「行方不明事件を解決したってことはそれぐらい凄い事なのさ!たまにはオープニングアクトもないゲリラライヴもいいだろうさ!4VS4のダブルバトルだけど問題はないね!」

 

「なんならトリプルバトルでも!」

 

 

 そう言ってモンスターボール型のゴージャスなマイクを取り出し複雑な手の動きをするライムさん。な、なんだ?変な迫力が…。

 

 

「蟲使いルーキー!無茶苦茶QT!アタイに、身震い!ちょうだいよ!HEY!」

 

「お、おう…」

 

「なんだい、ノリが悪いね!こいつはラップ!音の響きが同じ言葉を繰り返し紡ぐ魂の歌さ。ヤミラミ旅立ち、たちまちかみなり♪そんな毎日、だいたいありがち♪…ってな感じさ!伝わったかい?」

 

「はあ…」

 

「ま、アンタはポケモントレーナー!昂ぶるハートは勝負で出しな!ほらほら、ステージに乗った乗った!」

 

 

 ライムさんに促されるままにジムの横にある大きなステージに乗せられる俺。何事かとぽつぽつと観客が現れる。ナンジャモの所で慣れたとはいえ、これは恥ずかしいぞ…?

 

 

「頑張れラウラー!」

 

「大声で呼ぶな恥ずかしい!?」

 

 

 混ざってたアイアールの声援に顔を真っ赤にして返す。すると反対側に立ったライムさんが手に握ったマイクを口元に寄せてどこからともなく流れてきた音楽のビートに乗って体を揺らし始めた。

 

 

「さあて、アンタたち!ジェラシー感じるノイジー♪ナイスな加減にご機嫌かい!?こいつはラウラ♪強い奴さ♪蟲を使う食わせ物♪いっぱい食わされる準備はいいかい♪」

 

「…ラップはできないが宣言はできる。諸君!俺…私、ラウラは蟲が好きだ!蟲ポケモンが好きだ!愛している!だからこの愛を以て、ジムバッジをすべて集めてトップチャンピオンを倒すことで証明する!蟲ポケモンはかっこよくて!かわいくて!美しくて!最高で!最強なのだと!!」

 

 

 ブルーフレア団関連のことばかりでここ最近宣言できていなかった心の言葉を叫ぶ(シャウト)。それを聞いた観客はなんか知らんが盛り上がる。こんなんでいいのか?とライムさんを見るとぐっとサムズアップを返してくれた。及第点だったらしい。

 

 

「YO!YO!ゴーストタイプを♪こよなく愛するアタイに♪言ってくれるね♪痺れるね♪」

 

 

 ズンズンチャッチャカとリズミカルなメロディーに合わせてそうビシッ!ビシッとポーズを決めて行くライムさん。

 

 

「YO!YO!アタイにゃ響いたが現実どうだ♪怖気づいたら帰りな、去っときな♪アタイはライム♪優しさ皆無♪じゃないか?ライク、ザ・ダイナマイツ♪ラックで勝てるほど甘くないさ♪ラップで少しは学びな♪ナンマイダ♪HEY!」

 

 

 怒涛のラップに思わず怯む。なんかすごい迫力がある…!

 

 

「骨ある相手♪いないかね♪アンタにゃ期待しているよ♪メーン!語りなバイブス!霊・生命!勝負するフィールド!」

 

 

▽ジムリーダーの ライムが 勝負を しかけてきた!

 

 

 マイクを握ったまま拳を打ち鳴らし、ボールを二つ器用に片手で構えるライムさん。俺もネットボール二つを手に取る。

 

 

「ジュペッタ、ミミッキュ!ビートに乗りな!」

 

「レイン、ぼむん!頼んだ!」

 

 

 ライムさんはジュペッタとミミッキュ、俺はアメモースのレインとフォレトスのぼむんだ。まあいるよな、ゴーストタイプでも強力なミミッキュは!読み通りだ、ぼむん頼んだぞ!

 

 

「レイン、エアカッター!ぼむん、ミミッキュにヘビーボンバー!」

 

 

 まず素早さの高いレインがエアカッターでジュペッタにダメージを与えつつミミッキュのばけのかわを剥がし、そこにぼむんが空中から急降下して襲いかかる。

 

 

「ダブルバトルはライム'sスタイル!かわるがわるでワンダフル!ジュペッタ、フォレトスにふいうち♪ミミッキュ暴れな♪アメモースにじゃれつきな♪」

 

 

 するとエアカッターを受けながらも跳躍してぼむんの不意を突いて叩き落とすジュペッタと、同じくエアカッターを受けながらもばけのかわで受け止めて接近、ボコスカとレインを殴りまくるミミッキュ。ラップに乗りながら対策された!?

 

 

「ぼむん、でんじふゆうで逃げろ!レインはバブルこうせんでミミッキュのすばやさを下げろ!」

 

 

 ぼむんを空に逃がしながらミミッキュをバブルこうせんで牽制する。ご自慢のすばやさは下げられたくない筈……ジュペッタは何処に行った?

 

 

「影に隠れる♪ゴーストお得意♪ゴーストダイブ!」

 

 

 瞬間、ぼむんの真下。影から飛び出したジュペッタの一撃がぼむんの下部に炸裂。目を白黒させて墜落するぼむん。

 

 

「レイン、エアカッター!ぼむん、まきびし!」

 

「二体揃ってかげうちだよ!」

 

 

 ミミッキュとジュペッタ揃ったところに風の刃と撒菱を叩き込まんとするも、その前に影から一撃が放たれてレインとぼむんに炸裂、技を出させることなく吹き飛ばされる。強い、というより上手い。やりたいことをさせてくれない。

 

 

「レイン、もう一度エアカッター!」

 

「ミミッキュ、ひかりのかべ。ジュペッタ、こごえるかぜ」

 

 

 再度放ったエアカッターも、光の障壁を展開されて防がれた上に、ジュペッタの放った凍てつく突風を受けたレインは崩れ落ちる。効果は抜群だ。

 

 

「そんなもんかい?蟲の底力!」

 

「魅せてやるよ蟲の底力。ジャック」

 

 

 レインを戻し、繰り出すはジャック。目立ちたがりなこいつにはナンジャモの所に続いて最高のステージだ。

 

 

「研ぎ澄ませるぞお前の新技!――――つるぎのまい」

 

「っ、させるんじゃないよミミッキュ、ジュペッタ!かげうち!」

 

 

 つばめがえしを忘れさせて覚えた新技、つるぎのまい。両手の岩斧をまるで舞踊の様に振り回し、攻撃力をぐーんと上げて行く。それだけじゃない、放たれた影からの挟み込む様な攻撃も、乱舞で斬り弾く。さらにジャックのとくせいは「きれあじ」斬撃の威力を高める、これにより。本来変化技のつるぎのまいは、攻撃技に昇華する。

 

 

「くっ、じゃれつく!」

 

「させるなぼむん、まきびし。そしてジャック、ぶった切れ」

 

 

 まきびしをばら撒いて迎撃せんとしていたミミッキュを怯ませ、ジャックは岩斧を振り回しながら突撃。舞うような斬撃で、ミミッキュを天高く斬り弾く。

 

 

「…やるね。つるぎのまいで攻撃してくるなんて驚きだよ」

 

「一寸の蟲にも五分の魂ってな。俺の蟲は強いぞ」

 

 

 続けてハカドッグを繰り出すライムに、俺とジャックとぼむんは構える。さあ、3‐3。ここからだ。




ユキメノコを倒した報酬に直接ジムリーダーとのバトル。ラップが難産でした、上手くできてるかな?

そして前作でも猛威を振るったつるぎのまいがパワーアップして登場!ジャック大暴れです。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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