【完結】走れないTS転生ウマ娘は養護教諭としてほんのり関わりたい   作:藤沢大典

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主人公視点

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ここから先はSeason2という名の蛇足となります。
内容は薄くただウマ娘達と日常を過ごし、無理に無理を重ねたふわっとした落ちが待っています。
クオリティの高さや曇らせをご希望の方は前話で読み終わることをお勧めします。


Season2
Case14:養護教諭の初詣


■今までのあらすじっ!

足と肺にハンデを持つウマ娘、メルテッドスノウは転生者である!

更に『他人の傷病及びその因果を自己に転嫁出来る』というチートを備え、関わったウマ娘達からこっそりと、そしてがっつりとそれらを己が身に引き移し、怪我による曇らせを取り除くことに余念が無く、既に抱えた爆弾は数知れず。

そんな状態で本当にウマ娘達の曇らせを完全回避出来てんのかスノウちゃん?

お前さん既に結構色んな娘から慕われてるからまた倒れたりしたら洒落にならんぞ!?

 


 

あけましておめでとうございます、メルテッドスノウでございます。

仕事初めを迎えてから初の普通の休日、ザ・日曜日でございます。

 

今日は学園から程近く、府中レース場からだいぶ近いかなり大きめの神社へやってきております。

 

まぁ何でか、って言えばベタなんですが、初詣ですね。三が日は人混みがえげつないのでこうやって屋台もいなくなった頃にゆったりお参りするのです。

昨今の神社仏閣であれば割かしバリアフリー対応してくれてはいますので不便は無いのですが、だからといって無理に混んでる時に行くことも無いかなぁ、と。

 

年始に折角とんでもない初夢も見せられた事ですし、ウマ娘ちゃん様達の健康と安全と益々の発展を祈願しておきませんと。

 

というわけでまずは手水舎でお清めとまいりましょう。

お清めにも手順とかあるんですけどそういう細かいところは別途おググり下さい。一応知ってるマナーや手順は遵守しますが、基本的に気持ちが籠ってりゃオッケーでしょとか思ってる質なので。

 

──と思った矢先に聞こえてきたのは賑やかで姦しい声。

 

「わぁっ、これが日本の神社なのね! この建物の曲線美、彫り物の緻密さ、そして一切釘を使っていないという、とんでもない建築技術! これが全て木造だなんて本当に信じられない! あ、シャカ、あっちに水飲み場があるわ。ちょっと喉が渇いたから飲んでいきましょう!」

 

「うるっせェ、騒ぐな。そしてアレは水飲み場じゃねェ。カミサマを拝む前に身を清める場所だ」

 

「そうなのね! 日本の信仰もしっかり神様に敬意を払っているのね、とても素敵! でも初詣には参道に屋台が並ぶって聞いていたのだけれど、全然無かったね、噂に過ぎなかったのかしら? 人もまばらだし、ちょっと残念」

 

「三が日過ぎたら普段はこンなモンだ。てかお前のSPが屋台が並ぶほど混ンでる時期には絶ッ対ェ出さなかった許可を今日は出したンだ、人も減ってとっくに居なくなってるのはロジック組むまでもねェ自明の理だろうがよ……」

 

ふむ、見てみればどこか気品溢れるウマ娘ちゃん様とザンバラ髪のウマ娘ちゃん様。

もう皆様お分かりですね? ファインモーションとエアシャカールのお二人です。公式カップリング来たこれぇ!!!

 

ファインちゃんは神社に来るのは初めてですかね? とにかく周りをキョロキョロと忙しなく眺めては何かしら見つけてはしゃいでいます。今は手水舎の水口、二匹の向かい合った龍に興味津々です。なかなかマニアックなところを突いてきますね。

 

シャカさんはげんなりしたローテンションながらもしっかりとファインちゃんに付き添っています。

数字やデータを信仰する彼女にとってこの場所は真逆で合わないでしょうに、付き合いの良い娘ですね。とてもとても素敵ですので是非そのままで。

 

「あ゛ァ? てめェ何見てンだコラ見せモンじゃねェぞコラ……って、学園で見たことある顔だなコラ」

 

おっと、ちょいと見つめすぎてしまいましたかね。わたくしに気付いたシャカさんからお叱りの言葉を頂いてしまいました。お目汚し失礼、今すぐ消えますのでご容赦をば。

 

「もう、シャカったら。こちらはメルテッドスノウ先生。学園の養護教諭の方よ。あけましておめでとうございます、先生。こんなところで会うなんて奇遇ですね」

 

と思ったらまさかのロイヤルフォロー。

んまぁ学園ですれ違ったら挨拶する程度にはお互い顔見知りでしたし。

 

「ん。あけまして、おめでとう、ファイン、モーションさん、それと、エアシャカール、さん。二人も、初詣?」

 

「ええ。折角日本に留学に来ているんですもの、日本文化を体験しておかないと勿体なくて。色々と教えてもらう為にシャカールにも来てもらったんです」

 

とにかく明るいファインちゃん。安心してください、普段着ですよ! ……何を当たり前のことを言っているんでしょうね私は。

 

「ん。それは、良いね」

 

「何が『来てもらった』だよ無理矢理連れ出したンだろうが。おいそれとアンタ、何だってそんなまどろっこしい喋り方してンだウザッてぇな。もっとハキハキしゃべ」

 

「シャカール」

 

ファインちゃんがちょっと強めの口調でシャカさんの言葉を遮ります。虚を突かれたシャカさん、ファインちゃんが滅多に出さない声色に軽く身を引きました。

 

「……ンだよ」

 

あら、やや険悪な空気。気にしなくていいんですのよ殿下。実際わたくしの喋り方が聞き苦しいのはわたくし自身が誰よりそう思ってますし、シャカさんは事実を言っただけに過ぎませんし。どうぞ、お二人はわたくしなぞに気を揉んだりすることなく引き続き初詣をご堪能くださいな。

 

「ごめんね、肺が、弱くて、こんな風に、しか、喋れなくて。聞き苦しい、だろうから、わたしは、失礼するね。また、学園で」

 

いやほんとごめんねごめんねー。わたくし二人の間に挟まったりするような野暮なことは致しませんので。

ちょっと今回は場が悪そうなので遠目から見ることも叶いませんが、次の機会があったらまたよろしくお願いしますので。ささ、お二人は初詣の続きを──と、この場からそっと消えようとしましたが、シャカさんに呼び止められます。

 

「ッ、待て。……悪かった。知らなかったとはいえ無神経だった」

 

斜め下を向きながらばつが悪そうにしながらもシャカさんが謝ってきました。

いやぁ、変に気を使われるよりハッキリと言ってもらった方が分かり易くて助かりますので、わたくし自身はマジで気を落としたりはしてないんですけどね。

 

「もう! 本当にもうだよシャカール! 申し訳ありません先生。彼女も悪気は無いのです。どうか私に免じて許してはいただけないでしょうか」

 

ぷんすかといった擬音が見えそうな怒り方をしているファインちゃん。いえいえ普通に事情を知らなければ突っ込みたくもなるでしょうこの喋り方は。そしてそこからこちらを向いて深々と頭を下げるファインちゃん。ってちょっ、国際問題に発展しかねないからお止め下さいぃ! ほ、ほら、周りのSPさん達もわたわたしちゃってますよ?

 

「免ずるも、何も、事実だし、そもそも、気にして、ない。けど、謝罪は、受け取った。ありがとう、エアシャカール、さん」

 

「いや何でそこで礼が出ンだよ」

 

なんやかんやでちゃんと悪いと思って謝罪してくるあなたの心根の優しさに対してですよ? もう、ほんと皆して素敵な娘達なんですから。

 

「許していただいてありがとうございます、先生。……そうだ! 良かったら先生もご一緒にお参りして頂けませんか? 皆で回った方が、きっと楽しいと思いますし!」

 

「んと、わたしは、かまわない、けど……いいの?」

 

わたくしはちらりとシャカさんを見ます。

謝ってくれたとはいえ聞き苦しいのは変わらないので。

 

「……ァ? 別にわざとじゃ無ェなら思うとこは無ェよ。以前、そンな喋り方で媚を売ってきた奴がいてその類かと思ったンだが、俺の早とちりだったみてェだし。っくそ、十分なデータが取れて無ェ段階で推測、いや邪推しちまったな、俺としたことが……」

 

なにやらブツブツと独り言を言うシャカさん。

以前何かあったんでしょうけど……この喋り方、媚売れるのか?

 

「まぁ、そういう、ことなら、是非に」

 

「良かった! 私はもとより、シャカールもあまりこういったことはしない方らしくて。作法とかマナーとかちょっと不安だったんです。先生はこういったことは?」

 

「詳しいとは、言えないけど、あくまで、一般的な、レベルなら」

 

「まぁまぁまぁ! 聞いたシャカール? 心強い味方がついたよ!」

 

両手をぱちんと合わせておおげさに喜ぶファインちゃん。

こちらとしてもこうやってふれあい体験させていただけるのであれば願ったり叶ったりでございます。

さっき間に挟まるつもりは無いと言った矢先ですが、挟まらずに横か後ろに付き従う程度ならセーフです。

 

「何でもいいから、早く済ませて早く帰らせろ。こちとら帰ってやりてェことがあるンだからよ」

 

「はいはい、分かりましたよシャカール。じゃあ先生、まず手水舎(ここ)では何をしたらいいの?」

 

せっかくファインちゃんが初詣を満喫しようとしてるのですし、分かる範囲でガイドさせていただきましょう。れっつら異文化交流~。

 

「まずは、この、柄杓を、右手で、持って……」

 

詳細はおググり下さい。

 


 

「で、ここが、拝殿。神様に、お祈り、するところ」

 

比較的人が少ないとはいえ、多少順番待ちする程度には混んでいます。

列に並びながらファインちゃんに簡単に説明をしていきます。

 

「なるほど、礼拝堂ということね! 奥の方には何があるのかしら?」

 

「一般、的には、この奥に、本殿……神様の、お社が、ある。そこに、向かって、お参りを、する」

 

「……ちっ」

 

はいはいシャカさん、神様の存在が気に入らないのは分かりますが露骨に舌打ちしない。

貴方だって2年目3年目の4月上旬とかにはお世話になってるでしょう?(メタい)

 

「お参りの、仕方は、鈴が、あれば、それを、鳴らして、神様に、アピール、する。無ければ、省略」

 

ファインちゃんにお参りの仕方をレクチャーしていきます。

 

「そして、お賽銭を、入れて、二拝、二拍手、一拝。最後の、一拝で、祈る。まずは、わたしが、やるから、真似して、みて」

 

というわけで、お賽銭を入れましょうねー。

 

去年も大変実りある出会いに恵まれましたのできちんとお礼はしておきませんと。

懐からお賽銭を取り出し、賽銭箱目掛けてほいっと投げ入れます。

 

──ぽいっ、ドンッ、ゴロゴロ、ゴトン。

 

ええ、とてもとてもお世話になりましたので、5円玉1枚などと言わず50枚入りの棒金で奉納です。もちろんそれを1本とは申しません。

 

──ぽいっ、ドンッ、ゴロゴロ、ゴトン。

 

──ぽいっ、ドンッ、ゴロゴロ、ゴトン。

 

──ぽいっ、ドンッ、ゴロゴロ、ゴトン。

 

立て続けに懐から棒金を取り出しては投げ入れ、取り出しては投げ入れします。

シャカさんや他の参拝客から信じられないものを見るような視線を感じますが気にしなーい。

たくさんのご縁にはたくさんの5円でお礼しませんと。

 

10束の棒金を入れたところで二拝二拍手一拝。

昨年は大変お世話になりました、今年もウマ娘ちゃん様達が笑顔で平和に過ごせますように……っと。

 

「願いは、口にすると、叶わない、らしいから、心の中で。じゃ、どうぞ」

 

「なるほど! でもその硬貨の束は用意してなかったなぁ」

 

「予備が、ある。これ、使って」

 

「準備が良いのね! ありがとう先生。じゃあこれを」

 

「待て。待て待て待て待て待て待て」

 

「「?」」

 

なんかシャカさんがお参りにストップをかけてきた。

至って普通の手順だったと思いましたが、何か?

 

「あまりの事態に思考停止してたわ。何だそれ。何で棒金しこたま持ってンだというか普通は賽銭ってのはコイン1枚とかじゃねェのかそしてファインもありのまま受け入れンなこの先生も意外とかっ飛ンでンぞ」

 

「金額は、気持ち、次第。決まりは、無い」

 

お賽銭は奉納品ですので。

日々ウマ娘ちゃん様達と過ごせるという日常を賜れたんですから、それ相応のお返しはさせていただきませんと……ふむ、つまりこの程度ではまだ感謝が足らないと? 倍プッシュしろと?

 

「それ普通は出し渋るヤツ側のセリフだっての。おらファイン、5円玉1枚やるからこれを入れろこれで十分だ。そこのトンチキの色に染まるな帰って来い」

 

「ねぇシャカール、さっき『この先生も』って言った? 『も』って言った? まるで他の誰かがかっ飛んでるようなこと言った?」

 

「うるせェ今そこを拾うな。いいから黙ってこれを使え」

 

「なんで、スッと、5円玉、出るの? もしかして、準備、してたの? 彼女に、渡す、ために、あらかじめ、用意、してたの? 彼女の、為に?」

 

てぇてぇポインツいただきましたぁ!!

 

「うぜェ! あンたも今そこを拾うな! てかお前ら事前打ち合わせでもしてたのか仲良いなァ!?」

 

「いぇーい」

 

「いえい」

 

わたくしとファインちゃんでハイタッチ。

よく分かりませんけど、なんとなくノリで。

あっ、シャカさんが汚物を見るような目を向けてますごめんなさい悪ノリしちゃいましたすみませんもう止めます申し訳ありませんでもありがとうございます。

 


 

その後、おみくじ引いたりファインちゃんがお守りや御朱印やらに興味を示して片っ端から頂きまくり、シャカさんもなんやかんやで非合理的だとか非効率だとか言いながらも付き添ってくれ、無事にお参り完了したわけでございます。

 

おみやげ満載でにっこにこのファインちゃん、表情の出難い無表情なわたくし、まるで乗り物酔いしたかのようにぐったりしてるシャカさん。なんだこの対比は。信号機か何かか。

 

休憩がてら、参道入り口そばにあったお団子屋さんで一服と洒落込みます。

木造で創業江戸とか言われても不思議じゃないくらい年季の入ったお店の入り口にはこれまた年季の入った長椅子が置かれてて、イートイン可能な素敵なお店です。わたくしも時々利用させてもらってます。

 

このお店、イートインするとお店のおばちゃんが緑茶をサービスしてくれるんですが、今日は正月特別期間ということで甘酒サービスでした。

普段はみたらし団子と緑茶なのですが『甘酒にはしょっぱいものが合うよ』とのことで、海苔を巻いた醤油団子をいただいております。もっちもちでうっまうま。

 

塩っ気が強くなった口の中にアツアツの甘酒をふーふーしながら啜りこみます。ほんのりと上品な甘さが広がります。ほわぁ、こいつはいいですね。

 

しょっぱい、甘い、しょっぱい、甘い。マリアーーージュ。うおォン。

ふと隣を見れば、ファインちゃんもわたくしと同じようなペースで食べては飲んでます。

そしてあんなにげんなりしていたシャカさん、大人しく食べ進めています。というかシャカさんはお団子より甘酒に御執心のご様子。おかわり求めてますよこの娘。かわいいね。

 

「甘酒はコスパが高ェ。疲労回復、血行促進、抗酸化作用もあって『飲む点滴』って言われるほどだ。ブドウ糖も豊富で頭脳労働にゃ欠かせねェ」

 

それな(語彙力)……いやもちろん知ってますよ?

酒麹より米麹のやつのほうがいいとか、実は体温を下げる効果があるから冬場はホットで飲まないと逆効果だったりとか。江戸時代は夏の飲み物でしたし。

養護教諭でも栄養指導の真似事ができる程度には賢いんですよ?

……ホントダヨ?

 

「何で日本の食べ物ってこんな美味しいものばっかりなの! ラーメンもそうだったけど、このお団子の柔らかさ! 甘酒の優しい温かさ! お店の雰囲気も相まってより一層美味しく感じられるわ!」

 

「みんなで、食べると、より、おいしい。そういうもの」

 

お団子を食べ進めてる最中もハイテンションでニッコニコしてたファインちゃんでしたが、わたくしが何気なくそう言うと、ハッとした表情に変わり、小さく『……そっか』と言ったかと思ったら、両手で甘酒を持ってじっと眺め出しました。

 

あれ、そんな黙っちゃうようなこと、わたくし言いました? また何かやっちゃいました? いや彼女の表情は柔らかく微笑んでるから決して嫌な思いはさせていないと思いますけど。

 

「……先生、今日はありがとうございました。私、絶対今日のこと忘れません。シャカールと先生と、神社とお団子が私にくれた素敵なキラキラの宝物が、私の一部となってくれたこの日の事を。私に宝物をくれた素敵な友人が、先生とシャカールだったことを」

 

……あー、そっか。『みんなで』ってとこに反応してましたか。

 

彼女は将来が予定どころか決定付けられている娘です。学園での生活を終えたら母国へ戻り、王族としての責務やら何やらに追われる日々を過ごすのでしょう。

当然、そこには今日の『みんな』が居るとは限りません。そのことを思ってちょっとおセンチになってしまったのでしょう。

 

大丈夫ですよ。あなたの言う通り、今日という思い出がきっとあなたを支えてくれるはずです。今日この日、楽しかったという気持ちを持って、先の未来でも日々を楽しんでくれれば、毎日がよりあなたを輝かせてくれるはずですから。

 

ファインちゃんを待つ未来に、多くの幸あれ。

そんな思いを込めて、わたくしは残った甘酒を軽く空に掲げて飲み干すのでした、まる。

 

「……ァー、ファイン。とりあえずな、恥ずかしいセリフ禁止だ」

 

「えー」

 

甘酒吹きそうになるからやめてぇシャカさんんん!!

 

あ、ちなみにファインちゃんは至って健康でした。

シャカさんはなんか脚にやばいのがあったので遠慮なく頂いておきました。

色々とごちそうさまです。




■雑記(2023/05/06)
お久しぶりです。いよいよSeason2開幕です。
冒頭でも注意した通り、今回は鬱展開も挟まずゆったりとした話ばかりの構成となります。
※但しスノウちゃんが自重するとは言っていない
それでも良いという方は最終話までの3ヶ月、のんびりとお付き合いくださいませ。
感想、ここ好き、お気に入り、評価いつもありがとうございます。

■雑記2(2023/05/06)
ファインのストーリー見た後、「こいつちょっとARIAのあかりっぽいな。一期一会を大事にするところとか、ポジティブさとかが」と思ったらシャカールが暁と藍華を足して割った感じにしか思えなくなりました。おかげで筆は進みましたありがとうございますありがとうございます。

■没ネタ
「お賽銭? んー、これでいいかな、ぽいっ」

──ガゴゴンッ! ゴトンゴトン、バキィッ!

「っちょファイン、金インゴット(1kg)っておま!!!」

「……神社も、換金が、大変だね」

ファインの金銭感覚ぶっ壊れ話を入れてみようとしましたが、コンビニ入ったりラーメン屋常連になったりしてますし、金銭感覚はそこまでおかしくないだろうてことでボツ。

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