貴方の強さは私が知っている。   作:魔女っ子アルト姫

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活動報告に新しいお知らせを掲載いたしました。

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509話

残ったレジェンドレースは長距離とダート。2400の後に行われるのは2500の長距離部門、今回はどうなるのか、前回覇者たるトウメイが出走すると思われたのだが……彼女は今回出走を辞退している。何故かと問われれば愉快そうに笑いながら言った。

 

『あの頃の田舎娘が、今じゃこんなレジェンドなんて呼ばれるようになっちまった。こっちは好きにした、だから好きにさせて貰う。私よりもずっと適任者がいるじゃないか、そっちに期待しな』

 

そう言いながらも彼女は3人の名前を出した。レジェンドレースに出走する三人、それが―――メジロマックイーン、メジロパーマー、ライスシャワーの3人だった。

 

『レジェンドレース長距離部門、ですがこの展開は余りにも強すぎる展開だぁ!!!』

『いやぁこれは、もう言葉がないですね』

 

長距離部門2500、日本としてはこの距離に文句を出す者はいない。歴史も深いレースと同じ距離だから、と言っても長距離レースの復興を目指すウォースパイトからすれば不満しかなかった。これは中距離と同じではないか……だがそれでも勝つだけ勝つと宣言を行った、がそれに立ちはだかったのはマックイーン、パーマー、ライスだった。

 

「爆逃げぇ!!!」

「ハッハッハッハッ……」

「ついてく、ついてく……」

 

『大逃げを打つメジロパーマーに続くように駆け抜けるメジロマックイーン、そして完全なマーク態勢を敷くライスシャワー。これはかつての春の天皇賞を思わせるような展開となっております。ですがライスシャワーから四番手のウォースパイトの差は既に7バ身は開いているでしょうか!?このまま逃げ切りを狙うつもりなのか!!?』

 

先頭を走るパーマー、それを追いかけるマックイーン、それをマークするようなライス。この三人が生み出すハイペースはとても長距離レースのものとは思えない程だ。ウォースパイトからすればこのような事は経験した事が無いだろう。

 

「……いえ2500、だからこそできる走り―――ではありませんね、これは……」

 

走っているうちに何となく理解が追いつき始めて来る、このレースは……異常だと。ならばそれすら越えて見せるとウォースパイトは上がっていく、何より何時までも目の前にいるウマ娘の顔ぶれが変わらないのはつまらないと感じたのかもしれない。しかし

 

「差が、縮まらないっ……!?」

 

加速している筈のウォースパイトが追いつけなかった。それはつまり、前方の三人も同様に加速している事になるのだが……理解し難い、これだけ飛ばしておきながら加速する余力があるのかと。だがその時に分かってしまった、彼女らは自分よりもずっと格上である事に。

 

メジロパーマー、ライスシャワーはメルボルンカップの覇者。2500よりもずっと長い距離を勝利している、そしてメジロマックイーンはその二人と共に日本の長距離レースで知らぬものなどいない程の強者。その走りは海外に出ていないだけで認知されていないだけで長距離においては知らぬ者はおらず絶対的な王者、ランページと同格とすら見られているステイヤーなのである。

 

『此処でメジロマックイーンが一気に上がっていく!!ライスシャワーも上がってきた!!いや、マックイーンすさまじい加速で一気に伸びてくるぅ!!?凄い凄いぞマックイーン!!一気にパーマーを捉えるどころか完全に越えていくぅ!!メルボルンカップの王者二人を抜き去って、そのまま、そのままゴールイン!!!メジロマックイーン1着!!2着にメジロパーマー、3着にライスシャワー!!先頭集団がそのまま123を独占!!』

 

「ランページさんがあれほどの走りを見せたのです、我々メジロ家が不甲斐ない結果ではお婆様に怒られてしまいますわ」

「あれだけの走りを見せられたら気合入るよね」

「う、うんライスも頑張った。でも3着は悔しいかも……」

「アハハハッアタシも、勝ちたかったなぁ~」

「あらごめんあそばせ」

 

息も絶え絶えなウォースパイトに比べれば、マックイーンは立ち話に興じられる程に余裕があった。そしてマックイーンは此方を見据えると歩み寄って手を差し出してきた。

 

「偉大な英国からのお客様、如何でしたか私たちの走りは。何れは貴方の国でもこのような催しが行われることを期待しております―――そしてその時はそちらへと脚を運び、勝負したいですわ」

「……ええ、勿論よ。知っている?英国のウマ娘はレースと恋愛は手を抜かないの。だから今日の敗北は紛れもない事実、認めざるを得ないわ。だから―――今度は勝つわ」

「楽しみにしておりますわ」

 

 

 

『さあ先頭を行くのは我らが剣王妃レディセイバー!!そして素晴らしき超特急アメイジングダイナ!!この二人の競り合いが激しいダート戦線!!リスフルーヴも懸命に足を伸ばしてくる、だが後方から一気に伸びてくるウマ娘がいるぞ!!フィフティーマグナ、フィフティーマグナだ!!アメリカからやって来た!!』

 

「テメェだけにいい顔なんてさせる訳がねぇだろうがぁ!!!」

 

『いや、シュタールアルメコアも上がってきている!!うわぁこれはもう誰が勝っても可笑しくないぞ!!?ダートレースだけで他のレースを圧してしまうような熱量が発せられております!!』

 

レジェンドダートレース、来年からは中距離なども確り整備されることが早々に決定された部門。海外からの参戦も数多く日本のダートウマ娘達は気押されながらも中には逆に闘志を滾らせる者もいた。矢張りランページと覇を競ったウマ娘が多いのも特徴である。

 

「死にものぐるいでやろうじゃないの!!」

「来なさい、マグナ!!」

「まっけるもんかぁ!!」

 

『さあ最終コーナーを越えて間もなく最後の直線だ!!先頭はレディセイバー、アメイジングダイナが並び立って横一線!!その1バ身後ろにフィフティーマグナ、シュタールアルメコア、リスフルーヴ!!シルバーバレットも懸命に足を伸ばすが届かないか!!?さあ直線勝負に入ったぞ、このまま剣王妃が逃げ切るのか!?それとも昨年のリベンジをダイナが果たすのか!!?』

 

 

「負けたままで終われないのよ!!奥の手っての見せてあげる!!」

 

「これが私の正真正銘全力全開、さあマックスパワーストロング・アメイジングダイナァァァァ!!」

 

「受けて知れ、これこそが真に迫った是が私の刃ァッ―――!!」

 

一斉に三人が猛スパートを掛けた、一気に上がっていく三人。誰が勝っても可笑しくもない競り合いに誰もが胸が熱くなった。誰もが叫び勝利を願った。誰が勝つなんてどうでもよくなった、ただこの最高のレースの終わりがどのようになるのかが心の底から気になっていた。

 

『誰が誰が勝つ!!?今ッゴールイン!!勝ったのは―――レディセイバー!!レディセイバ―が2連覇を達成ぃぃっ!!!2着にフィフティーマグナ、3着にアメイジングダイナ!!!4着にリスフルーヴ、5着にシュタールアルメコア!!素晴らしいレースでした!!』

『もうダートが芝より下なんて誰も言えませんね!!この熱量を発揮できるダートが格下なんてあり得ません!!!』

 

「だあああ負けたぁぁぁぁ……!!」

「流石に危なかったですよ、しかし私の切れ味の方が上でしたね。私の刃は銃弾を切り落とす事も容易な程ですので」

「負けたから何も言えないのが悔しいぃぃ~!!!」




ドリジャ実装!!ドリジャ実装!!

そしてステイも登場、大丈夫?ここの初期ラモーヌみたいにキャラ違い過ぎてない?
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