貴方の強さは私が知っている。   作:魔女っ子アルト姫

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634話

「ふ、ふぐぉぅっ……」

「ちゃんと、やろうなウンス」

「……セイちゃん横になりますね」

「もう一回か?」

「ちゃんと受けます!!」

「よしいい子だ」

 

昼食後の5限目、昼食後の微睡みに身を任せてしまったセイウンスカイはランページの豊満の胸によって窒息する罰を確りと賜った。何と言うか、これまで自分は肩が楽でいいなとか、走り易い名的な感じでスレンダーな体つきでよかったとすら思っていたのだが……その固定観念がいい感じに捻じ切れそうになった所に激烈な殺気が叩きつけられて背筋が凍り付いていく感覚を初めて体験した気がした。

 

「セ、セイちゃん大丈夫……?」

「だから食べ過ぎたら眠くなるわよ、って言ったじゃないのよ」

 

勘弁してくださいキング、今日はフラワーと一緒だったから話に花が咲いていたからついつい食べ過ぎてしまったんだ。あとスペちゃん、なんか大丈夫じゃないかもしれない……。

 

「キャ~キャ~セイちゃんダウンデース!!1、2、3!!ランページさんの勝ちデース!!!」

「Yes!!I am a champion!!!」

『おっ~!!!』

 

なんでランページさんはそんなに誇らしげなんですか、私は色んな意味で敗北者なんですが。囃し当てるなエルコンドルパサー、後で覚えてろよ……。

 

「あの~授業中は静かにしないと……」

「苦情は授業中寝てたウンスへお願いします」

「う~んこれは正論ですね」

 

グラス、セイちゃんを置いて行かないで……ツヨシもたじろがないで……。

 

そんな調子で進行された授業だったが……思いの外分かり易かった上に普段以上に授業も進んでいった。それなのにみんなおいて行かれるどころが、全員をきっちりを完走させた上で授業をやり切ったしまったランページに授業ってこんなに進んでたの!?と皆驚いていた。

 

「さて今日の授業は此処までだ、明日も俺がやるかもしれないからちゃんと授業が受けるんだぞ~受けなかったらフローラの目の前に連行した上で胸に埋めてやるから」

 

笑いながら、じゃね~と言いながら教室を出て行ったランページの言葉に全員が顔を青くしていた。フローラの前で……?という言葉の破壊力がどうしようもなく激烈な物として自分達の頭に撃ち込まれたからだった……特にセイウンスカイにとって、あの感覚を目の前で体験させられる……地獄なんて生ぬるい物じゃないぞ……と思い至り、今日ばかりは明日はちゃんと授業受けよう……と覚悟をするのであった。

 

「セイちゃん大丈夫~……な訳ないよね」

「いやぁ……やべぇ位ボリューミーだったわ……セイちゃん男の子だったら確実に性癖ねじ曲がってるよ……」

「何を言い出すのよ貴方……性癖が拗れてるのはフローラさんだけで十分よ」

「言うねぇキング……いやでもフローラさんの殺気やべぇわ……」

「というか、殺気を飛ばせるフローラさんって何なんでしょうね……」

 

グラスの言葉に思わず全員がホントそれな……と思うのであった。

 

「フゥッ」

「如何だった一日学校の先生をやった気分は」

「中々に楽しかったぜ?まあバツとして3人ほど胸に埋めてやったが」

「……それ、相手大丈夫だった?」

「フローラの殺気受けてバチクソに震えてた」

「だから彼女、時折凄い形相で上を見てたわけか……」

 

上ちゃん曰く、仕事をこなしていたフローラは時折何処かを見ながら凄い形相だったという、傍から見たら乙女がしてはいけないような憤怒の形相だったという。自分が罰を与えた辺りか……やっぱりアイツウマ娘の領域を逸脱しているな、ニュータイプか何かか。

 

「なに上ちゃんもやって欲しい?夜にたくさんやってあげてるじゃない」

「んな事言ってねぇが!?」

「(実際してあげたじゃん、それで甘えて来たじゃん)」

「(それ確実に俺が酔った時じゃねぇか!!?と言うかマジでされたの!?)」

 

クリーク姉さん直伝である。

 

「にしてもさ、オークス控えてるチームトレーナーに教師役任せるとかトレセンって頭可笑しいんちゃう?」

「それだったらそのオークス前に職員室で寝てた人がいたんだけど」

「だって仕事は片づけちゃったし、やる事は放課後に指導でやるし……」

「ホント仕事に対しては一切手を抜かないから性質悪いな君……周囲が必死で仕事してる中で平然と定時退社するだけはあるね」

「だってテメェの仕事はちゃんとやらないと駄目じゃん、安易に手伝ったらそれは問題集やってるのに一緒に答えのページ見てるのと同じやん」

「この正論ウマ娘が、知ってるか正論は時に人を暴れさせるんだぞ」

「その正論を自分の身で体現出来てないだけでしょ、つまりそいつのせい、OK?」

 

ランページの言葉は一部トレーナーに突き刺さっており、顔を上げられなくしてしまっている。当人はそんな事は気にせずにプレアデスの活動の準備をし出していると、フローラがやって来た。

 

「私にもやって下さい」

「やだよお前の場合絶対吸うだろ、どこをとは言わんが」

「しませんが!!?やめてくださいよ私を変なキャラにするの!!」

「今更それ言うの……?」

「やめてください上水流さんまで!!?」

 

誰だってそう思うだろう、それがお前のやって来た事の積み重ねである。

 

「寧ろお前はやってやる側だろ、カレピにやってやれ……すまん無理だったな」

「何がですか!?できますが、出来るんですがぁ!!!?」

「黙れよバストサイズ73、窒息は無理だろ、どういう力で押し付ければいいんだよ」

「誰が壁ですって!!?」

「絶壁だろ」

「うわああああんっ上水流さんこの鬼どうにかしてください!!それか私の方が魅力があるって言ってください!!」

「いや魅力はランページに全負けやん」

「泣くぞ!!?」

「「勝手に泣け」」




フローラが彼氏にやればいいじゃんと言われましたが、フローラはカフェと同じだからね。
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