【完結】走れないTS転生ウマ娘は養護教諭としてほんのり関わりたい   作:藤沢大典

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主人公視点

久々のSeason1 のノリ。


Case22:養護教諭の通常業務

天高く、ウマ娘肥ゆる秋。

具体的にはオグりんとかスペちゃんとかパクパクさんとか。

いや彼女らは隙あらば肥ゆるか。

秋の味覚は良いものですね、メルテッドスノウです。

 

きのこやサツマイモに栗、サンマや秋鮭に戻り鰹なども捨て難いですが、わたくし的にはフルーツ類が好きですかね。

特にブドウは実はコーヒーと相性の良い果物で、ポリフェノールを多く含んでいますのでコーヒーにも含まれるそれと相乗効果を起こし、がん予防や抗酸化作用による老化防止などに効果的らしいです。

世間的にはシャインマスカットが流行っていますが、個人的には巨峰が好きですね。ちなみにわたくし、種とか出すのめんどいのでそのまま噛み砕いて食べちゃう派です。

 

てなわけで、本日は巨峰を付け合わせに毎度毎度のコーヒータイムでございます。

うーん、巨峰の甘酸っぱさの後に来る僅かな渋みをコーヒーの苦味がさっぱりと洗い流し、その苦味が次に口に含んだ巨峰の甘みを引き立てます。パターン入った。あーたまらん。

 

だいぶ陽も短くなってきて茜色が強くなってきた夕日。遠くから聞こえてくる掛け声、ホイッスル。グラウンドから時折見える、練習に汗を流すウマ娘ちゃん様達のジャージ姿。

平和だなぁ。幸せだなぁ。

 

――コンコン

 

ふいにノックされ、はいと返事する間もなくガラリと開けられるドア。

やってきたのは小柄な体躯に、ややくせっ毛気味のショートヘアから覗くおでこと、キリッとした吊り目がまた可愛らしいウマ娘ちゃん様、ナリタタイシンです。タタちゃんです。

 

「……ベッド貸して」

 

短くそう言う彼女は俯いていて、こちらと目を合わせようとしてくれません。声のトーンも低めです。具合が悪いと言うより機嫌がめっちゃ悪そうです。

おや、どうしたタタちゃん?

ま、使いたいと言うなら使うといいゾ。

 

「ん」

 

わたくしが首肯するとタタちゃん、そのままツカツカと中に入って来て、ガバッと乱暴に布団を頭まで被ってベッドに潜ってしまいました。

 

「……」

 

うーんと、ふむ。

何かありましたね。何があったかは分かりませんが。

ちょっと気になるので事情を問いたいところではありますが……タタちゃんが相手の場合ここで無理に話を切り出したりするのは悪手でございます。

彼女の気難しさはまるで思春期を迎えた娘の父親に対するもののようですので、ウザがられて終わりです。そして完全シャットアウトされてこの場では本当に何も出来なくなってしまいます。

前世にアプリで彼女をお迎えすることは叶わなかったのですが、サポカは入手していたので辛うじて前情報を仕入れることが出来ています。良くやった前世知識。

 

アプリトレーナーのようにくじけぬ心を持っていれば、それでも押せ押せでいずれ突破できるかも知れませんが、そのやり方は時間を掛けなければいけないのと、わたくしのメンタルが耐えられるかが問題です。

ならばどうするかですが、それはもちろん、こうします。

 

「……」

 

ベッドサイドのテーブルの上に備蓄のお菓子を数個置いてから、彼女の足元側で佇みます。こちらからは声を掛けること無く、横目で彼女の状態に変化があれば反応出来るように待機して、彼女自身には触れないようにベッドの上に片手を置き、彼女のことをじっと見つめたりしないようにウマホでもいじっておきます。

話すのがアカンのなら話さなければいいんよ。

 

こちらから彼女に近寄り過ぎると警戒されて逃げられてしまいますが、かといって離れ過ぎていると無関心なのかと思われ、それはそれで機嫌を損ねて心を閉ざします。

ですので彼女の警戒範囲ギリギリに腰を落ち着けて何もせず、彼女に自分が無害な存在であること、その上で彼女を気にしていることをさり気なくアピールしておきます。

対応方法が完全に拾った野良猫に対するそれなんよ。可愛さハンパねぇって。タタちゃんハンパねぇって!

 

さて、警戒が解けるまで何してようかしら。あんまり音を立てるのもNGですので、知り合い特権で貰っていたデータ版の同志(デジたん)の新刊でも読んでましょうかね。

 

・ ・ ・ ・ ・ ・

 

はーーー尊い。すんばらすぃい。やはりデジタル先生の漫画は何度読んでも最高やでぇ。

以前に廊下で拾った同人誌の続きとなる最終話を前回のイベントで出してくれていて何度目かになる読み返しを終えたところですが、相変わらずの緻密かつ大胆な情景描写に我を忘れて引き込まれてしまいました。いやぁ落ちとしてはベタな王道なのですが、そこに至るまでがハラドキワクキュンしまくりました。いつもいつも素敵なお時間をありがとうございますデジタル先生。おっとそういえば時間は……ふむ、あれから30分くらいしか経ってませんね。

 

「……ねぇ」

 

お、タタちゃんがこっちに興味を示しました。布団からちょろっと顔を出してこちらを見ています。

ここから一気に距離を詰め……たりはしません。ここで焦ってズカズカと踏み入ってしまっては折角解けた警戒がより強まってしまいます。ステンバーイです。

 

「ん、どうした、の?」

 

「……聞かないの?」

 

恐る恐ると言った具合に聞いてくるタタちゃん。

少し冷静になったのか、特に説明もせずにベッドを占領しちゃったことにバツの悪さがあるのでしょう。こちらを睨みつけるような目線の奥には申し訳なさが見え隠れしています。

気にしなくていいのに。やっぱりただの良い子じゃん。

 

「話して、くれるなら、聞かせて?」

 

「……」

 

ハイまだステンバーイです。こちらは受け身の姿勢を維持しましょう。

手の平を鼻の前まで差し出してフンフン嗅がれても頭を撫でようとしてはいけません。手の平を上に向けたまま人差し指だけをやや伸ばして、顎の下を優しくコショコショしてあげm……これは完全に猫の話だったわ。

 

「とりあえず、お菓子、食べて。甘いの、食べて、それから、聞かせて?」

 

サイドテーブルに置いたお菓子を示して、それが彼女のものであることを伝えます。

何はともあれお腹に何か入れましょう。お腹が減ってるとそれだけでムカムカイライラしちゃいますし。

 

「……うん」

 

もそもそと布団から起き出すタタちゃん。

テーブルに並べたお菓子の中から表面にザラメのかかったハート型のパイを選んでさくさくと食べ始めてくれました。ぉ、お耳がちょっと横にへにゃりましたよ。気に入っていただけたようで何より。

 

そんな様子をわたくし、じーっと見過ぎてしまっていたでしょうか。タタちゃんがわたくしの目線に気付いて俯いてしまいました。ああっ、ごめんよ。邪魔するつもりは無かったんだよ。

 

「……チケットと、喧嘩したんだ」

 

ぽつりとタタちゃんがそう零しました。

それから、ゆっくり、ゆっくりと。彼女は話し始めてくれます。

 

「あいつ、脚の調子がちょっとおかしいって言っててさ。なのに今月末の天皇賞に出るとか言ってて」

 

「普段ならさ、『怪我に気を付けて』って言うんだけど……あたし、なんかものすごく嫌な予感がしてさ……チケットに『走るな』って言っちゃったんだ」

 

「そしたらあいつ、絶対走るとか言って駄々こねて、言い合いになって」

 

「ハヤヒデが落ち着くように言ってくれたんだけど、あたしが悪いのか、って思ってかえって熱くなっちゃって」

 

「それで、こうなった」

 

そう言ってタタちゃんは再び俯いたまま黙りこくってしまいました。

チケット……まぁ間違いなくBNWの一角、ウイニングチケットの事でしょう。なるほど、意見の相違からの仲違いってとこですか。

うふふふ、青春してますねえ、()いのう、()いのう。

 

「……あたしだってチケットに走っていて欲しい、ハヤヒデと3人でいつまでも走っていたい。だから今回は無理するなって言ったつもりだったのに……なんか、上手く言えなくて」

 

ギュッと拳を握るタタちゃん。

肩も小刻みに震えています。

 

「走って欲しくなくて、でも走って欲しくて、頭ん中ぐちゃぐちゃになって、あたしがどうしたいのか、どうしたらいいのか分かんなくなって……なぁ先生、あたし、どうしたら良かったのかなぁ」

 

不安そうにこちらを見るタタちゃん。ちょっと目が潤んでるじゃありませんか。

 

基本的につっけんどんな彼女ですが、別に一人でいるのが好きで周りを遠ざける娘ではありません。

むしろその逆で極度の怖がり屋さん&寂しがり屋さんで、他人から嫌われたり失望されたりすることを心底恐れています。

失望されるくらいなら深く関わりたくない。そんな思考をお持ちなのです。

 

そんな彼女が心を許せる数少ない友人がチケゾーとハヤひーです。残念ながら公式怪文書発行元となるトレーナーさんは居ないようなので、あとは同室のクリークママってとこでしょうか。

 

見ず知らずの他人の目ですら怖がるような繊細ウマ娘ちゃんが、親しい人から嫌われてしまうかもと考えた時のストレスが如何ほどかは想像に難くありません。

少なくとも、ちょっと警戒を弱めてくれたわたくし相手にこんな相談してくる程度には余裕が無くなっています。

 

全くもう、ある意味チョロくて心配になっちゃいますよタタちゃん。頼ってくれるのは嬉しいですけども。

嬉しいのでいつものようにお仕事モード全開で後押しさせて頂きましょうか。

 

「うん、悩ましい、ね」

 

こういった事柄に絶対的な正解なんて存在しません。恋愛シミュレーションじゃあるまいし、プラスマイナスで好感度が測れるわけでも無いんですから。

 

「けどまずは、ごめんなさい、だね」

 

今のままだと流石に言葉足らずで誤解されちゃってるでしょうし。『走るな』だけじゃあ、ねぇ……。

 

「タイシンさんは、チケットさんが、大事。だから、心配で、走るなって、言った。けど、ちゃんと、そういった、理由は、話した?」

 

そう聞けば、言葉に詰まってしまうタタちゃん。

言ってないよね。まぁそんな予感はしていました。

 

「言わなくても、伝わる、ものもあれば、言わないと、伝わらない、ものもある。ちゃんと、チケットさんを、思って、言った、言葉だって、まずは、説明、しよう」

 

仲が良いからこそ、ちゃんと言ってあげなきゃいけない時もあるんですよ。何もかも以心伝心だなんて中々有り得ないんですから。

なので上手く伝えられなくても、言葉足らずでも構わないんです。まずは自分の気持ちを相手にしっかり伝えましょう。伝えようとする姿勢こそが大事なので。

 

「そして、一緒に、考えて。どうするのが、一番、いいのか。ハヤヒデさんも、一緒に、3人で」

 

ゆっくりとタタちゃんに近寄り、固く握りしめた彼女の手の上にそっと乗せる程度の力でわたくしの手を重ねます。ちっちゃくて可愛いお手々の感触にスノウちゃんズが祭りの準備を始めますが延期してもらいます。

 

「正解なんて、無いかも、知れないけど、ちゃんと、3人で、考えて、3人で、納得できる、答えを、見つけ出して」

 

繰り返しますが、生きてて『これで間違い無い』なんて思えることなんてそうそうありません。悩んで、試して、上手く行かなくて、落ち込んで、考えて、相談したりして、また試して。そうやってじわじわ歩いていくしか無いんですよ厄介なことに。

勿論、悔しい思いもするでしょう。後悔もするでしょう。けどそうして地道に進んで進んで進み続けて、最終的にふと振り返った時に『あぁ、これが自分の歩んできた道だったんだ』と誇れるようになるんです。

 

「あなたたちは、お互いに、競い合って、きた。同時に、お互いに、支えあって、きた。だからきっと、今回も、乗り越えられる、と、思うよ」

 

喧嘩するほど仲が良いとも言いますが、更に言い換えれば『喧嘩した程度でお互いの関係が壊れることは無いと相手を信じている』ってことですからね、いと尊き。

 

「出来るかな、あたしなんかに」

 

「大丈夫。1人じゃ、無理でも、3人なら」

 

1本の矢は簡単に折れても〜って逸話の通り、1人じゃ限界でも3人で分かち合えば何とかなっちゃいますから。悲しいことや辛いことは3等分、楽しいことや嬉しいことは3倍ですから。

 

「……ん。わかった。上手く出来るか分かんないけど、やってみる。……ありがと」

 

「ん」

 

わたくしとは反対側の窓の方を向きながら小さな声でそう言うタタちゃん。可愛いが過ぎる。

そっぽを向いちゃったタタちゃんのお顔が少し赤かったのは西日のせいですかね。

 

・ ・ ・ ・ ・ ・

 

「……ぁぃぃぃぃん」

 

その後ベッドから出て来たタタちゃんと一緒にココアを啜っていたところ、誰かの声が聞こえてきます。まぁ、タイミングと声量から言えば誰なのかは特定余裕なんですけど。

 

「……ぁ゛い゛し゛い゛い゛い゛い゛い゛ん!」

 

「噂をすれば、かな?」

 

声がもう部屋のすぐ前まで聞こえたところでドアがノックされます。

あら、駆け込んできても不思議じゃ無いと思っていたのに律儀ですこと。すぐさま入室を促します。

 

「失礼する。高等部のビワハヤヒデだ。ここにナリタタイシンが……」

 

というわけでやってきたのはウイニングチケ……じゃない!? ハヤひーです。あれ、でもさっき聞こえた叫び声はチケゾーのものでしたけど……あ、ハヤひーの後ろにいたわ。ハヤひーのふわもこ白毛玉で隠れて見えなかっただけだった。

 

「ん。来てるよ」

 

その返事にふわもこの影から身を乗り出して駆け寄って来るチケゾー。あーあー、顔面土砂降りじゃないですか。

 

「た゛ぁ゛い゛し゛い゛い゛い゛い゛ん゛、こ゛め゛ん゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛!」

 

チケゾー、駆け寄った勢いのままガバッとタタちゃんに抱き着きました。

あーあーあー、そんなずぶ濡れフェイスで抱き着いたらタタちゃんが嫌がるんじゃ……そんなに嫌そうにはしてませんね。仕方無さそうに微笑みながら優しく抱き返してます。

 

「何でチケットが謝ってんの……あたしこそ、ごめん。ちゃんと心配だって言えば良かったのに、あんな言い方しちゃって」

 

うむ、どうやらわたくしが何かするまでもなく仲直り出来たようですね。

二人の元にハヤひーが近づき、抱き合う二人を更に上からまとめて抱きしめます。

 

「タイシン、お前がチケットの身を案じて言ったということは分かっていた。だが私も出走する手前、お前のようにチケットを強く止めてやることは出来なかった。ありがとうタイシン。そしてすまなかった。どちらの味方をすることも出来なかった中途半端な私を許してくれ」

 

「ハヤヒデも何水臭いこと言っちゃってんのさ。あたしはさ……あたしはただ、怖かったんだ。万が一、チケットが怪我しちゃって、ハヤヒデもあたしもダメになっちゃって、もう二度と3人で走ることが出来なくなっちゃうんじゃないかって……。もちろん、そうならない可能性の方が高いのは分かってるのに、どんなに否定しても心の奥で否定しきれなくて、ずっとそんな不安が消えなくて、怖くて……嫌だったんだ……」

 

ふああああ、タタちゃんの独白入りました、頂きましたー! お三方の湿度の高いやりとり、非常に至近距離で拝見させていただいておりまぁぁす! やっぱりぽっと出のわたくしなんかに簡単に明かせない本心でもこの2人には打ち明けることが出来る、信頼度の高さが垣間見えるベリートウトイな瞬間です。あああ眩しすぎて蒸発してしまうぅぅぅ。

 

え、ノリが普段に戻り過ぎですって? 仕事モードはどうしたのかですって? そんなのはもう心配無さそうだから終わりですって。定時退社ですって。こっからはただの限界オタモードですって!

 

「タ゛ァ゛ァ゛イ゛ィ゛シ゛ィ゛ィ゛ン゛ン゛ン゛!!! 話してくれてありがとおおお! あたしも不安で、その不安を振り切りたくて頑張って走るぞ、って思った時にタイシンに『走るな』って言われて、怖かったんだよお゛お゛お゛!」

 

「そう、だったんだ……あは、似たようなこと考えてたんじゃんあたしたち。あはははは」

 

「お互いを知り尽くしてしまっているからな私達は。考えも似てくるものさ。ふふふ」

 

「あ゛は゛は゛は゛は゛は゛は゛は゛!!」

 

「泣くか笑うかどっちかにしなよチケット、あははは」

 

「こ゛め゛ん゛ね゛え゛え゛え゛! あ゛は゛は゛は゛は゛は゛」

 

ほら来たぁ! 本日のSSRスチル。夕暮れの保健室で泣きながら笑いながら抱き合い、改めてお互いの絆の強さを確かめ合うBNWの図です。

うっっっつくしいっ!! お互いの事を考えてすれ違って、そしてまた繋がり合う、混じりっけ無し純度100%の友情です。嗚呼、BNWが行く……。

涙が出そうなくらい美しい。おっとわたくしの目からも漏水が。いかんいかん、ハンカチハンカチ。

 

「雨降って、地固まる、ってとこかな?」

 

そんな美しい光景はちゃんとハッピーエンドを迎えてもらいませんとね。というわけで仕上げと参りましょう。

タタちゃんとチケゾーの肩をぽんぽんっと。

……ぅゎぁー、タタちゃんの予感的中じゃん。爆発寸前じゃんチケゾーの脚。そしてタタちゃん、君もちょっと脚の調子良くないでしょ。じゃそういうわけで、いただきます。

 

「ま、天皇賞、まで、もう少し、時間はあるし、走るか、どうかは、すぐに結論、出さなくても、良いんじゃ、ないかな? 直前まで、保留しても、アリだとは、思うよ」

 

ゲートに入るまでは出走取消を申し出ることも出来ますし、もうちょっと様子見してから決めても全然遅くないと思いますよわたくし。

抱き合ってた態勢からやや離れて、お互いに顔を見合わせるお三方。

 

「……うん。チケット、ハヤヒデ、どう思う?」

 

「私はそれで問題無いと思うぞ。当の本人はお前だ、チケット。どうだ?」

 

「うん……天皇賞は絶対出る。絶対出るけど、もし脚の調子が悪いままなら、走るのは諦める。あたしは、タイシンに悲しんでもらいたくて走るんじゃないから」

 

「バッ、バ鹿。けど……うん。絶対に3人でまた走ろう。お互いに全力で、無事に走り切ろう。次もまた3人で走る為に」

 

そう言って拳を前に突き出すタタちゃん。

 

「もちろんだ。勝つのは私だがな」

 

同じく拳を伸ばすハヤひー。こつんとタタちゃんの拳と合わさります。

 

「何をぉー! あたしだって負けないんだからあああ!!」

 

がつんと拳を合わせるチケゾー。

 

「それこそ何言ってんの、勝つのはあたしだろ」

 

3人が3人共、不敵に笑い合います。はあああぁ、ライバル同士のぶつかり合いって格好良くて熱くて素晴らっすぃーーーい!!

ちょっと、さっきSSR頂いたばかりなのに今の構図もめっちゃ素敵じゃないですか。まさかの別ver.ですか? 10連SSR2枚抜きですか? ほんっとありがとうございます! 助かります!

 

これはもう今夜はBNWよさこい祭りで決定ですね。




■BNWの誓い
冒頭でハヤチケの2名がレースで上位入着出来ず、その様を見ていたタイシンとぎくしゃくした関係が生まれ、それを危惧した生徒会がBNWの3人が出場する駅伝を企画するが……といったところから物語が始まります。
詳しい内容は【『ウマ箱』第4コーナー】のブルーレイ買おうぜ!(ダイマ)

でそのハヤチケが出たレースってのが天皇賞(秋)で、劇中では『不調』としか言ってないんですけど実馬の方がこのレース前後に3頭とも屈腱炎発症しちゃって引退してるんですよね……。
スノウちゃんはこのお話は未履修だったため、ウマ娘絶対救うウーマンはいつものように曇り展開をポイしちゃいました。ですので『アニメの流れ』は完全ぶち壊しです。仕方ないね。

■タイシンが選んだお菓子
実馬のほうが角砂糖が好物だったらしいので、表面にザラメがまぶされている源氏◯イをチョイス。
クッキーやパイの表面にかかってるザラメってなんか美味しいんですよね。

■ハヤヒデも脚ヤバくなかったっけ?
前述の通り天皇賞(秋)で発動する屈腱炎因果を持っていましたが、Case05で回収済みでございます。
なのでどっちみちアニメ展開は無かった可能性があります。

■没ネタ
タイ「ね、ちょっと(出走時期を)延ばすだけだから」
チケ「やだあああ!」
タイ「……じゃ、チケットもう走れなくなっても良いの!?」
チケ「や゛あ゛あ゛あ゛だ゛あ゛あ゛あ゛!!」
タイ「チケットのバカッ! もう知らない!」
チケ「……!!!」
ハヤ「……行こうか、チケット?」
チケ「……び゛ぃ゛え゛え゛あ゛、タ゛イ゛シ゛ン゛の゛ば゛か゛あ゛あ゛あ゛!!!」
となりのトップロ♪ トップ〜ロ♪
(語呂が良いというだけで呼ばれた突然のトプロ)

ちょいとアホすぎたのでボツ。

■スノウちゃん三大祭
タマモサンバカーニバル
ロリっ娘バンザイだんじり祭り
BNWよさこい祭り
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