貴方の強さは私が知っている。   作:魔女っ子アルト姫

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468話

『さあ此処、中京レース場で行われるメインレースがいよいよ開幕しようとしておりますが今年も途轍もない大賑わいですが今年は猶更凄みを感じさせます!!年々ダートレースへの注目度が加速度的に増していく日本の国際G1ダートレースチャンピオンズカップ!!そんなチャンピオンズカップの解説には今回は何とこの方をお呼びしております!!』

『よぉっジャップ共ハッピーか!?幸せだってんならテメェの推しへの声援を加速させていきやがれ!!俺は誰かって?知らなかったら心に刻め、運命を噛み砕くウマ娘たぁ俺の事、サンデーサイレンスだ覚えて帰りな!!』

『そうアメリカのレジェンドウマ娘の一角、現在は中央トレセンでアグレッサーチームを率いてらっしゃいますサンデーサイレンスさんにお越しいただきました!!本日はどうぞよろしくお願いします!!』

『応宜しくな。つってもアグレッサー率いてるのはランページの奴だけどな、俺はトレーナー資格ねぇし取る気もねぇから基本的に全権アイツにぶん投げてる』

 

赤坂はこれはランページよりもずっと手強いかもしれないと思いつつも怖いウマ娘と聞いていたが思った以上に親しみやすそうに出ホッと胸を撫で下ろした。

 

『本日のチャンピオンズカップですが、見所は何処だと思いますか?』

『BCで結果を出したレディとダイナの奴に他の連中が何処まで食らいつけるかにかかってるな。日本のダート事情は色々と見させて貰ってるがどいつもこいつも気合が入ってるしな、俺から見てもアメリカでいい走りするだろう奴らも多い』

『おおっこれは日本のウマ娘が世界的に見ても評価されているという事ですね!?』

『そりゃそうだろ、どこぞの暴君様が芝だけじゃなくてダートでも世界蹂躙しちまったのにそれに続いていろんな奴が結果出しちまってるんだ。極東の島国のウマ娘って威張り散らしてた奴も泡吹いて日本の情報収集に躍起になってるって話を俺のトレーナーからも聞いたぜ?』

 

チャンピオンズカップの事だけではなく世界のダート事情に関しても赤裸々に暴露していくサンデーサイレンス。今回日本に参加しているのは基本的にアメリカのウマ娘、そしてそのトレーナー達なのだがアメリカの事情に精通しているサンデーは彼らの事情なんて知った事かと言わんばかりに暴露しまくる。

 

『あの、凄い興味深いのですがそれって言っちゃって大丈夫なんですか?アメリカのウマ娘ですよね貴方?』

『別にどうでもいいだろ、俺はアメリカって国自体には恩義はねぇ。あるのはトレーナーと御大、それと大統領ぐらいだしこの位で狼狽えるとか覚悟がねぇだけの話だ、どこぞの暴君見て見ろ大逃げするって分かり切ってるのに対策したのに全部勝ってんぞ。結局勝つ奴は如何あっても勝つんだよ。そんだけの覚悟があるからな』

『な、成程……お、おっと話を聞いている間にゲートインが始まりました!!』

 

「(そう、勝つ奴は勝つんだ。どんだけ策を張り巡らせようが、策を練ろうが、負ける時は負けて勝つときは勝つ、それが勝負の世界だ)」

 

サンデーサイレンスの考え方はシビアでありながらも簡潔だ、勝者こそが勝負における全てを独占する権利を持ち敗者の思いを背負って次の争いへと投じる。敗北した時はその重さで身体が動かなくなった時だ。

 

「(ゴア、テメェはその重みに気づいてねぇ。背負っている筈なのに無自覚のまま、それで真の王者になんてなれっこねぇんだよ……)」

『さあエーピーインディ、フィフティーマグナが揃って登場しました!!この二人はBCクラシックでのリベンジを誓っておりますがこの二人の併走パートナーを行ったのはあのイージーゴア!!!これはアメリカも本気でこのチャンピオンズカップを取りに来ている証明とも言えます!!正しく群雄割拠!!引退レースを明言しているアームドリンクスもこのレースの勝利を狙っております、王者となるのは一体どのウマ娘なのか!!?』

 

レディとダイナ、インディ、マグナ、リンクスと言った大本命達以外にも有力株はいる、誰が勝っても可笑しくはない。

 

「(……ほう?あいつら良い目してるじゃねえか)」

 

エーピーインディとフィフティーマグナ、イージーゴアが併走パートナーを務めた二人のウマ娘だがその瞳の色は悪くない。不思議と自信には溢れていない、そこにあるのは単純な勝利への渇望のみがあった。様々な思いを募らせてしまっていると何時の間にかレースはスタートしてしまっていた。一応解説として此処に居るのだからある程度は仕事をしなければと襟を正す。

 

『先頭を突き進むのはアメイジングダイナ、そしてレディセイバーの二人!!アメリカトゥインクルシリーズでも日本のダート二本刀と言われたウマ娘は日本でもその脚のキレを見せ付けておりますが、日本でも負けじと走っていたウマ娘、ナリタイーグルもそれに続きます!!』

 

レディとダイナばかりが注目されがちだがイーグルだってその実力は確実にある。二人が居ない間に帝王賞、そしてJBCクラシックを制して此処まで来た彼女は砂の荒鷲とまで言われるようになった。

 

「レディ、ダイナ!!私だって日本で遊んでいたわけじゃないんだから!!」

「受けて立ちましょう!!」

「さあいっくぞぉ!!」

 

『さあ先頭争いをするレディセイバー、アメイジングダイナ、ナリタイーグルの背後にはエーピーインディ、その少し後ろにフィフティーマグナが控えております!!この5人が完全に飛び抜けていると言っていいでしょう!!6番手のシルバーバレットとは4バ身差、そして―――いやここで抜け出してきている!!もう此処で来ているぞ、白い、白い影が先頭へと迫っていく!!』

『おいおいここでもう上げんのか、だけど掛かってる訳でもねえ、抑えきれねぇのか―――イレギュラー』

 

「フフフッアハハハハハハ!!!楽しい楽しいね楽しいわ!!全身が燃え上がるみたいに漲るの!!ランページと走ったレースみたい!!私の引退レースに相応しく、火を点けてあげるよ―――全てに!!」

『白いイレギュラーアームドリンクス強襲ぅ!!!これは分からなくなってきたぁ!?』

特別編に関するアンケート

  • ランページが未来に行く
  • 未来からランページ産駒来襲
  • そんな事よりドゥラ出す為に本編書け
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