閃の軌跡〜変わる物語〜   作:名無し名人

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間話4

カルバート共和国首都イーディス『旧市街』

 

 

フローラ「ゲネシス…「発端」「起原」…ね?随分御大層な名を付けたのねこのオーブメントを作った人物は、何を願い何を遺したかったのかしらね?」

 

先程買った謎のオーブメントを調べてみたけどアーティファクトではなくかと言って現在の人間が作ったとは思えないくらい高度な技術が使われてる事しか分からなかった…

 

 

フローラ「これを作った人物は間違い無く天才ね…一度お目にかかってみたいわね。…まあ今はこっちが先ね」

 

《黒茫街》を出てから尾行されているのを解ってたけど数は…五人、半グレではないわね。そういう事に慣れたマフィアというとこかしらね?目的は…このゲネシスのようね

 

フローラ「さて、どうしようかしら?」

 

このまま走って撒くのも言いけど…あそこが丁度いいわね

 

モブマフィアside

 

全くジェラールさんも人使いが荒いぜ、たった一枚の写真に写るオーブメントを探して来いなんてよ。《黒茫街》に出向いて探してたらまさか本当にあるとはな、だがそのオーブメントはほんのついさっきにメイドが買って行きやがった。

 

銀髪の美人メイドを尾行していたらおあつらえ向きに旧市街に入りやがった。サツの巡回が少ない上目のたんこぶの遊撃士も依頼が無ければこっちには来ねぇ、後はあのメイドを拉致って脅してオーブメントを出させれば良い。その後であのメイドで久々に《楽しめ》るぜ…と、メイドがタバコ屋の手前の路地に入ってた、馬鹿め!そっちは行き止まりだぜ!だが…

 

「あのアマがいねぇぞ!?」

 

「そんな馬鹿な!?ここは行き止まりの筈だ隠れる場所なんてねぇ!」

 

「じゃあどこに消えたんだよ!?」

 

「俺が知るかよ!」

 

「ジ、ジェラールさんになんて報告すりゃいいんだよ!」

 

ヤバイヤバイヤバイヤバイ!目的のブツを持った奴を見つけて置いて見失うなんて…このままじゃあー

 

 

「と、兎に角もう一遍周りを探すぞ!このまま何も成果無しじゃあ俺達は本当に…」

 

「そ、そうだな」

 

その後俺達は探し回ったが遂に見つからずトボトボと帰らざるを得なかった…

 

フローラside

 

フローラ「諦めたようね。まさか壁を登って三階の屋上に居るとはおもわなかったようね、しかし、ジェラールか…確か《A》の幹部の筈よね?そんな奴が何故《ゲネシス》を…?」

 

フローラ「まぁいいわ、取り敢えず下に降りるとしますか」

 

 

 

ー???ー

 

???「つまり何かい?君たちは目的のブツを見つけて置きながら奪えもせず、あまつさえ見失ったと?」

 

 

「は、はい!げ、現在あらゆるルートを張っていますのでや、奴を見かけたら直ぐに取り押さえる手筈を…」

 

だから二度目のチャンスを欲しいって?随分図々しいねぇ…

 

???「どうします。ジェラール?コイツを殺ってしまおうか♥」

 

「ひぃぃぃ!?」

 

ジェラール「良いさ、メルキオル許してやれ。俺は今は凄く気分が良い。気が変わらない内にさっさと件のメイドとやらを探してきな」

 

おや?珍しい、ジェラールがそんな事言うなんて…

 

「あ、有難うございます!」

 

メルキオル「へえ、良かったね。でも…次こんな失態をしたら僕が直々に殺るよ♥」

 

「は、はいぃィィ!」

 

奴に釘を刺して置いてから訊ねる

 

メルキオル「良いのかい?あんな事言って」

 

ジェラール「《ゲネシス》は確かに優先的に確保するが持ち主が解っているなら何時でも奪えるさ、暫くそのメイドに預かってもらおう」

 

メルキオル「ふぅん?で、何か良い事でもあったの?」

 

ジェラールがそこまで機嫌が良いのは滅多に無い筈なんだけど?

 

ジェラール「フフフ、その答を聞きたいならこれから地下に行くが付き合うか?」

 

へぇ…

 

メルキオル「フフ、喜んで♥」

 

この地下は確かジェラールと認められた学者しか入れなかった筈、今のボスにすらここの事を知らない。何をしてるんだろう?

 

 

ジェラール「メルキオル《古代種》を知ってるか?」

 

「なんだい?藪から棒に…?何それ初めて聞いたけど?」

 

ジェラール「遥か昔…古代ゼムリア文明が興る更に前に栄えた種だ。文明を興す程の知能は無かったが種としてはおおいに栄えたそうだ」

 

「ふぅん?それがどうしたの?そんな昔の事がなんの関係が…」

 

ジェラール「まぁ聞け、クロスベルのD∴G教団がクロイス家より《ホムンクルス》を作る技術をもたらされた時教団幹部はこう思ったそうだ」

 

 

ー これを応用すれば化石からでも復元できるのではないのか? ー

 

ジェラール

「ホムンクルスの技術を応用した研究は早速始まり幾つかの失敗を繰り返しながら《それ》は完成したそうだ」

 

はは、まさか♥

 

メルキオル「もしかしてジェラール、この先に…?」 

 

大きな扉の前に立つジェラールに問うと…

 

ジェラール「ハーハッハッハ!あぁ、そうだメルキオル良く見ておけ…これが現代に蘇った《古代種》だ!」

 

扉が開くと其処には…培養槽に入れられた巨大な〘獣〙が!

 

 

「あは♥何これ?…凄い!これが《古代種》なんて大きいんだ♥これは肉食なのかい!?」

 

「あぁ、学者連中に言わせればこれでまだ最大級の種じゃないそうだ」

 

つまりまだ大きいのが居るのか♥

 

「生憎まだコイツ1体だけだがな、いずれ生産体制は整う。メルキオル、想像してみろ。コイツの様な存在が突然イーディスのど真ん中に現れたら?そしてそれが百、いや千、万と出てきたら?」

 

 

あは♥それは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「最高じゃないか!最大級の恐怖と絶望が世界に広がるじゃないか!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




楽しんで頂けたら嬉しいです。
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