閃の軌跡〜変わる物語〜   作:名無し名人

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第二十二話

ーボース国際空港ー

 

完全に治ったリーシャはリベールを離れると話したので俺達は見送りに来ていた。

 

リーシャ「お世話になりました」

 

リィン「いえ、たいした事はしていないですよ。貴女が決めて行動に移したからこそ結果が出たんです。俺達がしたのはきっかけに過ぎません」

 

リーシャ「フフフ、だとしてもやはり御礼は言うべきですよ。リハビリにも付き合ってもらいましたし…それに」

 

そう言ってリーシャは自分の左手を見つめた

 

リーシャ「古代ゼムリア文明……自分の身でその高度な技術を体感するとは思いませんでしたが…正直リィンさんが話してくれた時予想外で少し理解が追いつきませんでした」

 

 

リィン「まぁ無理もないかと…俺も最初は《生きてる》都市があるなんて思いもしませんでしたし」

 

正直教会に知られたらどうなることやら…

 

リーシャ「《アーティファクト》(古代遺物)ではないにしろ常識外の塊ですからねぇ…フローラさんも含めて、ですが」

 

フローラ「?…確かに《アンファング》は浮遊する都市ですから今の技術では常識外れかも知れませんか、私の身体は残骸から〘即興〙で組み上げただけの物ですので大した物じゃないですよ?」

 

『『…(汗)』』

 

リーシャ「あはは…(即興で人間並みの感情と質感を再現出来る物かしら…?)」

 

リィン「(そこは気にしたら負けでしょう、俺はもう気にしない事にしましたから)」

 

フローラ「…?しかしリーシャさん、大丈夫ですか?幾ら完治したとはいえあの様な〘依頼〙を受けて…」

 

ー 二日前 琥珀の塔前 ー

 

リーシャ「爆雷符!」 

 

ガーゴイル「ーー!?」

 

リーシャの爆雷符によって最後のガーゴイルを仕留め塔前の安全は確保出来た…

 

リーシャ「ふぅ…梃子摺らせてくれたわね」

 

リィン「やはりリーシャさんは強いですね、いともあっさり屠るとは」

 

リーシャ「いえいえ、リィンさんも中々の物でしたよ。流石八葉と黑神を学ぶだけはあります。しかし、この傀儡…ガーゴイルとやらですか、ロレントにも8アージュもの巨人が顕れたと聴いた時は眉唾でしたがこうして実際に見ると信じざるを得ませんね」

 

そう言ってリーシャは胸の前で腕を組むが…その…

 

フローラ「リーシャさん、あの、普段から戦闘着はそれで…?」

 

そう、今のリーシャの姿は原作の様に身体の線が出る服装だから目の遣り場が…

 

リーシャ「?、いえ、《銀》としての《仕事》は男に見せかける為に体型を〘気功〙で操作しているので、もう少し衣服も男性風にしていますよ?」

 

フローラ「そ、そうですか…あら?」

 

フローラが何かに気づき空を見上げていて、其れに釣られて目を遣ると、あれは…鳩?がリーシャの肩に留まった…?その脚に小さな筒、という事は…

 

リィン「其れは…伝書鳩ですか?」

 

リーシャ「えぇ、多分懇意にしている仲介屋の鳩ですね。こういうやって依頼を受ける時もあるんです」

 

フローラ「依頼…ですか?席を外しましょうか?」

 

リーシャ「いえ、そのままで聞いて下さい…『クロスベルの覇権を握る為に貴殿を用心棒として雇いたい 黒月貿易公司 ツァオ』

 

ー現在ー

 

リィン「黒月(ヘイユエ)…表向きは銀行や貿易会社を経営しているが…裏の顔は…」

 

フローラ「共和国最大のシンジケート…そして差出人のツァオ・リーは黒月の幹部にして《白蘭竜》の異名を持ち《月華流》なる拳法を修めてる達人ですね」

 

リーシャ「まぁ、そこは問題じゃありませんね、問題なのは…クロスベルですね」

 

ここのクロスベルも2大国に挟まれた状態なのは変わりはないのだが…少し違うのが

 

リィン「今のクロスベルの民は2大国どころか他の国にも印象は悪いからなぁ…」

 

これには少し訳が有り、原作同様クロスベルの金融業が発展したのだか他国からの投資もあり今クロスベルは日本で言うところのバブルに近い状態であった。

 

 クロスベルの投資家はエレボニアやカルバートの土地を買ったり別荘を建てるのが流行ってるそうだがミラに物を云わせてモラルがない事をするそうだ。

 

例に上げるとレグラムの地にローエングリン城に勝手に近づき写真撮影するのはまだしも城壁に自分の名前を彫ろうとする馬鹿もいたらしい、龍來(ロンライ)でもクロスベル観光客が捨てるゴミが問題になってるそうだ、リベールも徐々に被害が出て来てるらしい…そのせいで余り他国からは《金は落とすが来てほしく無い》と言われている始末である。

 

リーシャ「でもそれはごく一部だとは思いますが…?まぁいろんな意味で火薬庫なのは間違い無いですが」

 

リィン「それでも行くんですね、クロスベルに…?」

 

リーシャ「はい、これからも《銀》として活動していくと決めてる以上依頼を断る選択肢はありません」

 

リィン「そうですか、ではせめてこれを持って行って下さい」

 

俺はリーシャに《ゴスペル》を手渡した

 

リーシャ「?これは…?」

 

フローラ「これは《ゴスペル》と言いまして、《アンファング》に転移する時や施設を使う時に提示する身分証みたいな物です、更に今回渡したのは通信機能も搭載しています。《アンファング》が健在である限りゼムリア大陸の何処だろうが、ノーザンブリアだろうがカルバート東部の砂漠地帯だろうが繋がりますよ」

 

リーシャ「またとんでもない物を…でも有難く戴きます」

 

リィン「それはリーシャさんしか使えない代物ですのでリーシャさんの物です。大事にしてください」

 

フローラ「後、向こうについて一段落したら住所教えて下さい。私からのプレゼントを送りますから」

 

リーシャ「あはは、なにを送られるのやら」

 

〘まもなく王都グランセル行の搭乗が始まります。クロスベル、エレボニア帝国行のお客様はチケットのお買い忘れ無きようお願い致します〙

 

リーシャ「…行ってきます。何か力を貸して欲しい事があったらすぐ連絡してください。直ぐに駆けつけますから」

 

リィン「気をつけて、そっちも困った事があったら遠慮しないで下さい。俺達は《仲間》ですから」

 

リーシャ「はい…!!」

 

そうしてリーシャはクロスベルに旅立った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーおまけー

 

銀〘良いだろう、この契約で貴様等の用心棒をしてやる〙

 

ツァオ「フフフ、それは畳畳これから宜しく頼みますよ?《銀》殿」

 

銀〘フン、契約分の仕事はこなすさ…用がなければ下がらせてもらうぞ?〙

 

ツァオ「あぁ一つ質問良いですか《銀》殿?」

 

銀〘……何だ?下らない質問ならさっさと行かせて貰うぞ〙

 

ツァオ「いえいえ、確か《銀》殿は両目を負傷したと噂が流れていましたのでね…デマだったのかと御本人にお聞きしたいと思いまして…」

 

銀〘………ふん、その噂は事実《だった》さ、今は問題ない〙

 

ツァオ「それはそれは…良かったらその治した医師を紹介してくれませんか?是非雇い…」

 

銀〘…一つ言っておく、彼等に手を出そうものなら私は貴様等を……『殺す』ぞ?覚えておくことだな…もう行くぞ〙

 

ツァオ「おお、怖い怖い」

 

銀(リーシャ)『ここで良いだろう…ふぅ、久しぶりにあの手合いと話したから疲れたわね、さて居住地を探さなきゃ」

 

「ねぇ貴女ちょっと良い?」

 

リーシャ「はい?」

 

イリア「あたしはイリア、イリア・プラティエっていうの、貴女舞台に興味ない?」

 

 

ーおまけ2ー

リーシャ「プレゼントって…メイド服なんて…でもちょっと着てみようかしら」

 

リーシャ「う〜ん、スカート長い方が好みかしらね?ミニスカバージョンはちょっと…でも、悪く無いわね」

 

イリア「リーシャ〜、入るわよ〜?」

 

リーシャ「ゑ…ちょっと待ってくださ…」

 

イリア「リーシャ次のレッスンについて…だ…け…ど?」

 

リーシャ「あ、イ…イリアさん違うんです!こ、これは…」

 

イリア「……ブハ…!(鼻血)」

 

 

リーシャ「イヤ〜!!イリアさんしっかり!?」

 

 

 

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