閃の軌跡〜変わる物語〜   作:名無し名人

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第24話

「➖️➖️!!」

 

古代種、青髭は怒りの咆哮を挙げた後リィンの方を見て睨みつけた直後猛然とダッシュして来た。流石に群れを率いる長を務めるだけあってそこらの雑魚とは違いスピードは段違いであるが……

 

リィン「……遅いな、ロランス少尉と比べるべくも無い」

 

リィンはそう呟いて剣を構え迎え討とうとしたが奴が嗤った様に見えた

 

リィン「何だ……?奴のあの顔は……ッ!?」

 

その瞬間リィンは嫌な予感がしたのですぐさま後ろに跳んだその時、さっきまでリィンが居た場所に火の玉が着弾した

 

リィン「……まさかそんな隠し玉があったとはな、いやそれぐらいあっても可笑しくないか?」

 

発砲元?の青髭の口からまた火の玉が次々と発射されリィンは難なく躱し続けリィンは奴から少し距離を取った

 

リィン「元からあったのか、それとも『何者』かに手を加えられたのか……まぁ、それは問題では無いな」

 

リィンは己に付いた埃をはたき落とし奴に向き直った。奴は自らの勝ちを確信しているのか目が完璧に嗤っていた、だが……

 

リィン「何を嗤っている?まさかあの程度の攻撃で勝ちを確信したか?だとしたら、とんだ自惚れ野郎だな」

 

奴はリィンが何故恐怖しないのか理解出来ず首を傾げていたが、その瞬間リィンは眼は紅くなり髪は白髪に染まった姿に驚愕して……

 

リィン「見せてやろうか?『上には上がいる』という実例をな…」

 

「!!!?」

 

『恐怖』という感情を初めて感じてそして奴は悟った。目の前にいるのは『餌』じゃない……!敵に回してはいけない類のものだと……圧倒的な『強者』なのだと!

 

「………!」

 

次の瞬間奴は逃げだした。まだ少し生き残っている群れの仲間も見捨てて、だが……

 

リィン「散々暴れといて今更逃げられると思うなよ。責任を取って貰う!」

 

奴の直ぐ後ろにには既にリィンが詰めていた。奴は恐怖に顔を強張らせたままリィンによって首を刎ねられた

 

リィン「ふん、他愛も無いな」

 

リィンは剣に付いた血糊を払い落とし鞘に納めた

 

フローラ「お疲れ様でした。リィン様」

 

リィン「フローラも、残敵は?」

 

フローラ「全て片付きました。一応念の為部下に周辺を見て貰ってますが………来たようですね」

 

捜索を終えた人形兵器達はリィン達の前に立って報告した

 

リィン「周辺には残敵は無し、か……これでユミルは安全だな。他に何かあるか?」

 

「θΠΖξ」

 

リィン「………何?近くに人間の白骨死体があった?その死体が持っていたトランクからこれが出てきた?一体何が……ッ!?」

 

リィンは人形兵器から手渡されたノートをみて驚いた。表紙にはD∴G教団のマークが記されていたからだ

 

フローラ「リィン様……ッ!」

 

リィン「……取り敢えず中を読んでみよう」

 

リィンはノートを開いた。中は日記の様だ

 

●月●●日

 

帝国の協力者によってアイゼンガルド連峰のある場所で『ロッジ』を開設する事に成功した。これで帝国内での活動も容易になるだろう……

 

●月●✗日

 

帝国内での活動は順調、拐った子供を『ロッジ』での《儀式》に使う。何人か犠牲になるが●●●●●の完成には必要な犠牲である。《空の女神》と名乗る偽神から民衆を解放する為に……

 

●月●▲日

 

共和国の同志から面白い物が届いた。何でも《古代種》と呼ばれた太古の生物を蘇らせたという、まだ幼生らしいが興味深い……

 

▲月●●日

 

《古代種》は非常に獰猛で世話するのにも一苦労である。だが制御出来れば我々の戦力として申し分ない。餌は《儀式》に失敗した子供を与えた

 

▲●月●日

 

《古代種》の性別を調べたが全て雄だった。共和国の同志の話ではどうしても雌は生まれないらしく、現状は●●●●●の同志の研究の成果を期待するしか無いらしい

 

●月●●日

 

結社『身喰らう蛇』が我が『ロッジ』を襲ってきた。こちらは大半は研究者で戦えるのは少ない。直に制圧されてしまうだろう。その前にこの《古代種》の卵を持って共和国に逃げなければ………!!

 

……日記はここで途切れている

 

リィン「……どう思う?」

 

リィンは日記を閉じてフローラに尋ねた

 

フローラ「………恐らくこの日記に書かれている『卵』は今回討ち取った『古代種』達の事かと思います」

 

リィン「間違いなくそうだろうな、この日記の持ち主は古代種の卵を持って『ロッジ』とやらを脱出した。けれど直ぐに結社に見つかったのか、事故にあって命を落としたのか……何れにしても卵は奇跡的に割れずに孵化して何体かは知らないが生き延びてあそこまで成長して男爵達を襲いかかるまでになった……傍迷惑な話だな」

 

フローラ「ロッジとやらは潰されたようですが……如何がなさいますか?」

 

リィン「既に潰されてるなら痕跡すら無いだろう……この日記は然るべき処に提出するさ、それよりユミルに戻ろう。向こうも俺達を心配してるだろうし」

 

そう言って日記を懐に仕舞いリィンはユミルに向かって歩き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

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