配信での一幕
「アッハッハハハハハ!!ひっでぇ、マジでひっでぇ!!何そのスーパーコンボwww」
『オウンゴォオオオオル!!!』
「これはwww酷いwwww」
「アハハハハッ!!!」
| ・マジでこれはひでぇwww ・まさかの警告した本人がいきなり殺しに掛かるなやwww ・何気にアルカンシェルのマリオの動きがマジで良いから余計にひでぇwww ・レッドチームゥゥゥwww ・リンクスゥゥゥゥ!! ・配信直後に被害担当になったシュタールアルメコアwww ・これがクッコロですかwwww |
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『笑ってんじゃねえええええこんちくしょぉおおおお!!!!』
| ・何だ今の超反応!? ・小足みてから昇竜余裕でした以上の反応速度だったぞ!? ・キャラランクって何だっけって思いたくなるレベルには一方的だった…… |
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『次の相手は、どいつだ!!俺はベヨネッタで出る』
『ならばボクのピカチュウが相手だ!!』
| ・あれ、ベヨ姐ってこんな強かったっけ? ・DLC配信されたばっかの頃は超強かった。 ・あれ実際なんて言ってるんだっけ? ・AVAVAGO、雷に打たれよって意味。 |
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『此処でボクは切り札、真打ガブリアスだぁ!!』
『あら怖い、レー島の守り神に蹂躙される前に、貴方の記憶に絶対零度♪』
『なんで対面パオジアンに零度打てるの!?というか当たったぁぁぁぁ!!?』
| ・スーちゃんの読みがエグイエグイwww ・対面パオジアンからガブ交換読み零度、しかも当たるとか…… ・出来たとしたもつららおとし辺りだと思うんだけどなぁ…… ・というか日本勢が海外勢をゲームで圧倒してるですがそのwww |
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改めて先日の配信の結果を見てとんでもない事になってるなぁと、まるで他人事のような口ぶりのランページ。内容は特に片意地張らず、出走するレースの事なんて関係ないと言わんばかりのゲーム配信。気付けばダイナとレディも緊張もほぐれたのか自然体で楽しんでいた、二人も偶に自分の配信でフレとして参加してゲームをするので腕前の方も中々。エンジョイ勢を自称する割には良い読みを炸裂させたり、思い切りが良すぎる一撃で大逆転したりと大いに配信を盛り上げた。
「いやぁ伸びがエグいエグい」
アメリカにドイツにニュージーランドとのコラボ配信、元から世界的に認知されていて色んな視聴者がいたが、今回はそれぞれのファン層の人達も見に来た事もあってか、チャンネル登録者数の伸びが凄い事になってしまっている。
「これはドバイ後も偶にお呼びするべきだな、というか呼べって言われたしな」
視聴者からの人気の高さはリンクス>アルカンシェル>=シュタールアルメコア>バニー>アイリーンと言った感じだった。リンクスは言わずもがな、一番自分に絡んで来ていたし魔力を暴走させるの発言で大勢の視聴者の腹筋を崩壊させていた。何より一番最初のスマブラのチームアタック事件が根深かった。
「ダイナとレディのいい気分転換にもなったみてぇだしな」
あの二人は初の海外挑戦、いや海外勢との戦いという事もあってかなり気負っていた面があった。二人が勝ったフェブラリーSと東京大賞典は国際G1とされているが、頻繁に海外からの挑戦者がやってくるジャパンカップなどと違って海外ウマ娘が出走する事は極めて稀。史実でもこの二つのレースの海外馬出走は一度ずつしか記録がない。しかもフェブラリーSに至っては2023年のシャールズスパイトが初の海外馬出走だった。
自分はジャパンカップやチャンピオンズカップで海外ウマ娘と鎬を削った事はあるが二人はない、故に緊張し続けていた。二人がドバイに来た理由は簡単、ランページに挑戦する為でしかない。そんな中で実力確かな海外ウマ娘との対決を前に硬くなっていた、だが自分の配信でバカやって思いっきり騒いだお陰で元気になった。スーちゃんとも普通に会話が出来る程度には態度も砕けた。
「これであの二人のメンタルも万全になるだろうな、折角の舞台だ、最高の走りをして楽しんでもらわないと損だからな」
同じ日本からの出走とはいえ、これはチーム戦などではない。ウマ娘のレースは何時の世界も個人戦、無数のウマ娘達の想いトレーナーの策謀、積み重ねた鍛錬の時間が入り乱れる戦場。ランページのそれは敵を最高のコンディションへと仕上げてしまう行いだ、だがそれでいい。競ってこそのレース、万全の状態で望んだ相手を越えてこその勝利が大輪の華を咲かせる。
―――随分と、お優しい事。
何処か訝しげに、だが何処か呆れるように、そして強めの言葉でそんな事を言うウマ娘がドバイの夜景を一望出来るバルコニーにやってきて柵に寄り掛かっていた自分の隣に収まった。社交ダンスのような余りにも淀みの無い動作に、ランページは少しだけ愉快そうに笑った。
『敵ともなりうる友人を励ましてベストコンディションにする、リスペクトって奴かしら?』
『そんな高尚なもんじゃない、寧ろ俗物的な物だ。どうせ勝つなら最高の状態で、って奴だ。『もし』とか『たら』とか『れば』とか、そんな下らねぇ幻想に揺さぶられる勝利になんて後味が悪いからな』
その返答に少しだけ、眉を動かした。言葉の意味ゆえか、それとも余りにも流暢なフランス語で地元の友人と話しているような気分になったからだろうか。
『フランス語は無理だと思ったかマドモワゼル。生憎俺に国境はない、今じゃ世界中で俺の顔を見れるからな』
『……失礼、随分と堪能ね』
『中々地に足が付かないもんでね、風の吹くのまま、気の向くまま、そんな風に生きてたらこの有様だ』
浮世離れしている、それがランページに抱いた彼女の印象だった。シニア2年目のウマ娘とは思えぬほどの熟成された精神と達観し過ぎていると言っても過言ではない考え方をしている。敢えて自由に振る舞って自分の行方を楽しんでいる、それでいながら自分を持っている。不思議な多面性を持ったウマ娘だ。
『……成程、じゃあ単刀直入に言わせて貰うわね。私はリスフルーヴ、ドバイワールドカップに出走する最後の一人―――10人目のウマ娘』
ドバイワールドカップに出走するウマ娘、リスフルーヴ。だが十人、と首を傾げた。確か11人ぐらいいたと思ったが……
『11人目は出走取り消しだそうよ、何でもハードスケジュールで熱が出たそうよ』
『そりゃ難儀だな―――だが、これで出揃ったって訳か』
アメイジングダイナ 日本
レディセイバー 日本
アルカンシェル アメリカ
バニッシュ・アウト アメリカ
アイリーン アメリカ
ヒューペリオン イギリス
シュタールアルメコア ドイツ
アームドリンクス ニュージーランド
リスフルーヴ フランス
ドバイワールドカップで雌雄を決するのはこの10人の選ばれし精鋭という事になった。ダート2000m、そこは見る側からすれば広く感じ、走る者からすれば狭く感じる。世界の名を冠する場を―――彼女が疾駆する時間が、刻々と迫って来ていた。
『貴方の走りは全て見た、だからこそ―――レースでそれが真実なのかを確かめさせて貰うわ』
そんな言葉を呟きながらフランスのウマ娘は去っていく、それを見つめながらもランページはハーブシガーを銜えた。主治医にドバイに行く前に貰った物、海外での薬物規定に引っかからないように細心の注意を払ったと言っていた。元々引っかかるような物は入っていなかったがその気遣いは有難かった。ディープのような事は御免だ。そんな思いと共に銜えられたシガーから煙を吐き出し、それ越しにドバイの夜景を見つめる。
「成程……これは、良い物だ」
満足気に吐かれた煙、その裏側で、暴君と恐れられるウマ娘は来たる時に向けて、自らの牙を研ぎ始めるかのように―――前掻きをした。
シャイダンを許さない様よりリスフルーヴを頂きました。有難う御座います!!
そして、ドバイワールドカップに出走する、皆様から頂いたウマ娘は
不知火新夜:アルカンシェル
ムッシー:バニッシュ・アウト
琴葉あきゅぅ:ヒューペリオン
幽姫兎:アイリーン
マイスイートザナディウム:シュタールアルメコア
ガンバスター:アームドリンクス
シャイダンを許さない:リスフルーヴ
となりました。皆様、改めましてありがとうございます!!
現在活動報告にて皆様からの原案もご覧になれますのでどんなウマ娘なのかな?と御思いの方は↓のURLからお願いします。
そして、まだまだご意見は募集中ですのでお気軽にお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=294978&uid=11127