貴方の強さは私が知っている。   作:魔女っ子アルト姫

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470話

『暴君チャンネル~♪』

「おはこんハロチャオー!!貴方の心にワールドレコード、独裁暴君、生涯無敗!!レースの答えは、レースで見つけるさ。嵐の中で輝いてる、独裁の暴君~なランページだぜい!!皆の者~善行積んでたか~?」

 

・待ってたぜ!!

・よっ暴君!!

・おはこんハロチャオ!!

・積んでたよ~!!

・仏様にお供えするお米が今年も実りました!!

・ガチ徳積んでる奴おるな

 

「先日のチャンピオンズカップの熱は未だ冷めやらず、BCクラシックを走った者同士の対決は誠に燃えたよね~そしてサラッとアメリカウマ娘の背後に居たイージーゴアをなぎ倒したリンクスの強さは並じゃなかったよねぇ~という事は、リンクスにも勝ってる俺が一番って事でOK?イージーゴアにだって負ける気せぇへんし、えっ言い過ぎ?BCクラシックをレコード勝ちしてから言いなさい」

 

・反論したいけど出来ねぇ!!

・炎上しそうなこと言ってるけど実力は確かだから何も言えねぇ……!!

・実際イージーゴア相手に完勝しそうだから怖いわ

・というかサンデーサイレンスともよく走ってるんじゃね?

・アグレッサーの統括チーフって話だもんな。

・ちょくちょくここでも話出るもんな

 

最近ご無沙汰だった配信、トレーナーになってからも続けてはいるが色々と忙しかったら担当やらチームを優先しているので配信頻度は現役と比べると落ちている。それでも確りと配信はするのでファンはそれを楽しみにしている。

 

「さてと、やっぱりみんな聞きたいのはイージーゴアの事かねぇまあ俺的にはサンデーいるしあっちにはあんまり興味ないんだけど色々と話題掻っ攫ってるよねぇ~という訳で今回の話題はこれですどん!!」

 

ポーズを取りながらも画面の一部が変化してそこに文章が浮かんだ。そこにあったのは―――

 

『イージーゴア、USA URAファイナルズとレジェンドレース設立に向けて行動開始!!』

 

というものだった。

 

「はいという訳でね、俺ちゃんことメジロランページが作り上げたファイナルズとレジェンドレースなんですがそれが如何やら海を渡ってアメリカで実現しますみたいなことになったんだけどね、先日チャンピオンズカップのインタビューでイージーゴアがそれについて言及したんだよね」

 

リンクスがテンション爆上げで自らの勝利と共に自分の精神的活力になったACⅥの宣伝をしまくるというある種の放送事故が起こっている最中、エーピーインディとフィフティーマグナの併走パートナーを行っていたイージーゴアにもマイクが向けられた。イージーゴアの家の者がコメントを控えさせて貰おうとした所、彼女自身がマイクを取ってコメントを述べた。

 

『……私は、私はこのチャンピオンズカップで学びを得ました。如何して、サンデーサイレンスに勝てなかったのか、今更理解した気がします。サンデーサイレンス』

『あん?』

『―――私は貴方に向けて宣言しましょう、貴方に勝つ為に私はアメリカでファイナルズとレジェンドレースを設立させてみせます』

『……口だけなら誰でも出来るんだぜ』

『そうですね、口だけにならぬようにトレーナーさんと努力しようと思います―――勝つ為に』

 

そのインタビューで驚いた、あの機械人形めいていたイージーゴアの瞳に生気が感じられた。熱が感じられた。戸惑いを見せている自分の家の者を完全に無視しながらサンデーを見つめていた彼女に鼻を鳴らして笑った。

 

『なんならもう一度勝負すっか、レジェンドダートレース、そこでな』

『望む所です』

 

「はいという訳でね、これでもうアメリカは大騒ぎよね。アメリカのURAも如何するべきなのか大議論中らしいけど大統領はこれを称賛して必要ならば声を掛けてくれって支援を証明してる。えっなんでそんなこと知ってるかって?大統領に電話して聞いた」

 

・サラッととんでもねぇ事言いやがった……!!

・そうだよこの暴君世界各国のトップと繋がりあるんだよ……!!

・とくにアメリカなんてFBIとCIAの長官ともつながりあるし……

・マジで無敵かよこの暴君。

 

イージーゴアは自分が思った以上に変化を始めている、それ程までに今回のレースが刺激的だったのか、それともまた別の要因があるのか分からないがイージーゴアはまだ日本にとどまってファイナルズとレジェンドレースを自分の目で見てから帰国するとの事。もしかしたらまた会う事があるかもしれない。

 

「さ~てこういう話題の次はゆる~いコーナーで帳尻合わせとくか。という訳で今回から新しい企画を始めようと思うぜ、俺のチャンネルは基本的に俺個人のやりたい事をやるからトレセンの広報とかゲームとかだけどやっぱトレセン学園といえば周りの商店街も見逃す手はねぇよなぁ!!という訳でカモン!!」

「皆様、おはこんハロチャオですわ。メジロマックイーン、ですわ」

「という訳で今回から新コーナーを始めるぜ、題して―――メジロランページとマックイーンが行くスイーツの旅~!!」

「スイーツの事ならばお任せください!!このメジロマックイーン、疲れた体と心を癒す甘くて美味しいスイーツをご紹介いたしますわ!!」

 

「キィィィィィイッィッ如何して、如何して其処に居るのが私じゃないんだぁぁぁぁぁあ私だって私だって色々と知ってるのにぃぃぃぃぃ!!!」

「そういう所だろ」

 

と、スマホを血涙を流しながら嫉妬の炎を燃やしているフローラを見ながらもトルコ風アイスを食べるサンデー。本当にこいつは凱旋門を制しているのかと本当に疑いたくなる。

 

「テメェも少しは自重しろ、そうすりゃランページだって多少はまともな対応してくれるだろ」

「しようとはするんですよ、でも……愛が溢れて制御できないんですよ!!」

「……お前、ゴア以上にどうしようもねぇ奴だな」

 

ある意味でゴアよりも始末が悪いとさえ思える―――が、そう考えてしまうのもイージーゴアが一歩一歩変化の歩みを進めようとしている。あのトレーナーと少し話したが、彼も本気で覚悟を決めたと自分に頭を下げてきた。

 

『ボクは三流以下だ……自分の保身を考えて何もしてこなかった……でも、これからは本気であの子のトレーナーになるよ、全力で彼女を支える』

 

「さて、変わればよし変わらなくても俺の興味はまたなくなるだけだ……アメリカは変われるのかねぇ……」

「ああっランページさんがマックイーンさんにあーんしてるだとぉおおおお!!?こうなったら乗り込んでぶち壊して……ぎゃん!?」

「うるっせぇんだよテメェはいい加減にしろ!!!」

特別編に関するアンケート

  • ランページが未来に行く
  • 未来からランページ産駒来襲
  • そんな事よりドゥラ出す為に本編書け
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