閃の軌跡〜変わる物語〜   作:名無し名人

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大変お待たせしました


第十六話

リィン「カシウス師兄!」

 

ロレントから大急ぎでブライト邸に戻った俺達は玄関のドアを勢いよく開けてその足で書斎の扉を開けた…

 

カシウス「おおリィン、そんなに慌ててどうした?エステル達の試験は終わったのだろう?」

 

リィン「それどころじゃありません!ルックとパットが…子供達だけで《翡翠の塔》に向かったとギルドに連絡が入りました!」

 

 

カシウス「な ん だ と!!…それで状況は!?」

 

フローラ「現在シェラザードを始めとした正遊撃士が居ない為エステルさんとヨシュアさんが子供達が塔に入る前に保護するために追いかけました!私達はアイナの替わりにカシウス殿に伝える為急いでもどりました!」

 

カシウス「判った!直ぐ支度する!済まないが君達も同行してくれ!!責任は俺が取る!」

 

少し迷ったが子供の生命が掛かってる。手伝える事があれば協力すべきだ!

 

リィン「解りました!フローラは…」

 

フローラ「私も同行します」

 

フローラ「私もそれなりに戦えます!流石にシズナ殿やカシウス殿には負けますが…」

 

微笑みながらもその決意は硬そうだった

 

リィン「師兄…」

 

カシウス「言っただろう?君達も・と、時間が惜しい!民間人協力者としてお願いする!」

 

リィン「解りました!フローラ!行こう!!」

 

フローラ「はい!」

 

カシウス「全速で走るぞ!ついて来い!」

 

『『はい!』』

 

俺達はブライト邸を全速で出てロレントに引返しギルドに立ち寄った

 

カシウス「アイナ!なにか新しい情報はあるか!?」

 

アイナ「あ!ブライトさん…いえ、シェラザードとようやく連絡はつきましたがやはり戻ってくるのに時間が掛かるそうで…」

 

状況は最悪か…!

 

カシウス「わかった!今から俺とリィン達で《翡翠の塔》に向かう!シェラザードが戻ったらそう伝えてくれ!…行くぞ!!」

 

そうして俺達はマルガ山道に向かって走り出した…

 

エステルside

 

《翡翠の塔》前

 

エステル「ねぇヨシュア、此処に来るまで誰にも会わなかったよね?」

 

ヨシュア「うん、やっぱりもう塔の中に入ってしまったんだと思う」

 

拙いわね…塔に入ってしまうと逃げ場が!

 

エステル「猶予はないわ、中にはいるわよ!」

 

ヨシュア「あ、エステルその前にこれ…」

 

これは…ティアの薬?

 

ヨシュア「急だったから二個しか持ってこれなかったからね。一個渡しておくよ」

 

エステル「ありがとう〜、あるとないとじゃ大違いだもん」

 

ヨシュア「どういたしまして、それより早く中を調べないと」

 

おっと、その通りだわ…

 

エステル「良し!じゃあ改めて中に入るわよ!」

 

塔の一層に入ったけどいる気配がない…何処に?

 

ヨシュア「エステル!耳を澄まして!人の声がする…」

 

「……!…?」

 

「……!!…」

 

微かに聞こえるこの声…ルックとパットだわ!

 

エステル「ルックー!!、パットー!!引き返しなさーい!」

 

…反応ないわね、無視したのかしら?

 

ヨシュア「いや、二層に上がったみたいだ。僕達も行こう!」

 

エステル「分かったわ!」

 

「「うわあァァァ!?」」

 

大急ぎで二層に上がると二人の悲鳴が聞こえた!不味い!?

 

エステル「ヨシュア!」

 

ヨシュア「了解!」

 

二人同時に駆けて行くと二人が魔獣に囲まれている!数は7体…こちらから背を向けている。ならば!

 

エステル「はぁぁぁー!せい!!」

 

魔獣「ギャ!?」

 

魔獣「ギイ!?」

 

エステル「遅い!」

 

魔獣「ゲギャ!?」

 

 

一匹目の魔獣の後頭部を叩き込み沈めた後2匹目を首をへし折った時点で3匹目がようやくこちらに気付いたがそのまま側頭部を打ち込まれて動きを止めたのを横目に子供達の前に立った。ヨシュアは…2匹斬り伏せて同じ様にして横に並んだ。

 

「え…?」 

 

「エステルお姉ちゃん!、ヨシュアお兄ちゃん!?」

 

エステル「二人とも、さがってなさい!ヨシュア、一気に畳み掛けるわよ!」

 

ヨシュア「うん!いくよ、アーツ駆動…!」

 

 

残敵は程なくして全て排除した。一般人は兎も角元々私達の実力でも対処出来る魔獣だったから良かった…それよりも!

 

エステル「それで…ルック、パット何故こんなことしたのかしら?(怒)」

 

「う…」

 

「えっと…それは…」

 

話を聞くとどうやらルックは遊撃士になるのが夢で此処を秘密基地として特訓していたとのこと、パットは誘われて着いてきたたらしい…

 

エステル「こ の お 馬 鹿!!魔獣がうろうろしているって散々言われたでしょうが!?帰ったらフローラさんや親御さんにお仕置きされるのを覚悟しときなさい!」

 

「「ごめんなさい…」」

 

ヨシュア「エステル今はその辺にしときなよ。父さんもこちらに向かってだろうし、一刻も早く合流しよう」

 

まぁ確かに…ここから先は保護者の領分ね…

 

エステル「そう…ね、二人とも歩けるわね?」

 

「「う、うん」」

 

エステル「じゃあ、行こっか…しっかし試験日から大変だったわね〜」

 

ヨシュア「まぁそうだね…でも実際の仕事を経験出来たのは大きいと思うよ?子供達も無事保護したし」

 

エステル「そうだけど…リィン達には悪い事しちゃったわね〜大急ぎで父さん呼んでもらったのに」

 

ヨシュア「念には念を入れるのは悪い事じゃないさ、空振りに終わるならそれで…!?エステル!!」

 

塔から出ると目の前の空間が…歪んでる?!ナニよこれ!?

 

ヨシュア「何かが顕れる!?」

 

そう言うと同時に歪みから出て来たのは…全長8アージュもある《巨人》!?

 

エステル「何 な の よ こ い つ はー!?」

 

 

 

 

 

 

 

〘魔 煌 兵 ヘ ヴ ィ ル ヴ ィ〙

 

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