閃の軌跡〜変わる物語〜   作:名無し名人

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第二話

七燿暦1192年ー???ー

 

リィン「はぁ・・・まさか空中都市だなんて、でも《リベル=アーク》ではないよな?あれはまだリベールの湖に沈んでいるはずだし、それに・・・・なんか《リベル=アーク》とはなにかが違うような?まぁゲーム内の知識だし此処は紛れもなく〘現実〙だ。違うのは当たり前かも知れないな」

 

俺は気を取り直して探索を続けることにした・・・やはり住居区域には誰も居らず食料もない(あったとしても腐ってるだろうが)崩れかけた案内板にはどうやら住居区域は東側に位置していて南側には工業区域、北側には商業区域、西側に行政区があるらしい。とりあえず商業区域に向かう、商業区域もかなり崩れているが探索を始める・・・

 

リィン「とりあえず武器屋らしき店からナイフ一本に釣り竿、そして近くにあった公園らしき場所に何故か生えてたリンゴみたいな木・・・食べれるかな?」

 

ナイフは箱に入ってたおかげで多少錆びついているが問題はないだろう、釣り竿は・・・此処で釣れるのがいるか?リンゴみたいなのは・・・一応紅いし問題はない、と思いたい。

 

リィン「まぁ公園に生えてる木に毒持ちを植える馬鹿は居ないと思うんだけど・・・やはり躊躇うな〜」

 

とはいえお腹が空いてるのは事実だし、食べないと身体が持たないから覚悟を決めていただきます。

 

リィン「・・・・・酸っぱく無ければ甘くも無いな、手入れされていない果樹だからこんなものか?」

 

後は身体に異常がなければとりあえず大丈夫だろう。今はお腹に入れば贅沢は言えないし・・・

 

リィン「工業区域は一応回るか、何かあるかも知れない」

 

そうして向かった工業区域は意外に原型を留めてる建物が多く格納庫らしき建物の中を覗き込むと予想外のものを目にした。

 

リィン「トロイメライ・・・?!何でこんなところにこれが有るんだ?」

 

リベール王国王都グランセルのグランセル城の地下にあった封印区画に、《環》に至る道を塞ぐ《門》と一緒に封印されていた《環の守護者》。《輝く環》を封印していた施設《門》の破壊を目的としていた存在だったが《門》の封印と同時に機能を停止していた・・・筈だけどコレは・・・

 

リィン「かなり昔に放棄されたんだな、完全に壊れてる・・・それに他の人形兵器も」

 

よく見ると周りには封印区画に出てきた人形兵器があちこちに朽ち果てていた。その姿はまさに墓場であった・・・

 

リィン「・・・・・こうして見ると一つの文明が滅びたんだと実感するな、それもこれだけ進んだ科学技術を持った人々が・・・残るのは行政区域か」

 

此処に生活を営んでいたであろう人々に思いを馳せるがこれ以上は特にめぼしい発見はないから足早に工業域区を後にして行政区域に向かう。

 

 行政区域と言っても崩れかけたビルが一棟あるだけだった、中に入ってこのビルの案内板を見つけた。どうやら元々このビルは15階建ての地下2階だったらしい、今残っているのは3階迄で1階は市民の公的サービスの受付等があったらしくそれ専用端末みたいなのが備えられていた。

 

 2階も転入届や転出届、出生届を提出するフロアだったらしい。3階は職員達の会議室や資料室もあったらしいが残念ながら瓦礫の下敷きになっていて調べようもなかった・・・地下の方は1階がイスや机などが置かれていただけであり2階は非常用電源があるだけ、ではなかった。

 

リィン「《関係者以外立入禁止》・・・ね?露骨に怪しいな、これ以上部屋が無いのに扉それもロッカーの後ろに隠しているとは・・・」

 

幸いロッカーは何も入っていない上にぼろぼろだったから今の俺でも簡単に撤去することができた。そして扉を調べたが自動ドアであり当然現在は通電していないので開かない、非常用電源も調べてみたが動かす為のエネルギーもなかった・・・

 

リィン「災害発生時に動力が喪失したときに手動で開く為のハンドルか何があるはず・・・」

 

そうして探すことニ、三分で扉の少し離れた場所にハンドルが見つかったが背が低いのでこのままでは届かないので一旦1階に戻ってイスを取りに行き再びドアのところに戻り、イスの上に乗りハンドルを回してみた・・・・少し固かったけどなんとか回してドアを開けて見たら通路の照明が点いている。

 

リィン「ここだけが別系統の導力源がある上にしかもまだ生きている?」

 

疑問を感じつつも進んでいくとエレベーターが稼働していた。

 

リィン「・・・特に何か認証みたいなものは無いみたいだ。乗れば降りられるけど・・・」

 

今更ながら恐怖を感じるが・・・・それ以上にワクワクしてきた!エレベーターに乗り込むと滑らかに下に降りていき、遂に最下層に到達した。そうして目の前に写ったのは巨大なコンピューターがまだ稼働していた!

 

リィン「でっかいコンピューターだなぁ・・・此処がこの都市の中心部か。調べてみよう」

 

???〘ナニモノダ?〙 

 

リィン「・・・誰?」

 

予想外の声に一瞬呆けて尋ねるもやはり自分以外いない、空耳かとおもったが・・・

 

???〘ワタシハオマエノメノマエニルゾ?〙

 

リィン「まさか、コンピューターから?!人工知能搭載なのか?!」

 

???〘イカニモ、ワタシガオマエニキイタノダ。モウイチドキクナニモノダ?〙

 

コンピューターの問いに驚いたが正直に答える。

 

リィン「俺の名前はリィン、魔獣に襲われて地上から此処に通じる装置を偶然見つけて逃げて来た。君を害する気は無い。」

 

リィン「差し支えなければ君の名前と此処は何処なのか教えてほしい。」

 

???〘・・・・ウソハイッテハイナイヨウダナ、イイダロウ。マズワタシノナマエハ●●●●ソシテコノ都市ハ《リベル=アーク》ノプロトタイプ、ソシテ《輝く環》ヲツクリダシダ場所デモアル・・・!〙

 

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