殺せんせーをウマ娘世界にぶち込んだら面白くね?って。
だから書いてみました。
ではどうぞ。
「__さよなら、殺せんせー」
「はい、さよなら」
そのような会話を最後に、その教師は自身の死と生徒の卒業をもって、その人生に幕を降ろした。
…しかし、だ。
実は死してなお、この男の物語は終わりを迎えたわけではなかったのはご存知だっただろうか?
これはそんな彼が駆け始めた、続きの物語である___。
「___ここは…?」
その魂が目覚めたのは、白い空間だった。
しかし、ただ白いだけで何もない…という訳ではなくむしろ逆。まるで駅のプラットホームのような、そんな装いがされた場所。
そんな不思議な場所に一魂だけいた。
いや、言葉を正そうか。
「ここは神と貴様が行き先を決める場所…のような場所だ。死神と呼ばれた元暗殺者の教師よ」
「貴方は…?」
「私か?あぁ失礼した。そうだな…私にはさまざまな名前がある。ハデス、タナトス、アヌビス、エレシュキガル、ヘラ、閻魔大王等…。しかし一通りを通して言えることといえば全て共通して死に関する神の名であることだな。まぁ…好きに呼ぶが良い。私は魂を管理し、死を見届けるただの死神なのだからな」
そこには、魂とは別にもう一つ、神と呼ばれる存在がいた。
「そうですか…。ということは私は…」
「ああ、その通りだ。貴様は無事に彼らに意思を託して…幾千の死を見た私ですら惚れ惚れするような見事な美しき死を遂げた。その職務を果たし、そしてその人生を意味を創り出して…な」
「…本家である死の神にそこまで言われると何だか恥ずかしいですねぇ」
「いや、そうは言うがそこまで恥ずかし照れることはない筈だ。貴様にとっては貴様の道を通り歩いてきただけのことだろう?それが道中、死に彩られてたものだった…としてもな」
そう死の神なる者がいうと頬を掻く雰囲気をさせる魂。
おそらく…色々気恥ずかしく、照れ臭いのだろう。彼なりに辿ってきた道が途中暗く赤い道だったが故に、死の神にそれらを全て知られていることが。
そうこうしている内に…時間はやってくる。
「…さてと時間だ。貴様に選択肢をやろう」
「選択肢…ですか」
「そうだ。まず初めに言うが、他者に振り回され、その上で罪を教師として生徒の教育・保護という形で精算した貴様には地獄へ行く道はない。ない…が、それにしては些か、貴様自身がしてきたことによる業…穢れが多すぎる。よってその穢れを濯ぐために用意したものだ」
「つまり、言い換えれば『その選択肢はどちらも私の業を濯ぐ為のものであり、私自身の罪を裁くものではない』…であってますか?」
「そうだ。そして付け加え足すならば貴様自身がどれを選択しても業は濯ぐことはできる故に、どう選択しても構わない……ということだ。と、少し話し込んでしまったな。時間も押してしまった。故にこれから私が選択肢を貴様に提示するので早急に決めてくれると助かる」
「わかりました」
「ありがとう…では選択肢を話そう。選んでくれ。
一つ、私の補佐や地獄の獄卒として働く道。これは文字通り地獄の番人として、罪人を管理するということである。その場合、一時的に…ではあるが鬼になってもらう。おそらく精神的苦痛が伴うかもしれないな。
二つ、前世の記憶をほぼ持たず、また同じ世界へと生まれ変わる道。普通にしていれば罪や業を重ねず、二度の人生ということでそれらが平均化されるが…正直、これを貴様のような者にあまり勧めはしない。なんせ場合によってはさらに罪と業を重ねる可能性が高くなるが故にな…。それでもというのならば止めはしないが。
…そして、最後。三つ、完全な記憶を持った上で貴様がいる世界と近次元の世界…いわば異世界にいく。これは私が把握している世界に行くというものだ。辿った歴史や常識すらも違うこともありうる。かなりの覚悟を持って挑まなければならないのが欠点か。
さて…一応デメリットと共に選択肢を指し示したが…その上で聞こう。
貴様はどれを選ぶ?」
そう問われた時、魂は考え込み、一つ質問した。
「……すみません、お聞きしたいのですが。三の異世界についてです。もし、私が転生すると決めた場合…転生する世界というのは決まっているのでしょうか?もし決まっているとするならば…私が望めばそこで教育者となることが出来るのでしょうか?」
その言葉と共に思い起こすのは彼らとの一年の教員生活。
楽しかった。
騒がしかった。
忙しかった。
そんな一年だった。
彼らに託したその後、彼らがどう生き、どうなったのかはわからない。
もしかしたら大きな挫折を味わったかもしれない。
もしかしたら思うようにいってないかもしれない。
もしかしたら、想像の斜め上の方へと大成功しているかもしれない。
もしかしたら、自分好みの甘酸っぱい恋模様を描いているかもしれない。
それら全ては自分の想像でしか無い。
その後どうなったかは今の自分には知る方法などない。…否、目の前の存在に尋ねればいい話なのだろうが、尋ねることはしないと決めた。
どうなろうとも彼らを信じているから。
止まって凹んで挫けて泣いたって、きっと立ち直って前に進むと、そう信じているから。
一人一人に自身が教えられる限りの全てを託す教員生活は安心して終わりを告げた。
だから…だからこそ、か。
この質問は『よく似た異世界へ』ではあるが記憶を持って転生することができると聞いた時から浮かんでいた。
生前、同僚にその後を問われた時は世界でも飛び回ろうかと考えていると伝えたが…前言撤回すべきなのだろう。
私はその前にもう一度教育者として生きてみたい気持ちが抑えられきれなかった。
___それを見越していたのだろうか。どこか柔らかな笑みを浮かべながらその存在は答えてくれた。
「そう心配せずとも良い。貴様の行く転生先は貴様に合うように決めている上、もちろん、貴様が努力し望むのならば、差異がいくつかの有る故に道は少しばかし険しけれど、貴様が望む教育者になることができる。そんな世界だ」
その言葉を聞いた瞬間___自身の答えはすでに決まっていた。
「…わかりました。ありがとうございます」
「決めたのか?」
「はい」
「では聞かせてもらおうか?貴様の意思、その判断を」
「私は___」
race.0 転生の時間
これは彼が夢を音の速さで駆け抜ける物語だ。
独自に考えたウマ娘世界の諺・熟語とかの解説、いる?
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いる!
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いらん。
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任せる。
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書けええええぇぇぇ!!!