閃の軌跡〜変わる物語〜   作:名無し名人

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何かストーリーが出来上がったから投稿します。



第6話

リーヴスは帝都ヘイルダムの西側にある都市で元々はカプア男爵家の領地であったが当主が詐欺に遭い財産全て失い、爵位を返上した後は皇帝直轄領となった。原作ではカプア男爵家の跡地にトールズ士官学院第二分校が設立、新Ⅶ組のホームグラウンドとなる……のは数年先の話、今は長閑な街である。

 

フローラ「ん、帰ってきましたね……」

 

列車から降りてリーヴス駅を出たフローラは背伸びをして街を見渡した

 

リィン「あぁ、ロレントに永く滞在していたからな……懐かしいな」

 

リィンも深呼吸して街の空気を味わっていた

 

フローラ「どうしますか?一旦家に戻りますか?」

 

リィン「いや、先に町長に挨拶していこう。……町長宅は元カプア男爵邸の直ぐ下だったよな?」

 

フローラ「はい、では行きましょう」

 

リィン達はカバンを持って歩き出した

 

「お、リィンにフローラの嬢ちゃんじゃねぇか!何時帰って来たんだ?」

 

リィン「ついさっきです。後で店に寄らせて貰いますね」

 

「おう!新作があるから楽しみにしとけよ!」

 

服屋の主人が話しかけ……

 

「おや、リィン君にフローラちゃんじゃないかい、久しぶりだねぇ……リベールでの土産話あるかい?」

 

フローラ「えぇ、落ち着いたらお話しますね」

 

「そうかい、そうかい……楽しみだねぇ…」

 

ベンチに座る老婆が楽しげに笑い

 

「おぉ、リィン君、新しい釣り竿が入荷したよ。どうだい?」

 

リィン「アハハ……手持ちが少ないのでまた後日……」

 

街の住人と親しく話をしながら歩いていき町長宅に着いてドアノッカーを叩いた

 

「は~い!どちら様……まぁまぁ!!リィン君とフローラちゃんじゃないの!何時帰って来たのかしら?」

 

町長の奥さんが出て来てリィン達を見て驚い顔で言った

 

リィン「お久しぶりです。つい先程リーヴスに着いたばかりです。あ、これはお土産です」

 

リィンは土産が入った袋を奥さんに手渡した

 

「まぁまぁ!そんなに気を遣わなくても良いのに……あ、主人も居るから是非上がって頂戴!貴方〜!」

 

奥さんはそう言って町長に知らせに二階に上がって言った

 

フローラ「……えっと?どうしますか?」

 

リィン「まぁ丁度良いからお言葉に甘えて上がらせて貰おう」

 

そう言ってリィン達も家に上がった

 

「おぉ!二人共久しぶりだね!ささ、座りなさい」

 

二階から降りてきた町長がリィン達にソファーに座る様に勧めた

 

リィン「町長お久しぶりです。お元気そうで何よりです」

 

「いやいや、リィン君達も元気そうで良かったよ。リベールも大変そうだったみたいだけど……無事に帰って来てくれてホッとしたよ」

 

リィン「ハハ……それで、俺達が居ない間何か変わった事は無いですか?」

 

「変わった事かね?そうだな……おぉ!そういえばこの前領主様達がリーヴスに戻って来たなぁ!」

 

リィンはフローラと顔を見合わせた

 

リィン「領主って……カプア元男爵の事ですよね?何故……」

 

「さぁ?でも領主様は『人様に迷惑かけたから償いの為に働く』と言っておられたな、そう言えばジョゼットお嬢様の隣にいた少年は初めて見た顔だったな」

 

リィン「(ピクッ)……一行は今もリーヴスに?」

 

「いや、私も一泊位はと勧めたのだが直ぐに離れてしまったよ」

 

リィン「そうですか……」

 

「リィン君達はこのままリーヴスに居るんだろう?」

 

リィン「いえ……リベールの知人が行方不明になってエレボニアに居るとの噂があるので二、三日しか滞在しない予定です」

 

「そう、か……そう言う理由なら仕方無い。そういえば君達の家の鍵はこっちで預かったままだったな、丁度私が持っているから受け取りなさい」

 

町長は胸ポケットから鍵を取り出しリィンに手渡した

 

リィン「ありがとう御座います」

 

「何、若者の役に立てるならこんなに嬉しい事はないからな、この街にいる間はなんでも相談に来なさい」

 

町長の言葉にリィンは一礼して町長宅を後にした

 

フローラ「……ヨシュアさんでしょうか?」

 

フローラは自宅に向う道中でリィンに聞いた

 

リィン「間違い無いだろうが……何でリーヴスに寄ったんだろうな?カプア一味も一応脱獄囚だし……」

 

フローラ「明日街の人に聞いてみましょう。足取りが判るかも……」

 

リィン「だな……っと、着いたな久しぶりの我が家だ……」

 

リィン達が立ち止まった場所はリーヴス駅からそう遠く離れていないアパートメントのすぐ隣……原作トールズ分校生達が寝泊まりする寮の隣の家だった……

 

フローラ「暫く帰っていなかったですから埃が溜まってそうですね……」

 

リィン「ハハ、俺も掃除手伝うさ……さ、中に入るぞ」

 

リィンは鍵を差し込み扉を開けるとやはり埃が溜まっていた……

 

フローラ「……掃除用ドローンも持ってきますね」

 

リィン「うん……俺は窓を全て開けてくる」

 

リィン達は家のそうじを始めた

 

フローラ「リィン様、そこの壺をどかしてください」

 

リィン「判った。こっちの食器は?」

 

フローラ「その棚のは来客用ですので後回しです。こっちの棚の物をテーブルに置いてください」

 

リィン「床も拭き終わったぞ。布巾は使うか?」

 

フローラ「いえ、洗いますので洗濯機に放り込んでください」

 

リィン「この新型人形兵器の図面どこに置けば良い?」

 

フローラ「それは地下室に置いてください。纏めて『アンファング』のコンピューターに入力しときます」

 

 

掃除は順調に進み夜の七時回る前に終わる事が出来た……

 

リィン「ふぅ……疲れたな」

 

フローラ「お疲れ様でした。シャワーを浴びて来て下さい。その間に食事を作りますので」

 

リィン「そうさせて貰うよ」

 

リィンは言葉に甘えてシャワーを浴びに行きフローラは夕食を作り始めた

 

リィン「いい匂いだな」

 

三十分後シャワーから上がったリィンは普段着に着替えてダイニングに来た

 

フローラ「今晩のメニューは山羊肉のフリカッセです。冷めないうちにお召し上がって下さい」

 

フローラは手早く二人分の皿を用意してシチューを配った

 

リィン「それは美味そうだ。では……」

 

『『いただきます』』

 

リーヴスの一日目の夜はこうして終わった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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